「あなたのスマホはハッキングされました」と警告画面が表示された経験はありませんか?
この警告が表示された場合、注意する必要があります。ほとんどが偽警告ですが、警告の表示に従って操作すると、攻撃者によって端末が遠隔操作される可能性があります。
この記事では、警告画面が表示された場合の対処法から偽物との見分け方、ハッキングがされていないか調査する方法について解説しています。
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目次
「あなたのスマホはハッキングされました」警告文の削除方法
「あなたのスマホはハッキングされました」と警告文が表示された場合、ブラウザから削除すれば、元通りにスマホを使用することができます。
ただし、中には繰り返し警告文が表示される場合があるため、以下の手順に従って警告文を削除しましょう。
iPhoneの場合
iPhoneでsafariを開いている時に表示された警告文「あなたのスマホはハッキングされました」を削除する手順は以下の通りです。
- 画面右下の隅にある、正方が二つ重なったアイコンを長押しする
- 「このタブを閉じる」を選択すると偽警告が表示されたブラウザを閉じることができます。
Androidの場合
Androidで警告文「あなたのスマホはハッキングされました」を削除する手順は以下の通りです。
- Google Chrome上部の「タブ選択アイコン」(+マークの右)を長押しする
- 表示された「タブを閉じる」を選択する
ただし、「あなたのスマホはハッキングされました」の警告文に従い、アプリをインストールしてしまった場合や、本当にハッキングや不正アクセスを受けている場合は、一度スマホを調査できる専門家にハッキングについて調査してもらいましょう。
「あなたのスマホはハッキングされました」を放置した場合のリスク
「あなたのスマホはハッキングされました」と表示され、警告に従った場合や、ハッキングされた場合に見られる症状が発生しているにもかかわらず、放置した場合、リスクとして以下の3つが挙げられます。
個人情報が漏えいする
ハッキングを放置すると、攻撃者が個人情報を盗み出すリスクが高まります。
これには氏名や電話番号、メールアドレスだけでなく、銀行口座の情報やクレジットカード情報も含まれます。
これらの情報が漏えいすることで、身元詐称に利用されたり、金融詐欺など、プライバシーの侵害されるなどの被害に繋がります。
第三者が遠隔操作できるようになる
スマートフォンがハッキングされると、攻撃者は遠隔から操作することが可能になります。
これにより、不正なアプリのインストールや通話の盗聴、メッセージの読み取り、さらにはカメラやマイクを無断で使用するなど、ユーザーのプライバシーを著しく侵害する行為がされることがあります。
アカウントが悪用される
ハッキングされ、アカウントに不正アクセスされると、SNSやメール、オンラインショッピングなど、様々なオンラインサービスのログイン情報が盗まれることがあります。
これらのアカウントが悪用されると、第三者への偽のメッセージの送信、不正なオンラインショッピング、さらには他人への詐欺行為に利用されるなど、重大な問題を引き起こします。
被害の拡大を防ぐには、感染経路や被害データの特定を行い、専門家の下で再発防止策を講じる必要があります。調査会社に相談して、具体的な対処法を講じるようにしましょう。
「あなたのスマホはハッキングされました」警告に従った場合の対処法
「あなたのスマホはハッキングされました」と表示された場合や、ハッキングの疑いがある場合は、以下の対処法を実行するようにしましょう。
閲覧履歴とCookieを削除する
ブラウザの閲覧履歴やCookieを削除することで、攻撃者によってハッキングされるリスクを下げることができます。
Cokkieとは、一度ログインしたサイトに、時間が経っても勝手にログインできることや、オンラインショッピングでカートに入れたままログアウトしてもカートの中が消えずに残っている機能です。
Cookieの削除は、不特定多数の人が使う共用PCを利用した場合に有効です。Cookieが残っていると、次に使った第三者に情報が不正利用されてしまう可能性があります。
- Googleアプリを開く
- 画面右上にあるプロフィール写真で [検索履歴] をタップ
- 削除する検索履歴を選択
Google ChromeからCookieを削除する手順は、以下の通りです。
- メニューから「履歴」画面を開く
- [閲覧履歴データを削除]をタップ
- [Cookieとサイトデータ]にチェックを入れて[データを削除]をタップする
safariを使用している場合、設定から「safari」を選択し、[履歴とWebサイトデータを消去]をタップすると、Cookieが削除できます。
不審なプロファイル構成を削除する
iPhoneの場合は不審なプロファイルや管理構成がインストールされていないか確認し、存在する場合は削除が必要になります。
- トップ画面より「設定」を選択
- 設定画面より「一般」を選択
- 一般の画面の中より「プロファイル」を選択
- 不審なプロファイルがある場合は選択
- 「プロファイルの削除」を選択
- 「削除」を選択
プロファイルは、iPhoneの各種設定を一括で行うためのファイルのことです。
大手の通信事業者を装ったSMSが送信され、添付されたURLをクリックすると、悪意のあるウェブサイトが表示されます。
そのままプロファイルをインストールしてしまい、ハッキングされた事例もあります。不審なメッセージは開かずに削除してください。
端末をオフラインにする
「あなたのスマホはハッキングされました」の警告に従い、アプリなどをインスト―ルしてしまった場合、端末をオフラインにすることで、情報漏洩や不正アクセスのリスクを軽減することができます。
一時的な対処法ではありますが、外部からのアクセスを阻止できるため、被害を最小限に抑えることができます。ハッキングされた場合は焦らずオフラインにし、そのまま調査会社に相談しましょう。
不審なアプリをアンインストールする
「あなたのスマホはハッキングされました」という警告に従い、アプリをインストールしてしまった場合、以下の手順でアンインストールを行いましょう。
- ホーム画面でアンインストールしたいアプリを軽く長押しする
- アプリアイコンが震え始めたら、左上に表示される「×」または「-」ボタンをタップ
- 表示される「Appを削除」を選択し、「削除」をタップ
- ホーム画面でアンインストールしたいアプリを長押しする
- アイコンが動かせるようになったら、画面上部の「アンインストール」やゴミ箱アイコンにドラッグして指を離す
- 表示される確認メッセージで「OK」をタップする
ただし、アプリにログインして個人情報を入力したり、サブスクリプション契約を行った場合は、契約を解除してからアプリを削除しましょう。

アカウントのパスワードを変更する
パスワードの変更を行いましょう。攻撃者にハッキングされ、ログイン情報を抜き取られた場合、全てのアカウントにログインできなくなる可能性があります。
SNSやGoogleアカウント、iCloudに紐づけられているパスワードを変更することで、攻撃者のアクセスを阻止できます。
パスワードの変更時、英数字と特殊文字を組み合わせ、「0123」や生年月日など、単純な物は避けるようにしましょう。
セキュリティアプリでスキャンをかける
スマホに対応しているセキュリティアプリがインストールされている場合、ウイルススキャンを実行してください。悪意のあるプログラムやウイルスが検出される可能性があります。
ただし、「あなたのスマホはハッキングされました」の警告文にインストールを誘導されたアプリは、高額なサービスの契約を目的としたものや、個人情報を入力させるものであることがほとんどのため、基本的にインストールしないようにしましょう。
SIMカードをロックする
SIMカードのロックとは、特定の通信事業者が提供する電波のみが利用可能な機能のことです。
ロックがかかっている場合、他社のSIMカードを差し込んでも通信サービスを利用することはできません。第三者によるSIMカードの不正利用を防止します。
iPhoneの場合、SIMロックを設定するには通信事業者に連絡する必要がありますが、Androidの場合は、設定からロックが可能です。お使いの機種で変更方法を調べてみてください。
スマホを初期化する
「あなたのスマホはハッキングされました」と表示された警告文に従い、アプリをインストールした後、スマホがハッキングされたり、不正ログインなどが頻発する場合、スマホを初期化することで、解決する場合があります。
データのバックアップを取った後、以下の手順で初期化してください。
- 「設定」アプリを開き、画面上部の「ユーザー名」をタップします
- 下にスクロールして「サインアウト」を選択し、パスワードを入力します
- 「設定」アプリに戻り、「一般」をタップします
- 「リセット」を選択し、「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
- パスコードを入力し、「iPhoneを消去」を選択
- 「設定」アプリを開き、「システム」を選択
- 「リセットオプション」をタップし、「すべてのデータを消去(出荷時リセット)」を選ぶ
- 確認メッセージが表示されたら「すべて消去」を選択し、必要に応じてPINコードを入力
ただし、スマホを初期化してもアカウントのパスワードが漏洩していた場合、不正アクセス被害が続く可能性があります。

調査会社に相談する
「あなたのスマホはハッキングされました」と表示され、ハッキングされている疑いがある場合、調査会社への相談が最も確実な方法になります。
ハッキングされた場合、情報漏洩が起きるだけでなく、攻撃者が端末に不正アクセスを行い、勝手にアカウントが悪用されたり、端末が遠隔操作される恐れがあります。
調査会社ではハッキングによる被害を阻止するだけでなく、被害を受けたスマートフォンからハッキングの手法や痕跡を調査し、調査結果を適切なセキュリティ対策に用いることができます。
調査会社では、スマホのハッキングに対し、どのような調査が専門家が提案できますので、スマホがハッキングされたかわからない場合でもお気軽にご相談ください。
「あなたのスマホはハッキングされました」と表示された場合は調査会社に相談する
ハッキング、不正アクセス、乗っ取り、情報漏えいのような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。しかし、自力で調査を行うと、調査対象範囲が適切でなかったり、意図しない証拠データの消失が発生しやすく、不完全な結果になる恐れがあります。
このような事態を防ぎ、適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。
フォレンジック調査では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出によって問題の解決を徹底サポートします。
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