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【流行中】Gunra(.ENCRT)ランサムウェアとは?被害事例から対処法まで徹底解説

ランサムウェア

Gunra(.ENCRT)ランサムウェアはマルウェアの一種であり、データを暗号化し、復号化のために身代金を要求するよう動作します。

このGunra(.ENCRT)ランサムウェアは2025年4月末頃から確認されはじめています。もし被害に遭った場合は、すぐに専門のフォレンジック調査会社に、早急な対処や今後の対策を相談しましょう。本記事では、Gunra(.ENCRT)ランサムウェアについて詳しく解説していきます。

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Gunra(.ENCRT)ランサムウェアによる被害事例

ここでは、Gunraグループが関与した可能性のある2つの事例「アメリカン・ホスピタル・ドバイの大規模データ流出」について、企業の対応に焦点を当てて分析します。

Gunra(.ENCRT)ランサムウェアによる被害

アメリカン・ホスピタル・ドバイ(AHD)

2025年6月、ランサムウェアグループGunraが、ドバイの主要医療施設であるアメリカン・ホスピタル・ドバイ(AHD)に対して大規模なサイバー攻撃を実行しました。

Gunraランサムウェアグループによるアメリカン・ホスピタル・ドバイへの攻撃は、医療業界におけるサイバーセキュリティの重要性を改めて浮き彫りにしました。40テラバイトものデータ流出は、患者のプライバシーと安全性に深刻な脅威をもたらしています。

出典:cybersecuritynews

攻撃の時系列

  • 2025年6月1日: 初期攻撃実行 – 仮想マシン・ストレージシステムを暗号化
  • 2025年6月4日: 初回データ流出発表
  • 2025年6月8日: 公開脅迫期限
  • 2025年6月8日の期限経過後: 40TBの追加データ流出実行

流出した情報の種類

  • 流出データ量: 40TB
  • 影響患者数: 4億5000万件の記録
  • 非圧縮データ: 4TB
  • 対象施設: 254床の大規模医療施設

アメリカン・ホスピタル・ドバイの対応が物議を醸す

流出した内部メールで、病院がスタッフに「患者や一般市民にハッキングを否定するよう指示」していたことが発覚。攻撃発生から1ヶ月経過も、病院は公式声明を一切発表せず沈黙を継続していると報道されています。

UAEサイバーセキュリティ法では高リスク侵害の規制当局・患者への通知が義務だが、病院は法的要件を無視している可能性がある。病院の不透明な対応により、侵害範囲の調査が本格化しているとのこと。

読み取れる重要なポイント

  • 透明性が信頼を守る:隠蔽は問題を悪化させ、誠実な対応こそが企業の信頼を維持する
  • 初動対応の重要性:警察・専門家との連携、法的要件の遵守が被害を最小化する
  • 情報の検証が必要:ランサムウェアグループの主張には誇張が含まれる可能性があり、慎重な判断が求められる

ランサムウェア攻撃は今や「起こるかもしれない」ではなく「いつ起こるか分からない」脅威です。企業は技術的な対策だけでなく、攻撃を受けた際の適切な対応が不可欠となっています

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Gunra(.ENCRT)ランサムウェアの特徴

Gunra(.ENCRT)ランサムウェアの特徴について詳しく解説していきます。

出典:cyfirma

「.ENCRT」拡張子がファイルに追加される

画像出典:cyfirma

Gunra(.ENCRT)ランサムウェアに感染すると被害者のファイルを暗号化し、拡張子「.ENCRT」を追加します

「R3ADM3.txt」ランサムノートが表示される

画像出典:cyfirma

Gunra(.ENCRT)ランサムウェアによる暗号化後、「R3ADM3.txt」というタイトルのランサムノートが生成されます。この画像は、ランサムウェアによる脅迫メッセージの一例です。内容を要約すると以下の通りです。

  • あなたの重要なビジネスデータを窃取し、暗号化した。
  • 復号化のためには、攻撃者に連絡し、秘密鍵と復号プログラムを受け取る必要がある。
  • 連絡方法として、Torブラウザを使い指定されたダークウェブサイトにアクセスするよう指示。
  • 5日以内に連絡しなければ、データをダークウェブ上で公開すると脅迫。
  • 自力でファイルを復元しようとしないよう警告。

Windowsを標的にしている

Gunra(.ENCRT)ランサムウェアは、多くの業界や組織で広く普及している広く使用されているWindowsを標的としています

Windows Management Instrumentation (WMI)を悪用

Gunra(.ENCRT)ランサムウェアは、Windows Management Instrumentation (WMI)を悪用しており、WMIを悪用して、使用可能なシャドウコピーを削除します

シャドウコピーは、Windowsが自動的に作成するファイルの履歴データであり、ファイルの誤削除や変更時に以前の状態へ復元できる重要なバックアップ手段です。シャドウコピーが削除されることで、被害者はバックアップからの復元ができなくなります

ダークウェブ上にデータが漏えいする(二重恐喝)

Gunraランサムウェアは、被害者が5日以内に連絡や支払いに応じない場合、窃取した機密データをダークウェブ上で公開すると脅迫します

もしランサムウェアに感染した疑いがある場合や、ダークウェブ上に情報を公開された場合は、素早く対処することが重要です。フォレンジック調査会社に今後の対応について相談しましょう

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ランサムウェア感染時の対応

ランサムウェアに感染した場合は、以下のフローで被害を最小限に抑える必要があります。

感染時は慌てずに、過不足のないフローで適切な対応を取りましょう。 ランサムウェアに感染した場合の対応は次のとおりです。

端末をオフラインにする

まずは、ネットワークから感染した端末を切り離す必要があります。これにより感染が広がることを防ぐことができます。

リストアする(バックアップから感染前のデータを復旧する)

さらに、感染したサーバーのバックアップを確認し、最新のバックアップからデータを復元することができます(これをリストアと言います)。これにより、被害を回復することができます。

ただし、ランサムウェア感染時は、復旧だけではなく、攻撃経路の特定や、再発防止策の検討が必要となります。攻撃に遭った場合は「フォレンジック調査」を検討しておきましょう。

ランサムウェア感染調査に対応した専門業者を利用する

DDF

ランサムウェア感染時は、感染経路を特定し、再発防止策を講じる必要があります。

たとえば「脆弱性」を悪用した攻撃を受けた場合、再攻撃を受けないよう、適切な対応を行うとともに、どの端末の、どのデータが被害に遭ったのかを確認する必要があります。

特に法人の場合、個人情報の漏えいが疑われる際は、関係各所に向けた「被害報告」が必要ですが、自社調査だけでは客観性や正確性が担保できないことがあります。セキュリティツールはマルウェアを検知・駆除できますが、感染経路や情報漏えいの有無を適切に調査することはできないからです

したがって、ランサムウェア感染時は、感染経路調査に対応した「フォレンジック調査」を利用することが有効です。

◎フォレンジック調査を考えている方へ (お見積りまで完全無料)

フォレンジック調査は、DDF(デジタルデータフォレンジック)までご相談ください。

累計39,451件のご相談実績(※1)があり、他社にはないデータ復旧業者14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※2)フォレンジック技術を駆使してお客様の問題解決をサポートします。

✔不正アクセスの形跡があると報告された
✔ランサムウェアやマルウェア感染の原因がわからない
✔データが漏えいしているかもしれない

上記のようなご相談から調査項目/作業内容のご提案、お見積りまでは完全無料。安心してご相談ください。

24時間365日 相談受付

 ※1 累計ご相談件数39,451件を突破(期間:2016年9月1日~)

※2 データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)

ランサムウェアの感染経路

Gunra(.ENCRT)ランサムウェアは、以下のような経路で感染します。

  • マルウェアが仕込まれたメールのファイル(マクロ付き)
  • 無料でファイルをダウンロードできる共有サイト(トレントサイト)
  • マルウェアに誘導する危険な広告

フィッシングやソーシャルエンジニアリングといった手法は、主にマルウェア(ランサムウェアを含む)を拡散させる目的で使用されます

危険な広告などの悪意あるプログラムは、通常のソフトウェアを装っていたり、正規のソフトウェアに紛れ込んで一緒にインストールされる形で配布されることが一般的です。

出典:PCrisk

Gunra(.ENCRT)ランサムウェア感染時、感染経路調査を行うメリット

ランサムウェアに感染した場合、感染経路を調査することで、攻撃者の侵入方法を特定し、将来の攻撃から身を守るために対策を講じることができます

ランサムウェア感染の調査を行う方法として「フォレンジック調査」を挙げることができます。フォレンジック調査とは、電子機器から証拠を収集・分析して、インシデントの詳細を解明する手法で、たとえば攻撃者がどのようにランサムウェアを侵入させたか、どのような手法や脆弱性が悪用されたかなど、感染経路や情報漏えいの特定に役立ちます

ランサムウェア感染時の対処におけるフォレンジック調査のメリットは次のとおりです。

ランサムウェア感染時、感染経路調査を行うメリット
  1. 被害範囲を特定できる
  2. 感染経路や攻撃手法の解析・証拠が確保できる
  3. 専門エンジニアの詳細な調査結果が得られる
  4. セキュリティの脆弱性を発見し、再発を防止できる

①被害範囲を特定できる

フォレンジック調査は、感染したシステムやネットワーク内での攻撃の拡散範囲を特定するのに役立ちます。これにより、被害を受けたシステムやデータ、ネットワークの一部を迅速に特定し、対処を開始することができます。

②感染経路や攻撃手法の解析・証拠が確保できる

フォレンジック調査では、ランサムウェアの攻撃手法や感染経路を解析し、証拠を確保できます。また、証拠の確保は、法的な措置や法執行機関との連携に役立つだけでなく、被害の評価や保険請求のためにも重要な要素となります。

③専門エンジニアの詳細な調査結果が得られる

フォレンジック調査の専門会社には、正確にハッキング被害の実態を確認するために必要な高度な技術を持つ専門エンジニアがいます。

自社調査だけでは不適切な場合がありますが、フォレンジックの専門業者と提携することで、調査結果をまとめた報告書が作成でき、公的機関や法廷に提出することができます。

④セキュリティの脆弱性を発見し、再発を防止できる

フォレンジック調査では、マルウェアによる被害の程度や感染経路を特定することで、今後のリスクマネジメントに貢献することが出来ます。弊社では、解析調査と報告書作成の他に、お客様のセキュリティを強化するためのサポートも提供しています。

私たちデジタルデータフォレンジックは官公庁、上場企業、捜査機関等を含む幅広いインシデントに対応経験があります。お電話またはメールでお問合せいただくと、状況のヒアリングと対応方法、お見積りを無料でご案内いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

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Gunra(.ENCRT)ランサムウェアによる被害の調査は専門業者に相談する

DDFマルウェア・ランサムウェア感染、不正アクセスのような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。しかし、自力で調査を行うと、調査対象範囲が適切でなかったり、意図しない証拠データの消失が発生しやすく、不完全な結果になる恐れがあります。

このような事態を防ぎ、適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。フォレンジック調査では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出、ならびに報告会によって問題の解決を徹底サポートします。

デジタルデータフォレンジックでは、お電話またはメールでお問合せいただくと、状況のヒアリングと対応方法、お見積りを無料でご案内いたします。法人様の場合、ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せも行っておりますので、お気軽にご相談ください。

官公庁・上場企業・捜査機関等まで幅広い調査対応経験を持つ専門の担当とエンジニアが対応させていただきます。

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匿名相談は可能でしょうか?

もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。

この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数39,451件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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