サイバー攻撃

iPhoneに「ハッキングされました」と表示されたら?警告が偽物か見分ける方法と正しい対処法

iPhoneがハッキングされた?その手口と対処法をプロが徹底解説

iPhoneで突然表示される「ハッキングされました」「ウイルスに感染しています」といった画面の多くは、Appleによる本物の警告ではなく、偽のポップアップ(フェイクアラート)です。これらは不正広告や改ざんサイトがブラウザ上で表示しているだけで、実際にウイルス検出やハッキングが起きているわけではありません。「OK」「修復する」などを押すと、詐欺サイトやアプリに誘導される危険があります。

この記事では、iPhoneに出る「ハッキング警告」が偽物か見分ける方法や、本当にハッキングされた場合に起こる症状・手口・対処法を解説します。

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iPhoneをハッキングされることはあるのか?

「iPhoneはセキュリティが強いから大丈夫」と思っていませんか?実際、Appleのセキュリティ設計は非常に堅牢ですが、完全に安全とは言い切れないのが現実です。

実際に、iOSの脆弱性を突いた「ゼロクリック攻撃」や、Apple IDの乗っ取りを狙うSMSフィッシング詐欺など、iPhoneを狙ったサイバー攻撃は現実に存在しています。

iPhoneがハッキングされる可能性は?

iPhoneが正確な「ハッキングされる確率」は公表されていませんが、以下のような条件に当てはまると、ハッキングのリスクが高まるため注意が必要です。

  • フィッシング詐欺に引っかかる
  • パスワードを使い回している
  • 二段階認証(2FA)をオンにしていない
  • OSアップデートを放置している
  • 公共Wi-Fiにむやみに接続している
  • 不審な構成プロファイル(iPhoneの設定を一括で変更・追加できるファイル)をインストールする

2024年12月初旬、AppleはCVE-2024-44308およびCVE-2024-44309という2件のゼロデイ脆弱性を修正しており、すでに実際の攻撃で悪用されていたことが報告されています。

出典:BLEEPINGCOMPUTER

この2件以外にも、2024年通年で複数のゼロデイ脆弱性が修正されており、「攻撃に使用されたゼロデイ脆弱性」として公表されているものがあることからも、iPhoneがハッキングされてしまうリスクは十分にあると言えるでしょう。

個人所有のiPhoneでもハッカーに狙われる理由

今や、iPhoneなどのスマホにはあらゆる個人情報が集約されており、ハッカーにとっては情報を窃取することができる宝庫であり、狙う価値の高い攻撃対象です。

  • クレカ情報・決済アプリ(PayPay、楽天、Amazon)の決済情報
  • SNS・LINE・メールのアカウント情報
  • 写真・位置情報の行動履歴
  • パスワード管理アプリに保存された各種ID/パスワード

こういった情報は、ダークウェブ上などで個人情報リストとして販売されていることもあります。また、アカウントやデバイスを乗っ取ったり、なりすましによって更なるサイバー攻撃の踏み台としても利用できる可能性があるため、iPhone端末の所有者が個人であっても法人であっても、油断はできません。

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iPhoneの警告が「本物ではない」と言える理由

iPhoneに突然表示される「ハッキングされました」「ウイルスが検出されました」といったポップアップ。その多くは、Appleが出している正規の通知ではなく、偽の警告(フェイクアラート)です。

ここでは、そう言える5つの根拠を、iOSの仕組みやApple公式の見解に基づいてご紹介します。

1. iOSにはウイルス検査ポップアップ機能がない

まず前提として、iPhoneには自動ウイルススキャン機能や、それをポップアップで通知する仕組みは搭載されていません。Safari上に「ハッキングされました」「〇個のウイルスが検出されました」などと表示されても、Appleのシステムが出しているものではないのです。

Appleのサポートコミュニティでも、「それらはAppleとは無関係の偽警告」「表示されたとしても無視すべき」といった投稿が多数見られます。

2. 本物の通知は「設定」やアプリ経由で出る

Appleがセキュリティに関する通知を出す場合は、iOSの「設定」アプリや、正規のセキュリティアプリの通知など、明確な経路を通じて行われます。

一方で、ブラウザ上に「Apple風のロゴ」や「iOSっぽい画面」で出てくる警告は、あくまで見た目を似せた偽物です。アプリ名が明記されていない時点で、まず本物ではありません。

3. 表示内容が典型的な詐欺のパターン

「〇秒以内に対処してください」「今すぐスキャン」など、焦らせて行動させる文言は、フェイクウイルス警告によくある特徴です。多くのセキュリティ会社が、「個人情報や決済を求めてくる“警告”は詐欺と考えるべき」と注意喚起しています。

4. 出どころが広告や不審サイトである

こうした偽警告の多くは、悪意あるWeb広告や改ざんされたページのスクリプトによって表示されています。つまり、それはiPhoneやiOSからの通知ではなく、あくまでブラウザ上の“見せかけ”に過ぎません。

実際、ブラウザを閉じたり「履歴とWebサイトデータ」を削除するだけで出なくなるケースが多く、システムレベルでは何も起きていないことがわかります。

5. Appleが「詐欺」と明言している

Appleは公式に、「Safariなどのブラウザ上で突然表示される「ウイルス検出」警告は、ソーシャルエンジニアリング詐欺であり無視すべき」と明言しています。

重要なのは、警告を見たこと自体が危険なのではなく、その指示に従ってアプリを入れたり、情報を入力することがリスクであるという点です。

iPhoneがハッキングされた可能性のある兆候

もしiPhoneが実際にハッキングされていた場合、以下のような兆候が現れる可能性があります。

iPhoneがハッキングされた可能性のある兆候
  • iPhoneのバッテリーの減りが異常に早い
  • iPhoneの動作が重い/不自然に熱くなる
  • 知らないデバイスにログインされている
  • 通信料の増加などApple IDの不正利用が疑われる
  • iPhoneが意図しない動作をしている
  • 有料コンテンツを勝手に購入される(不正決済)
  • ダウンロードした覚えのないアプリがインストールされている

特に、当てはまる症状が多いほど、ハッキングの可能性が高くなります。iPhoneがハッキングされたかどうか確認する方法は以下の記事で詳しく解説していますので、少しでも思い当たる点がある場合は以下記事から自身の症状をチェックしてください。

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iPhoneがハッキングされていた場合に起こり得る主な被害

iPhoneがハッキングされると、以下のような被害にあう危険性があります。

iPhoneがハッキングされていた場合に起こり得る主な被害

金銭被害

iPhoneがハッキングされると、銀行口座やクレジットカード情報などの個人情報を盗まれ、不正送金や不正決済が行われる可能性があります。また、アプリ内課金や詐欺サイトへの誘導などにより、金銭をだまし取られるリスクもあります。

個人情報の流出

電話番号、メールアドレス、住所、パスワードなどの情報が盗まれ、なりすましや犯罪に利用される危険があります。また、カメラやマイクの不正利用により、盗撮・盗聴されるリスクも無視できません。

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嫌がらせやストーカー被害

写真や動画が抜き取られ、ネット上に公開されたり、脅迫材料にされるといった二次被害も報告されています。また、位置情報の漏洩により、自宅や行動範囲が特定されてストーカー被害につながるケースもあります。

システムの乗っ取り

マルウェアやウイルスに感染した結果、iPhoneが遠隔操作され、攻撃者の命令で動くようになる可能性があります。そのまま放置すれば、他者への攻撃の踏み台に使われる恐れもあるため、早急な対処が必要です。

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詳しく調べたい場合はハッキング調査サービスを活用

iPhoneが不正アクセスを受けた状態で放置すると、個人情報の流出や金銭被害といった深刻な二次被害に直結する危険があります。

特に、見覚えのないアプリやアカウント乗っ取りの兆候がある場合は、自分で解決するのが難しいケースが少なくありません。そのため、専門的な解析によって証拠を確保し、攻撃手口や被害範囲を明らかにすることが重要です。自力で調査を試みると、かえってリスクが大きくなる可能性があります。

フォレンジック調査とは、スマホ内の通信履歴や操作ログなどの「デジタル証拠」を保存・分析し、ハッキングの有無や手口を解明する専門的な調査手法です。

調査を行えば、裁判や警察への相談にも耐えうる証拠として保全できます。侵入経路の特定、漏えいデータの範囲などを客観的に示せるため、個人や社内で完結させようとせず、必ず専門会社への相談をおすすめします。

調査が必要となる典型的なケース
  1. 身に覚えのない口座引き落としが発生している。
  2. ストーカーやDV加害者からの被害が続いている。
  3. 警察に相談しても決定的な証拠が得られない。

こうした被害を防ぎ、今まさに起きている問題の証拠データを見逃さないためにも、iPhoneがハッキングや遠隔操作を受けている原因を正確に突き止めるには、ハッキング・サイバー攻撃の専門調査が欠かせません。状況に応じた調査サービスを選び、専門家に相談することを強くおすすめします。

なお、自力での確認や設定の見直しで状況を把握したい方は、下記の記事にてセルフチェックの手順や注意点を詳しく解説しています。初期対処を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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それでもなお「iPhoneがハッキングされているか、遠隔操作されているかどうか判断できない」と感じる場合は、証拠となるデータが消失する前に、専門家による調査を受けることが重要です。

自力で対応できない場合はフォレンジック調査の専門業者に依頼する

ハッキングや不正アクセス、ウイルス感染、情報漏えいなどの問題が起きた際、自分だけでの対応が難しいと感じたら、迷わずフォレンジック調査の専門業者に相談しましょう

どこから侵入され、どんな情報が漏れたのかを正しく把握することが重要です。特に、被害が大きい場合や情報が悪用された疑いがある場合は、専門家によるフォレンジック調査を実施することで、被害の拡大を未然に防ぐ有効な対策につながります。

信頼できる業者を選び、早めに動くことが、トラブルを最小限に抑えるポイントです。

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デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。

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デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。

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まとめ

今回は、iPhoneに「ハッキングされた」「ウイルスが検出された」と表示されたときの対処法や、実際にハッキングされているかもしれないと感じた場合のチェックポイントについて解説しました。

SafariやChromeなどのブラウザに突然表示される警告の多くは、Appleとは無関係な偽のポップアップであることがほとんどです。表示に驚いて「OK」「修復する」などを押さずに、ブラウザを閉じて履歴を削除するようにしましょう。

一方で、実際に身に覚えのない動作やアカウント乗っ取りの兆候がある場合は、端末内で何が起きているのかを正確に調査する必要があります。「不安だけど、何から確認すればいいかわからない」という方は、ハッキング調査サービスなどの専門機関に早めに相談するのがおすすめです。

よくある質問

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この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数47,431件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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