WindowsやMacのパソコンでログインパスワードを忘れてしまうと、一定回数の入力ミスによりアカウントが一時的にロックされることがあります。
「初期化しか方法がないのでは?」と焦ってしまう方も多いですが、環境によっては初期化せずに正規の手順でパスワードをリセットできるケースがあります。
本記事では、Microsoftアカウント・ローカルアカウント・Macユーザーアカウント・Apple IDなど、アカウントの種類別に合法の範囲内で実行できるパスワードリセット方法をわかりやすく解説します。
目次
パスワードを解除する際の注意事項と前提条件
パスワードのリセットや解除を行う前に、必ず以下の前提を確認してください。
自分が所有・管理するPCのみ対象
本記事で紹介する方法は、自分が正当に所有・管理しているパソコン、または家族から正式に依頼された端末のみを対象としています。
会社PCや他人のパソコンのロック解除を無断で行う行為は、不正アクセス禁止法や社内規程違反に該当する可能性があります。
「初期化せず」の意味
ここでいう「初期化せず」とは、工場出荷状態に完全リセットせず、保存データを維持したままログイン問題を解決することを指します。
ただし、一部の方法ではアプリの再インストールや設定の再構築が必要になる場合があります。
やってはいけない行為
以下は、パスワード解除の際に避けるべき行為です。
- 他人や会社のPCのロック解除を無断で行う
- 出所不明の「パスワード解除ツール」を使用する
- 回避目的の手口を真似してパスワード保護を破る
特に市販の解除ソフトの中には、マルウェア感染やデータ破損を引き起こすものも存在します。安易に使用せず、正規の方法で対応することが重要です。
Windows 11/10で初期化せずにパスワードをリセットする方法7選
Windowsのログイン方法は、Microsoftアカウント(オンライン)かローカルアカウント(端末内)かで手順が変わります。ここでは正規のリセット手段だけを、簡単なものから順に紹介します。
①Microsoftアカウントをログイン画面からリセットする
Microsoftアカウントでサインインしている場合は、まずログイン画面の「パスワードを忘れた場合」からのリセットが最優先です。登録済みのメールやSMS、認証アプリで本人確認を行い、新しいパスワードを設定します。
- ログイン画面で「パスワードを忘れた場合(サインインできない場合)」を選択します。
- 本人確認方法(メール/SMS/認証アプリ)を選び、確認コードを受け取ります。
- 確認コードを入力し、新しいパスワードを設定します。
②別の端末からMicrosoftアカウントをリセットする
対象PCで操作が進まない場合は、スマホや別PCからMicrosoftアカウントのパスワードをリセットできます。パスワード変更後は、対象PCでも新しいパスワードでサインインできることがあります。
- スマホや別PCでMicrosoftアカウントのパスワードリセット画面を開きます。
- 登録済みの本人確認(メール/SMS/認証アプリ)で認証します。
- 新しいパスワードを設定し、対象PCで再度サインインします。
③PIN・指紋・顔認証(Windows Hello)でログインできる場合
パスワードを忘れていても、PINや指紋・顔認証でログインできる場合は、Windowsに入ってから設定画面でパスワードを更新できることがあります。まずはログインできる手段が残っていないか確認してください。
- PIN/指紋/顔認証でサインインします。
- 「設定」→「アカウント」→「サインイン オプション」を開きます。
- パスワードやPINの変更・再設定を行います。
④ローカルアカウントの「セキュリティの質問」でリセットする
ローカルアカウントの場合、事前に「セキュリティの質問」を設定していれば、ログイン画面からパスワードをリセットできます。設定していない場合は、この方法は使えません。
- ログイン画面でパスワードを1回入力し、失敗させます。
- 表示される「パスワードのリセット」を選択します。
- セキュリティの質問に回答し、新しいパスワードを設定します。
⑤パスワードリセットディスクを使う
パスワードリセットディスクは、ローカルアカウント向けの正規の回復手段です。事前に作成している場合のみ有効で、作成していない場合は後から代用できません。復旧できたら、同様のトラブルに備えて作成しておくことをおすすめします。
- 作成済みのパスワードリセットディスク(USB等)を接続します。
- ログイン画面の「パスワードのリセット」からウィザードを開始します。
- ウィザードに従って新しいパスワードを設定します。
⑥別の管理者アカウントでパスワードを変更する
同じPCに別の管理者アカウントがあり、そちらでログインできる場合は、管理者がローカルアカウントのパスワードを変更できることがあります。会社PCは社内ルールや情報システム部門の指示に従ってください。
- 別の管理者アカウントでWindowsにサインインします。
- 「設定」→「アカウント」→「家族とその他のユーザー(その他のユーザー)」を開きます。
- 対象アカウントを選び、パスワード変更(または管理)を行います。
⑦「このPCを初期状態に戻す(個人用ファイルを保持)」を使う
どうしてもログインできない場合の現実的な手段として、「個人用ファイルを保持」したままWindowsを再インストールする方法があります。アプリや設定は再構築が必要になることがあるため、実行前に影響範囲を理解しておきましょう。
- Windows回復環境(回復オプション)から「このPCを初期状態に戻す」を選びます。
- 「個人用ファイルを保持する」を選択します。
- 画面の案内に従って再セットアップを完了させます。
Macで初期化せずにパスワードをリセットする方法3選
MacはApple IDや復旧モード、FileVault復旧キーなど、正規の回復手段が用意されています。特にFileVaultが有効な場合は復旧キーの有無で対応が大きく変わります。
①Apple IDでログインパスワードをリセットする
条件を満たす場合、ログイン画面で数回失敗すると「Apple IDでリセット」などの案内が表示されることがあります。2ファクタ認証(確認コード)が必要になる場合があります。
- ログイン画面の案内に従い「Apple IDでリセット」を選択します。
- Apple IDでサインインし、必要に応じて確認コードを入力します。
- 新しいログインパスワードを設定し、再ログインします。
②macOS復旧モードの「パスワードをリセット」機能を使う
復旧モード(macOSユーティリティ)から、パスワードリセット機能を利用できる場合があります。機種(Appleシリコン/Intel)で起動手順が異なるため、表示される案内に従って進めてください。
- Macを復旧モードで起動し、macOSユーティリティ画面を表示します。
- 「ユーティリティ」からパスワードリセット(または関連機能)を開きます。
- 対象ユーザーを選択し、新しいパスワードを設定します。
③FileVaultの復旧キーでリセットする
FileVaultが有効で復旧キーを控えている場合、復旧キー入力でパスワード再設定ができることがあります。復旧キーを紛失していると、解除が難しくなるケースがあるため保管が重要です。
- ログイン画面で復旧キー入力の案内が出た場合、復旧キーを入力します。
- 案内に従って新しいパスワードを設定します。
- ログイン後、復旧キーの保管状況を見直します。
それでもログインできないときの最終手段
上記の正規手順で復旧できない場合は、無理に操作を続けるほど状況が悪化することがあります。特に暗号化(BitLocker/FileVault)が有効な環境では、復旧キーや回復手段の有無が結果を左右します。
メーカー・公式サポートに確認する
MicrosoftアカウントやApple IDの回復、端末の所有確認など、公式サポートで案内される正規手順が残っている場合があります。まずはアカウント回復情報(電話番号・メール)を確認してください。
データ優先なら専門業者に相談する
データを消したくない場合は、安易な初期化の前に専門業者へ相談する選択肢があります。状況によっては、端末の状態を保ったままデータの救出や、正規手続きに沿った復旧方針の整理が可能な場合があります。
最終的に初期化して再セットアップする
バックアップがあり、データよりも復旧を優先する場合は初期化(再セットアップ)も現実的な選択肢です。実行前にバックアップの有無と、暗号化の回復キーの保管状況を確認してください。
パスワード解除はフォレンジック調査の専門業者に依頼する
自力で対応するのが難しい場合には、迷わずフォレンジック調査の専門業者に依頼しましょう。フォレンジック調査の技術の中にはパスワードの解除や、データの復元などがあります。専門家の力を借りることでリスクの軽減と安全性の高い対処が可能です。
適切な業者を選び、迅速に対応することが、トラブルを最小限に抑える鍵となります。
フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
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(※1)集計期間:2016年9月1日~
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今後のトラブルを防ぐための予防策
パスワード忘れは誰にでも起こり得ます。重要なのは、復旧できる仕組みを事前に用意しておくことです。復旧後は、同じトラブルを繰り返さないための対策もあわせて実施してください。
アカウントの回復情報を最新にする
MicrosoftアカウントやApple IDの回復用メールアドレス・電話番号が古いままだと、本人確認が通らず復旧が難しくなります。変更があれば早めに更新してください。
回復手段を事前に準備する
Windowsはパスワードリセットディスクや回復ドライブ、MacはFileVault復旧キーの保管場所を明確にしておくと、いざというときの復旧がスムーズになります。
バックアップを定期的に取る
万が一初期化が必要になっても困らないよう、外付けHDDやクラウドで定期バックアップを行いましょう。写真や仕事データがある場合は特に重要です。
よくある質問
対応内容・期間などにより変動いたします。
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可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。
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