フォレンジック

フォレンジック調査が必要な時の初動対応マニュアル|証拠を残すために絶対NGな行動とは

「サイバーインシデント発生時の証拠保全対応

企業で突然の情報漏洩や不正アクセスが疑われた際、以下のような初動対応の不備が大きな問題につながる可能性があります。

  • 異常を確認した直後、慌ててパソコンの電源を切ってしまった
  • ログの取得や証拠の保存を行わないまま端末を初期化した
  • 誰が何を行ったか不明なまま、ネットワークから切断せず放置していた

こうした行動は、後の調査で必要となる証拠を消失させてしまう可能性があります。適切な初動対応を行うことで、被害の拡大を防ぎ、法的な対応や再発防止にもつながります。

本記事では、IPAやフォレンジック研究会が推奨する手順をもとに、実務に即した初動対応マニュアルの全体像を解説します。現場で迷わないための行動指針として、ぜひお役立てください。

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フォレンジック調査が必要な時の初動対応マニュアル

フォレンジック調査で最も重要なのは「証拠を壊さず正しく保全すること」です。以下に紹介する手順は、IPAやセキュリティ専門機関のガイドラインに基づいて構成されています。

インシデントの検知と報告

システムに異常が発生した場合、まずすべきことは即座な報告です。情報システム担当者やセキュリティチームに連絡し、同時に関係部署にも共有します。初動が遅れると被害範囲の特定が難しくなり、証拠の喪失や二次被害につながる恐れがあります。

被害状況の把握と記録

被害が発生した時間、場所、対象機器、不審な挙動について、5W1Hで状況を整理し、聞き取りや画面キャプチャ等で記録します。証拠保全と原因分析に欠かせない工程です。

拡大防止と隔離対応

感染や侵害の疑いがある機器は、LANケーブルの抜線やWi-Fi遮断などでネットワークから切り離します。ただし、電源を切るのは証拠消失のリスクがあるためNGです。誤操作を防ぐためにも、対応手順を事前に定めておくことが重要です。

証拠データの保全

フォレンジックの原則に従い、対象システムからビット単位のイメージを取得し、Write Blockerを使って改ざんを防止。取得したデータのハッシュ値を記録し、完全性を証明します。作業の日時や担当者も備忘録に記録してください。

専門機関への相談

社内リソースで対応が困難な場合、フォレンジック調査会社に速やかに連絡しましょう。対応の遅れが命取りとなるケースも多く、早期に専門家の支援を受けることが適切な解決への近道です。

関係者への報告

被害範囲が明らかになった段階で、経営層への報告とともに、必要に応じて警察・所轄官庁へ届け出ます。報告内容には、影響範囲・対応状況・今後の対策案を盛り込むとよいでしょう。

詳しく調べる際はフォレンジック調査の専門家に相談を

インシデント対応は、ミスひとつで証拠が消え、原因特定や責任追及が困難になるリスクをはらんでいます。特に電源の操作やログ閲覧などは、意図せず証拠を上書きしてしまう可能性もあります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。

>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?

当社では、これまでに「累計3.9万件以上(期間:2016年9月以降)」のフォレンジック調査・相談を受けており、警察・官公庁・上場企業からの依頼実績も豊富です。インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出、ならびに報告会によって問題の解決を徹底サポートします。

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自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
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この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数39,451件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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