- パワハラやセクハラの事実認定が難しい
- 退職者が持ち出した業務データの行方が不明
- 勤怠記録の改ざんが疑われる
これらのケースでは、口頭の証言や紙の資料だけでは真実を明らかにするのが難しく、後々の労使紛争や訴訟リスクを高めてしまいます。だからこそ、パソコンやスマートフォンに残された操作履歴や通信ログなど、信頼性の高い「デジタル証拠」の収集と保全が必要不可欠です。
デジタル・フォレンジックと呼ばれる、電子端末内のデータを証拠として保全・解析する調査を行うことで、見えづらかった事実関係を客観的に証明し、企業として適切な対応判断を下すための裏付け資料として活用できます。
本記事では、労務問題で発生しやすい典型的なトラブルから、フォレンジック調査の進め方、実務担当者が注意すべきポイントまでを網羅的に解説します。
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労務トラブルの事例
最初に労務トラブルにはどのようなものがあるのか紹介します。主な労務トラブルの事例は以下の通りです。
ハラスメントや不当解雇
言った・言わないの水掛け論になりやすいハラスメントや不当解雇では、証拠の有無が最終的な判断に大きく影響します。音声記録やチャット履歴、メール文面の保全に加え、改ざんの有無までチェックする必要があります。
業務データ・顧客情報の持ち出し
退職者や一部の社員が、顧客名簿や営業データなどをUSBやクラウド経由で不正に持ち出す事例が後を絶ちません。接続履歴やファイル操作ログなどから、その痕跡を明確に残すことが可能です。
【調査事例あり】退職者のデータ持ち出し発覚時の対処法|よくある動機や機器ごとの傾向も紹介
勤怠・労働時間改ざんの検証
勤怠管理ソフトの打刻操作やVPNログなどを突き合わせることで、出退勤記録の信憑性を検証できます。申告時間と実働時間が合わない場合、内部不正や管理ミスが疑われます。
PCログを活用した勤怠データ改ざんの証拠収集と企業の対応について解説
労務トラブルとフォレンジック対応の必要性
従来の労務対応では、証言や紙ベースの資料に依存する傾向が強く、裏付けの不十分なまま判断が下されるケースも少なくありません。
しかし、IT化が進んだ現代の職場では、トラブルの痕跡が電子データとして蓄積されていることが多く、信頼性の高い調査には“デジタル証拠”の活用が不可欠となっています。
たとえば、以下のような場面ではデジタル証拠が極めて有効です。
- ハラスメント発言や不適切な指示の記録の有無
- 業務データや機密情報の持ち出し日時・使用端末の特定
- 勤怠システムの打刻記録と実際の稼働ログの整合性の検証
このように、誰が・いつ・何をしたのかという客観的事実を裏付ける手段として、デジタル証拠は労務トラブル対応や労働審判・訴訟への備えにおいて重要な役割を果たします。
代表的なデジタル証拠の種類
フォレンジック調査で扱われる代表的なデジタル証拠は以下の通りです。
- メール・チャット履歴(Outlook、Gmail、Slack、Teams 等)
- ファイル操作ログ(作成・編集・削除・コピーの履歴)
- USB等の外部メディア接続履歴
- インターネット閲覧履歴・クラウドサービス利用記録
- PCの電源オン・オフ、ログオン・ログオフ記録
- 勤怠・システムアクセスログ(Active Directoryなど)
- スマートフォンや私物デバイスの利用履歴(MDM運用下に限る)
これらのデジタル証拠は、操作履歴・通信ログ・アクセス情報といった客観的な痕跡に基づいて記録されており、
タイムスタンプ(日時情報)や端末ID、ユーザーIDと結び付けられるため、誰がいつ何を行ったのかを正確に追跡することが可能です。
そのため、証言の裏付けや矛盾の指摘、証拠の補強材料として活用されるケースが増加しており、訴訟対応・内部処分の正当性を担保する強力な根拠となります。
ただしこれらのデジタル証拠の保全には専門のツールや専門知識が必須です。証拠隠滅されないようにするためには、すぐに専門家に相談して証拠保全と解析を行いましょう。
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労務トラブルをフォレンジック調査で対応する方法
労務トラブルに対するフォレンジック調査は、感情的・主観的な判断を避け、客観的証拠に基づいた対応判断を行うための手法です。調査は以下のステップで進められます。
①調査目的の明確化と調査計画の策定
最初に「何を明らかにする必要があるのか(例:ハラスメント発言の有無/データ持ち出しの痕跡/勤務実態の検証)」を明確にし、対象者・対象端末・調査範囲を定義します。必要に応じて弁護士や法務部門と連携し、調査の法的正当性を担保しましょう。
②証拠保全(データのイメージ取得)
調査対象のPCやスマートフォンなどから、専用のフォレンジックツールを用いてbit単位のディスクイメージ(完全な複製)を取得する工程です。
これにより、原本データの改変リスクを排除しつつ、証拠としての真正性(=信頼できる証拠かどうか)を担保します。
なおこの作業は高度な専門知識とツールが必要なため、自社対応は推奨されません。不適切な操作による証拠破壊リスクを避けるためにも、デジタルフォレンジックの専門会社に依頼することが必要です。
③データ解析・ログ分析
保全されたデータから、メール・チャット履歴、ファイル操作ログ、USB接続記録、ログオン履歴、Webアクセス履歴などを抽出・分析します。
必要に応じて、削除されたファイルの復元やメタデータ(作成日時・編集者情報など)の解析も行います。
この工程も専門性が高く、証拠性を維持した状態で正確に行うには、外部の調査会社による対応が前提です。調査の質に影響が出るため、企業側は、「どの情報が必要か」や「どの範囲を分析対象とするか」について明確に指定しましょう。
④調査報告書の作成
分析結果を時系列・技術的根拠・責任の所在・リスク評価に基づき文書化し、経営判断・処分方針・訴訟対応の判断材料として活用します。
報告書は、弁護士のレビューを経て、訴訟や労基署対応の証拠資料としても利用可能なレベルで作成します。
以上がフォレンジック調査の流れです。技術的正確さだけでなく、法的リスク管理の視点が不可欠ですので、原則として外部の専門会社や弁護士との連携のもとで進めることが望ましいです。労務問題が発覚し、電子端末を調査する場合はすぐにフォレンジック調査会社に相談しましょう。
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詳しく調べる際は労務問題対応に強い専門家に相談を

社内不正・横領・情報持ち出し・職務怠慢のような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。
特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。
>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説
当社では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出、ならびに報告会によって問題の解決を徹底サポートします。
フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
デジタルデータフォレンジックの強み
デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。
累計相談件数39,451件以上のご相談実績
官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積39,451件以上(※1)のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計395件以上(※2)のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~
国内最大規模の最新設備・技術
自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2017年)
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