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【2025最新】OpenSSLの脆弱性とは?被害を調査・阻止する方法を解説

【2023最新】OpenSSLの脆弱性とは?被害を調査・阻止する方法を解説

OpenSSLは、多くのWebサーバーやその他のインターネットアプリケーションで使用されている暗号化ライブラリで主に、主にWebサーバー、電子メールクライアント、その他のアプリケーションで広く使用されています。

しかしOpenSSLには、いくつかの脆弱性が確認されており、仮に脆弱性を放置していると重大なインシデントに巻き込まれる恐れがあります。

この記事では、OpenSSL の脆弱性について使用されるとどうなるのか、脆弱性を防ぐ方法やインシデント調査の具体的な手順についてご紹介します。

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OpenSSLの脆弱性とは

OpenSSLには、いくつかの脆弱性が存在します。たとえば2014年1月には、Heartbleed(CVE-2014-0160)という脆弱性が発見されました。

これはWebサーバーから機密情報を盗むことができる脆弱性で、OpenSSLの脆弱性のあるコードによって異なります。

これ以降もOpenSSLには、いくつかの脆弱性が発見されており、いずれもデータ侵害、不正アクセスなど情報採取において悪用されてきました。

新たに発見されたOpenSSLの脆弱性(CVE-2022-3602、CVE-2022-3786)とは

2022年11月1日、OpenSSLプロジェクトは、OpenSSLに潜む新たな脆弱性(CVE-2022-3602、CVE-2022-3786)を2つ公開しました。

これらは、X.509(証明書メールやVPNで使用されるデジタル証明書)の検証処理「バッファオーバーフロー」が発生する脆弱性です

バッファオーバーフローとは何か

バッファオーバーフローとは、コンピュータプログラムがメモリの「バッファ(データを一時的に格納する領域)」にデータを書き込むとき、バッファよりも多くのデータを書き込むことで、バッファの上書きや不正なコードが実行可能になってしまうバグです。

もし脆弱性が悪用された場合、攻撃者が用意した悪意のある証明書により、4バイト(CVE-2022-3602)、あるいは任意のバイト数(CVE-2022-3786)のオーバーフローを発生させられ、サーバーをクラッシュさせられたり、任意のコードを実行させられたりする可能性があります。

OpenSSLの脆弱性一覧

OpenSSLには、前述したとおり、多くの脆弱性が存在します。

ここでは、最も一般的な脆弱性のいくつかを紹介します。

  • バッファオーバーフロー
  • クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)
  • クロスサイトスクリプティング(XSS)
  • 中間者攻撃(MITM)

バッファオーバーフロー

これは、OpenSSL がメモリバッファにデータを書き込むときに、バッファよりも多くのデータを書き込み、バッファの上書きや不正なコードの実行につながるバグです。

クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)

これは、ユーザーが意図せずに攻撃者の悪意のある Web サイトにリクエストを送信するように誘導する攻撃です。この攻撃により、攻撃者はユーザーのアカウントやデータにアクセスできる可能性があります。

クロスサイトスクリプティング(XSS)

これは、攻撃者がユーザーの Web ブラウザに悪意のあるスクリプトを挿入し、ユーザーをだまして個人情報を盗んだり、悪意のある Web サイトにリダイレクトしたりする攻撃です。

中間者攻撃(MITM)

これは、攻撃者がユーザーとサーバーの間の通信を傍受して、通信を読み取ったり改ざんしたりする攻撃です。

OpenSSLの脆弱性を悪用されるとどうなるのか

OpenSSLの脆弱性が悪用されると、攻撃者がサービス拒否攻撃(DoS)を実行されたり、遠隔からコードを実行されたりする恐れがあります。

サービス拒否攻撃(DoS)を受ける

これはWebサイトやアプリケーションを利用できなくさせる攻撃です。これによって攻撃者は、サーバーを過負荷状態にし、応答不能にすることができます。つまり、この被害に遭うと、Webサイトやアプリケーションが長時間利用できなくなる可能性があります。

大規模なECサイトだとダウンタイムの間、顧客やユーザーを失い、収益に影響を与える可能性があります。

遠隔コード実行(RCE)を受ける

遠隔からのコード実行(RCE)は、攻撃者がサーバーに悪意のあるコードを実行させる攻撃です。攻撃者は脆弱性を悪用して、サーバーに任意のコードを実行させることができます。

遠隔コード実行(RCE)に遭うとどうなるか

遠隔からのコード実行(RCE)の被害に遭うと、次の被害を受ける可能性があります。

  • データの盗難:システム内のデータに不正アクセス、データを盗まれる恐れ
  • システムの乗っ取り:システムを乗っ取り、悪意のある目的で使用される恐れ
  • ランサムウェアの配布:システムにランサムウェアをインストールして、ファイルやデータを暗号化し、身代金を要求する恐れ
  • その他の悪意のある活動:スパムやフィッシングメールの送信、DDoS攻撃の実行、その他のサイバー攻撃の実行の恐れ

遠隔からのコード実行(RCE)は、非常に深刻な脅威であり、企業は対策を講じることが重要です。また、早期に感染経路を把握し、迅速な対応をすることで、他のシステムやデータへの被害を最小限に抑えることができます。

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OpenSSLの脆弱性を悪用された場合に行うべきこと

OpenSSLの脆弱性を悪用された場合に行うべきことは次のとおりです。

  • システムを隔離する
  • システムをバックアップから復元する
  • システムをスキャンしてマルウェアを検出する
  • 被害原因を調査し、攻撃者がどのように侵入したかを理解する

システムを隔離する

攻撃が発生したシステムを隔離することで、攻撃の拡大や他のシステムへの影響を最小限に抑えることができます。攻撃が検知された場合、被害を広げないように攻撃対象となったシステムをネットワークから切断し、他のシステムとの接触を遮断しておきましょう。

システムをバックアップから復元する

攻撃が発生したシステムをバックアップから復元することで、攻撃によって破壊されたものや改ざんされたものを元の状態に戻すことができます。この際、定期的かつ信頼性の高いバックアップを作成しておくことが重要です。またバックアップからの復元手順を適切に実施し、攻撃の影響を最小限に抑えましょう。

ただし、バックアップから復元しただけでは、データ侵害の状況は不明瞭のため、データ漏えいの調査は別個に行うようにしましょう

システムをスキャンしてマルウェアを検出する

攻撃によってマルウェアが侵入している可能性があるため、システムをスキャンしてマルウェアを検出することが重要です。信頼できるセキュリティソフトウェアやマルウェア対策ツールを使用し、システム全体や重要なファイルをスキャンして不正なプログラムやファイルを特定します。発見したマルウェアを駆除するための適切な対策を講じましょう。

被害原因を調査し、攻撃者がどのように侵入したかを理解する

攻撃の原因となった脆弱性や侵入経路を明らかにするため、企業や組織は徹底的な調査を行いましょう

この際、ログの分析や「フォレンジック調査」(コンピューターやその他のデジタルデバイスから証拠を収集、分析、保存するプロセス)を用いて攻撃の痕跡を追跡し、攻撃者がどのように侵入したかを特定します。これにより、同様の攻撃を未来で防ぐための対策やセキュリティ強化を行うことができます。

脆弱性によるサイバー攻撃被害は専門業者に相談する

サイバー攻撃、不正アクセス、マルウェア感染のような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。

特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。

>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説

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この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

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