最近、ビットコインを要求する脅迫メールが増えています。このメールは、「コンピュータをハッキングした」「不適切な行動を録画した」などと脅迫し金銭を要求します。
しかし、これらは虚偽の内容である可能性があるため、メールの要求には応じないようにしましょう。また、安心してデバイスを使用するためには、データ漏えいやハッキングの有無をしっかりと確認することが重要です。
この記事では、ビットコインを要求する脅迫メールの特徴や対処法について解説しています。
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目次
ビットコインを要求する脅迫メールとは?
ビットコインを要求する脅迫メールは、不正な手段で金銭を得ようとする詐欺メールの一種です。「あなたのパソコンをハッキングした」「アダルトサイトへアクセスした姿をウェブカメラで録画した」などと脅迫を行い、ビットコインで金銭を支払うよう要求します。攻撃者は、匿名性の高いビットコインを支払い方法として指定することで、追跡を避ける狙いがあります。
脅迫の内容は多岐にわたりますが、一般的には「個人情報が漏洩している」「不適切な行動が記録されている」「コンピュータがウイルスに感染している」など、恐怖や不安を煽る情報が用いられます。
ビットコインを支払ってはいけない理由
脅迫メールを受信しても、指示に従ってビットコインを支払ってはいけません。その理由は以下のとおりです。
さらなる脅しの可能性がある
ビットコインでの支払いを行うと、さらなる脅しにつながる可能性が高いです。攻撃者は一度支払いを行った被害者を「払う可能性がある」と見なし、再度同じか、さらに高額のビットコインを要求をしてくることがあります。結果として、一度の支払いが終わりではなく、終わりのないサイクルに陥る恐れがあります。
金銭の損失が発生する
ビットコインを含む暗号通貨の取引は、銀行システムやクレジットカード取引とは異なり、一度取引が完了すると、それを取り消したり返金を受けたりすることができません。そのため、脅迫メールの攻撃者に支払いを行った場合、その資金を取り戻すことは極めて困難になります。
犯罪を助長する
ビットコインでの支払いに応じることは、間接的にハッキングや脅迫といった犯罪行為を助長することになります。この種の犯罪が成功すればするほど犯罪組織の勢力が増し、より多くの人々が被害に遭う可能性が高まります。
脅迫メールが送られてきた場合の対処法
脅迫メールが送られてきた場合の対処法は以下のとおりです。
無視する
脅迫メールが届いても要求には応じず無視しましょう。攻撃者は、大量のメールを不特定多数の人々に送信しており、脅迫メールが届いたからといって慌てる必要はありません。
メールをスクリーンショットする
脅迫メールを受け取った際は、メールのスクリーンショットを取って証拠として保存することが重要です。警察やセキュリティの専門家に相談する際に役立ちます。スクリーンショットには、メールのヘッダー情報(送信者のアドレス、送信日時など)も含めることが望ましいです。これにより、攻撃者を追跡する際の手がかりとなる可能性があります。
ビットコインの支払いに応じない
ビットコインでの支払いに応じるべきではありません。間接的に犯罪行為を助長したり、追加で脅しをかけられたりする恐れがあります。自身のセキュリティを守るため、また同様の犯罪が他の人々に対しても行われるのを防ぐためにも、支払いには応じないでください。
パスワードを変更する
電子メールアカウント、銀行口座、SNSアカウントなどの重要なアカウントのパスワードを変更しましょう。パスワードを変更する際には、それぞれ異なる強力なパスワードを設定することが重要です。これにより、一つのアカウントが侵害された場合でも、他のアカウントへの被害を防ぐことができます。
▶スマホハッキング調査とは?メリットや依頼する際のポイントを解説
セキュリティソフトウェアでスキャン
コンピューターに悪意のあるソフトウェアがインストールされていないかどうかを確認するために、セキュリティソフトウェアで全体をスキャンすることをおすすめします。定期的にスキャンすることで、未知の脅威からデバイスを守ることができます。
ただし、セキュリティソフトウェアで全ての脅威を検出できるわけではありません。マルウェア感染やハッキングの有無を正確に知りたい場合は、専門の調査会社に相談しましょう。
専門の調査会社に相談する
ビットコインを要求する脅迫メールがきた場合、フォレンジック調査会社で調査を行いましょう。
フォレンジック調査とは、デジタルデバイスやシステム内のデータを科学的に解析し、不正アクセスの証拠やデータ漏洩の経路、攻撃者の手法などを明らかにするプロセスです。この調査を通じて、「メールの送信元」や「攻撃者が実際にどのような情報を持っているのか」などを解析することができます。
脅迫メールの内容が本当かどうか確認するには、ネットワークの監視ログやファイルの分析などを行う必要があります。しかし、一般の個人が専門的なツールやソフトウェアを使って複雑なプロセスを調査するのは難しく、誤った判断・操作によりセキュリティリスクを増大させる恐れがあります。
そのため、ビットコインを要求する脅迫メールが来た場合、フォレンジック調査会社に一度相談してみましょう。
私たちデジタルデータフォレンジックは官公庁、上場企業、捜査機関等を含む幅広いインシデントに対応経験があります。お電話またはメールでお問合せいただくと、状況のヒアリングと対応方法、お見積りを無料でご案内いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
ビットコインを要求する脅迫メールが来たときは、フォレンジック調査の専門業者に相談する
ハッキング、不正アクセス、乗っ取り、情報漏えいのような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。しかし、自力で調査を行うと、調査対象範囲が適切でなかったり、意図しない証拠データの消失が発生しやすく、不完全な結果になる恐れがあります。
このような事態を防ぎ、適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。
フォレンジック調査では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出によって問題の解決を徹底サポートします。
デジタルデータフォレンジックでは、お電話またはメールでお問合せいただくと、状況のヒアリングと対応方法、お見積りを無料でご案内いたします。法人様の場合、ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せも開催しておりますので、お気軽にご相談ください。
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フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
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フォレンジック調査会社への相談方法
インシデントが発生した際、フォレンジック調査を行うか決定していない段階でも、今後のプロセス整理のために、まずは実績のある専門会社へ相談することを推奨しています。
取引先や行政に報告する際、自社での調査だけでは、正確な情報は得られません。むしろ意図的にデータ改ざん・削除されている場合は、情報の信頼性が問われることもあります。
インシデント時は、第三者機関に調査を依頼し、情報収集を行うことを検討しましょう。
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解析した結果は、調査報告書としてレポートを作成しています。作成した報告書には、調査で行った手順やインシデントの全容などが詳細に記載され、法執行機関にも提出可能です。
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調査の料金・目安について
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
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