「MacBookのログインパスワードを忘れてしまい、ログインできなくなる。」そんなトラブルは誰にでも起こり得ます。ただし、自己流で誤った方法を試すと、重要なデータを失ったり情報漏洩につながる恐れがあります。
本記事では、Macのパスワードを忘れたときにまず確認すべきこと、自力で試せる解除方法、そして注意すべきリスクをわかりやすく解説します。
なお、むやみにパスワードを入力し続けたり、不審な解除ソフトを利用するのは危険です。大切なデータを残したまま安全に解除したい場合は、専門業者に相談するのが最も確実な方法です。
目次
Macのパスワードが合っているのにログインできない時の原因
「パスワードは合っているはずなのにログインできない」のような現象は、必ずしもユーザーの入力ミスとは限りません。実際には、macOSの一時的な不具合や入力環境の問題が原因で発生しているケースが多くあります。
以下に、よくある原因と対処のヒントをまとめました。まずは落ち着いて1つずつ確認してみてください。
Caps Lockやキーボード配列の設定ミス
意外と多いのが、Caps Lockがオンになっていたり、英数/かな切り替えがされていなかったりするケースです。また、JIS配列とUS配列の違いなどで、打ったつもりの文字と実際の入力内容が異なることもあります。
macOSの一時的な不具合
パスワードは正しいのにmacOSが一時的にログイン認証を正しく処理できないことがあります。再起動するだけで正常に戻るケースも多いため、まずは電源を入れ直してみましょう。
PRAM/NVRAM・SMCの異常
Macには起動時の設定情報を保存する「PRAM/NVRAM」や電源制御を担う「SMC」という領域があります。これらに不具合があると、キーボード認識や起動動作に異常が出ることがあり、ログインできなくなる原因になる場合もあります。
Bluetoothキーボードの接続不良や物理故障
特定のキーが反応しない、無線接続が切れている、キーボードのバッテリーが切れているなど、入力が正常にMacに届いていないケースもあります。可能であれば、有線キーボードに差し替えて確認してみましょう。
ログインループ(OS・ユーザープロファイルの不具合)
パスワードを入力後、一瞬読み込みが入ってもまたログイン画面に戻ってしまう現象を「ログインループ」と呼びます。これはユーザープロファイルの破損やOSの深い不具合が原因となることがあり、再起動・セーフモード起動・リカバリーモードでの修復などが必要です。
FileVault暗号化やディスクエラーの影響
FileVaultを有効にしているMacでは、起動ディスクの読み込みや認証に失敗することで、パスワードを正しく入力してもログインできないことがあります。
この場合、復旧キーの使用やmacOSユーティリティからのディスク修復が必要です。
「絶対にパスワードは合っている」と感じていても、上記のような原因が絡んでいるケースは少なくありません。まずは冷静に、入力環境とMac本体の状態を確認してみてください。
それでもログインできない場合は、Mac内部の深部に起因する不具合やセキュリティ上のトラブルが発生している可能性があります。
また、社用端末や顧客データを含む業務用Macの場合は、データや操作履歴を残すことが求められる場面も少なくありません。
「どうしても解除できない」「初期化は避けたい」という方は、Mac内部に残る記録(ログイン痕跡やアクセス権の異常など)をもとに、状況を可視化できる専門業者へのご相談をおすすめします。
Macのパスワードを初期化せず解除できるか
Macのログインパスワードを忘れてしまっても、初期化(macOS再インストール)せずに解除できるケースが多くあります。以下に当てはまるかどうかを確認してみましょう。
Apple IDを使ってパスワードをリセットできるか
Apple IDをMacに紐づけている場合、ログイン画面で数回パスワードを間違えると「Apple IDでリセット」オプションが表示されることがあります。この方法が使えるなら、Apple IDの認証によりパスワードを新たに設定し直すことができます。
他の管理者アカウントから再設定できるか
Macに別の管理者ユーザーが登録されていれば、そのアカウントでログインして対象ユーザーのパスワードを再設定することが可能です。
FileVaultの復旧キーを保管しているか
FileVault(ディスク暗号化)をオンにしている場合、復旧キーを使ってパスワードをリセットできることがあります。初期設定時にメモしたコードや、iPhoneの「パスワード」アプリに保存されていることもあります。
Caps Lockやキーボード設定の問題がないか
大文字/小文字の誤り、入力言語の切り替え、JIS配列とUS配列の違いなど、物理的に「正しく打てていない」ケースが多々あります。念のためCaps Lockがオフになっているかなどをチェックしてください。
パスワードヒントで思い出せる可能性があるか
ログイン画面の「?」マークをクリックすると設定されているヒントが表示されます。ヒントを見て思い出せる場合もあるので、一度確認してみましょう。
Macパスワードを自力で解除・リセット方法4選
条件に当てはまった場合、以下のいずれかの方法で初期化せずにパスワードを再設定できます。
①Apple IDを使ってリセット
- ログイン画面でパスワードを3回間違える
- 「Apple IDでリセット」をクリック
- Apple IDで認証し、新しいパスワードを設定
- 再起動後、そのパスワードでログインする
②復旧モード(リカバリーモード)からリセット
- Intel:電源オン直後に
Command + Rを押し続ける - Appleシリコン:電源ボタン長押し →「オプション」→「続ける」
- 「ユーティリティ」→「ターミナル」を開く
resetpasswordと入力しEnter- 対象アカウントを選び、新しいパスワードを設定
③FileVaultの復旧キーを使う
FileVaultが有効で、復旧キーを保管している場合はログイン画面で「復旧キーでロック解除」を選び、コードを入力することでパスワードの再設定が可能です。
④別の管理者アカウントからリセット
- 管理者アカウントでログイン
- 「システム設定」→「ユーザーとグループ」を開く
- 対象ユーザーを選び、「パスワードをリセット」
- 新しいパスワードを設定し保存
どの方法も使えない場合や、データを残したまま安全に解除したいという方は、フォレンジック調査に対応した専門業者へご相談ください。
自力で解除を試す際の注意点
Macのパスワードを自力で解除しようとする場合、正しい手順を踏まないと深刻なトラブルにつながる恐れがあります。データが消失したり、セキュリティリスクを招いたりすることもあるため、以下のポイントを必ず確認してください。
繰り返しパスワードを間違えるとデータが初期化される
Macにはセキュリティ保護の仕組みがあり、一定回数以上パスワードを間違えるとデータが初期化される場合があります。大切なファイルを失う恐れがあるため、無理に繰り返さないようにしましょう。
初期化すると保存データはすべて削除される
初期化を行うと、アプリや写真、書類などすべてのデータが消去されます。バックアップがなければ復元はほぼ不可能です。業務データや思い出の写真を守りたい場合は安易に初期化しないでください。
解除ソフトの利用は情報漏洩やマルウェア感染の危険がある
ネット上に出回る「パスワード解除ソフト」は信頼性が低く、使用すると以下のリスクがあります。
- データ漏洩:保存されている個人情報や業務データが外部に送信される危険
- マルウェア感染:不正なプログラムが仕込まれており、端末がウイルス感染する危険
- 不正アクセス:外部から侵入され、プライバシーや機密情報が盗まれる危険
複数回の誤入力でアカウントがロックされる
短時間に何度もパスワードを誤入力するとアカウントがロックされ、解除まで待たされる場合があります。焦って繰り返さず、落ち着いて対応しましょう。
他人のPCを解除すると法的リスクがある
自分以外のパソコンに対してパスワード解除を試みる行為は、不正アクセス禁止法に抵触する可能性があります。必ず自分の所有するMacだけを対象にしてください。
安全かつ確実にMacのパスワードを解除したい場合は、信頼できる専門業者に相談するのが最も安心です。
当社では、パスワードを忘れたMacや暗号化された機器について、初期化せずに解除・調査することが可能です。お困りの際はお気軽にご相談ください。
誤解されやすいMacパスワード解除方法
ネット上では「Macのパスワード解除方法」として紹介されるものの、実際にはログインパスワードのリセットには使えないケースもあります。
以下に代表的な例をまとめます。
Apple Watchによるロック解除
Apple Watchを利用すればスリープ解除時に自動承認できますが、ログインパスワードの変更やリセットには対応していません。あくまで補助的な解除機能にすぎません。
他のデバイスからApple IDをリセット
別のデバイスでApple ID自体のパスワード変更は可能ですが、Macのローカルアカウントのログインパスワードを直接リセットする方法ではありません。混同しないよう注意が必要です。
iCloudキーチェーンの削除
iCloudキーチェーンから保存されたWebサイトやアプリのパスワードを削除することはできますが、Macのログインパスワードとは無関係です。
これらの「誤解されやすい方法」に頼ってもMacのログインパスワードは解除できません。正しい方法を試しても解決できない場合や、データを消去せずに確実に解除したい場合は、専門業者への相談が最も安全です。
パスワード解除はフォレンジック調査の専門業者に依頼する
自力で対応するのが難しい場合には、迷わずフォレンジック調査の専門業者に依頼しましょう。フォレンジック調査の技術の中にはパスワードの解除や、データの復元などがあります。専門家の力を借りることでリスクの軽減と安全性の高い対処が可能です。
適切な業者を選び、迅速に対応することが、トラブルを最小限に抑える鍵となります。
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【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
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