突然、パソコンに「ウイルスに感染しました」「今すぐ対処してください」といったウイルス感染警告画面が表示され、驚いた経験はありませんか?このような警告の多くは、実は偽物(フェイクアラート)です。
この記事では、偽警告と本物を見分ける具体的なポイントと、万一表示された際の正しい対処方法を解説します。
本当にウイルス感染しているか不安、警告に従って操作してしまったなどの場合は、フォレンジック企業に相談することをおすすめします。
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目次
パソコンに表示される偽警告(フェイクアラート)とは
偽警告とは、フィッシング攻撃の一形態です。たとえば偽サイトやスパムメールで「ウイルスに感染した」などとセキュリティ上の問題が発生していると使用者の心理を揺さぶり、ユーザーに個人情報やパスワードを入力させてその情報を盗み取ったり、悪意のあるシステムのインストールを誘導したりするので、注意が必要です。
これを「サポート詐欺」と呼び、情報処理推進機構(IPA)の報告によれば、2023年度には関連相談件数が前年度比で1.6倍以上増加し、特に高齢者を中心に被害が拡大しており、日常的に注意が必要です。
パソコンウイルス感染警告画面の本物と偽物の見分け方
警告が本物か偽物かを判断するためには、表示された画面の挙動・内容・発信元などを客観的に確認する必要があります。
- URLが正規のものかどうか
- 過度に緊急性をあおっていないか
- 個人情報や金銭を要求していないか
- 不自然な日本語や音声が含まれていないか
- 通知元が信頼できるソフト・OSか
偽警告(フェイクアラート)の主な特徴
フェイクアラートとは、ユーザーを騙して金銭や個人情報を搾取しようとする詐欺手法です。代表的な特徴は以下の通りです。
- URLが公式でない:`apple-virus-alert.com`や`microsoft-fix-now.xyz`など、不審なドメインが表示されます。
- 恐怖をあおる表現:「30秒以内に対応しないとデータが消えます」など。
- 電話・アプリ・個人情報を要求:特定の番号へ電話させたり、謎のアプリをインストールさせようとします。
- 不自然な日本語や警告音:翻訳ソフトのような文章、突然のカウントダウン、音声付きメッセージ。
- 複数のポップアップが連続表示:クリックを制限される場合もあります。
本物のウイルス感染警告の特徴
本物の警告は、通常セキュリティソフトやOSによる通知として表示され、以下のような特徴があります。
- 通知元が信頼できる:ESET、ノートン、トレンドマイクロ、Windows Defenderなど。
- 過剰にユーザーを煽らない:「トロイの木馬を検出しました。処理しました」など冷静な文面。
- ユーザーに特別な行動を強制しない:追加のアプリや電話を要求しない。
- 操作は基本自動または数クリックで完了:駆除、隔離、削除などを自動対応。
見分け方まとめ表
偽警告か本物かを即座に見分けるために、以下のチェックリストを活用してください。
チェックポイント | 本物の警告 | 偽警告(フェイクアラート) |
---|---|---|
通知元 | OSまたはセキュリティソフト | 不明なサイトや広告 |
表示URL | 公式ドメイン(例:microsoft.com) | 不審なドメイン(例:fix-virus-now.xyz) |
文言の内容 | 冷静で事実を記載 | 今すぐ対応、重大な危険など煽り文句 |
ユーザーに求める行動 | 基本不要 | 電話、個人情報、アプリのDL |
音声・アニメーション | 基本なし | 警告音、カウントダウンあり |
日本語表現 | 自然 | 不自然、誤字脱字あり |
偽のウイルス感染警告が出たときの正しい対処法
画面に偽警告が表示された場合は、以下のように冷静に対応してください。
- ブラウザの警告画面やポップアップはすぐに閉じる(✕ボタンまたはタブを閉じる)。
- 画面上に表示された電話番号には絶対にかけない。
- 個人情報やカード番号は入力しない。
- パソコンを再起動して、セキュリティソフトでフルスキャンを実行。
- それでも異常が続く場合は、専門のセキュリティ業者やフォレンジック調査会社に相談。

警告が本物か不安な場合は?
もし表示された内容が本物かどうか自信がない場合は、以下の行動が有効です。
- 表示されているドメインをGoogle検索で確認
- メーカー公式サポートページにアクセス
- セキュリティソフトでの確認・再スキャン
業務端末や重要なデータを扱うパソコンであれば、個人で対応せずフォレンジック調査会社に依頼するのが望ましいです。
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