ユニバーサルミュージックに対する今回の不正アクセスでは、外部からの侵入により、個人情報が流出した可能性があると報じられました。企業側はすでに調査と対応を開始していますが、調査中に漏えいした情報が悪用され、SMS詐欺やフィッシング詐欺の被害に遭う可能性も考えられます。
そこで本記事では、ユニバーサルミュージックで発覚した不正アクセスの概要や被害内容、今後の対応策を整理し、情報漏えいのリスクを最小限に抑えるために、私たちができることを分かりやすく解説します。
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目次
ユニバーサルミュージックの不正アクセスの概要
不正アクセスが発覚した発端は、SNS上でユニバーサルミュージックジャパン社の顧客の個人情報流出を示唆する内容が投稿されたことを受けたことです。
2025年10月25日から社内調査を実施した結果、ユニバーサルミュージックジャパン社が運営するECサイト「UNIVERSAL MUSIC STORE」に第三者からの不正アクセスを受けた痕跡が確認されました。
その後、メンテナンスを経て2025年10月28日に通常通りの運営を再開しましたが、個人情漏えいについての全容については現在も調査中です。
この件に関して、個人情報保護委員会へ報告済みであり、所轄警察署への届け出も検討していると公表しています。
流出した可能性のある個人情報
今回の不正アクセスでは、ユニバーサルミュージックが保有する一部の個人情報が外部に流出した可能性があると報告されています。現時点で公表されている範囲では、お客様がユニバーサルミュージックストアでの購入時に登録された以下のような情報が影響を受けた可能性があります。
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- ユニバーサルミュージックストア上にける購入履歴
ユニバーサルミュージックストアへのログイン用パスワード、および購入にあたってご利用されたクレジットカード情報などの決済情報につきましては、ユニバーサルミュージックストア上のシステム上に保持されていないため流出はないと、ユニバーサルミュージックジャパン社が公表していますが、本件で影響を受けた可能性のあるお客様には、登録したメールアドレス宛に別途連絡しているといった対応を行っています。
情報漏えいのリスクと利用者が取るべき対策
不正アクセスによる情報漏えいが起きた際、被害が企業内部にとどまらず、関係者や利用者にも波及するリスクがあります。特に、個人情報が流出している場合、なりすましや詐欺行為などに悪用される恐れがあるため、早急な対策が求められます。
利用者や関係者が取るべき主な対策としては、以下のようなものが挙げられます。
- 不審なメールやSMSへの反応を避ける（リンクを開かない・添付ファイルを開かない）
- 心当たりのあるアカウントのパスワードを変更する
- 二要素認証（MFA）の設定を確認する
万が一、被害が発生してしまった場合でも、早い段階での対応が二次被害を防ぐ鍵となります。
詳しく情報漏えいを調べる際はフォレンジック調査会社に相談を
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特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。
>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは？詳しく解説
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この記事を書いた人
デジタルデータフォレンジック
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