PC HelpSoft Driver Updaterは「パソコンを最適化するツール」とされていますが、動作が重くなる、しつこいポップアップなどの不具合が多く報告されています。
本記事では、このソフトの危険性や削除方法、情報を入力してしまった場合の対処を解説します。「削除すれば安心」では済まない可能性についても触れていますので、PCの安全性に少しでも不安がある方は、ぜひ最後までご確認ください。
目次
PC HelpSoft Driver Updaterとは?
【PC HelpSoft Driver Updater】は、PC HelpSoftのページを確認すると、定期的にパソコン内を自動スキャンして、常にドライバを最新化するソフトウェアであることがわかります。

【PC HelpSoft Driver Updater】ページの要約
引用先:PC HelpSoft
このページによると、PCの周辺機器トラブルの主な原因は古いドライバとのこと
具体的な症状
- プリンターの突然の動作不良
- Bluetoothの反応遅延
- PC全体の動作遅延
- デバイス接続の問題
古いドライバは、これらの問題だけでなく、ブルースクリーンや起動時の白画面など、より深刻なエラーを引き起こす可能性もあるため、定期的なドライバ更新が重要とのことです。
Windowsのドライバについて
ドライバの自動更新は、コンピュータや周辺機器の最新機能を利用可能にし、適切な動作を維持し、セキュリティの脆弱性を減少させる重要な役割を果たします。
Windows 7、Windows 8/8.1、Windows 10、Windows 11のそれぞれで、ドライバの自動更新が初期設定で有効になっており、Windows Updateを通じて提供されます。
つまり、初期設定のままなら勝手にドライバは更新されるので、他のドライバ更新ツールが必要になることは基本ないです。
PC HelpSoft Driver Updaterは危険なのか?
PC HelpSoft Driver Updaterは、無料または低価格のドライバー更新ツールとして広く配布されていますが、その挙動については多数の注意喚起がされています。
具体的には、ユーザーの不安を煽るような誇張されたスキャン結果の表示や、繰り返されるポップアップ、課金を促す導線が指摘されており、次のような問題点が報告されています。
- 「〇〇が検出されました」といったスキャン結果で不安を煽る
- 修復には有料版の購入が必要だと表示される
- クレジットカード入力後に継続課金が始まるケースがある
- カスタマーサポートの対応が不十分で解約が難しいという声がある
- アンインストールが困難で、初心者には削除が難しいことがある
こうした挙動から「詐欺的ではないか?」と不安を感じ、相談が寄せられています。
また、このソフトは一部のセキュリティベンダーからPUP(不要な可能性のあるプログラム)として検出されており、アドウェアとしての機能(広告表示・情報収集)も備えている可能性があります。
必ずしもマルウェアとは言えませんが、ユーザーの同意なくインストールされるケースや、過度な広告表示、プライバシーの懸念があることから、注意が必要です。
詐欺的なソフトウェアに見られる特徴
PC HelpSoft Driver Updaterが詐欺ソフトに該当するかどうかは断定できませんが、多くのユーザー報告やセキュリティ関連サイトでは、典型的な詐欺的挙動と共通する点が多数存在すると指摘されています。
偽の警告表示
- ウイルス感染の偽警告: 実際には問題がないのに「ウイルス検出」と表示する
- 企業ロゴの悪用: MicrosoftやGoogleなどのロゴを不正使用し、信頼性を装う
- 音声やアラート音で焦らせる: 大音量やナレーションでユーザーの冷静な判断を妨げる
金銭要求の誘導
- プレミアム版の購入勧誘: 無料スキャンで脅威を演出し、有料版購入を迫る
- サポート契約の提案: 「専門家対応が必要」として高額な契約を誘導
- クレジットカード情報の要求: サブスクリプション形式で継続課金される例もある
個人情報の収集
- IPアドレスやプロバイダ情報の表示: 外部に情報が漏れたかのように演出
- キーロガー的な挙動: 入力情報が記録・外部送信されている可能性もある
システムへの悪影響
- 動作が重くなる: バックグラウンド常駐でパフォーマンスが低下
- 他の不要ソフトを同時に導入: バンドル形式で複数のPUPが追加される
- 広告・ポップアップの多発: 操作を妨げるレベルで表示されるケースもある
これらの特徴が複数該当する場合は、アンインストールだけでは不十分な可能性もあるため、後述の対処方法や必要に応じたフォレンジック調査の検討をおすすめします。
PC HelpSoft Driver Updaterをインストールしてしまった場合の対処方法
PC HelpSoft Driver Updaterを誤ってインストールしてしまった場合でも、適切な手順で対応すれば安全を取り戻すことが可能です。以下に、削除・確認のステップをまとめました。
ソフト本体をアンインストールする
まずは、Windowsの機能を使ってPC HelpSoft Driver Updaterを削除しましょう。
- スタートメニューから「コントロールパネル」を開く
- 「プログラムのアンインストール」または「アプリと機能」を選択
- 一覧から「PC HelpSoft Driver Updater」を探して選択
- 「アンインストール」をクリックして削除を実行
- 必要に応じてPCを再起動
補足:Windows 11では「設定 → アプリ → インストールされているアプリ」から削除する方法もあります。
残存ファイルやフォルダを削除する
アンインストール後も、システム内部に一部ファイルが残ることがあります。以下の手順で手動削除を行いましょう。
Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開く%appdata%と入力してEnter- 表示されたフォルダ内に「PC HelpSoft」関連フォルダがあれば削除
加えて、以下のフォルダも確認してください:
C:\Program FilesC:\Program Files (x86)%ProgramData%
注意:レジストリエディタで関連キーを削除する方法もありますが、操作ミスはシステム障害の原因になるため、十分な知識とバックアップを前提に行ってください。
ウイルススキャンを実施する
同時にPUPやアドウェアがインストールされている可能性があるため、セキュリティソフトでPC全体のスキャンを行いましょう。
- セキュリティソフトを起動
- 「フルスキャン」または「カスタムスキャン」を選択
- 検出された脅威は「隔離」または「削除」
ブラウザ拡張機能を確認・削除する
PC HelpSoft Driver Updaterがブラウザ拡張機能として残ることもあります。不要な拡張機能を削除しましょう。
- 使用しているブラウザを開く
- 「設定」→「拡張機能」または「アドオン」を開く
- 「PC HelpSoft」など関連拡張機能を確認し、「削除」をクリック
PC HelpSoft Driver Updaterのようなソフトウェアがインストールされていた場合、単なるアンインストールでは対処しきれないケースもあります。
- 不審な通信が続く
- 同じソフトが社内の複数端末で確認された
- 機密情報を扱うPCに導入されていた
このような場合、端末内のログ・通信履歴・レジストリを専門的に分析するフォレンジック調査を行うことで、被害の有無や情報流出の可能性を正確に把握することが可能です。
クレジットカード情報を入力してしまった場合の対処方法
PC HelpSoft Driver Updaterにクレジットカード情報を入力してしまった場合、継続課金や情報悪用のリスクがあります。以下のステップに沿って、速やかに対応してください。
クレジットカード会社への連絡
最も重要なのは、すぐにクレジットカード会社に連絡して、不正使用の可能性を報告することです。
- カード裏面に記載されたサポート窓口に連絡
- PC HelpSoftに入力した事実と懸念点を説明
- 取引の停止・返金対応・カード再発行の相談を行う
継続課金を停止する
PC HelpSoft Driver Updaterは継続的な課金を行うことがあるため、必ずこれを止める手続きを行ってください。
- PC HelpSoftの公式サイトにアクセス
- マイアカウントにログイン(登録していた場合)
- サブスクリプションのキャンセル手続きを行う
フォレンジック調査が必要な場合の対応
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