セキュリティ対策

【パソコンが重い!】ウイルス感染のサインかも?専門家が詳しく解説

パソコンの動作が遅くなったり、反応が鈍くなったりすることはありませんか?

パソコンの使用を続けていると、ある時点で端末の動作が遅くなったり、バッテリーの消耗が早くなったりする現象に直面します。これらの症状は、一見すると単なる使用年数による劣化のように思えるかもしれません。しかし、実はその症状は別の可能性も指摘しています。

本記事では、パソコンが重くなる原因や、ウイルス感染の疑いがある場合の症状、そして適切な対処法について、フォレンジック調査の専門家が分かりやすく解説します。

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パソコンが重くなる時に考えられる3つの原因

パソコンが重くなる時はなんらかのトラブルが発生している可能性があります。まずはトラブルが発生している原因をみつけて、状況に合わせた適切な対処する必要があります。

システムリソースの不足

システムリソースとは、コンピューターやスマートフォンなどの電子デバイスが正常に動作するために必要な、ハードウェアやソフトウェアの要素のことを指します。

システムリソースの中でも、RAMやCPUなどのコンピューターの主要な処理能力が、不足すると、パソコンの動作が遅くなります。

ウイルスに感染していなくても、多くのプログラムを同時に実行したり、大きなファイルを処理したりすると、リソースが枯渇し、パフォーマンスが低下する可能性があります。

ハードウェアの問題

HDDやSSD等のハードドライブの断片化や劣化、CPUの過熱などのハードウェア問題も、パソコンの動作を遅くする原因となります。

特に古いパソコンでは、ハードウェアの経年劣化がパフォーマンス低下につながることがあります。

ウイルス感染による影響

パソコンの動作が急に遅くなった場合、ウイルス感染を疑う必要もあります。ウイルスはシステムリソースを消費し、バックグラウンドで不正な活動を行うため、全体的なパフォーマンスが低下します。

これらのリソースは、デバイスの性能や処理能力を決定する重要な要因となります。

ウイルス感染による影響でパソコンが重くなる理由

なぜウイルスに感染すると、ウイルスがシステムリソースを消費し、パソコンが重くなりパフォーマンスが低下してしまうのでしょうか?

システムリソースを大量に消費する「リソース消費型ウイルス」は、パフォーマンスに深刻な影響を与えるため、注意が必要です。以下に、最も危険なリソース消費型ウイルスの種類紹介します。

レジデントウイルス(メモリ常駐型ウイルス)

レジデントウイルスは、コンピューターのメモリ(RAM)に常駐し、システム操作に干渉します。このタイプのウイルスは、アンチウイルスソフトウェアのファイルにさえ感染する可能性があり、検出と駆除が非常に困難です。常時活動状態にあるため、CPUとメモリリソースを継続的に消費し、システム全体の応答性を著しく低下させます。

クリプトジャッカー

クリプトジャッカーはクリプトジャッキングマルウェアとも呼ばれます。クリプトジャッキングマルウェアは、被害者のコンピューターリソースを密かに利用して暗号通貨をマイニングします。

このタイプのマルウェアは、CPUパワーを大量に消費し、デバイスの性能を低下させるだけでなく、電気代の増加にもつながります。

ワーム

ワームは自己複製型のマルウェアで、ネットワーク全体に急速に拡散する能力を持ちます。システムの脆弱性を利用して移動し、感染したデバイスのネットワークパフォーマンスを著しく低下させます。

大量の複製プロセスにより、CPUとメモリの使用率が急激に上昇し、システム全体が遅くなる原因となります。

ルートキット

ルートキットは、システム内に潜伏し、その存在を隠蔽するように設計されたマルウェアです。

管理者権限を獲得し、システムの深部で動作するため、検出が非常に困難です。バックグラウンドで継続的に動作し、システムリソースを消費しながら、不正アクセスやデータ窃取などの悪意ある活動を行います。

ルートキットは、窃取した情報を外部に送信するスパイウェアを含む、他のマルウェアの活動を支援するためのプラットフォームとして機能することが多く、より広範囲で深刻な脅威となる可能性があります。

トロイの木馬

トロイの木馬は、正当なソフトウェアを装って侵入し、システム内で様々な悪意ある活動を行います。バンキングトロイやスパイウェアなどの亜種は、バックグラウンドで継続的に動作し、ユーザーの気づかないうちにシステムリソースを消費します。

パソコンのウイルス感染を疑うべき症状

パソコンが重くなる症状は、ウイルス感染が要因となっている可能性を示唆しています。ここではどんな症状が、ウイルス感染している可能性があるのか紹介します。

著しい動作の遅延

ウイルス感染の典型的な症状として、パソコンの動作が突然著しく遅くなることが挙げられます。プログラムの起動に時間がかかったり、ファイルの開閉が遅くなったりする場合は、ウイルス感染を疑う必要があります。

不審なプログラムの自動実行

知らないプログラムが勝手に起動したり、見覚えのないアイコンがデスクトップに表示されたりする場合も、ウイルス感染の可能性が高いです。

異常なネットワーク活動

インターネットを使用していないのに、急にネットワーク通信が活発になる場合は要注意です。ウイルスが外部のサーバーと通信を行ったり、他のコンピューターに感染を広げようとしたりしている可能性があります。

ウイルスに感染しているかの確認、ウイルスが検出された場合の対処法を知りたい方はこちらをご確認ください。

>>パソコンがウイルス感染した時の初動対応と調査方法を専門会社が解説

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ウイルスに感染した時に考えられる被害

コンピューターウイルスの脅威は年々進化し、その被害は個人から企業まで幅広く影響を及ぼしています。ウイルス感染によって引き起こされる被害は、単なる不便さにとどまらず、重大な損失につながる可能性があります

以下に、主な被害とその影響について解説します。

個人情報や機密データの流出

ウイルスに感染すると、パスワードやクレジットカード情報などの個人情報が盗まれる危険性があります。また、企業の機密データが流出する可能性もあり、深刻な被害につながる可能性があります。

金銭的被害(詐欺による要求、復旧や調査に関わる負担)

マルウェアによる悪質なウイルスに感染すると、データの復旧と引き換えに身代金を要求される場合があります。また、ウイルス駆除や被害調査にかかる費用も無視できません。

データの破損や消失

ウイルスによっては、パソコン内のファイルを破壊したり、暗号化したりすることがあります。重要なデータが失われる可能性があるため、定期的なバックアップが重要です。

他者へのウイルス拡散(ネットワーク経由)

感染したパソコンがネットワークに接続されていると、他のデバイスにもウイルスが広がる可能性があります。これにより、組織全体のシステムが危険にさらされる可能性があります。

パソコンが重くなることを防ぐための日常対策

パソコンの動作が重くなることは、多くのユーザーにとって悩みの種です。しかし、日々のちょっとした心がけで、パソコンの軽快な動作を長く保つことができます。以下に、パソコンが重くなるのを防ぐための効果的な日常対策をご紹介します。

定期的な再起動

多くのユーザーがパソコンをスリープモードにしたままで長期間使用していますが、これはメモリの蓄積につながります。定期的な再起動は、メモリをリフレッシュし、システムの動作を改善する簡単な方法です

セキュリティソフトの定期更新

セキュリティソフトを常に最新の状態に保つことで、新種のウイルスや脅威から保護することができます。自動更新機能を有効にし、定期的に手動でも更新を確認しましょう。

OSとアプリケーションの最新化

オペレーティングシステムやアプリケーションを最新の状態に保つことで、既知の脆弱性を修正し、セキュリティを強化できます。

自動更新を有効にし、重要なセキュリティパッチを迅速に適用しましょう。

不審なメールや添付ファイルの取り扱い

不審なメールや添付ファイルは開かないようにしましょう。特に、知らない送信者からのメールや、予期しない添付ファイルには注意が必要です。

リンクをクリックする前に、その安全性を確認することも重要です。

まとめ

パソコンの動作が重くなった場合、ウイルス感染を含む様々な原因が考えられます。

定期的なメンテナンスと適切なセキュリティ対策を行うことで、多くの問題を予防できますが、ウイルス対策は一度行えば終わりではありません。技術の進化とともに脅威も変化するため、継続的な警戒と対策の更新が重要です。日々の小さな努力が、デジタル生活の大きな安心につながるのです。

また、ウイルス感染が疑われる場合は、迅速かつ適切な対応が重要です。

自力での対応が困難な場合は、専門家のサポートを受けることをためらわず相談することを強くお勧めいたします。

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よくある質問

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対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。

土日祝も対応してもらえますか?

可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。

匿名相談は可能でしょうか?

もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。

この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数39,451件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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