サイバー攻撃

MacBookがハッキングされているか調べる方法・対策を解説

現代のデジタル社会において、MacBookを含むデバイスのセキュリティは日々脅威にさらされています。多くのユーザーが高いセキュリティを誇るMacBookを信頼していますが、ハッキングの可能性はゼロではありません。

では、自分のMacBookがハッキングの危険に晒されているかどうか、どのようにして確認すればよいのでしょうか?また、日々の使用中にどのような対策を講じるべきでしょうか?

この記事では、MacBookがハッキングされている可能性を調べる方法やハッキングからデバイスを守るための具体的な対策を解説します。

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MacBookがハッキングされる可能性は?

一般的にMacOSはそのセキュリティ機能において高い評価を受けていますが、100%安全というわけではありません。MacBookを含む全てのデジタルデバイスは、ハッキングのリスクにさらされています。

ユーザー自身がダウンロードしたソフトウェア、訪問するウェブサイト、使用するネットワークの安全性など、多くの要因がセキュリティ上のリスクに影響するほか、ゼロデイ攻撃のように、開発者がまだ対処していないセキュリティの穴を悪用する攻撃も存在します。

ハッキングされる原因から対処法は、以下の記事で詳しく解説しています。

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MacBookがハッキングされているか調べる方法

MacBookがハッキングされているか調べる方法は以下のとおりです。

動作に異常がないか確認する

まずは、MacBookの動作に異常がないか確認しましょう。

  • 動作が遅くなった
  • フリーズする
  • 勝手な再起動
  • アプリが勝手に起動する

パフォーマンスの著しい低下や予期しない再起動、デバイスのクラッシュが頻発する場合、MacBookがハッキングされている可能性があります。

勝手に動作しないか確認する

MacBookが勝手に動作しないか確認しましょう。

下記の症状が確認される場合、デバイスがハッキングされている可能性があります。

  • 身に覚えのないログイン履歴
  • パスワードが変更されている
  • 不明なアプリがインストールされている
  • ファイルが勝手に消去される
  • Webカメラやマイクが勝手に起動する

ハッキングされると、カメラの遠隔操作によって盗撮・盗聴されたり、デバイス内にある個人情報が漏えいしたりする等、深刻な被害が生じます。

そのため、なるべく早くハッキングの有無を明らかにし、適切に対処することが必要です。

メールで相談する

「アクティビティモニタ」を開き、ネットワーク活動を確認する

アクティビティモニタは、Macの標準機能で、CPU、メモリ、ディスク、ネットワークなどの使用状況をリアルタイムで監視できるツールです。これを活用することで、デバイスがハッキングされているか確認できます。

アクティビティモニタを開いて確認する方法
  1. 「Finder」を開き、「アプリケーションフォルダ」を開く
  2. 「ユーティリティフォルダ」を開く
  3. 「アクティビティモニタ」をダブルクリックする
  4. 画面上部のタブからネットワークを選択する

ネットワークタブでは、通信を行っているアプリや送受信したデータ量などを確認できます。見覚えのないネットワーク活動が行われていた場合、MacBookがハッキングされている可能性が高いです。

特定のアプリケーションのネットワーク活動を確認する方法

攻撃者は、ハッキングする際に、マルウェアやスパイウェアを含むアプリをMacBookにインストールすることがあります。「アクティビティモニタ」で、送受信量が異常に多いなどの不審なアプリが確認される場合は、以下の手順で、ネットワーク活動を確認しましょう。

特定のアプリのネットワーク活動を確認する方法
  1. ネットワークタブで、確認したいアプリケーションを選択する
  2. 画面下部の ネットワーク詳細をクリックする

セキュリティソフトウェアを利用する

信頼できるセキュリティソフトウェアを使用して、MacBookをスキャンすることで、マルウェアやスパイウェアがデバイスに潜んでいないか確認できます。

ただし、全てのウイルスを検出できるわけではありません。ハッキングを含むサイバー攻撃の有無を正確に調査したい場合は、専門の調査会社に相談しましょう。

専門の調査会社にハッキングの有無を調べてもらう

MacBookのハッキングの有無が知りたい場合は、専門の調査会社に相談しましょう。

ハッキングの有無を調査するためには、高度な技術と知識、専門的なツールが必要です。自力で調査しても正確な結果が得られない可能性が高く、誤った手順で調査を行うと、データやシステムの損傷、ハッキングの痕跡の見落としなどを引き起こすリスクがあります。ハッキングの有無を調査したい場合は、専門の調査会社に依頼しましょう。

専門の調査会社では、最先端の技術を用いて詳細なデータ解析を行い、隠れたマルウェアや不正アクセスの痕跡、システムの脆弱性などセキュリティ上の問題を正確に特定できます。

私たちデジタルデータフォレンジックは官公庁、上場企業、捜査機関等を含む幅広いインシデントに対応経験があります。お電話またはメールでお問合せいただくと、状況のヒアリングと対応方法、お見積りを無料でご案内いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

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MacBookのハッキングに関係するサイバー攻撃の例

MacBookのハッキングに関係するサイバー攻撃の例は以下のとおりです。

ランサムウェア

ランサムウェアは、ユーザーのファイルを暗号化し、復号のための身代金を要求するマルウェアです。攻撃者は復号キーの提供を約束して身代金を要求しますが、支払いをしてもファイルが回復される保証はないため注意しましょう。

スパイウェア

スパイウェアは、ユーザーの許可なく個人情報や行動を収集し、外部に送信するマルウェアの一種です。MacBookにインストールされると、閲覧履歴やファイル、クレジットカード情報などが流出する可能性があります。

トロイの木馬

トロイの木馬は、無害なソフトウェアを装ってMacBookに侵入し、攻撃者による悪意のある操作を可能にするマルウェアです。トロイの木馬は、データの窃取やPCの乗っ取りのために使用され、他のマルウェアと比べて、感染に気づきにくいという特徴があります。

ワーム

ワームは、自己複製機能を持ち、ネットワークを介して他のコンピュータに感染を広げるマルウェアの一種です。ウイルスと似ていますが、宿主となるファイルが不要で、単独で複製し、他のコンピュータに感染できます。また、システムの脆弱性を悪用して拡散し、大量のネットワークトラフィックを発生させることで、インターネットのサービスを妨害します。

ボットネット

ボットネットとは、遠隔操作が可能なマルウェアに感染したコンピュータのネットワークです。マルウェアに感染したデバイスは「ボット」と呼ばれ、攻撃者によって遠隔操作されて、サイバー攻撃やスパムメールの送信、クリック詐欺などに利用されます。

クリプトジャッキング

クリプトジャッキングとは、ユーザーの許可なく、コンピュータの処理能力を仮想通貨のマイニングに利用する行為です。マイニングは、ビットコインなどの仮想通貨を新たに発行し、取引を承認する作業です。コンピュータの処理能力を使って複雑な計算を行い、成功すると報酬として仮想通貨を獲得できます。

クリプトジャッキングに感染すると、遠隔操作によってデバイスを勝手に使用されるため、パフォーマンスが著しく低下し、電力消費が急増する可能性があります。

MacBookをハッキングから守る対策

MacBookをハッキングから守る対策は以下のとおりです。

OSを最新の状態にアップデートする

Appleは定期的にMacOSのアップデートをリリースしています。これらのアップデートには、新しい機能の追加だけでなく、既知のセキュリティ脆弱性を修正するパッチも含まれています。システムを最新の状態に保つことで、攻撃者がこれらの脆弱性を悪用するリスクを減らすことができます。

パスワードを複雑なものにする

強力で複雑なパスワードを使用することで、アカウントの安全性を高めることができます。短いパスワードや簡単に推測できるパスワード(例えば、誕生日や「password」など)は避け、大文字と小文字の英字、数字、記号を組み合わせた長いパスワードを設定しましょう。また、異なるアカウントごとに異なるパスワードを使用することも重要です。

不審なファイルやアプリを開かない

知らない送信者から送られて来たファイルやリンク、公式でないウェブサイトからダウンロードされたアプリなどは開かないようにしましょう。これらはマルウェアやスパイウェアを含んでいる可能性があります。

ファイアウォールを設定する

MacOSには内蔵のファイアウォール機能があります。これは、ネットワークの境界に設置され、内部ネットワークと外部ネットワーク間の通信を制御するシステムです。外部からの不正アクセスや攻撃から保護するために使用されます。これを有効にすることで、不正なアクセスを試みる通信をブロックし、データの不正な送受信を防ぐことができます。

よくある質問

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対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。

土日祝も対応してもらえますか?

可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。

匿名相談は可能でしょうか?

もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。

 

 

まとめ

今回は、MacBookがハッキングされているか調べる方法やMacBookをハッキングするサイバー攻撃の種類、対策を解説しました。

MacBookは、比較的セキュリティの高いデバイスですが、ハッキングの可能性が100%ないわけではありません。

常にOSを最新の状態にしたり、少しでもデバイスに不審な動きが確認されれば、すぐに詳細を調査したりすることが重要です。

この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数32,377件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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