パスワードを忘れたり、ロックされた端末のロックを解除する方法は様々です。
この記事では、Android・iPhoneのそれぞれのパスワードの一般的なロック解除方法を紹介します。
ただし、パスコードを何度も間違えて入力すると、端末を使用できなくなる恐れがあります。また、他人のデバイスに無断でアクセスすることは、法的に問題となる可能性があるため、あらかじめ適切な手続きや権限を持つ場合に限って操作を行いましょう。
また自力で対応が難しい、あるいは重要なデータが保存されている場合は、専門家のサポートを受けることをおすすめします。当社でも、国内トップクラスのデータ復旧技術を用いてスマートフォンのパスワードを解除し、データを復元・抽出することが可能です。
目次
一般的なパスワードの種類
一般的なパスワードは、ランダムな数字と文字で構成されています。しかし、パスワードが突破される場合が増えたため、あらゆる形態のパスワードが併用されるようになりました。
ここではスマートフォン端末で使用される一般的なパスワードをご紹介いたします。
- パスコード/PIN(暗証番号)
- パスフレーズ
- スワイプ
- 二段階認証
- Smart Lock
- 生体認証(指紋認証)
パスコード/PIN
数字のみの短いパスワードは「パスコード」または「PIN」(暗証番号)と呼ばれます。
これはMicrosoftアカウントのサインイン、iPhoneのロック解除に使われます。
PINはスマートフォンなど端末のSIMカードに関連付けられており、仮にPINの情報を盗まれたとしても、端末がなければ、ログインすることは不可能です。
パスフレーズ
パスフレーズとは、複数の単語の組み合わせた、長めのパスワードです。
数列を組み合わせる「ブルートフォースアタック」を阻止できるため、米連邦捜査局(FBI)もパスフレーズの利用を積極的に推奨しています。
パスフレーズの例としては、関連性の低い固有名詞を合体させたもの(たとえば「trumpet/japan/cat/television」のようなもの)と言えば分かりやすいかもしれません。
逆に「anpan/milk」「papa/mama」など関連性の高いフレーズを用いるとユーザー側は覚えやすくはなりますが、そのぶんセキュリティは一気に低下してしまいます。
スワイプ
スワイプとは、画面上をなぞることによって認証させる簡易的なパスワードです。
Androidでは、画面中央のカギマークを長押しし、画面上部に向かってスワイプを行うことでロックが解除されるものが一般的です。誰がスワイプしてもロックが解除されるため、セキュリティ性はほとんどないものになります。
二段階認証
二段階認証とは、パスワードと確認コードを組み合わせた認証方法です。
たとえば、ログインを試みるたび、ワンタイムパスワードが「SMS」「メール」「自動電話システム」などを通して送信されます。
このような二段階認証はネットバンキングやパスワード再設定など、秘匿性の高い場面で使われ、トークン(ワンタイムパスワード生成器)や生体認証が用いられることもあります。
Smart Lock
Smart Lockとは、特定の条件を自身で設定し、その条件下においてはスマホのロックを解除した状態に維持する機能を指します。Androidスマホに主に搭載されているパスワードの機能です。
誰でも解除できる場合ではなく、自分の管理下の安全なタイミングのみロック解除できるように指定できます。毎回ロックを解除する手間がかからず、必要な時はしっかりロックされる仕組みです。
指定した条件下で一定時間操作しない・場所が離れるなどによって、自動的にロックされるよう設定することが可能ですので、セキュリティ性が高い便利な機能です。
生体認証(指紋認証)
スマートフォンの画面ロックには、ユーザーの指紋、顔、眼の虹彩などを用いた生体認証など、非言語型のパスロックも利用できます。たとえば「指紋認証」「顔認証」の場合、センサーに登録済みの指紋や顔を認識させるだけで、簡単にロック解除が行えます。
顔認証に関しては、双子など特殊なケースでロック解除できてしまった事例もあるようです。しかし、指紋認証などの生体認証は基本的に固有のものですので、当人以外ロック解除が行えないように設計されているため、非常に安全なロック方法といえます。しかし、本人が失踪、他界してしまった場合、解除が非常に困難になってしまうデメリットもあります。
スマホにおけるセキュリティの重要性
スマホのようなデジタル端末を扱う上で、容易にデジタルデータを取り扱える点や、決済機能の導入などによって、セキュリティ管理の重要性が高まっています。デジタル機器の扱い方を間違えると、以下のようなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
- 情報漏えい・個人情報流出
- 悪質な攻撃によるマルウェア感染
- 端末への不正アクセス など
スマホにパスワードをかけていないことで、第三者が端末を勝手に使用・端末を紛失した時に、端末内の情報を盗み出すことが容易にできてしまいます。使用者本人しか利用できないように、ロック画面にパスワードを設定しておくことは重要です。
また、スマホから利用できるWEBサイトやアプリケーションには、悪質な目的のために作成されているものもあります。パスワード以外にも、セキュリティソフトや自身の端末の脆弱性を把握しておくことも重要です。
デジタルデータフォレンジックでは、パスワード解除だけでなく、サイバー攻撃やセキュリティの脆弱性診断といった幅広い分野で調査を受け付けています。調査可能なインシデントに関して、詳しくはHPをご覧ください。
パスワード・ロック画面を解除できなくなった時のリスク
パスワード・ロック画面を設定していたが、パスワードを忘れた・パスワードが悪用されている場合のリスクについて解説します。
- パスワードを解除できなくなったら?
- パスワードを悪用されるリスク
パスワードを解除できなくなったら?
ここでは、パスワードが解除できなくなった時のリスクについて解説します。パスワードが解除できなくなることで、以下のようなトラブルにつながることがあります。
- 過去に使用していた機器に保存しているデータが取り出せなくなった
- 社用のスマホにアクセスできず業務を停止しなくてはいけなくなった
- 故人のデジタル遺品のパスワードが解除できず相続を進めることができない
これらのトラブルが発生した場合は、大切なデータを含んでいる機器のパスワード解除のため、セキュリティリスクなく安全にパスワードを解除できる方法を選択すべきです。スマホのパスワードを解除できなくなった場合は、専門業者に相談しましょう。
パスワードを悪用されるリスク
パスワードが不正アクセスなどによって流出すると、第3者によって悪用されてしまうリスクがあります。パスワードが流出した際のリスクは以下のようなものがあります。
- 機器に不正にログインされ、個人情報(住所・電話番号・クレジットカード情報など)が盗み出される
- 流出したパスワードでログイン可能なアカウントに不正ログインされる
- マルウェア感染させられ、データが流出する
- 盗み出された情報に対して身代金を要求される など
特に第3者にパスワードが勝手に変更されている場合には、不正アクセスやマルウェア感染などによる情報流出の被害が発生することも考えられます。この場合はパスワード解除の依頼と合わせて、被害状況の有無や侵入経路を特定することが重要になります。
デジタルデータフォレンジックでは、スマホのパスワード解除に加えて、パスワードを解除したスマホのログや保存しているデータを収集・解析し、不正アクセスやマルウェア感染などの事実調査も受け付けています。もしセキュリティトラブルが発生している場合であっても、焦らず専門家にご相談ください。
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パスワードを忘れたときの注意点
パスワードを忘れたときの注意点は、以下のとおりです。
- 何度もパスワードを入力し続けない
- パスワード解除ツールは利用しない
- アカウントを削除しようとしない
- データが必要な場合は自力で試さない
何度もパスワードを入力し続けない
パスワードを忘れた場合、何度もパスワードを入力し続けないでください。
パスワードには入力上限があり、連続で入力ミスすると完全にロックされたり、工場出荷時に戻ってしまいます。
iPhoneの場合、パスワードを何度も入力し続けると、アカウントがロックされます(最初の数回の誤入力後には短い待ち時間が設定され、後続の誤入力で待ち時間が増えます)。
パスコードを10回間違えると端末は原則として初期化され、内部のデータを取り戻すことは不可能となります。
このような状態だと、高度な復旧技術を持つ専門の業者であっても、対応できなくなる恐れもあります。むやみに操作せず専門業者に対応を依頼しましょう。技術力の高い業者では専門エンジニアが最先端の技術を駆使し、安全にパスワード解除を行うことが可能です。
パスワード解除ツールは利用しない
検索エンジンで「パスワード解除ソフト」と検索すると、実際にそのようなソフトがヒットします。しかし、これらのパスワード解除ツールはPCやスマホでは利用を推奨できません。
一般的なパスワード解除ツールは、「ブルートフォース(総当たり)」という技術を応用したものであり、特定の状況下でのみ使用可能です。たとえば0000~9999の4桁のパスワードが設定されている場合、10,000通りのパスワードを入力することで、いつかはロックを解除することができます。
しかし、パスワード総当たりツールは、一般的にパスワードが分からないzipファイルのロック解除など、PC上で共有されるファイルで使用されることが多く、スマートフォン端末のロック解除などで使用することは原則として出来ません。この点にご注意ください。
アカウントを削除しようとしない
パスワードを忘れた場合、アカウントを削除するのは望ましくありません。アカウントを削除すると、関連するデータやコンテンツが永久に失われる可能性があります。代わりに、アカウントを回復する方法を探し、安全にパスワードをリセットすることを試みましょう。
データが必要な場合は自力で試さない
パスワードを忘れた端末に、重要なデータが残っている場合、自力で解析や解除を試みることはおすすめしません。自力で試すと上記の理由からデータが消失する可能性があります。
代わりに、正式な専門家のサポートを利用し、適切な方法でアクセスすることをおすすめします。データ復旧やパスワード解析の専門家は、豊富な知識と経験を持っており、最新の技術やツールを駆使してパスワードを解除し、データを安全に復旧することができます。
しかし、実績が少なく、サービス内容も分かりずらいようなパスワード解除業者のうわさも耳にします。パスワード解除というセンシティブな依頼をする時には、実績やセキュリティ体制などをHP上で確認してから依頼すると安心して依頼できると思います。
デジタルデータフォレンジックでは、累計ご相談件数32,000件以上の実績と、PマークやISO27001などの第三者によるセキュリティ指標を取得しています。何かトラブルが発生しましたら、いつでもご相談ください。
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Androidのパスワードを解除する方法
ここではAndroidスマートフォンでパスロックを解除する方法を紹介します。
ただし、この方法もiPhoneのパスワード解除と同様、初期化リスクがあることから、バックアップデータが存在しない場合は、パスワード解除の専門業者に依頼しましょう。
Androidのパスワードを解除する方法は次のとおりです。
- Googleアカウントの認証情報を入力することでデバイスのロックを解除
- Androidデバイスマネージャーで初期化する
- Androidデバイスマネージャーでパスワードを再設定する
- スマートフォンのボタンを使って出荷時の設定にリセットする
- パスワード解除業者に相談する
Googleアカウントの認証情報を入力することでデバイスのロックを解除
Google アカウントを使用して Android のロックを解除する手順は次のとおりです。
- Android デバイスの電源を入れます。
- サインイン画面が表示されたら、「パスワードを忘れた場合」をタップします。
- Google アカウントに関連付けられているメール アドレスを入力します。
- 「次へ」をタップします。
- 画面の指示に従ってパスワードをリセットします。
- パスワードをリセットしたら、新しいパスワードを入力し、「サインイン」をタップします。
ただし、Google アカウントの情報を覚えていない場合、またはこの方法でロックを解除できない場合は、端末の工場出荷時リセットを実行するなど、他のオプションを検討する必要があります。
また工場出荷時リセットを行うと、端末のすべてのデータが消去されるため、事前に重要なデータのバックアップをとっておくことが重要です。
Androidデバイスマネージャーで初期化する
Androidスマホには「デバイスマネージャー」という機能が搭載されており、遠隔消去(初期化)することで端末のロックを解除することができます。
しかし、「リモートでのロックとデータ消去を許可する」がオフになっている、または、端末の電源が切れている場合はその限りではありません。また全データが初期化されるため、バックアップがない場合は極力控えてください。
Androidデバイスマネージャーで初期化する手順は次のとおりです。
- パソコンで「Androidデバイスマネージャー」の管理画面にログイン
- 設定の「ロックとセキュリティ」から管理アプリの「遠隔消去」を選択する
Androidデバイスマネージャーでパスワードを再設定する
以下の3つの条件が揃っている場合、初期化せずパスワードを再設定できます。
- あらかじめAndroidデバイスで「デバイスを探す」を有効にしておく必要がある
- あらかじめAndroidデバイスでGoogleアカウントにサインインする必要がある
- あらかじめインターネットに接続する必要がある
Androidデバイスマネージャーを使用してパスワードを再設定する手順は次のとおりです。
- 別のデバイスやコンピュータから、ウェブブラウザを開き、Googleアカウントにログインします。
- 検索バーに「Androidデバイスマネージャー」と入力し、検索結果から「Android デバイスマネージャー – Google アカウント」を選択します。
- ログインしたGoogleアカウントに紐づいているデバイスの一覧が表示されます。紛失したデバイスの場合、デバイスがオンラインで接続されている必要があります。
- パスワードを再設定したいデバイスを選択します。
- デバイスを管理するためのオプションが表示されます。オプションの中から「パスワードを変更」または「ロックを解除」を選択します。
- 新しいパスワードを入力し、確認のためにもう一度入力します。必要に応じて、メッセージや連絡先情報などを表示することもできます。
- 「パスワードを変更」または「ロックを解除」ボタンをクリックして設定を確定します。
- デバイスに新しいパスワードが送信され、デバイスがロック解除されます。
ただし、この方法を使用するには、デバイスがインターネットに接続されている必要があります。また、デバイスがオフラインの場合や、デバイスマネージャーが無効にされている場合は、別の手法を試す必要があります。
スマートフォンのボタンを使って出荷時の設定にリセットする
リカバリーモードでハードウェアリセットを実行することで、出荷時の設定にリセットすることができます。データは初期化されるため注意してください。
Androidでスマートフォンのボタンを使って出荷時の設定にリセットする手順は以下のとおりです。
- 電源ボタンを長押しします。
- 電源ボタンを押したまま音量大ボタンを押してから、両方のボタンをすばやく離します。
- Androidの再設定オプションが表示されます。
- 音量ボタンを使用して[Wipe data / factory reset](データを消去 / 出荷時設定にリセット)までスクロールし、電源ボタンを押します。
- [Yes – delete all user data](はい – すべてのユーザーデータを削除)を選択して、電源ボタンを押します。
- スマートフォンがリセットされ、出荷時の設定に戻ります。
出荷時の設定にリセットするとスマートフォンの全データが消去されます。そのため、リセットする前に、スマートフォンのデータをバックアップすることをおすすめします。
Windowsに接続し、「パスワードリセットディスク」でパスワードをリセットする
パスワードリセットディスクとは、パソコンのパスワードをリセットするためのディスクです。
Windowsにおけるパスワードリセットディスクの作成方法は以下の手順になります。
- USBフラッシュドライブを準備します。ディスク内のデータはフォーマットされるため、重要なデータはバックアップしておくことをおすすめします。
- コントロールパネルを開き、「ユーザーアカウントの管理」ウィンドウを表示し、「パスワードのリセットディスクを作成する」を選択します。
- 「パスワードのリセットウィザード」が開くので、指示に従ってUSBフラッシュドライブを選択し、パスワードリセットディスクを作成します。
- パスワードリセットディスクの作成が完了したら、安全な場所に保管してください。このディスクを使用して、忘れたパスワードをリセットすることができます。
あらかじめパスワードリセットディスクを作成しておくと、パスワードを忘れた際に、パスワードをリセットすることができます。
Windowsでパスワードリセットディスクを使用してアカウントのパスワードをリセットする方法は以下の手順になります。
- PCを起動します。
- ログオン画面が表示されたら、[パスワードリセットディスクを使用] をクリックします。
- パスワードリセットディスクを挿入し、[次へ] をクリックします。
- パスワードリセットディスクに保存されているパスワードを入力し、[次へ] をクリックします。
- 新しいパスワードを入力し、[次へ] をクリックします。
- 新しいパスワードをもう一度入力し、[次へ] をクリックします。
- [完了] をクリックします。
パスワードリセットが完了すると、新しいパスワードでログインできるようになります。
パスワード解除業者に相談する
パスワード解除が必要になった場合、初期化する前にパスワード専門解除業者に相談すると、安全にパソコンやスマートフォンのパスワードを強制解除することができます。
デジタルデータフォレンジックでは、数多くの実績にから得た技術やノウハウを利用してスマホのパスワードを解除し、写真や動画などのデータも復元・抽出することが可能です。
さらに故人のデジタル遺品のパスワード解除や、事件現場に遺されたデジタル遺留品調査、および報告書作成も行っています。警視庁などの捜査機関からご依頼を頂いております。デジタル機器の調査が必要な際は、ぜひご相談ください。
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iPhoneのパスワードを解除する方法
ここではiPhoneスマートフォンでパスロックを解除する方法を以下に紹介します。
- リカバリーモードから初期化・復元する
- iCloudからiPhoneを復元する
- iPhoneをDFUモードで復元する
ただし、上記で紹介した方法を実行すると、内部データが初期化されます(これはApple Storeに依頼しても同様です)。バックアップデータが存在しない場合は、パスワード解除の専門業者に依頼しましょう。
リカバリーモードから初期化・復元する
iPhoneのパスコードを忘れてしまった場合は「リカバリモード」で、パスコードを含む、全データや設定を強制的に初期化し、再びパスコードを設定することで対処できます。
ただし、バックアップがない場合はすべてのデータが失われてしまうため、注意してください。リカバリーモードを起動する手順は、次の通りです。
①iPhone端末をiTunesに接続し、所定のボタンを押し続ける
■ ~iPhone 6sの場合
iTunesに接続後、「電源」と「ホームボタン」を同時に押し続けます。
■ iPhone 7の場合
iTunesに接続後、「電源ボタン」と「音量下ボタン」を同時に押し続けます。
■ iPhone 8~の場合
iTunesに接続後、音量を上げるボタン、下げるボタンの順で1度押してから放し、電源ボタンを押し続けます。
- iTunesにiPhoneが認識されると、PC画面に「iTunesに接続」または「復元」または「更新」と表示されます。
- 画面の指示に従って、iPhoneを復元または更新します。
復元が完了すると、iPhoneは初期化され、最新のソフトウェアにアップデートされます。
ただし、リカバリーモードから初期化すると、iPhoneのすべてのデータが削除されます。iPhoneに保存しているデータのバックアップを作成してから、リカバリーモードから初期化してください。
iCloudからiPhoneを復元する
iPhoneにiCloudにバックアップを保存している場合は、iCloudからiPhoneを復元することができます。iCloudからiPhoneを復元するには、以下の手順に従ってください。
- iPhoneをWi-Fiに接続します。
- iPhoneの電源を入れます。
- iPhoneの画面に「iPhoneを設定」という画面が表示されたら、画面の指示に従ってiPhoneを設定します。
- 「iCloudから復元」を選択します。
- iCloudに保存されているiPhoneのバックアップを選択します。
- iPhoneの復元が開始されます。
iPhoneをDFUモードで復元する
DFUモードは、iPhoneのソフトウェアやファームウェアを再インストールすることができるモードです。
iPhoneをDFUモードで復元すると、iPhoneのすべてのデータと設定が削除され、工場出荷時の状態に戻されます。そのため、この方法を使用する前に、iPhoneのデータをバックアップしておくことをおすすめします。iPhoneをDFUモードで復元するには、以下の手順に従ってください。
- iPhoneの電源を切ります。
- iPhoneの電源ボタンと音量下ボタンを同時に長押しします。
- iPhoneの画面にリンゴのマークが表示されたら、音量下ボタンを離します。
- 画面が真っ黒になったら、音量上ボタンを離します。
- iTunesがiPhoneを検出したら、iPhoneの復元が開始されます。
Macに接続して「リカバリーモード」を使用して解除する
Macでパスワードを解除する方法として、リカバリーモードを使用する方法があります。リカバリーモードとは、Macを起動してOSを修復したり、インストールしたりするためのモードです。リカバリーモードでは、パスワードをリセットすることもできます。
リカバリーモードでパスワードをリセットするには、以下の手順に従います。
- Macの電源を入れます。
- 起動時にAppleロゴが表示されたら、すぐに電源ボタンと音量大ボタンを押しながら、Appleロゴが消えるまで押しっぱなしにします。
- リカバリーモードが起動したら、[ユーティリティ] をクリックします。
- [ターミナル] をクリックします。
- ターミナルに「
resetpassword
」というコマンドを入力し、Enterキーを押します。 - パスワードリセット画面が表示されたら、新しいパスワードを入力し、[パスワードの再設定] をクリックします。
- 新しいパスワードをもう一度入力し、[パスワードの再設定] をクリックします。
- Macを再起動します。
パスワードリセットが完了すると、新しいパスワードでMacにログインできるようになります。
デジタル遺品のパスワード解除とは
デジタル遺品とは、故人が亡くなった後に残されるデジタルデータのことです。
これには、スマホやパソコン、タブレット端末、デジタルカメラ、外付けハードディスク、クラウドサービスなど、あらゆるデジタル機器に保存されているデータが含まれます。
デジタル遺品は、故人の財産として、遺族は中身を確認することが重要です。
デジタル遺品に該当する内容
デジタル遺品となる端末には、以下のようなものが含まれます。
- スマートフォン
- パソコン
- タブレット端末
- デジタルカメラ
- 外付けハードディスク
- クラウドサービス
またデジタル遺品に該当するデータには、以下のようなものがあります。
- 連絡先データ
- 写真
- 動画
- メール
- ドキュメント
- パスワード
- クレジットカード情報
- 銀行口座情報
- 保険情報
- 遺言書
- エンディングノート
これらのデータは、遺族にとって重要な情報である可能性があります。そのため、デジタル遺品は、遺族がアクセスできるように管理することが重要です。
デジタル遺品の放置リスクや対処方法は下記の記事でも詳しく解説しています。
確認しないことのデメリット
デジタル遺品には、故人との思い出だけでなく、故人の財産や契約、さらには遺言書まで、今後の対応を大きく左右するようなデータが入ったまま、ということも珍しくありません。
デジタル遺品の中身を確認しないことによるデメリットとして、下記のものが挙げられます。
- 財産の不確定性
- 契約を解約できず引き落としが続く/契約の無視
- 遺言書の見落とし・遺産分割の不公平
ここでは、それぞれ具体的に解説します。
①財産の不確定性
デジタル遺品には、故人の財産に関する情報が保存されている可能性があります。例えば、金融資産の口座情報、不動産の権利書、保険の契約書などです。これらの情報を確認しなければ、故人の財産を正確に把握することはできません。
場合によって遺産分割や債務処理など法的手続きにおいて問題が生じる可能性があります。
②契約を解約できず引き落としが続く/契約の無視
デジタル遺品には、故人が契約している情報も保存されている可能性があります。例えば、ネットサービスの契約書、携帯電話の契約書、クレジットカードの契約書などです。
これらの契約を確認しなければ、契約を解約することができず、故人が支払っていた料金を支払い続けることになります。また、これらの契約を無視してしまうと、カードの凍結や差し押さえなど重大な問題に発展する恐れもあります。
③遺言書の見落とし・遺産分割の不公平
デジタル遺品には、故人の遺言書が保存されている可能性があります。遺言書があれば、遺産の分割方法が明確に定められています。
遺産の正確な価値を把握することは、遺産分割の公正さを確保する上でも重要です。しかし、デジタル遺品を中身を確認せず遺言書を見落としたまま遺産を分割すると、遺産の分割方法が不明確になったり、遺族間で争いが起こったりする可能性があります。
こうしたリスクを避けるためにも、自力で対応せず、パスワード解除の専門業者に依頼することを強くおすすめします。
パスワード解除の専門業者は、パスワードを安全に解除し、重要な情報を抽出でき、遺族は遺産分割のリスクを回避し、故人の意思を尊重した遺産分割を行うことができます。
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最も安全にスマホのパスワード解除し、データ救出する方法
パスワード解除ができない場合、以下の2つの対応方法があります。
- 機器を優先する場合:初期化するとパスワードを解除できます。また保証期間内であれば修理業者や製造メーカーで無料か格安で機器を交換してもらえます。
- データを優先する場合:パスワード解除の専門業者に依頼する。
初期化すればパスワード解除できますが、工場出荷時に戻ってしまいます。
データを優先する場合は、パスワード解除の専門業者まで対応を依頼しましょう。特に技術力の高い業者では専門エンジニアが最先端の技術を駆使し、安全にパスワード解除を行うことが可能です。
特にデジタル遺品については、遺族関係者の同意が取れない場合、家庭内紛争に発展する恐れがあるため、注意が必要です。もし関係者の同意が取れない状況で、パスロックを解除を試みると、相続人の意思の疎通を欠くことになり、家庭内紛争に発展する恐れもあります。
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自力での対応が困難な場合はパスワード解除業者に相談する
自力でのパスワード解除が困難な場合は、パスワード解除業者に相談することをおすすめします。
パスワード解除は専門的な知識やスキルが必要です。試行錯誤によるパスワード解除は時間がかかるだけでなく、逆に初期化モードに移行するなどデータを損なう可能性もあります。
一方、パスワード解除業者は、豊富な経験と専門知識を持ち、最新の技術やツールを駆使して、迅速かつ効果的にパスワードの解除を行うことができます。
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よくある質問
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