フォレンジック

PCフォレンジックとは?証拠保全・データ復元・内部不正調査で活用される解析技術を解説

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情報漏洩・不正アクセス・社内不正・マルウェア感染など、デジタル上のインシデントが発生した際に、パソコン本体から証拠となるデータを科学的に調査する「PCフォレンジック」は、事実関係の特定・責任追及・訴訟対応などに不可欠な手段となっています。

この記事では、PCフォレンジックで使用される証拠保全手順、解析技術、取得できるデータ、過去の活用事例、対応の注意点までを解説します。

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PCフォレンジックとは

PCフォレンジックとは、WindowsやmacOSを搭載したパソコン端末から、削除されたファイル・操作履歴・通信ログなどを専門技術で抽出・解析し、不正や犯罪の証拠として活用する技術分野です。

復元や解析の過程では、証拠性を損なわないようにビット単位での完全コピーなどのイメージ取得と、ハッシュ値による同一性証明など厳格な手順が取られます。

主な証拠保全と解析の手順

以下は、証拠保全と解析手順の際に行う主な作業工程となります。

PCフォレンジックで行う主な作業工程
  • 初動対応:ネットワーク遮断・電源オフ・通電制限
  • 物理・論理保全:WriteBlockerを使用してビット単位のディスクコピーを取得
  • ハッシュ値算出:SHA-256などで取得データの改変がないことを証明
  • 削除データの復元:NTFSなどの未割り当て領域から復旧
  • データカービング:ファイル構造が失われたデータの断片を復元
  • ログ解析:操作履歴・USB接続履歴・Web閲覧履歴・メール等を時系列分析

取得できる主なデータの種類

以下は、種類で主に取得できるデータとなります。

主に取得できるデータの種類
  • 削除されたファイル(文書・画像・圧縮ファイルなど)
  • USBメモリ接続履歴・ファイルコピー操作
  • 操作ログ(ログオン・ログオフ、ソフト起動履歴など)
  • Web閲覧履歴(Chrome、Edge、Firefox 等)
  • メール送受信ログ・添付ファイルの操作履歴
  • マルウェア感染履歴や外部との通信ログ

PCフォレンジックの代表的な活用事例

以下は、PCフォレンジックで代表的な活用の事例となります。

代表的な活用の事例
  • 誤認逮捕の証明:遠隔操作ウイルスによる無実の立証(マルウェア解析・通信履歴特定)
  • 機密データの不正持ち出し:USBコピー・メール送信・削除ファイルの復元と証拠化
  • 証拠改ざんの検出:タイムスタンプやアクセス履歴から捏造の有無を立証
  • 情報漏洩トラブル:内部操作や第三者アクセスの経路特定

注意すべき技術的ポイント

以下は、技術で注意すべきポイントになります。

主に注意すべき技術ポイント
  • SSDのTRIM機能:一度削除されたデータが自動消去されており、復元困難な場合あり
  • RAID環境:複数ディスク構成ではイメージ取得が複雑化する
  • 暗号化ソフト使用時:パスワードや鍵情報が無いと解析不可能なケースあり
  • 自己復元ソフトの使用:操作ログが上書きされるリスクがあり、証拠性を失う可能性

証拠能力を維持するために重要なこと

以下は、証拠能力を維持するため重要で必要なポイントとなります。

証拠能力を維持するための重要な点
  • 初動の電源遮断・通信遮断・操作停止を徹底する
  • 保全用イメージはWriteBlockerを使って完全取得
  • 取得後はハッシュ値で改変がないことを記録
  • 証拠保全〜解析〜レポートまで、すべての手順を記録・報告

詳しく調べる際はフォレンジック調査会社に相談を

サイバー攻撃、不正アクセス、マルウェア感染のような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。

特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。

>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説

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この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数39,451件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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