サイバー攻撃

不正アクセスされたか確認する方法|ログや履歴からの見分け方を解説

「誰かにアカウントを使われたかもしれない」「勝手にログインされた形跡がある」など、不正アクセスの可能性を疑う場面は少なくありません。こうした異常を放置してしまうと、実際には被害が進行していたというケースもあります。

確認を後回しにすると、証拠が消失する恐れがあり、原因の特定や再発防止策の検討が難しくなります。

そこで本記事では、不正アクセスが疑われる状況で実施すべき基本的な確認方法と、その見分け方についてわかりやすく解説します。

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不正アクセスが疑われる主なサイン

以下のような症状が複数当てはまる場合、不正アクセスの可能性が高まります。小さな違和感でも見逃さず、まずは状況を整理することが重要です。

見覚えのないログイン履歴やIPアドレス

普段使用しない時間帯や国・地域、知らないIPアドレスからのアクセス記録がある場合、不正アクセスの兆候と考えられます。アクセス元の位置情報や端末名を確認できる場合は、精度の高い判断材料になります。

短期間に大量のログイン失敗通知

ブルートフォース攻撃やパスワードリスト攻撃などでアカウントを狙われている可能性があります。こうした攻撃では、無数のパスワードを自動的に試すため、失敗回数が短期間に集中します。

急にアカウントがロックされて使えなくなった

第三者が不正にログインを試みて失敗を繰り返したことで、システム側がアカウントをロックした可能性があります。特に企業アカウントやSNSで突然利用できなくなった場合は注意が必要です。

身に覚えのない課金や送金履歴がある

銀行口座やクレジットカードの明細に、知らない相手への送金や課金履歴がある場合、アカウント情報が盗まれた疑いがあります。金融機関への連絡と、ログイン情報の確認が必要です。

セキュリティ警告やパスワード変更通知の頻発

GoogleやMicrosoftなどの通知に「ログイン試行がブロックされました」といった文言が表示され、不安を感じることがあるかもしれません。

そのまま放置すると、不正アクセスが続く恐れがあり、被害範囲や改ざんの有無が不明なまま広がってしまう可能性があります。

当社では、不正アクセス調査を通じて、ログイン履歴や通信元IP、設定変更の有無などを調査し、実際に不正なアクセスが行われたかを客観的に確認します。必要に応じて、被害範囲や再発防止策を整理した報告書としてご提供可能です。初期診断は無料で、24時間365日対応していますので、通知内容に不安がある場合はまずご相談ください。

管理画面の不審アクセスを調査

不正アクセスの確認方法

不正アクセスを受けた可能性がある場合は、できるだけ早くログや通知、取引履歴をチェックし、異常がないかを確かめましょう。これらの記録は、証拠としても有効な情報源となるため、早期の確認が重要です。

ログイン履歴・IPアドレスの確認

Google、Microsoft 365、クラウドサービスや社内サーバなどには、ログイン履歴を確認する機能があります。見慣れないIPアドレスや国、未使用デバイスでのログインが記録されていた場合、第三者のアクセスが疑われます。

手順
  1. 対象のサービスにログインする(例:Googleアカウント)
  2. 「セキュリティ設定」や「アクティビティログ」からログイン履歴を表示
  3. アクセス元の国、日時、デバイス名を確認し、不審な履歴がないか確認

不明なアクセスがある場合は、できるだけ早くパスワード変更と二段階認証の設定を行ってください。

アカウントロックやログイン失敗通知の確認

複数回のログイン失敗が記録されたり、アカウントロックの通知が届いている場合、外部からの不正試行の可能性があります。企業利用のクラウドサービスでは、監査ログやEDR(Endpoint Detection & Response)の確認も有効です。

手順
  1. 通知メールを見直し、ログイン失敗やロック通知の内容を確認
  2. 失敗が集中している時間帯や回数を記録
  3. 使用していないデバイス・IPアドレス・地域からの試行がないか調べる

短時間に多数の失敗記録がある場合は、パスワードリスト攻撃の可能性があるため、即時のパスワード変更を推奨します。

銀行口座やクレジットカードの利用明細確認

もしログイン履歴に異常が見つからなくても、金銭の不正利用が発生している可能性があります。ネットバンキングやクレジットカード会社のWeb明細で、見覚えのない取引がないかを必ず確認しましょう。

手順
  1. 銀行やカード会社のサイトにアクセスして利用明細を表示
  2. 直近1週間~1か月の取引をチェック
  3. 不審な取引があれば、即時に金融機関へ連絡

不正な決済や送金が確認された場合は、金融機関に連絡のうえ、被害届提出や法的手続きが必要になることもあります。

ログイン試行の痕跡分析も対応可能

対処時の注意点と証拠保全の基本

不正アクセスの疑いがある場合、焦って操作をしてしまうと証拠が消えたり、被害が拡大したりする恐れがあります。自己判断によるパスワード変更や端末の初期化は慎重に行い、まずは「何が起きたのか」を把握するための情報収集と記録保全を優先しましょう。

初動対応は慎重に進める

被害が進行しているかもしれないと感じた場合でも、焦って初期化や設定変更を行うのは避けたほうが無難です。とくに業務端末やサーバの場合は、事実関係を記録しながら進めないと、後からの調査が困難になります。

手順
  1. アカウントや端末の利用を最小限に抑える
  2. パスワード変更・初期化は証拠保全後に実施
  3. 一時的に外部通信を遮断する場合は記録を残す

証拠となるログや通知を保存する

多くのクラウドサービスでは、ログイン履歴やセキュリティ通知が一定期間保存されています。こうした情報は、不正アクセスの有無や侵入経路を確認するために重要です。

手順
  1. 管理画面からアクセス履歴・ログイン通知をエクスポート
  2. 通知メールは.emlなど原本形式で保存
  3. ファイルのハッシュ値を記録し、証拠性を確保

不審な端末操作やファイル変更の記録

端末内部での不審な挙動(ファイルの削除、アプリの起動履歴など)も、調査においては有力な証拠となります。業務用端末であれば、IT部門や管理ツールを使って操作ログを保全することが可能です。

手順
  1. イベントビューアーやログ管理ツールで操作履歴を確認
  2. 不審な操作はスクリーンショットで記録
  3. ファイルの変更日時や所有者情報も控えておく

サイバーセキュリティの専門業者に相談する

不審な兆候を確認した場合、サイバーセキュリティの専門業者への相談をお勧めします。サイバーセキュリティ専門業者は、システムがハッキングされたかどうか、攻撃がどのように行われたか、攻撃者がアクセスしたデータ、使用されたウイルスやマルウェア、攻撃のタイミングなど、詳細な調査が可能です。

このような専門的な調査を通じて、問題の全貌が明確になり、最適な対策を講じることができます。私たちデジタルデータフォレンジックは官公庁、上場企業、捜査機関等を含む幅広いインシデントに対応経験があります。

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自力で対応できない場合はフォレンジック調査の専門業者に依頼する

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信頼できる業者を選び、早めに動くことが、トラブルを最小限に抑えるポイントです。

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この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数39,451件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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