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ランサムウェア感染時、復号ツールで解除・復旧するための対応方法を解説

ランサムウェア感染時、復号ツールで復旧する方法とは?注意点も解説

ランサムウェアに感染するとネットワーク上で感染が拡大し、さらに対応が遅れると、データの消失や業務の停止など大きな被害を与える可能性があることから、インシデント時は適切かつ迅速な初動対応が求められます。

ただ、ランサムウェアに感染した場合、自力で復号・復旧することは原則として不可能ですが、有志による復号ツールが公開されている場合、解除(復号)できるケースがあります。

この記事では、復号ツールの探し方、復号ツールを使って復旧する方法、注意点を解説します。ぜひ参考にしてください。

ランサムウェアとは

ランサムウェアは、コンピュータやデータを制御・暗号化し、被害者から身代金(ランサム)を要求する、悪意のあるソフトウェア(マルウェア)の一種です。

一度感染すると、被害者のデータは利用不能となり、復号化と引き換えに身代金を要求されます。身代金の支払いには、ビットコインなどの暗号資産が用いられることが多いです。

ランサムウェアの特徴についてはこちら

ランサムウェア感染は深刻な被害をもたらす

ランサムウェアに感染すると、組織全体にわたって広がる可能性があり、業務の停止や個人情報の漏えいにつながる恐れがあります。

また、業務データ等を保存しているサーバが被害を受けた場合、復号ツールやバックアップデータを使用して復旧できたとしても、保存されていたデータがダークウェブ上などに流出しているのかどうかの調査が必要です。

このような状況に直面した場合、組織の信頼性を守るためにも、速やかに被害全容・被害範囲の確認を行い、関係者や行政機関に、状況を報告し、透明性を保つことが重要です。

ランサムウェア感染時の対応については下記の記事でも詳しく紹介しています。

ランサムウェアは、感染時の早期対処が重要

ランサムウェア感染が疑われる場合、感染拡大を防ぐため、感染した端末をネットワークから隔離し、感染源を特定します。

ただ、感染源の特定には、サイバーセキュリティの専門家に依頼することをおすすめします。専門家は、攻撃者の手法やセキュリティホールを分析し、ランサムウェア感染時の対応をトータルでサポートすることができます。

専門家に依頼することで、以下のメリットがあります。

  • 迅速な対応で感染拡大を防ぐ
  • 攻撃経路や漏えいしたデータを特定し、適切な対策を講じる
  • 被害の全容を把握し、報告書を作成

私たちデジタルデータフォレンジックは、官公庁、上場企業、捜査機関等を含む幅広いインシデントに対応経験があり、攻撃に使用された侵入経路や漏えいデータを迅速に特定します。ご相談や詳細な情報については、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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ランサムウェアに感染すると、どうなるのか?

ランサムウェアに感染すると、業務停止や金銭的被害、情報漏えいなど、多方面に深刻な被害をもたらす可能性があります。想定される被害としては次のようなものがあります。

ランサムウェア感染で想定される被害
  • 身代金の支払いを要求するメッセージが表示される
  • 感染したコンピューターのデータが暗号化される
  • ウイルス対策ソフトが無効化されることがある
  • トロイの木馬などマルウェアがインストールされる可能性がある
  • 攻撃者によりデータが盗まれ、公開される恐れがある

身代金の支払いを要求するメッセージが表示される

ランサムウェア攻撃では、感染したコンピューターの画面に身代金を支払うように求めるメッセージが表示されます。

これはランサムノートと呼ばれ、LockBitの場合、以下のような脅迫が書かれています。

  1. すべてのファイルが暗号化されたが、復号鍵を購入すれば、復元が可能
  2. ソフトウェアでファイルを復元しようとすると、ファイルが破損する可能性がある
  3. 待機時間が長くなると、支払うべき身代金が高くなる

 

攻撃者は通常、データを復元(復号)する鍵と引き換えに、仮想通貨で身代金を要求します。

ランサムノートには時間制限が設定され、支払わないとデータが永遠に失われるかもしれないと脅されます。しかし、支払ってもデータが戻ってくる保証はなく、身代金を支払うことはおすすめできません。

画面に記載されたURLにアクセスすると、ユーザーは不正なサイトに誘導され、身代金を支払うよう要求されますが、支払いを行ってしまうと、再度、ランサムウェア攻撃の標的にされる恐れもあるため、要求には従わないようにしましょう。

感染したコンピューターのデータが暗号化される

ランサムウェアは、感染したコンピューター内のデータを強力な暗号化でロックします。これにより、ファイルにアクセスできなくなり、アクセスすることができなくなります。

特に、企業や組織などでネットワークを共有している場合、ネットワークを経由して、複数の端末が同時に感染することで、すべてのデータが暗号化される可能性もあります

攻撃の拡大を防ぎ、被害を最小限に抑えるためにも、ランサムウェア感染時、企業や組織は、感染源を特定し、スムーズに対応できる体制を整えておくことが重要です。

ウイルス対策ソフトが無効化されることがある

一部のランサムウェアは、セキュリティ対策を無効化することで、ウイルス対策ソフトやファイアウォールによる検知や防御を回避し、感染を拡大させる場合があります。

ランサムウェアの感染が疑われる場合は、すぐに感染した端末をネットワークから切断し、システム管理者に報告するようにしましょう。

トロイの木馬などマルウェアがインストールされる可能性がある

ランサムウェアに感染すると、トロイの木馬などのマルウェアがインストールされたり、バックドアが設置されたりして、新しいセキュリティ上の脆弱性が生じる可能性があります。

マルウェアの中には、情報収集や遠隔操作に特化したものもあり、ランサムウェアに感染した端末は、セキュリティ上の脅威にさらされ続ける恐れがあります

こうしたセキュリティリスクに対処するためには、初期化だけでなく、システム内の脆弱性を詳細に調査し、ランサムウェア感染の根本原因を特定し、再発を防ぐ対策を強化する必要があります。

攻撃者によりデータが盗まれ、公開される恐れがある

ランサムウェアに感染した時点で、不正侵入した攻撃者がシステム内部でデータを不正に入手している可能性が高く、盗まれたデータはダークウェブ上のリークサイトに公開される恐れがあります。

盗まれやすいデータとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 企業の財務情報:売上データ、顧客情報、取引先情報、銀行口座情報など
  • 個人情報:顧客情報、従業員情報、取引先情報など
  • 企業のセキュリティ情報:パスワード、アクセス権限情報、脆弱性情報など

 

これらのデータが漏えいした場合、以下のような被害が発生する可能性があります。

  • 顧客や取引先からの信頼の失墜
  • サイバー攻撃の標的化
  • 法令違反による行政処分や刑事罰(個人情報保護委員会への報告を怠った場合)

 

もしランサムウェアに感染した疑いがあるときは、攻撃に使用された侵入経路、情報漏えい有無の確認できる、サイバーセキュリティの専門会社まで対応を依頼しましょう。

私たちデジタルデータフォレンジックは官公庁、上場企業、捜査機関等を含む幅広いインシデントに対応経験があります。お電話またはメールでお問合せいただくと、状況のヒアリングと対応方法、お見積りを無料でご案内いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。24時間365日体制で相談や見積もりを無料で受け付けております。

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ランサムウェア感染時に有効なフォレンジック調査とは

ランサムウェアに感染し、適切な対処ができる企業はほとんどありません。むしろ自社だけで対応を判断するのが一番のリスクです。ランサムウェアに感染した場合、情報漏えいや更なるサイバー攻撃被害が疑われるため、まずはサイバーセキュリティの専門家と提携して感染原因の究明や被害範囲の特定を行うことが重要です。

この際、有効なのが「フォレンジック調査」です。

フォレンジック調査とは、コンピュータやネットワークに保存されたデータやログを分析し、インシデントの原因や経緯、影響範囲を解明する調査手法です。ランサムウェアの感染調査では駆除・隔離に加えて、侵入経路や情報漏えいの有無を確認することができます。

私たちデジタルデータフォレンジックは、官公庁、上場企業、捜査機関等を含む幅広いインシデントに対応経験があり、攻撃に使用された侵入経路や漏えいデータを迅速に特定します。ご相談や詳細な情報については、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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フォレンジック調査の詳細については下記の記事で詳しく解説しています。

フォレンジック調査
フォレンジック調査のメリット・活用事例・業者選定のポイントを解説フォレンジック調査とはデジタル機器を調査・解析し、「法的証拠」に関わる情報を抽出し、インシデントの全容を解明する調査です。フォレンジック調査会社では、警察でも使用される技術を用いて、サイバー攻撃からハッキング、情報持ち出しや横領などの調査を行います。本記事ではフォレンジック調査の必要性・活用事例・業者選定のポイントを解説します。…

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無料で初動対応いたします
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企業の情報漏えいインシデント対応が義務化されています

2022年4月から改正個人情報保護法が施行されました

個人情報保護法改正2022

2022年4月に施行された「改正個人情報保護法」では、個人データの漏えい、あるいは漏えいが発生する可能性がある場合、報告と通知が法人に義務付けられました。違反した企業には最大1億円以下の罰金が科せられる可能性もあります。

もし、マルウェア・ランサムウェア感染、不正アクセス、社内不正、情報持ち出しのような情報セキュリティ上の問題が発生した場合、まずは感染経路や漏えいしたデータの有無などを確認することが重要です。

ただ、調査を行うには、デジタルデータの収集・解析などの専門技術が必要です。これは自社のみで対応するのが困難なため、個人情報の漏えいが発生した、もしくは疑われる場合は、速やかにフォレンジック専門家に相談し、調査を実施することをおすすめします。

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ランサムウェア感染時の基本的な対応

ランサムウェアに感染した場合は、以下のフローで被害を最小限に抑える必要があります。

感染時は慌てずに、過不足のないフローで適切な対応を取りましょう。 ランサムウェアに感染した場合の対応は次のとおりです。

  ランサムウェア感染時の対応
  1. 端末をオフラインにする
  2. リストアする(バックアップから感染前のデータを復旧する)
  3. ランサムウェア感染調査に対応した専門業者を利用する

ランサムウェア感染時、企業がとるべき対応については下記でも詳しく解説しています。

BEWARE
ランサムウェアに感染したら?被害時の対応・調査方法、実際の被害を画面付きで解説この記事ではランサムウェア感染時に取るべき対応や実際の画像付きで攻撃の流れ、被害調査方法などを詳しく紹介します。デジタルデータフォレンジック(DDF)では官公庁・上場企業・捜査機関・法律事務所等で実績多数。累積3.2万件以上のご相談実績をもとにインシデントの被害状況などスピーディーに調査。365日年中無休・相談見積無料。…

①端末をオフラインにする

まずは、ネットワークから感染した端末を切り離す必要があります。これにより感染が広がることを防ぐことができます。

②リストアする(バックアップから感染前のデータを復旧する)

さらに、感染したサーバーのバックアップを確認し、最新のバックアップからデータを復元することができます(これをリストアと言います)。これにより、被害を回復することができます。

ただし、ランサムウェア感染時は、復旧だけではなく、攻撃経路の特定や、再発防止策の検討が必要となります。攻撃に遭った場合は「フォレンジック調査」を検討しておきましょう。

③ランサムウェア感染調査に対応した専門業者を利用する

DDF

ランサムウェア感染時は、感染経路を特定し、再発防止策を講じる必要があります。

たとえば「脆弱性」を悪用した攻撃を受けた場合、再攻撃を受けないよう、適切な対応を行うとともに、どの端末の、どのデータが被害に遭ったのかを確認する必要があります。

特に法人の場合、個人情報の漏えいが疑われる際は、関係各所に向けた「被害報告」が必要ですが、自社調査だけでは客観性や正確性が担保できないことがあります。セキュリティツールはマルウェアを検知・駆除できますが、感染経路や情報漏えいの有無を適切に調査することはできないからです

したがって、ランサムウェア感染時は、感染経路調査に対応した「フォレンジック調査」を利用することが有効です。

◎フォレンジック調査を考えている方へ (お見積りまで完全無料)

フォレンジック調査は、DDF(デジタルデータフォレンジック)までご相談ください。

累計32,377件のご相談実績(※1)があり、他社にはないデータ復旧業者14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※2)フォレンジック技術を駆使してお客様の問題解決をサポートします。

✔不正アクセスの形跡があると報告された
✔ランサムウェアやマルウェア感染の原因がわからない
✔データが漏えいしているかもしれない

上記のようなご相談から調査項目/作業内容のご提案、お見積りまでは完全無料。安心してご相談ください。

24時間365日 相談受付

※1 データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)

※2 累計ご相談件数32,377件を突破(期間:2016年9月1日~)

ランサムウェア感染後の復旧方法①「バックアップから復旧する」

ランサムウェア感染時は、バックアップの有無を確認し、バックアップメディア(外部ハードドライブ、クラウドストレージなど)が安全であることを確認しましょう。

バックアップが無事に行われると、ランサムウェアによって暗号化されたファイルが、バックアップされたものに置き換わります。

バックアップから復旧する方法は次のとおりです。

ランサムウェア感染時、バックアップから復旧する方法
  1. バックアップメディア(外部ハードドライブ、ネットワーク共有、クラウドストレージなど)を対象機器に接続します。
  2. バックアップソフトを使用して、バックアップから必要なデータを選択して復旧します。(ソフトウェアによっては、個別のファイル、フォルダ、またはシステム全体を復旧できます)
  3. 復旧したいファイルやデータを選択し、復旧操作を開始します。
  4. 復旧したデータを保存する場所を指定します。これは感染したシステムから分離された別の場所に保存することをお勧めします。
  5. バックアップからのデータ復旧プロセスが完了するまで待ちます。

ただし、ランサムウェアにより、ファイルが暗号化された時点で、データ漏えいが発生している可能性が高く、バックアップからの復旧だけでは不十分です。

まずは、ランサムウェア攻撃の影響を詳しく調査し、「どのデータが暗号化されたか」「どのように攻撃が行われたか」を明らかにしましょう。

サイバーセキュリティの専門会社では、攻撃に使用された経路(セキュリティホール)や、漏えいしたデータを迅速に特定し、行政に提出可能な報告書の作成まで行います。

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ランサムウェア感染後の復旧方法②「復号ツールを利用する」

ランサムウェアの復号ツールとは、暗号化されたファイルを復号するためのツールです。ここでは復号ツールの入手方法、復号ツールを利用した復旧方法を解説します。

復号ツールの入手方法

復号ツールの入手方法は下記の3つです。

復号ツールの入手方法
  •  インターネット検索エンジンを使用する
  • セキュリティソフトメーカーのウェブサイトを参照する
  • フォレンジック調査の専門家に相談する

インターネット検索エンジンを使用する

ランサムウェアの復号ツールは、インターネット上やセキュリティソフトウェアメーカーのウェブサイトで入手できます。

GoogleやBingなどの検索エンジンを利用して、復号ツールに関連するキーワードやフレーズを検索しましょう。例えば、「ランサムウェアの復号ツール」、「ファイル暗号化の解除ツール」などです。関連するウェブサイトやツールが表示されるでしょう。

無料で利用できる復号ツールの代表的なウェブサイトは次のとおりです。

これらのウェブサイトは、ランサムウェアの種類と復号ツールの有無を判別できるウェブサイトです。ただし、すべてのランサムウェアに対応しているわけではないため、事前に復号ツールの有無をチェックすることをおすすめします。

セキュリティソフトメーカーのウェブサイトを参照する

一部のセキュリティソフトウェアメーカーは、特定のランサムウェアに対する復号ツールを提供しており、メーカーのウェブサイトで復号ツールが利用可能かどうかを確認できます。

たとえば、Kasperskyが提供する「No Ransom」は、ランサムウェアに感染したファイルを復号するためのツールを100種類以上提供しており、Kasperskyのウイルス対策ソフトを導入していない場合でも、無料で使用できます。

またAvastが提供する「無料ランサムウェア復号ツール」は、Avastのウイルス対策ソフトを導入している場合は、無料で使用できます。

注意点:復号ツールの使用にあたって気を付けたいこと

復号ツールを使用する際は、いくつかの注意点に留意する必要があります。

①マルウェアを仕込んだ復号ツールを使用するリスクがある

復号ツールの中には、マルウェアを仕込んだ復号ツールが存在するため、信頼性の高いソースから入手することや、最新のセキュリティアップデートを適用することが重要です。

復号ツールを入手する際には、以下の点に注意が必要です。

  • 信頼できるウェブサイトやツールを選択する
  • 復号ツールの提供元を調べる
  • 復号ツールのレビューを調べる

②データ破損の恐れがある

復号は情報を元の形式に戻す作業ですが、間違った手順や、復号ミスなどが原因でデータが破損する可能性もあります。注意深く操作し、バックアップを作成することが大切です。

③最新のランサムウェアは復号ツールでの対応が難しい

LockBitをはじめ、流行しているランサムウェアの多くは、復号ツールが提供されていないケースがあり、対応が難しいことがあります。その際は、専門家まで対応を依頼することをおすすめします。

復号ツールの使用方法

復号ツールの使用方法は、以下のとおりです。

復号ツールの使用方法
  1. ランサムウェアの種類を特定する
  2. 公式の復号ツールを探す
  3. ダウンロードと実行
  4. 復号プロセスの完了

復号ツールを使用する際には、信頼性の高い情報源やセキュリティ企業の公式ウェブサイトから入手することが重要です。

ランサムウェアの復号ツールを使用する場合は、以下の手順に従うことが一般的です。

①ランサムウェアの種類を特定する

使用されたランサムウェアの種類を特定します。これは、ランサムノートや暗号化されたファイルの拡張子、攻撃者からの要求内容などを検索することで判断できます。

ランサムウェアの拡張子については、こちら

②公式の復号ツールを探す

セキュリティ企業や公的機関などが提供する公式の復号ツールを探します。復号ツールは、ランサムウェアの種類ごとに提供されているため、感染したランサムウェアの種類に合った復号ツールを使用する必要があります。

③ダウンロードと実行

適切な復号ツールを見つけたら、ツールをダウンロードし、感染したコンピューターで実行します。ツールは通常、特定の手順やパスワードを要求する場合がありますので、指示に従って正確に操作してください。

④復号プロセスの完了

復号ツールが正常に実行されると、ランサムウェアによって暗号化されたファイルが解除されます。ツールは元のファイルを復元し、ランサムウェアによる影響を取り除きます。

ただし、すべてのランサムウェアに対して復号ツールが利用可能なわけではありません。特定のランサムウェアのバージョンや暗号化手法によっては、復号ツールが開発されていない場合もあります。

その場合、データ復旧やバックアップの使用は、専門家のサポートが必要になることがあります。

弊社では、認定資格者のフォレンジックエンジニアが社内に在籍し、高度な解析によって官公庁・上場企業をはじめ、法人・個人問わず幅広いインシデントの実態解明を行っています。いつでも対応できるよう、24時間365日体制でご相談を受け付けておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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ランサムウェアの感染経路

拡張子「.8base」「.eight」ランサムウェアとは:その特徴や感染時の対処方法を解説

ランサムウェアの感染を防ぐためには、感染ルートを理解し、適切な対策を取ることが重要です。主要なランサムウェアの感染経路は下記のとおりです。

ランサムウェアの感染経路
  • VPN機器からの侵入
  • RDP(リモートデスクトップ)からの侵入
  • フィッシングメールや添付ファイル

ランサムウェア感染の被害を最小限に抑えるためには、被害に遭った時点ですぐにランサムウェアの侵入経路や被害の範囲を把握し、情報漏えいの有無を特定できる「フォレンジック調査」の専門家に対応を依頼することが重要です。

被害に遭った場合、速やかにフォレンジック調査を実施し、被害を最小限に抑えましょう。またランサムウェアは、アンチウイルスソフトを無効化して暗号化を行うため、EDR等で対策が必要です。

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ランサムウェアの感染経路、症状・被害事例の詳細については下記の記事でも詳しく解説しています。

ランサムウェアの主な感染経路4選/被害事例や感染時の対応策
ランサムウェアの感染経路は?感染源や原因から感染・侵入経路などを解説ランサムウェアに感染した際の原因や感染・源感染経路を確認/調査する方法をサイバーセキュリティの専門家が解説。デジタルデータフォレンジックでデジタル機器内のログ調査を行い、証拠復元に貢献します。365日年中無休・相談見積無料。累計ご相談件数3.2万件以上。…

VPNの脆弱性

警察庁の調査によると、ランサムウェア感染において、VPN機器からの侵入は全体の71%を占めています。

企業は感染を防止するためにも、テレワークでVPNを使用する際には、適切なバージョンアップを行うことが重要です。またVPN以外のセキュリティ対策としてファイアウォールやアンチウイルスソフトウェアを導入し、強力なパスワードの使用や、適切なアカウント管理をおこなう必要があります。

出典:警察庁

RDP(リモートデスクトップ)の脆弱性

警察庁の調査によると、RDP(リモートデスクトップ)は、ランサムウェアの侵入経路として10%を確保しています。

RDPもVPNも、組織におけるシステム上重要な役割を担っていますが、重大な脆弱性も報告されており、ここから攻撃者はIDやパスワード情報を割り出し、不正ログイン、感染拡大を図っています。

被害を未然に防ぐためにも、パスワード更新、定期的なセキュリティチェックなどが必要です。またVPNも同様に、機密情報の暗号化や不正アクセスの監視などが必要です。

VPN/RDPの脆弱性を悪用する攻撃は、こちら

出典:警察庁

フィッシングメールや添付ファイル

フィッシングメールの添付ファイルは、ランサムウェアの感染経路として一般的です。たとえば攻撃者は、実在する企業や個人になりすまして、請求書や領収書、納品書などの偽装ファイルをメールに添付して送信します。

この際、Emotet(エモテット)などの危険なマルウェアが、その手口に利用されることが多く、添付ファイルを開くと、ランサムウェアが実行されて感染する恐れがあります。

ランサムウェア感染時、感染経路調査を行うメリット

ランサムウェアに感染した場合、感染経路を調査することで、攻撃者の侵入方法を特定し、将来の攻撃から身を守るために対策を講じることができます

ランサムウェア感染の調査を行う方法として「フォレンジック調査」を挙げることができます。フォレンジック調査とは、電子機器から証拠を収集・分析して、インシデントの詳細を解明する手法で、たとえば攻撃者がどのようにランサムウェアを侵入させたか、どのような手法や脆弱性が悪用されたかなど、感染経路や情報漏えいの特定に役立ちます

ランサムウェア感染時の対処におけるフォレンジック調査のメリットは次のとおりです。

ランサムウェア感染時、感染経路調査を行うメリット
  1. 被害範囲を特定できる
  2. 感染経路や攻撃手法の解析・証拠が確保できる
  3. 専門エンジニアの詳細な調査結果が得られる
  4. セキュリティの脆弱性を発見し、再発を防止できる

①被害範囲を特定できる

フォレンジック調査は、感染したシステムやネットワーク内での攻撃の拡散範囲を特定するのに役立ちます。これにより、被害を受けたシステムやデータ、ネットワークの一部を迅速に特定し、対処を開始することができます。

②感染経路や攻撃手法の解析・証拠が確保できる

フォレンジック調査では、ランサムウェアの攻撃手法や感染経路を解析し、証拠を確保できます。また、証拠の確保は、法的な措置や法執行機関との連携に役立つだけでなく、被害の評価や保険請求のためにも重要な要素となります。

③専門エンジニアの詳細な調査結果が得られる

フォレンジック調査の専門会社には、正確にハッキング被害の実態を確認するために必要な高度な技術を持つ専門エンジニアがいます。

自社調査だけでは不適切な場合がありますが、フォレンジックの専門業者と提携することで、調査結果をまとめた報告書が作成でき、公的機関や法廷に提出することができます。

④セキュリティの脆弱性を発見し、再発を防止できる

フォレンジック調査では、マルウェアによる被害の程度や感染経路を特定することで、今後のリスクマネジメントに貢献することが出来ます。弊社では、解析調査と報告書作成の他に、お客様のセキュリティを強化するためのサポートも提供しています。

私たちデジタルデータフォレンジックは官公庁、上場企業、捜査機関等を含む幅広いインシデントに対応経験があります。お電話またはメールでお問合せいただくと、状況のヒアリングと対応方法、お見積りを無料でご案内いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

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ランサムウェアによる被害の調査を行う場合、専門業者に相談する

DDFマルウェア・ランサムウェア感染、不正アクセスのような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。しかし、自力で調査を行うと、調査対象範囲が適切でなかったり、意図しない証拠データの消失が発生しやすく、不完全な結果になる恐れがあります。

このような事態を防ぎ、適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。フォレンジック調査では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出、ならびに報告会によって問題の解決を徹底サポートします。

デジタルデータフォレンジックでは、お電話またはメールでお問合せいただくと、状況のヒアリングと対応方法、お見積りを無料でご案内いたします。法人様の場合、ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せも開催しておりますので、お気軽にご相談ください。

官公庁・上場企業・捜査機関等まで幅広い調査対応経験を持つ専門の担当とエンジニアが対応させていただきます。

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累計ご相談件数32,377件以上の豊富な実績

 

対応機種

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ランサムウェア調査会社への相談方法

インシデントが発生した際、フォレンジック調査を行うか決定していない段階でも、今後のプロセス整理のために、まずは実績のある専門会社へ相談することを推奨しています。

取引先や行政に報告する際、自社での調査だけでは、正確な情報は得られません。むしろ意図的にデータ改ざん・削除されている場合は、情報の信頼性が問われることもあります。

インシデント時は、第三者機関に調査を依頼し、情報収集を行うことを検討しましょう。

DDF(デジタルデータフォレンジック)では、フォレンジックの技術を駆使して、法人/個人を問わず、お客様の問題解決をいたします。

当社では作業内容のご提案とお見積りのご提示まで無料でご案内しております。

解析した結果は、調査報告書としてレポートを作成しています。作成した報告書には、調査で行った手順やインシデントの全容などが詳細に記載され、法執行機関にも提出可能です。

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調査の料金・目安について

調査の料金・目安について

まずは無料の概算見積もりを。専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
機器を来社お持込み、またはご発送頂ければ、無料で正確な見積りのご提出が可能です。
まずはお気軽にお電話下さい。

【法人様限定】初動対応無料(Web打ち合わせ・電話ヒアリング・現地保全)

❶無料で迅速初動対応

お電話でのご相談、Web打ち合わせ、現地への駆け付け対応を無料で行います(保全は最短2時間で対応可能です。)。

❷いつでも相談できる

365日相談・調査対応しており、危機対応の経験豊富なコンサルタントが常駐しています。

❸お電話一本で駆け付け可能

緊急の現地調査が必要な場合も、調査専門の技術員が迅速に駆け付けます。(駆け付け場所によっては出張費をいただく場合があります)

ランサムウェアの感染対策

ランサムウェアの感染対策として次のものが挙げられます。

ランサムウェアの感染対策
  • 多要素認証の導入
  • EDR等の導入による不審な挙動の早期発見
  • VPN機器の脆弱性対策の実施
  • データのバックアップ

多要素認証の導入

多要素認証の導入による認証強化により、ユーザーが利用するデバイスやデータを認証してアクセス権を設定することで、ランサムウェアを防ぐことができます

EDR等の導入による不審な挙動の早期発見

次に、EDR等の導入により、ネットワーク内の不審な挙動を早期に発見することが重要です。ランサムウェアを含め、マルウェア等に感染した端末では、外部のサーバーとの間で不審な通信が発生する場合がありますが、これをEDRで早期に発見することで、感染拡大や外部からの侵入の範囲拡大を防ぐことができます。

VPN機器の脆弱性対策の実施

また、VPN機器の脆弱性対策の実施も重要です。VPNを利用する場合には、セキュリティパッチの適用やアクセス制限の設定などを行うことで、攻撃者によるVPNの脆弱性をついた攻撃を防ぐことができます。

データのバックアップ

最後に、データのバックアップも欠かせません。ランサムウェアに感染すると、企業内のネットワークに接続された端末内のデータが暗号化されて使えなくなることがあります。このため、定期的にバックアップを行うことで、ランサムウェアの被害を最小限に抑えることができます。

よくある質問

調査費用を教えてください。

対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。

土日祝も対応してもらえますか?

可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。

匿名相談は可能でしょうか?

もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。

 

 

この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数32,377件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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