DDF DDF
電話で相談する
0120-900-952
年中無休・24時間受付
電話でのお問い合わせはこちら
お問い合わせお問い合わせ
ニュース・被害事例

郡上八幡通販サイトの不正アクセスで約3,000件の情報漏えいの恐れ

ニュース記事「郡上八幡通販サイトの不正アクセスで約3,000件の情報漏えいの恐れ」

2025年8月、岐阜県の郡上八幡産業振興公社は、運営する特産品通販サイトが不正アクセスを受け、約3,000人分のクレジットカード情報や利用者情報が流出した可能性があり、一部で不正使用の恐れがあると発表しました。

本記事では、公式リリースや報道をもとに、事件の概要をわかりやすく整理して解説していきます。

出典:Yahoo!Japanニュース

岐阜・郡上八幡産業振興公社の不正アクセス被害について

2024年5月15日、岐阜県警から利用者のクレジットカード情報流出の懸念について指摘を受けた郡上八幡産業振興公社は、2024年6月10日に運営する「郡上八幡屋-特産品通販-」でのカード決済を停止しました。

その後、第三者調査機関による調査を実施し、2025年2月9日の調査完了時点で、顧客情報6,920件およびクレジットカード情報2,972件が閲覧された可能性があることが判明し、一部では不正利用の恐れも確認されました。

調査によると、2021年3月28日から2024年5月17日の間に、「郡上八幡屋-特産品通販-」のシステムの一部に存在した脆弱性を悪用した第三者による不正アクセスが発生。ペイメントアプリケーションが改ざんされ、クレジットカード情報や顧客情報が外部から閲覧された可能性があります。

漏えいの可能性がある情報

  • クレジットカード決済利用者(2,972名/2021年3月28日〜2024年5月17日)
    会員番号、有効期限、セキュリティコード
    ※該当するお客様には別途書状で個別に案内
  • 顧客情報入力経験者(6,920名/2021年3月28日〜2024年5月17日)
    加盟店ECサイトのユーザ情報(ログイン用メールアドレス、パスワード、電話番号)、データベース上の個人データ(氏名、住所、電話番号、購入品など)
    ※該当するお客様には別途書状で個別に案内

利用者への対応

郡上八幡屋は、クレジットカード会社と連携し、該当カードによる取引のモニタリングを継続。不正利用防止と早期発見に努めています。カード再発行を希望する場合は、再発行手数料を利用者が負担しないようカード会社に依頼しています。

利用者に対しては、クレジットカードの利用明細に身に覚えのない請求がないか確認し、不審な請求があればカード裏面記載の発行会社へ速やかに連絡するよう呼びかけています。

再発防止策とサイト再開について

同社は今回の事態を厳粛に受け止め、調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策および監視体制の強化を実施しています。改修後の「郡上八幡屋-特産品通販-」の再開日については、決定次第公式サイトで公表するとしています。

また、今回の不正アクセスについては、監督官庁である個人情報保護委員会へ2024年6月6日に報告済みであり、2024年5月15日には所轄警察署へ被害申告を行っており、今後も捜査に全面的に協力するとしています。

出典:郡上八幡屋-特産品通販-公式サイト

不正アクセスを受けた場合はフォレンジック調査が有効

不正アクセスが発生した際は、被害範囲や侵入経路を正確に把握しなければ、適切な対応や再発防止策を講じることはできません。そのため、専門的な解析技術を用いるフォレンジック調査の実施が有効です。

フォレンジック調査とは、サイバー攻撃、情報漏えい、データ改ざんなどのセキュリティ関連インシデントが発生した際に、その原因を特定し、被害の範囲や影響を明らかにするための詳細な調査手法です。

もともとフォレンジック調査は、犯罪や事件が起きた時、その現場から犯行の手掛かりとなる「鑑識」を指していました。特にデジタルデータからの証拠収集・分析は「デジタル鑑識」あるいは「デジタル・フォレンジック」とも呼ばれます。

被害発生時にフォレンジック調査が有効な理由は次の通りです。

  • 侵入経路の特定:攻撃者がどこから侵入したかを明確にする
  • 被害範囲の可視化:影響を受けたデータやシステムを把握する
  • 証拠となるデータ保全:法的対応や保険請求に備えて証拠データを安全に保存する
  • 再発防止策の策定:調査結果を基にセキュリティ体制を強化する

インシデントの内容によっては、個人情報保護委員会など特定の機関への報告義務が発生する場合があります。自社のみで調査を行うと、報告書が認められないケースもあるため、第三者機関による調査が一般的です。

個人情報保護委員会 報告
情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説個人情報の漏えいが発生した企業、団体は国の個人情報保護委員会へ報告義務が課せられています。 24時間365日受付/法人様は最短30分で初動対応打合せ/即日現地駆けつけも可能。デジタルデータフォレンジック(DDF)は、官公庁・上場企業・捜査機関・法律事務所等で実績多数! 累積39,451件以上のご相談実績をもとに、インシデント原因や被害状況などスピーディーに調査します。 ...

弊社デジタルデータフォレンジック(DDF)では、情報漏えい調査(ダークウェブ調査)、ランサムウェア、サイバー攻撃や不正アクセスの原因特定、被害範囲調査などを実施しています。官公庁、上場企業、捜査機関など、多様な組織のインシデント対応実績があり、相談や見積もりは無料、24時間365日体制でご依頼を受け付けています。

早期対応が被害拡大防止の鍵となりますので、まずはご相談ください。

サイバーセキュリティ対策を行いたい方へ

当社は累計約3.9万件ものサイバーインシデント対応実績があり、情報漏えいを引き起こさないための対策方法など豊富な知見を有しています。当社のサイバーセキュリティ専門家が、事前の予防から万が一の対応まで徹底サポートいたします。
24時間365日で無料相談を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

どこに依頼するか迷ったら、相談実績が累計39,451件以上(※1)デジタルデータフォレンジック(DDF)がおすすめ
データ復旧業者14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※2)とフォレンジック技術で他社で調査が難しいケースでも幅広く対応でき、警察・捜査機関からの感謝状の受領実績も多数。
相談からお見積まで完全無料

※1 累計ご相談件数39,451件を突破(期間:2016年9月1日~)
※2 データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)

まとめ

今回の記事は岐阜・郡上八幡産業振興公社が運営する「郡上八幡屋-特産品通販-」に対する不正アクセスの事案について解説しました。

不正アクセスによる情報漏えいやその対応方法については、関連する解説記事でも詳しく紹介していますので、ぜひご参照ください。

関連記事

不正アクセスの被害を防ぐ対策とは?専門家が徹底解説
効果的な不正アクセス対策とは?専門家が徹底解説この記事では、不正アクセスによる被害を防ぐための対策について、専門家が詳しく解説しています。インターネット上での個人情報や企業情報の漏洩は深刻な問題であり、セキュリティ対策はますます重要性を増しています。記事では、不正アクセスの手口やその被害、セキュリティ対策などについて説明しています。不正アクセスによる被害を未然に防ぐために、ぜひ参考にしてください。デジタルデータフォレンジックは、官公庁、上場企業、捜査機関や法律事務所など、幅広い対応実績があり、サイバー攻撃による情報漏えいから企業の社内不正まで調査を行っています。...

この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数39,451件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

電話で相談するメールで相談する
フォームでのお問い合わせはこちら
  • 入力
  • 矢印
  • 送信完了
必 須
任 意
任 意
任 意
必 須
必 須
必 須
必 須
必 須
必 須
簡易アンケートにご協力お願いいたします。(当てはまるものを選択してください) 
 ハッキングや情報漏洩を防止するセキュリティ対策に興味がある
 社内不正の防止・PCの監視システムに興味がある