ランサムウェアは、ネットワーク上の端末やファイルを暗号化するマルウェアで、復号キーと引き換えに身代金を要求し、支払わなければ情報をWeb上に公開すると脅迫します。
感染するとネットワーク上で感染が拡大し、さらに対応が遅れると、データの消失や業務の停止など会社に大きな被害を与える可能性があります。
大企業の事例では、数億円の対策費用が発生し、中小企業では倒産の可能性もあることから、インシデント時は適切かつ迅速な初動対応が求められます。
この記事では、企業に求められる被害報告のあり方やランサムウェアの対処法を解説します。ぜひ参考にしてください。
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目次
ランサムウェアとは
ランサムウェアは、金銭を要求するマルウェアです。感染すると端末等に保存されているデータを暗号化して使用できない状態にし、データの復号と引き換えに身代金を要求します。
従来は、フィッシングメールなど不特定多数を狙った攻撃が主流でしたが、近年では、標的型攻撃やゼロデイ攻撃など、より巧妙な感染経路が用いられています。
また特定の個人や企業・団体等を標的とした上で、データを暗号化して身代金を要求した後、「データを流出させる」と脅迫する「二重恐喝(ダブルエクストーション)」の手口が増加しており、被害も拡大しています。
ランサムウェアに遭遇した場合の被害事例、感染経路・調査方法はこちら
ランサムウェア感染時の被害報告の流れ
ランサムウェア感染時の被害報告の流れは次のとおりです
- まずは被害状況を把握する
- 個人情報保護委員会への被害報告を忘れない
- 顧客・取引先への通知/発生した被害の共有・公表
まずは被害状況を把握する
ランサムウェアに感染したことが確認できたら、まず被害の規模を把握し、被害がどの程度広がっているのかを判断する必要があります。被害の規模を把握することで、適切な対応を検討することができます。
被害の状況を把握するためには、以下の項目を確認する必要があります。
- 感染した端末の台数
- 感染した端末に保存されているデータ
- 感染経路
- 暗号化されたファイルの種類
個人情報保護委員会への被害報告を忘れない
個人情報を保有する事業者は、データ漏えい被害などを把握したら、問題に気付いてから速やかに個人情報保護委員会に報告する必要があります。
2022年4月1日施行の個人情報保護法改正では、悪意ある第三者による「個人情報漏えい」および「個人の権利利益を害するおそれの高い情報漏えい」がある場合、個人情報保護委員会への報告を義務化することが定められました。
報告の遅滞・隠ぺいは、行政処分や損害賠償請求の対象となる可能性があります。したがって、情報漏えいが発生した場合は、速やかに行政機関に報告を行うことが重要です。
サイバー攻撃・マルウェア感染・ランサムウェア攻撃を受けた場合、情報詐取が行われている可能性が高いことから、感染被害や不正アクセスが確認された時点で、個人情報保護委員会への通知と、被害状況の具体的な確認・調査をおこなう必要があります。
情報漏えい時における個人情報保護委員会への報告義務についてはこちら
顧客・取引先への通知/発生した被害の共有・公表
ランサムウェア被害が発生した場合、公表は必ずしも必要ではありませんが、場合によっては検討すべき重要な選択肢となります。
たとえば顧客のプライバシーや取引先の事業に大きな影響を与えるような被害が発生した場合、公表することで、顧客や取引先の不安や混乱を解消し、信頼関係の継続につなげることができます。
特に個人情報や機密データの流出を隠ぺいすると罰金が科せられることがあります。被害を通知することは、企業に求められるコンプライアンスであり、公表控えは不信感を招くだけでなく、次のようなリスクにつながる可能性があります。
- 顧客や取引先からの賠償請求
- 行政処分
- ブランドイメージの低下
公表は早急に行うことが理想ですが、被害状況が把握できない段階で自社調査を行ったり、不完全なまま公表を行ったりすると、誤った情報が伝わり、信頼を失う可能性があります。
仮にランサムウェアの被害を調査・公表する場合は、法的な調査報告書を発行できる第三者機関に「調査」を依頼し、侵入経路・影響範囲・対応状況などを把握した上で、適切なタイミングで公表を行いましょう。この際、ホームページ、プレスリリース、マスコミ向けの記者会見など、複数の方法から段階的に公表を行うことも検討しておきましょう。
企業の情報漏えいインシデント対応が義務化されています
2022年4月から改正個人情報保護法が施行されました
2022年4月に施行された「改正個人情報保護法」では、個人データの漏えい、あるいは漏えいが発生する可能性がある場合、報告と通知が法人に義務付けられました。違反した企業には最大1億円以下の罰金が科せられる可能性もあります。
もし、マルウェア・ランサムウェア感染、不正アクセス、社内不正、情報持ち出しのような情報セキュリティ上の問題が発生した場合、まずは感染経路や漏えいしたデータの有無などを確認することが重要です。
ただ、調査を行うには、デジタルデータの収集・解析などの専門技術が必要です。これは自社のみで対応するのが困難なため、個人情報の漏えいが発生した、もしくは疑われる場合は、速やかにフォレンジック専門家に相談し、調査を実施することをおすすめします。
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ランサムウェア感染時に有効なフォレンジック調査とは
ランサムウェアに感染し、適切な対処ができる企業はほとんどありません。むしろ自社だけで対応を判断するのが一番のリスクです。ランサムウェアに感染した場合、情報漏えいや更なるサイバー攻撃被害が疑われるため、まずはサイバーセキュリティの専門家と提携して感染原因の究明や被害範囲の特定を行うことが重要です。
この際、有効なのが「フォレンジック調査」です。
フォレンジック調査とは、コンピュータやネットワークに保存されたデータやログを分析し、インシデントの原因や経緯、影響範囲を解明する調査手法です。ランサムウェアの感染調査では駆除・隔離に加えて、侵入経路や情報漏えいの有無を確認することができます。
私たちデジタルデータフォレンジックは、官公庁、上場企業、捜査機関等を含む幅広いインシデントに対応経験があり、攻撃に使用された侵入経路や漏えいデータを迅速に特定します。ご相談や詳細な情報については、いつでもお気軽にお問い合わせください。
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フォレンジック調査の詳細については下記の記事で詳しく解説しています。
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ランサムウェアによる被害の実態
ランサムウェアの被害は年々増加しており、その手口は悪質化しています。特に、リモートワークの普及に伴い、脆弱なネットワークを狙った攻撃が増加しています。
手口
ランサムウェアの手口は、二重恐喝(ダブルエクストーション)が全体の半数以上を占めています。二重恐喝とは、データ復号の対価として金銭を要求するだけでなく、身代金を支払わない場合、データの暴露をちらつかせることで、身代金を要求する悪質な手法です。
近年では、二重恐喝にとどまらず、関係各所に感染した事実をリークする三重恐喝や、DDos攻撃を仕掛けると脅迫する四重恐喝をおこなうケースも見られます。
しかし、身代金の支払い有無にかかわらず、データを流出させるケースも多いことから、恐喝に従うことは推奨されませんん。ランサムウェア感染時は、攻撃の原因を特定し、将来の攻撃を防ぐために、感染経路や漏えい範囲など被害全容を調査することをおすすめします。
被害件数
令和5年上半期における警察庁が把握している被害の発生件数は、103件です。引き続き高い水準で、その内訳は下記の通りで、規模に関係なく被害が発生していることがわかります。
- 大企業:63件
- 中小企業:121件
- 団体等:46件
参照:警察庁
特に中小規模の企業や団体は、大手企業や官公庁と比較して、セキュリティ対策が堅牢でないことも多い上、大手企業や官公庁の取引先として、サプライチェーン攻撃の標的になりやすく、ランサムウェアに感染するリスクが高い傾向にあります。
サプライチェーン攻撃とは、中小企業の取引先企業(大手企業)を標的として、顧客情報や機密情報を盗み取る攻撃です。中小規模の企業や団体は、大手企業や官公庁と比べてセキュリティ投資が伸び悩んでおり、サプライチェーン攻撃の標的になりやすいとされています。
セキュリティ対策を強化するには、まず情報システムやデータ等にどのような脅威があるかを洗い出すことが大切ですが、リスクの洗い出しには、専門知識や経験が必要で、自社で対応すると潜在的リスクを見逃す可能性があります。
そのため、ランサムウェア被害の対応経験が豊富なセキュリティの専門家に相談することが非常に重要です。
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ランサムウェアに感染すると、どうなるのか?
ランサムウェアに感染すると、業務停止や金銭的被害、情報漏えいなど、多方面に深刻な被害をもたらす可能性があります。想定される被害としては次のようなものがあります。
- 身代金の支払いを要求するメッセージが表示される
- 感染したコンピューターのデータが暗号化される
- ウイルス対策ソフトが無効化されることがある
- トロイの木馬などマルウェアがインストールされる可能性がある
- 攻撃者によりデータが盗まれ、公開される恐れがある
身代金の支払いを要求するメッセージが表示される
ランサムウェア攻撃では、感染したコンピューターの画面に身代金を支払うように求めるメッセージが表示されます。
これはランサムノートと呼ばれ、LockBitの場合、以下のような脅迫が書かれています。
- すべてのファイルが暗号化されたが、復号鍵を購入すれば、復元が可能
- ソフトウェアでファイルを復元しようとすると、ファイルが破損する可能性がある
- 待機時間が長くなると、支払うべき身代金が高くなる
攻撃者は通常、データを復元(復号)する鍵と引き換えに、仮想通貨で身代金を要求します。
ランサムノートには時間制限が設定され、支払わないとデータが永遠に失われるかもしれないと脅されます。しかし、支払ってもデータが戻ってくる保証はなく、身代金を支払うことはおすすめできません。
画面に記載されたURLにアクセスすると、ユーザーは不正なサイトに誘導され、身代金を支払うよう要求されますが、支払いを行ってしまうと、再度、ランサムウェア攻撃の標的にされる恐れもあるため、要求には従わないようにしましょう。
感染したコンピューターのデータが暗号化される
ランサムウェアは、感染したコンピューター内のデータを強力な暗号化でロックします。これにより、ファイルにアクセスできなくなり、アクセスすることができなくなります。
特に、企業や組織などでネットワークを共有している場合、ネットワークを経由して、複数の端末が同時に感染することで、すべてのデータが暗号化される可能性もあります。
攻撃の拡大を防ぎ、被害を最小限に抑えるためにも、ランサムウェア感染時、企業や組織は、感染源を特定し、スムーズに対応できる体制を整えておくことが重要です。
ウイルス対策ソフトが無効化されることがある
一部のランサムウェアは、セキュリティ対策を無効化することで、ウイルス対策ソフトやファイアウォールによる検知や防御を回避し、感染を拡大させる場合があります。
ランサムウェアの感染が疑われる場合は、すぐに感染した端末をネットワークから切断し、システム管理者に報告するようにしましょう。
トロイの木馬などマルウェアがインストールされる可能性がある
ランサムウェアに感染すると、トロイの木馬などのマルウェアがインストールされたり、バックドアが設置されたりして、新しいセキュリティ上の脆弱性が生じる可能性があります。
マルウェアの中には、情報収集や遠隔操作に特化したものもあり、ランサムウェアに感染した端末は、セキュリティ上の脅威にさらされ続ける恐れがあります。
こうしたセキュリティリスクに対処するためには、初期化だけでなく、システム内の脆弱性を詳細に調査し、ランサムウェア感染の根本原因を特定し、再発を防ぐ対策を強化する必要があります。
攻撃者によりデータが盗まれ、公開される恐れがある
ランサムウェアに感染した時点で、不正侵入した攻撃者がシステム内部でデータを不正に入手している可能性が高く、盗まれたデータはダークウェブ上のリークサイトに公開される恐れがあります。
盗まれやすいデータとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 企業の財務情報:売上データ、顧客情報、取引先情報、銀行口座情報など
- 個人情報:顧客情報、従業員情報、取引先情報など
- 企業のセキュリティ情報:パスワード、アクセス権限情報、脆弱性情報など
これらのデータが漏えいした場合、以下のような被害が発生する可能性があります。
- 顧客や取引先からの信頼の失墜
- サイバー攻撃の標的化
- 法令違反による行政処分や刑事罰(個人情報保護委員会への報告を怠った場合)
もしランサムウェアに感染した疑いがあるときは、攻撃に使用された侵入経路、情報漏えい有無の確認できる、サイバーセキュリティの専門会社まで対応を依頼しましょう。
私たちデジタルデータフォレンジックは官公庁、上場企業、捜査機関等を含む幅広いインシデントに対応経験があります。お電話またはメールでお問合せいただくと、状況のヒアリングと対応方法、お見積りを無料でご案内いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。24時間365日体制で相談や見積もりを無料で受け付けております。
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ランサムウェア感染時の対応
ランサムウェアに感染した場合は、以下のフローで被害を最小限に抑える必要があります。
感染時は慌てずに、過不足のないフローで適切な対応を取りましょう。 ランサムウェアに感染した場合の対応は次のとおりです。
- 端末をオフラインにする
- リストアする(バックアップから感染前のデータを復旧する)
- ランサムウェア感染調査に対応した専門業者を利用する
ランサムウェア感染時、企業がとるべき対応については下記でも詳しく解説しています。
①端末をオフラインにする
まずは、ネットワークから感染した端末を切り離す必要があります。これにより感染が広がることを防ぐことができます。
②リストアする(バックアップから感染前のデータを復旧する)
さらに、感染したサーバーのバックアップを確認し、最新のバックアップからデータを復元することができます(これをリストアと言います)。これにより、被害を回復することができます。
ただし、ランサムウェア感染時は、復旧だけではなく、攻撃経路の特定や、再発防止策の検討が必要となります。攻撃に遭った場合は「フォレンジック調査」を検討しておきましょう。
③ランサムウェア感染調査に対応した専門業者を利用する
ランサムウェア感染時は、感染経路を特定し、再発防止策を講じる必要があります。
たとえば「脆弱性」を悪用した攻撃を受けた場合、再攻撃を受けないよう、適切な対応を行うとともに、どの端末の、どのデータが被害に遭ったのかを確認する必要があります。
特に法人の場合、個人情報の漏えいが疑われる際は、関係各所に向けた「被害報告」が必要ですが、自社調査だけでは客観性や正確性が担保できないことがあります。セキュリティツールはマルウェアを検知・駆除できますが、感染経路や情報漏えいの有無を適切に調査することはできないからです。
したがって、ランサムウェア感染時は、感染経路調査に対応した「フォレンジック調査」を利用することが有効です。
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※2 累計ご相談件数32,377件を突破(期間:2016年9月1日~)
ランサムウェアの感染経路
ランサムウェアの感染を防ぐためには、感染ルートを理解し、適切な対策を取ることが重要です。主要なランサムウェアの感染経路は下記のとおりです。
- VPN機器からの侵入
- RDP(リモートデスクトップ)からの侵入
- フィッシングメールや添付ファイル
ランサムウェア感染の被害を最小限に抑えるためには、被害に遭った時点ですぐにランサムウェアの侵入経路や被害の範囲を把握し、情報漏えいの有無を特定できる「フォレンジック調査」の専門家に対応を依頼することが重要です。
被害に遭った場合、速やかにフォレンジック調査を実施し、被害を最小限に抑えましょう。またランサムウェアは、アンチウイルスソフトを無効化して暗号化を行うため、EDR等で対策が必要です。
ランサムウェアの感染経路、症状・被害事例の詳細については下記の記事でも詳しく解説しています。
VPNの脆弱性
警察庁の調査によると、ランサムウェア感染において、VPN機器からの侵入は全体の71%を占めています。
企業は感染を防止するためにも、テレワークでVPNを使用する際には、適切なバージョンアップを行うことが重要です。またVPN以外のセキュリティ対策としてファイアウォールやアンチウイルスソフトウェアを導入し、強力なパスワードの使用や、適切なアカウント管理をおこなう必要があります。
出典:警察庁
RDP(リモートデスクトップ)の脆弱性
警察庁の調査によると、RDP(リモートデスクトップ)は、ランサムウェアの侵入経路として10%を確保しています。
RDPもVPNも、組織におけるシステム上重要な役割を担っていますが、重大な脆弱性も報告されており、ここから攻撃者はIDやパスワード情報を割り出し、不正ログイン、感染拡大を図っています。
被害を未然に防ぐためにも、パスワード更新、定期的なセキュリティチェックなどが必要です。またVPNも同様に、機密情報の暗号化や不正アクセスの監視などが必要です。
出典:警察庁
フィッシングメールや添付ファイル
フィッシングメールの添付ファイルは、ランサムウェアの感染経路として一般的です。たとえば攻撃者は、実在する企業や個人になりすまして、請求書や領収書、納品書などの偽装ファイルをメールに添付して送信します。
この際、Emotet(エモテット)などの危険なマルウェアが、その手口に利用されることが多く、添付ファイルを開くと、ランサムウェアが実行されて感染する恐れがあります。
ランサムウェア感染時、感染経路調査を行うメリット
ランサムウェアに感染した場合、感染経路を調査することで、攻撃者の侵入方法を特定し、将来の攻撃から身を守るために対策を講じることができます。
ランサムウェア感染の調査を行う方法として「フォレンジック調査」を挙げることができます。フォレンジック調査とは、電子機器から証拠を収集・分析して、インシデントの詳細を解明する手法で、たとえば攻撃者がどのようにランサムウェアを侵入させたか、どのような手法や脆弱性が悪用されたかなど、感染経路や情報漏えいの特定に役立ちます。
ランサムウェア感染時の対処におけるフォレンジック調査のメリットは次のとおりです。
- 被害範囲を特定できる
- 感染経路や攻撃手法の解析・証拠が確保できる
- 専門エンジニアの詳細な調査結果が得られる
- セキュリティの脆弱性を発見し、再発を防止できる
①被害範囲を特定できる
フォレンジック調査は、感染したシステムやネットワーク内での攻撃の拡散範囲を特定するのに役立ちます。これにより、被害を受けたシステムやデータ、ネットワークの一部を迅速に特定し、対処を開始することができます。
②感染経路や攻撃手法の解析・証拠が確保できる
フォレンジック調査では、ランサムウェアの攻撃手法や感染経路を解析し、証拠を確保できます。また、証拠の確保は、法的な措置や法執行機関との連携に役立つだけでなく、被害の評価や保険請求のためにも重要な要素となります。
③専門エンジニアの詳細な調査結果が得られる
フォレンジック調査の専門会社には、正確にハッキング被害の実態を確認するために必要な高度な技術を持つ専門エンジニアがいます。
自社調査だけでは不適切な場合がありますが、フォレンジックの専門業者と提携することで、調査結果をまとめた報告書が作成でき、公的機関や法廷に提出することができます。
④セキュリティの脆弱性を発見し、再発を防止できる
フォレンジック調査では、マルウェアによる被害の程度や感染経路を特定することで、今後のリスクマネジメントに貢献することが出来ます。弊社では、解析調査と報告書作成の他に、お客様のセキュリティを強化するためのサポートも提供しています。
私たちデジタルデータフォレンジックは官公庁、上場企業、捜査機関等を含む幅広いインシデントに対応経験があります。お電話またはメールでお問合せいただくと、状況のヒアリングと対応方法、お見積りを無料でご案内いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
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ランサムウェアによる被害の調査を行う場合、専門業者に相談する
マルウェア・ランサムウェア感染、不正アクセスのような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。しかし、自力で調査を行うと、調査対象範囲が適切でなかったり、意図しない証拠データの消失が発生しやすく、不完全な結果になる恐れがあります。
このような事態を防ぎ、適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。フォレンジック調査では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出、ならびに報告会によって問題の解決を徹底サポートします。
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