フォレンジック

LINEの履歴を復元して証拠に!裁判でLINEの履歴を活用したい場合の方法を解説

LINE 履歴 復元

  • LINEのトーク履歴が突然消えてしまった
  • 過去のやり取りを裁判資料として提出したい

LINE上の私的なやりとりは、トラブルの証拠となる重要なデータが含まれるケースも多く見られます。一方でLINEの復元は正しく行わなければ、データの損失だけでなく証拠の損失という二重のリスクが伴います。本記事では、LINE履歴の復元方法と、証拠として活用するための方法を、詳しく解説します。

\24時間相談受付中/

LINEの履歴が消える主な原因

LINE履歴が消失する主な原因は以下の通りです。

  • 機種変更時の操作ミス
  • アプリの再インストール
  • OSアップデートに伴う不具合
  • 誤操作による削除

LINE履歴の復元可否は、バックアップの有無に大きく左右されます。iCloudやGoogleドライブにバックアップがあれば、LINEアプリの再インストール時に履歴の復元が可能です。バックアップがなければ、専用ツールや専門家による復元作業が必要になることもあります。

削除済みデータを解析・復元して「証拠能力」を持たせる証拠復元方法を解説誤って消去されたファイルや、意図的に削除されたデータも、適切なフォレンジック技術により復元し「証拠能力」を持たせることが可能です。証拠復元が必要となる場面や、調査会社が行う具体的な対応、法的に有効な証拠とするための留意点をわかりやすく解説します。...

LINE履歴の復元方法

iPhoneとAndroidのLINE履歴の復元手順は以下の通りです。

LINE履歴の復元手順(iPhone)
  1. LINEアプリ右上の「歯車マーク(設定)」をタップ
  2. 「トーク」→「トークのバックアップ」をタップ
  3. 「今すぐバックアップ」をタップして、iCloudにバックアップを作成
  4. バックアップ完了後、最終バックアップ日時が表示されたことを確認する
  5. 新しいiPhoneや再インストールしたLINEアプリを起動する
  6. 電話番号を入力してログインする
  7. SMS認証を行い、認証コードを入力する
  8. 「トーク履歴を復元しますか?」という表示が出たら、「はい」を選択
  9. iCloudに保存されたバックアップが読み込まれ、トーク履歴が復元される

 

LINE履歴の復元手順(Android)
  1. LINEアプリ右上の「歯車マーク(設定)」をタップ
  2. 「トーク」→「トーク履歴のバックアップ・復元」の順に選ぶ
  3. 「Googleアカウントを選択」で、使用するGoogleアカウントを選ぶ
  4. 「Googleドライブにバックアップ」をタップして、バックアップを開始する
  5. Googleドライブにバックアップがあるか確認する
  6. LINEアプリを再インストールする
  7. アカウントログイン後、バックアップから履歴を復元する

バックアップが存在しない場合、トーク履歴の復元は極めて困難です。さらに誤った操作を加えると、復元可能なデータも上書きされてしまうリスクがあります。

なお、Keep機能やクラウドストレージに保存されたコンテンツは、LINEの設定から一部のコンテンツを個別にダウンロードが可能です。トーク履歴が失われた場合でも、他の端末から再取得できる可能性があります。

特にKeepに保存した画像やファイルは、LINEの「ホーム」→「Keep」から確認・再ダウンロードが可能です。また、GoogleドライブやiCloudに保存されたデータは、各クラウドサービスの管理画面からアクセスして、個別にファイルをダウンロードすることで再利用できる場合があります。

なぜLINE履歴が裁判の証拠となりえるのか

LINEのトーク履歴は、発言の日時・内容・送信者が明確に残るため、裁判において重要な証拠となり得ます。特に浮気や嫌がらせ、労務問題などの金銭トラブルなど当事者間のやり取りが争点となるケースでは、LINEの内容が事実認定の鍵となることもあります。

ただし、トーク画面のスクリーンショットだけでは簡単に編集や合成ができてしまうため、証拠としての信用性が低く見なされるおそれがあります。裁判でLINEの履歴を有効な証拠とするには、データの真正性(改ざんされていないこと)を示す必要があり、フォレンジック調査によって取得日時や端末情報を含めた客観的な証拠を保全することが推奨されます。履歴の復元と証拠性の担保はセットで考えるべきです。

\最短3分でお問合せ完了!法人様は即日Web打合せOK/

電話で相談するメールで相談する

フォレンジック調査によるLINE履歴の復元と証拠化

フォレンジック調査とは、デジタル機器に保存されたデータを専門的な手法で解析・復元し、その真正性を証明するための調査技術です。裁判資料や内部調査において、改ざんや削除の有無を明らかにし、信頼性の高い証拠として活用されます。

LINEのトーク履歴についても、端末やバックアップデータから削除されたメッセージを復元したり、送受信の時刻・相手情報などの詳細なログを抽出したりすることが可能です。

また、スクリーンショットのような容易に改変できるデータと異なり、フォレンジック調査では専用ツールを用いて証拠保全を行うため、改ざんの有無が記録され、法的証拠能力が高まります。

自力での対応が難しいケース、あるいは法的な証拠として提出する場合には、フォレンジック調査会社に依頼するのが確実です。調査内容のヒアリング、対象端末の解析、復元データの報告書作成という流れで調査が進行します。

ネットワークフォレンジックとは? デジタル機器から証拠を確保する技術
モバイルフォレンジックの必要性と実際の活用事例を解説スマートフォンやタブレットから証拠を抽出・解析する「モバイルフォレンジック」は、社内不正や情報漏洩調査に不可欠な手法です。活用が進む具体事例や調査の進め方、専門業者に依頼すべき理由をわかりやすく解説します。 ...

証拠復元はDDFへお任せください

適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。

>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?

当社では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出、ならびに報告会によって問題の解決を徹底サポートします。

\最短3分でお問合せ完了!法人様は即日Web打合せOK/

電話で相談するメールで相談する

デジタルデータフォレンジックの強み

デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。

累計相談件数39,451件以上のご相談実績

官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積39,451件以上(※1)のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計395件以上(※2)のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~

国内最大規模の最新設備・技術

自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2017年)

24時間365日スピード対応

緊急性の高いインシデントにもいち早く対応できるよう24時間365日受付しております。

ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せを開催・即日現地駆けつけの対応も可能です。(法人様限定)自社内に調査ラボを持つからこそ提供できる迅速な対応を多数のお客様にご評価いただいています。

デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。

トラブル・証拠隠滅を防ぐための再発防止策

定期的なLINEのバックアップを有効にすることで、万が一の際のデータ消失リスクを軽減できます。設定は「LINEアプリ」→「設定」→「トーク」→「トークのバックアップ」から行えます。

まとめ

LINEの履歴は、法的証拠としても極めて重要な役割を果たします。トラブル発生時には焦らず適切な方法でデータの復元・証拠化を行いましょう。

バックアップの活用やフォレンジック調査の依頼など、状況に応じた対応を心がけることが重要です。まずは信頼できる専門業者に相談し、最適な対応策を見つけましょう。

\24時間相談受付/

よくある質問

調査費用を教えてください。

対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。

土日祝も対応してもらえますか?

可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。

匿名相談は可能でしょうか?

もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。

この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数39,451件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

電話で相談するメールで相談する
フォームでのお問い合わせはこちら
  • 入力
  • 矢印
  • 送信完了
必 須
任 意
任 意
任 意
必 須
必 須
必 須
必 須
必 須
必 須
簡易アンケートにご協力お願いいたします。(当てはまるものを選択してください) 
 ハッキングや情報漏洩を防止するセキュリティ対策に興味がある
 社内不正の防止・PCの監視システムに興味がある