サイバー攻撃

代表的なサイバー攻撃の種類は?被害事例や対策を専門業者が解説

plead マルウェア

サイバー攻撃は年々手口が巧妙化し、攻撃の種類も増加しています。一概にサーバー攻撃といっても、攻撃の目的や手法によって様々な種類に分類できることを知っていますか?

サイバー攻撃の種類の各特徴ごとにセキュリティ対策を実施しなければ、情報漏えいや金銭被害が発生する可能性があります。また、特徴を抑えておかなければ、もし被害が発生した時に、何が起きていいるか、どう対処していいか判断できません。

本記事では、11種類の代表的なサイバー攻撃や被害事例を紹介します。万が一サイバー攻撃を受けた場合は、早急に状況を調査し被害を把握しましょう。

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サイバー攻撃とは

サイバー攻撃とは、コンピューターシステム、ネットワーク、サービス、デバイスなどに対しての意図的な攻撃行為を指します。サイバー攻撃を受けると、以下のような被害が発生する恐れがあります。

  • 知的財産、個人情報が漏えいする
  • サイトが改ざんされる
  • データを暗号化され、それと引き換えに金銭を要求される
  • 遠隔操作される

サイバー攻撃には無差別に攻撃するものから、標的を定めて攻撃するものまで多岐にわたります。仮に企業が保有する個人情報が漏えいした場合、被害の状況を詳しく調査して個人情報保護委員会に報告と被害を受ける可能性がある個人に通知する義務があります。報告を怠ると罰金刑が科されたり、ブランドイメージが低下する可能性があります。個人情報保護委員会に報告するための報告資料の作成は、自社調査ではなく、第三者機関にて信頼性の高い報告書類を作成する必要があります。第三者機関の客観的な調査でなければ、調査結果の正当性が認められない可能性があります。

デジタルデータフォレンジックでは、サイバー攻撃被害が発生したパソコンやスマホを調査して、攻撃事実の確認・被害範囲の特定・報告用レポートの作成が可能です。是非お気軽にご相談ください。

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サイバー攻撃の種類

サイバー攻撃の代表的な種類は以下のとおりです。

マルウェア攻撃

マルウェア攻撃とは、悪意のあるソフトウェア(マルウェア)を利用してコンピューターシステムやネットワークに侵入し、悪意のある目的を達成する試みを指します。マルウェアに感染すると、ファイルの破損や個人情報の漏えい、金銭的被害が発生する可能性があります。マルウェアは一種類だけでなく、ランサムウェア・Emotet(エモテット)・トロイの木馬など様々な種類があります。

マルウェアに関しては下記の記事でも詳しく解説しています。

ランサムウェア

ランサムウェアは、コンピューター上のファイルを暗号化し、身代金の支払いを要求するマルウェアの一種です。感染後はファイルを復号化するために、指示に従って身代金を支払うよう要求されます。

以前は不特定多数に対する「ばらまき型」が主流でしたが、近年では、特定の企業や組織を標的に身代金を要求するケースが増加しています。また、身代金の支払いを拒否すれば盗んだデータを公開すると脅迫する「二重恐喝」が主流になっています。

ランサムウェアの詳しい対処法については、下記の記事で解説しています。

https://digitaldata-forensics.com/column/ransomware/emergency/1305/

Emotet(エモテット)

Emotet(エモテット)とは、トロイの木馬型のマルウェアであり、特にランサムウェアの配信手段として知られています。スパムメールを介して感染する方法が主流になりつつあります。

Emotetに感染すると、メールアドレスなどの情報をもとにばらまき攻撃の踏み台にされます。顧客や取引先にマルウェアが添付された不正メールが送信され、さらなる被害の拡大につながる恐れがあるため注意が必要です。

Emotet(エモテット)については下記の記事でも詳しく解説しています。

https://digitaldata-forensics.com/column/cyber_security/2803/

トロイの木馬

トロイの木馬とは、無害なソフトウェアやファイルに偽装して、コンピュータ内に不正に侵入するマルウェアです。不正なwebサイトにアクセスしたり、不正なファイル・ソフトウェアをインストールすることで感染します。

トロイの木馬は無害なソフトウェアやファイルに偽装するため、感染を発見し難いため、知らない内にコンピュータを乗っ取られる可能性があります。

トロイの木馬に感染したときの対処法は下記の記事で解説しています。

「トロイの木馬に感染しました」の警告は詐欺?消し方を解説「トロイの木馬に感染しました」といった警告表示は詐欺です。偽警告の見分け方や対応方法を解説します。デジタルデータフォレンジック(DDF)は24時間365日受付/法人様は最短30分で初動対応打合せ/即日現地駆けつけも可能。累積3.9万件以上のご相談実績をもとに、原因や被害状況などスピーディーに調査。...

標的型攻撃

標的型攻撃とは、機密情報の窃取などを目的に特定のターゲットを狙って行うサイバー攻撃です。特定分野の企業や組織の従業員に対し、webメールや脆弱性を利用して攻撃を仕掛けます。不特定多数を対象にしたサイバー攻撃と異なり、標的に合わせて手法を変化させるため、異変に気付きにくく被害が拡大しやすいという特徴があります。

標的型攻撃については下記の記事でも詳しく解説しています。

ゼロデイ攻撃

ゼロデイ攻撃とは、OSやソフトウェアなどの脆弱性が発覚してから対策が講じられるまでの空白期間を狙うサイバー攻撃です。セキュリティ上の欠陥を修正できるプログラムが公開される前の状態を「0日(ゼロデイ)」としたことが由来となっています。

ゼロデイ攻撃では、攻撃者が最初に脆弱性に気づき、それを利用した不正プログラムを開発・拡散します。この一連の動きは、企業が脆弱性に気づく前、または対策が完了する前に行われるため、無防備の状態で多くのコンピュータが攻撃されてしまいます。攻撃を受けると、機密情報が漏えいしたり金銭を要求されたりする恐れがあるため注意が必要です。

ゼロデイ攻撃については下記の記事でも詳しく解説しています。

ゼロデイ攻撃とは?用語や特徴、被害事例について徹底解説おすすめ専門業者も紹介ゼロデイ攻撃はシステムの脆弱性を狙った攻撃方法を言います。どの製品にも脆弱性は存在するため、セキュリティ対策を行っていても、決して万全な対策とは言えません。この記事では、ゼロデイ攻撃の特徴から事例、対処法について解説しています。デジタルデータフォレンジックではハッキングの経路や被害を迅速に調査し、問題解決に貢献します。365日年中無休・相談見積無料。...

SQLインジェクション攻撃

SQLインジェクションとは、データベースを操作するときに用いられるSQLを利用したサイバー攻撃です。攻撃者は脆弱性のあるwebサイトの入力フォームや検索ボックスなどに不正なSQL文を入力します。セキュリティ対策が不十分である場合、悪意あるSQL文を不正なものと判断できずに実行してしまい、データベース内の情報の閲覧や抽出・改ざんなどの被害が発生する恐れがあります。

SQLインジェクション攻撃については下記の記事でも詳しく解説しています。

WEBサイトの改ざんとは?手口や被害調査の方法を紹介WEBサイトの改ざんの被害を受けた場合、管理者の意図に反する情報の発信や悪意のあるプログラムが埋め込まれて閲覧したユーザーにまで被害が及ぶことがあるため非常に危険です。WEBサイトが改ざんされる原因やその手口、および被害調査の方法などについて解説します。...

DoS/DDoS攻撃

DoS/DDoS攻撃は、コンピュータシステムやネットワークに対する攻撃の一種です。ターゲットとなるwebサイトに大量のリクエストを送り過度な負荷をかけることで、サーバー機能を停止させます。DDoS攻撃では一台のコンピュータを使用して攻撃を行い、DDoS攻撃では複数のコンピュータを使用して攻撃を行います。

フィッシング攻撃

フィッシング攻撃とは、偽のwebサイトにアクセスさせて個人情報を盗む詐欺です。手口の巧妙化により、リンクや接続先のwebサイトを見ても偽サイトだと見極めることが難しくなっています。フィッシング攻撃を受けると、個人情報が漏えいしたりあらゆるマルウェアに感染する恐れがあるため注意しましょう。

フィッシングメールを開いてしまった場合の対処法については下記の記事で解説しています。

https://digitaldata-forensics.com/column/cyber_security/7197/

ブルートフォース攻撃

ブルートフォース攻撃とは、パソコンやスマホなどやアカウントのパスワードシステムのパスワードを総当たりで試す方法です。例えば4桁のパスワードが設定されている場合、攻撃者は「0000」から「9999」まで何千といったパターンを順番に試して正しい組み合わせを見つけ出します。パスワードを打破されると、データの窃取や改ざんが行われる可能性があります。

パスワードリスト攻撃

パスワードリスト攻撃とは、よく使われる単語や一般的なパスワードをリストアップして不正アクセスを試みることです。キーボードを左から順に打っただけの「qwerty」「123456」などが含まれます。コンピュータプログラムを使用して数千から数百万の一般的なパスワードを順番に試すため、簡単なパスワードを設定している場合は見破られる可能性が高くなります。

セッションハイジャック

セッションとは、ユーザーがサーバーへ接続を開始してから通信が終了するまでの一連の流れのことです。セッションハイジャックが起こるとセッションを不正に奪取され、サーバーに不正にアクセスされたり、個人情報を盗まれたりします。

バッファオーバーフロー攻撃

意図的にメモリの容量以上の情報を入力し、不具合を発生させる攻撃です。バッファオーバーフロー攻撃を受けると、DoS/DDoS攻撃の踏み台にされたり、プログラムの権限を奪われ機密情報が流出したりします。

サプライチェーン攻撃

サプライチェーンとは、原材料の調達、製品の製造、流通、販売など、製品やサービスを提供するために必要な一連のプロセスのことです。サプライチェーン攻撃では、サプライチェーン内に組み込まれた脆弱なネットワークやサービスに侵入します。侵入が難しいセキュリティレベルの高い標的を直接狙うのではなく、比較的セキュリティレベルの低い取引先や子会社を経由することで、本来のターゲットへの侵入が可能になります。

サイバー攻撃の被害調査をしたい場合は専門業者に相談する

サイバー攻撃、不正アクセス、マルウェア感染のような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。

特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。

>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説

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この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数39,451件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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