「勝手にログインされた」「個人情報が抜かれたかもしれない」、そんな不正アクセスの被害を受けた場合、被害届の提出することで公的な捜査を進める上で非常に重要です。
ただし、警察に不正アクセスの被害届を受理してもらうには、被害状況を詳細に記載するだけでなく、その証拠を提出するための準備も必要です。
本記事では、不正アクセス被害時に被害届を出すための流れと、準備しておくべき具体的な証拠や書類をわかりやすく解説します。
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不正アクセスで警察に被害届を出す流れ
警察に不正アクセスの被害届を出す流れの手順は、以下のように行います。
① 不正アクセスの証拠の整理
まず、警察に提出するための証拠を整理することが重要です。被害の状況を客観的に証明する材料が多いほど、捜査がスムーズに進みやすくなります
- ログイン履歴・アクセスログ(異常なIPアドレス・時間など)
- 画面キャプチャ(エラー・通知・設定画面など)
- 不審なメール・SMS・アプリ通知
- 被害の具体的な記録(日付・時間・金額など)
- 通信会社・サービス会社から届いた警告通知
② 書類の準備
被害届に必要な基本情報をまとめた文書を事前に用意し、フォーマットに沿って記載しておくことで、警察窓口でのやり取りをスムーズに進めることができます。
- 被害者の氏名・住所・連絡先
- 被害が発生した日時・場所・被害内容
- 不正アクセスの対象となったアカウント情報
- 実害(被害金額・情報流出など)の内容
- 加害者の心当たり(ある場合)
※身分証明書(免許証など)も必ず持参してください
③ 不正アクセスの被害届の提出や警察への相談を行う
準備が整ったら、以下いずれかの窓口に相談・または不正アクセスの被害届を提出します。
| 窓口 | 対応内容 | 連絡方法 |
|---|---|---|
| 最寄りの警察署 | 一般的な受付窓口。刑事課または生活安全課が対応 | 来署・電話予約 |
| 都道府県警のサイバー犯罪相談窓口 | 専門部門による不正アクセス・詐欺等の対応 | 各県警HPに窓口情報あり |
| 警察相談専用電話 #9110 | 全国共通の相談窓口。最寄りの警察へ転送 | 電話(平日8:30~17:15) |
訪問前に一度電話連絡を入れ、持ち物・担当者確認をしておくとスムーズです。
不正アクセスの被害届提出後の対応と注意点
被害届が受理されると、必要に応じて警察が捜査を開始します。なので進捗確認や追加の資料提出に応じる準備をしておくのも重要となります。
- 証拠が不十分だと受理を断られる場合があります
- 口頭説明よりも、紙で整理された資料が効果的です
- 損害額や心理的被害もできるだけ詳細に記録しておくと有効
- 重大性が認められる場合は刑事告訴の相談も可能
不正アクセスの証拠提出には専門家の支援も有効
フォレンジック調査とは、パソコンやスマートフォン、サーバーなどのデジタル機器から、証拠となるデータを専門的な技術で解析・復元・保全する手法です。削除されたファイルやアクセス履歴、通信ログなどを可能な限り復元し、「いつ・誰が・何をしたか」を明らかにすることを目的としています。
ログが不完全であったり、証拠がすでに消失してしまっているような場合でも、フォレンジック調査によって不正アクセスの経路や被害の範囲を特定できる可能性があります。
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特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。
>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説
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