本記事では、初心者でも分かりやすい方法で、スマホが乗っ取られているかを確認するためのチェック方法、万が一被害が発生した際の対処法、そして事前対策について詳しく解説します。
スマートフォンは個人情報や金融情報を多く含んでいるため、サイバー攻撃の標的になりやすいデバイスです。もし乗っ取りが疑われる場合は、すぐに専門家に相談することがおすすめです。
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目次
スマホの乗っ取りはセルフチェックより“フォレンジック調査”が安全
スマホの乗っ取り被害が疑われたとき、多くの人は「自分で何とかできないか」と思うものです。たしかに、最近では監視アプリの確認や通信履歴のチェックなど、ある程度は個人でも調査できる方法があります。しかしそれと同時に、見えないところで進行している攻撃を見落としてしまうリスクも非常に高いのです。
だからこそ、「自分で確認する」のと「専門業者に調査を依頼する」のでは何がどう違うのかを、正しく理解することが重要です。以下では、それぞれの方法について難易度・費用・対応範囲・証拠力などの観点から比較し、どちらがあなたにとって最適かを検討できるようにまとめました。
セルフチェック vs フォレンジック調査:どちらを選ぶべきか?
スマホの乗っ取り被害が疑われる際、「とりあえず自分で確認してみよう」と思う方も多いかもしれません。しかし、自己調査と専門調査では得られる情報の精度や信頼性が大きく異なります。以下の表は、自分での確認と、当社によるフォレンジック調査の違いを比較したものです。
項目 | 自分で調査 | 専門業者に委託 |
---|---|---|
難易度 | 比較的簡単(アプリや設定で確認) | 専門知識・機材による高度な解析 |
費用 | 基本無料 | 調査内容による(相談・見積もり無料) |
発見できる範囲 | 主に表面的な異常、アプリや履歴のチェック | マルウェア解析、証拠保全、被害範囲の特定 |
証拠力 | 低い(自己申告レベル) | 高い(報告書・証拠データとして利用可) |
法的対応 | 基本不可 | 警察・裁判所への証拠提出も可能 |
対応スピード | すぐに実施可能 | 相談・端末預け・調査で数日~ |
特に、不正送金や情報漏えいの兆候がある場合は、自己判断では手遅れになることも。フォレンジック調査なら、見えない痕跡まで専門技術で解析でき、証拠として法的対応も可能です。
もし、上記のような異常を感じたら、まずはセルフチェックに進む前に、フォレンジック専門業者に相談することを強くおすすめします。
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スマホの乗っ取りが疑われる具体的な症状と確認方法
Androidスマホが乗っ取られていないかをセルフチェックする方法を観点から徹底解説します。いずれも、特別なツールや専門知識を必要としない、「初心者でもできる実践的な手順」を採用しています。
身に覚えのないアプリがインストールされている
スマートフォンの乗っ取りを疑う上で、最初に確認すべきなのが「身に覚えのないアプリ」の存在です。これは不正アクセスの非常に典型的なサインであり、マルウェアやスパイウェアが正規のアプリに偽装して潜伏しているケースが多く見られます。特に、見た目は電卓アプリやQRコードリーダーに見せかけて、実際には裏で位置情報や通話履歴、連絡先などの個人情報を外部に送信しているものも存在します。
また、悪質なケースでは「アプリを削除できない」「起動すらできない」ように設計されていることもあり、一見すると問題のない常駐アプリやシステムアプリに見えるため、ユーザーが気づかないまま放置してしまいがちです。これを放置しておくと、スマホがBot化してDDoS攻撃の踏み台になったり、SMSの大量送信に利用されたりと、自分だけでなく他人への加害にもつながります。
そのため、アプリ一覧は定期的に見直すことが大切です。特に無料の壁紙アプリ、バッテリー節約アプリ、ゲーム攻略ツールなどは、表面上は正常でも裏でマルウェアが仕込まれている可能性があります。
- 「設定」アプリを開き、「アプリ」または「アプリと通知」を選択します。
- 「すべてのアプリを表示」をタップして、インストール済みのアプリを一覧で確認します。
なお、削除できないアプリの場合は「デバイス管理アプリ」として権限が付与されているケースがあるため、「設定」→「セキュリティ」→「デバイス管理アプリ」から権限を無効にしてから削除してください。
>>スマホに勝手にアプリがインストールされる原因と対策を解説
勝手にSMSやメールが送信されている
近年はSMSベースのフィッシング(スミッシング)攻撃が増加しており、自分のスマホがボットネットの一部として利用されている可能性もあります。特に「楽天からのお知らせ」や「宅配便のお届け不在」など、実在企業を装った文面で送信されるケースが多いため、気づきにくいのが特徴です。
- 「メッセージ」アプリを開き、最近の送信履歴を確認します。
- 身に覚えのない送信履歴があった場合、その内容・送信先を記録しておく。
>>SMSが勝手に送信されている?すぐに行うべき対処方法を解説
動作が極端に遅くなったり、バッテリー消耗が激しい
マルウェアが常に動作している状態になると、CPUやメモリ、通信モジュールが継続的に消費されます。特に「使用していないのにバッテリーが1日持たなくなった」「常にスマホが熱を持っている」などの症状は、危険な兆候です。
- 「設定」→「バッテリー」→「バッテリー使用量」へ進む。
- 普段使用しないアプリが極端にバッテリーを消耗していないかを確認。
通信量が急激に増えている
データ使用量が急に増加している場合、それはスマホ内の情報が外部に転送されている証拠かもしれません。マルウェアが、あなたの連絡先、写真、位置情報、会話データなどを盗み出し、第三者のサーバーに送っている可能性があります。
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「データ使用量」を開きます。
- 「モバイルデータ使用量」から、アプリごとの通信量を確認。
広告やポップアップが頻繁に表示される
「ウイルスに感染しています」「スマホが危険です」などといった脅迫的なポップアップ広告は、アドウェアによる偽警告です。これに騙されてセキュリティアプリを装ったマルウェアをインストールしてしまうと、さらに状況が悪化します。
- ポップアップが表示されるタイミングで、どのアプリが起動していたかを記録。
- 「設定」→「アプリ」→「特別なアプリアクセス」→「他のアプリの上に表示」を開き、権限を持つアプリを見直す。
SNSやGoogleアカウントに不審な動きがある
スマホが乗っ取られていると、GoogleアカウントやLINE・InstagramなどのSNSで「知らない場所からのログイン履歴」や「勝手な投稿」が見られることがあります。こうした異常は即座に対処しないと、信用を失うだけでなく、他人への被害拡散にもつながります。
- Googleアカウントの場合、「myaccount.google.com」→「セキュリティ」→「デバイスの管理」を開く。
- 自分が使っていない端末がログインしていないか確認し、「ログアウト」を選択。
- パスワードをすぐに変更。可能であれば2段階認証を有効化。
- SNSも同様に、設定画面から「ログイン履歴」「アクティビティ」を確認し、不審な動きがあればアカウント保護措置を取る。
>>LINEアカウント乗っ取りがもたらすリスクとその対処法について解説
>>インスタグラムに不正ログインされたら?確かめる方法と対策を解説
専門家によるフォレンジック調査を受ける
自分でスマホの動作やアプリ、通信量を確認しても決定的な証拠が見つからない場合、フォレンジック調査によって客観的な証拠を収集するという選択肢があります。
フォレンジック調査とは、IT機器の内部に保存されているログやデータを高度な技術で解析し、「いつ」「どのような操作が行われたか」「どのアプリやアカウントが使われたか」といった詳細なデジタル痕跡を明らかにする専門的な調査です。
例えば、次のようなことがフォレンジックによって確認できます。
- 特定のアプリが何時にインストール・実行されたか
- スマホ内で収集された情報がどこへ送信されたか
- 第三者によるリモート操作や通信の痕跡
- LINEやメールでやり取りされた重要メッセージの復元
これは特に、社内の機密漏洩や従業員の内部不正、または恋人・配偶者間の不正監視など、法的措置も視野に入れる必要があるケースで極めて有効です。
- 信頼できるフォレンジック調査会社を検索・選定する。
- スマホ本体や不正の疑いがある証拠データを提出する。
- 数日〜数週間で調査報告書を受け取り、必要に応じて警察や法務関係者と共有する。
社内や個人でフォレンジック調査を完結させるのは、証拠の観点からリスクが高いことを理解し、初動段階から専門家への相談をおすすめします。
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Androidスマホが乗っ取られていた場合の対処法
スマホが実際に乗っ取られていた、あるいはその疑いが強いと判断された場合は、被害の拡大を防ぐために迅速な対処が求められます。放置してしまうと、個人情報や認証情報が第三者の手に渡り、なりすまし・詐欺・犯罪利用などの被害につながる恐れがあります。
また、被害の規模が深刻であったり、証拠保全が必要なケースでは、フォレンジック調査の専門家に依頼することが法的リスクの回避にもつながります。以下の手順を順番に確認し、必要な対応を取りましょう。
- 不審なアプリをアンインストール
- アカウントのパスワードをすべて変更
- セキュリティアプリでフルスキャン
- 端末を初期化してリセット
- キャリアや専門業者へ相談
- フォレンジック調査を依頼
さらに詳しい解説は下記の記事から確認できます。
自力で対応できない場合はフォレンジック調査の専門業者に依頼する

ハッキングや不正アクセス、ウイルス感染、情報漏えいなどの問題が起きた際、自分だけでの対応が難しいと感じたら、迷わずフォレンジック調査の専門業者に相談しましょう。
どこから侵入され、どんな情報が漏れたのかを正しく把握することが重要です。特に、被害が大きい場合や情報が悪用された疑いがある場合は、専門家によるフォレンジック調査を実施することで、被害の拡大を未然に防ぐ有効な対策につながります。
信頼できる業者を選び、早めに動くことが、トラブルを最小限に抑えるポイントです。
フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
デジタルデータフォレンジックの強み
デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。
累計相談件数39,451件以上のご相談実績
官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積39,451件以上(※1)のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計395件以上(※2)のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~
国内最大規模の最新設備・技術
自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2017年)
24時間365日スピード対応
緊急性の高いインシデントにもいち早く対応できるよう24時間365日受付しております。
ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せを開催・即日現地駆けつけの対応も可能です。(法人様限定)自社内に調査ラボを持つからこそ提供できる迅速な対応を多数のお客様にご評価いただいています。
デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
まとめ
スマホの乗っ取り被害は増加しており、誰もが標的になる可能性があります。本記事で紹介した確認方法、対処法、予防策を実践し、被害を未然に防ぎましょう。もし不審な症状が見られた場合は、速やかに専門の調査会社に相談することをおすすめします。
よくある質問
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可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。
もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。