社内不正・労働問題

PCの使用履歴を確認する方法|操作ログから通信履歴まで徹底解説

「このパソコン、誰かが使ったかもしれない…」
「社員の在宅ワーク、ちゃんと稼働しているか把握したい」

こうした場面で活用できるのが「PCの使用履歴」です。PCの使用履歴とは、いつ・誰が・何を操作したのかといった記録情報のこと
この記事では、使用履歴の種類や確認方法、具体的な手順、注意点までを詳しく解説します。

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PCの使用履歴とは?

PCの使用履歴とは、パソコン上で行われた操作や通信、ログイン・ログオフといった情報が自動的に記録されている履歴情報のことです。
これらの記録は「ログ」とも呼ばれ、トラブルシューティングや業務管理、不正アクセス調査などに役立ちます。

起動・シャットダウンの履歴

PCの電源がいつ入ったのか、いつシャットダウンされたのかは、Windowsの「イベントビューアー」で確認できます。

  1. キーボードで「Windowsキー + R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開く。
  2. 「eventvwr」と入力してEnterキーを押す。
  3. イベントビューアーが開いたら、左側メニューから「Windowsログ」→「システム」を選択。
  4. 右ペインの「イベントID」で、「6005(起動)」「6006(シャットダウン)」などを確認。

ログイン・ログオフの履歴

誰がいつPCにログイン・ログオフしたのかも、イベントビューアーの「セキュリティ」ログから確認できます。

  1. イベントビューアーを開き、「Windowsログ」→「セキュリティ」を選択。
  2. 「イベントID 4624(ログイン成功)」「4625(ログイン失敗)」などを探す。
  3. 対象のユーザー名や時刻を確認する。

ファイルやフォルダへのアクセス履歴

ファイルのアクセス履歴は通常OS上では保持されにくいため、専用ツールの使用が効果的です。

アプリケーションの起動・終了履歴

イベントビューアーに加えて、後述の「ManicTime」などのツールで確認可能です。

ネットワーク接続や通信履歴

IPアドレスの取得や外部への通信履歴は、「ipconfig」「netstat」「Wireshark」などで確認できます。

エラーやシステムイベントの履歴

アプリの異常終了やシステムトラブルの履歴もイベントビューアーの「アプリケーション」ログから確認可能です。

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使用履歴が活用される場面

PCの使用履歴は、以下のような実務や調査で活用されます。

  1. 勤怠管理:テレワーク中の稼働確認、業務開始・終了時刻の把握。
  2. 不正アクセスの調査:社内不正や情報漏洩対策。
  3. トラブル対応:クラッシュの原因追跡。
  4. 業務分析:作業時間の可視化と業務改善。

使用履歴を確認する際の注意点

履歴確認は非常に有効ですが、以下のような注意点があります。

  1. 一部のログはOS標準機能だけでは記録されていない。
  2. 監視ツールはインストール・常駐設定が必要。
  3. 個人情報・プライバシーの観点から、事前に本人同意を得ることが重要。

詳しくは次の記事をご確認ください。

>>PCの操作ログはどこまでわかる?社内不正の調査方法までを徹底解説

>>Windows PC で操作ログを取得・確認するを解説

>>Macの操作ログで操作履歴を確認する方法を解説

不正利用や犯罪の疑いがある場合の対応

「ファイルが勝手に改ざんされた」「社内で不正アクセスの痕跡がある」など、犯罪性が疑われる場合は、フォレンジック調査の専門家に依頼することを推奨します。

フォレンジック調査とは?

専門的な技術を用いて、PCやストレージからログ・証拠データを収集・解析・保全する調査手法。裁判や警察への証拠提出にも活用可能

社内や個人でフォレンジック調査を完結させるのは、証拠の観点からリスクが高いため、必ず専門会社に相談してください

PCの履歴調査をする場合はフォレンジック企業に依頼する

適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。

>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?

当社では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出、ならびに報告会によって問題の解決を徹底サポートします。

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デジタルデータフォレンジックの強み

デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。

累計相談件数39,451件以上のご相談実績

官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積39,451件以上(※1)のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計395件以上(※2)のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~

国内最大規模の最新設備・技術

自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2017年)

24時間365日スピード対応

緊急性の高いインシデントにもいち早く対応できるよう24時間365日受付しております。

ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せを開催・即日現地駆けつけの対応も可能です。(法人様限定)自社内に調査ラボを持つからこそ提供できる迅速な対応を多数のお客様にご評価いただいています。

デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。

まとめ

PCの使用履歴は、「誰が」「いつ」「何をしたか」を知るための重要な情報源です。
トラブル解決、セキュリティ対策、業務効率の可視化など、多くの場面で役立ちます。

イベントビューアーや専用ツールなど、目的に応じて最適な手段を選び、必要に応じて専門家にも相談しながら適切に運用していきましょう。

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よくある質問

調査費用を教えてください。

対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。

土日祝も対応してもらえますか?

可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。

匿名相談は可能でしょうか?

もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。

この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数39,451件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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