フォレンジック

ライブ・フォレンジックとは?リアルタイム調査の全貌を専門家が解説

「PCが勝手に再起動する」「内部不正の兆候がある」「社内サーバーに不審なプロセスが…」このようなセキュリティ異常が現れたとき、すぐに電源を切るのは本当に正しい対応でしょうか?

結論から言えば、それは誤った初動である可能性が高く、重要な証拠を揮発性メモリから失ってしまうリスクがあります。

そこで注目されるのが「ライブ・フォレンジック(Live Forensics)」という調査手法です。この記事では、ライブ・フォレンジックの基本から正しい対応を網羅的に解説します。

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ライブ・フォレンジックの基礎知識

まずは「ライブ・フォレンジックとは何か?」について、背景や通常のフォレンジックとの違い、活用シーンをわかりやすく解説します。

ライブ・フォレンジックとは何か

ライブ・フォレンジックとは、コンピュータやシステムが稼働中の状態で、証拠となる情報をリアルタイムに取得・分析する技術です。揮発性メモリ(RAM)やプロセス、ネットワーク接続、ログインセッションなど、電源を切ると失われてしまう情報を収集できる点が最大の特徴です。

標準的なフォレンジックとの違い

通常のフォレンジック調査では、まずPCやサーバーの電源を切り、ストレージから静的にデータを取得する手法が取られます。一方、ライブ・フォレンジックでは、システムをシャットダウンせずに証拠保全を行うため、リアルタイムの挙動を把握できます。

なぜライブ・フォレンジックが重要なのか

ランサムウェア感染や内部不正、ゼロデイ攻撃などでは、時間との勝負です。ログやメモリ上の痕跡は、短時間で上書き・消去されてしまう可能性があります。その場でプロセスの実行状況や、ネットワーク通信のログを取得することで、証拠の保存と原因特定が可能になります。

ライブ・フォレンジックの注意点

ライブ環境での操作は、証拠改変のリスクも伴います。不用意にソフトを実行すると、新たなログや書き込みが発生してしまい、証拠性を損なう恐れがあります。ツールの選定や操作手順は、慎重に行う必要があります。

具体的な活用シーン

ライブ・フォレンジックは以下のような場面で活用されます

  • 社員の不正アクセス疑惑(証拠の削除前にログを取得)
  • ランサムウェア感染後のリアルタイム挙動の追跡
  • サーバーやネットワーク機器への不審な外部接続の監視
  • 遠隔地にある端末のトリアージ調査

誤った対応のリスク

「電源を切る」「再起動する」「ネットワークから切断する」などの誤対応は、メモリ上の証拠を消失させ、被害の原因を解明することが難しくなる場合があります。緊急時こそ、焦らず慎重に調査を始めることが重要です。

まとめ:ライブ・フォレンジックで正しい初動を

ライブ・フォレンジックは、揮発性の証拠を逃さず、リアルタイムでセキュリティインシデントに対応するための重要な手法です。しかし、調査は高度な知識と慎重な手順が求められます。

誤った初動で証拠を消失させないためにも、この記事で紹介した知識と手順を参考にしつつ、必要に応じてフォレンジック専門家と連携して対応を進めましょう。

適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。

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