「最近、パソコンの動作が妙に重い」「誰かに行動を監視されている気がする」そんな不安を感じていませんか?特にWindows PCでは、監視ソフトやスパイウェアが密かに動作しているケースがあり、本人が気付かないうちに情報を盗み取られる可能性もあります。
本記事では、Windowsが監視されている可能性があると感じたときに確認すべき項目や、実際の対処法、さらに必要に応じたフォレンジック調査についても解説します。
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目次
Windowsのどんな内容が監視されているのか
Windowsパソコンが外部から監視されている場合、対象となるのは一部のファイルや通信だけではありません。日常的な操作からカメラの使用状況、位置情報に至るまで、さまざまな情報が収集・監視されている可能性があります。
ここでは、実際にどのような情報が監視の対象になり得るのか、特に注意が必要な項目を具体的に解説します。
操作履歴やアプリ使用状況の記録
どのアプリをいつ使ったのか、ウィンドウの操作履歴は、監視ソフトによって記録されることがあります。業務端末であれば管理目的で使われることもありますが、外部からの不正な監視では、行動パターンの把握や情報収集に悪用されるリスクがあります。
画面キャプチャや録画による監視
一部のスパイウェアや監視ツールには、画面を定期的にキャプチャ(スクリーンショット)したり、画面操作を録画したりする機能があります。入力中のパスワードや個人情報、機密資料などが第三者に漏れる可能性があるため、非常に危険です。
マイク・カメラが勝手に使われていないか
内蔵カメラやマイクが、ユーザーの許可なく勝手に起動している場合は要注意です。中には、LEDランプを点灯させずにこっそり作動するものもあり、知らないうちに音声や映像が外部に送信されることもあります。
ネットワーク通信の内容の盗み見や傍受の可能性
メールやWebブラウジングなど、インターネットを通じた通信内容が盗み見られている可能性もあります。特に暗号化されていない通信は傍受されやすく、入力した情報がそのまま抜き取られるリスクもあります。
位置情報の取得
ノートパソコンなどでは、GPSが搭載されていなくても、Wi-FiやIPアドレスからおおよその位置情報が特定されることがあります。この機能を悪用すれば、使用者の移動履歴や現在地を追跡することも可能です。
ファイルの閲覧・編集履歴の監視
どのファイルを開いたか、いつ編集されたかといった情報は、システム内部に記録されています。監視ソフトがこれを読み取ることで、どの文書にアクセスしたか、何を操作したかといった詳細な行動履歴が把握されることになります。
パソコンの構成情報やシステム設定の取得
CPUやメモリのスペック、OSのバージョン、インストールされているアプリなど、パソコンの基本構成や設定情報が収集されているケースもあります。これらは、攻撃者が脆弱性を狙うための準備情報として使われることがあります。
「監視されているかもしれない」と感じ、カメラやマイクが勝手に作動していたり、不審な動作がある場合は、すでに映像・音声・操作履歴などの情報が外部に漏れている可能性があります。そのまま放置すれば、SNSの乗っ取りや業務ファイルの流出、金銭被害など、深刻な二次被害に発展しかねません。
状況を正確に把握するには、専門機関によるフォレンジック調査が不可欠です。「いつ・どこから・どのように監視されたのか」を明らかにし、再発防止や法的対処に備えるためにも、早めの対応が重要です。
Windowsが監視されているかを確認する方法
「本当に誰かに監視されているのか?」という疑問をはっきりさせるためには、いくつかの基本的なチェックポイントを確認することが重要です。
以下で紹介する方法は、すべて専門的な知識がなくても自分で実行できるものばかりです。1つずつ順番に確認していきましょう。
最近の操作・変更履歴から確認
パソコン内部で、誰かが操作したりシステムに変化を加えた痕跡を探すための基本的なチェックです。
- 最近使われたファイルの確認
不自然なファイルへのアクセス履歴がないか確認(例:自分が開いていないファイルが最近使われている等) - 変更されたファイルの痕跡を確認
更新日時が意図しない形で変更されていないかチェック
- イベントログでログイン履歴を確認
自分以外のユーザーによるログインや、深夜のアクセスなど不審な動きがないかを確認
プログラム・プロセスの監視
不正に動作している監視ツールやスパイウェアがPC内で実行されていないかを確認するためのチェック項目です。
- タスクマネージャーで不審なプロセスを確認
見覚えのない実行中プロセスがないかチェック
- スパイウェアや監視ツールのプログラムの有無を確認
スタートアップやバックグラウンドで動作するツールに注意
- インストール済みアプリ・プログラムの確認
不審なアプリ・ツールがインストールされていないか一覧でチェック
ネットワーク通信の監視
外部のサーバーや第三者と、不正な通信がバックグラウンドで行われていないかを確認するための項目です。
- ネットワークアクティビティの確認
バックグラウンドで不審な通信がないかをモニタリングツールで確認
- ファイアウォール設定の確認
許可されている通信ルールに異常がないか、不正にポートが開かれていないかを確認
セキュリティ設定・スキャンによる確認
パソコン全体の安全状態やセキュリティ設定が正常かどうかを確認するための方法です。
- セキュリティソフトでスキャン
マルウェアやスパイウェアの自動検出・駆除を実行
- セキュリティ設定や監査ログの確認
Windowsのセキュリティポリシーが意図せず変更されていないか、不審な操作が記録されていないかをチェック
使用しているパソコンが誰かに監視されているかもと思い、不安な場合は、早めに専門家に調査の依頼をすることをおすすめします。
「監視されている気がする」「でも自分では判断できない」そんなときは、フォレンジック調査で客観的に状況を確認することが大切です。ログや動作の解析を通じて、本当に監視されているのかを明確にできます。早めの相談が被害の拡大を防ぎます。
Windows上で監視されているか不安な場合はフォレンジック調査に依頼
Windowsで「監視されているかもしれない」と感じたとき、自力で原因や証拠を特定するのは簡単ではありません。アクセス履歴や動作を確認しても判断がつかず、不審な挙動が続く場合は、被害が進行している可能性もあります。
そんなときは、フォレンジック調査の専門機関に早めに相談することが重要です。フォレンジック調査とは、パソコンに残る操作履歴や通信記録などを専門的に解析し、不正アクセスや監視の有無、発生の経緯を明らかにする調査です。
目に見える被害がなくても、内部には痕跡が残っていることが多く、早期調査により「いつ・誰が・どのようにアクセスしたか」を正確に把握できます。特にストーカー被害や社内不正が疑われる場合には、調査結果が再発防止や法的対応にもつながります。
不安を感じた時点で、早めに専門家へ相談することが、被害拡大を防ぐ最善の方法です。
自力で対応できない場合はフォレンジック調査の専門業者に依頼する

ハッキングや不正アクセス、ウイルス感染、情報漏えいなどの問題が起きた際、自分だけでの対応が難しいと感じたら、迷わずフォレンジック調査の専門業者に相談しましょう。
どこから侵入され、どんな情報が漏れたのかを正しく把握することが重要です。特に、被害が大きい場合や情報が悪用された疑いがある場合は、専門家によるフォレンジック調査を実施することで、被害の拡大を未然に防ぐ有効な対策につながります。
信頼できる業者を選び、早めに動くことが、トラブルを最小限に抑えるポイントです。
フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
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Windowsパソコンが監視されているときの対処法
パソコンが監視されている疑いがある場合、迅速な対応が何よりも重要です。対応が遅れるほど、情報漏えいや不正操作のリスクが高まります。
以下に紹介する方法を一つずつ実行することで、被害の拡大を防ぎ、監視の遮断につながる可能性があります。特に複数の対策を組み合わせて行うことが効果的です。
インターネット接続を一時的に切断する
監視ソフトは多くの場合、インターネットを通じて外部にデータを送信します。まずはWi-FiやLANケーブルを外す、機内モードをオンにするなどして、ネット接続を遮断しましょう。これにより、情報が外部に送信されるのを一時的に防ぐことができます。
不審なソフトウェアの排除
「設定」や「コントロールパネル」からインストール済みのアプリを確認し、見覚えのないソフトや怪しい名前のプログラムがあればアンインストールします。必要に応じてウイルス対策ソフトでフルスキャンを実施し、スパイウェアを検出・削除しましょう。
リモートアクセス機能を無効化
「設定」→「システム」→「リモート デスクトップ」の項目から、リモートアクセスが有効になっていないかを確認し、不要であれば無効に設定してください。第三者が遠隔からパソコンを操作できる状態を防ぐことができます。
Wi-Fiの安全性と接続端末を確認
家庭や職場のWi-Fiに不審な端末が接続されていないかを確認します。ルーターの管理画面にログインし、接続中のデバイス一覧を確認しましょう。また、SSIDとWi-Fiパスワードを変更することで、不正アクセスの再発を防止できます。
プライバシー設定でアプリの権限を制限・強化
「設定」→「プライバシーとセキュリティ」から、アプリがマイク・カメラ・位置情報などにアクセスできる権限を見直しましょう。必要のないアプリのアクセス権限はオフにすることで、不要なデータ収集を抑止できます。
まとめ
Windows PCが監視されている可能性はゼロではありません。以下のポイントを押さえ、早期発見と迅速な対応を心がけましょう。
- アクティビティ履歴やファイルの更新状況を定期的に確認する
- 不審なプログラムやプロセスは即チェック&削除
- ネットワーク遮断とリモートアクセス無効化は効果的
- プライバシー設定の見直しで情報漏洩を防止
- 状況が深刻な場合はフォレンジック調査の依頼を検討
「気のせいかも」と放置せず、セキュリティ意識を持って行動することが、自分の情報と安心を守る第一歩です。
「監視されている気がする」「でも自分では判断できない」そんなときは、フォレンジック調査で客観的に状況を確認することが大切です。ログや動作の解析を通じて、本当に監視されているのかを明確にできます。早めの相談が被害の拡大を防ぎます。
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