インターネットは情報収集、コミュニケーション、エンターテインメントなど、さまざまな用途で私たちの生活に欠かせないものとなっています。しかし、その利便性の裏で、フィッシング詐欺サイト、偽のショッピングサイト、ウイルス感染サイト、偽の投資サイトといった危険なサイトの脅威も増しています。
危ないサイトを開くと個人情報が流出したり、金銭を不正利用されたりする可能性があり注意が必要です。本記事では、危ないサイトを開いてしまった場合に想定される被害や対処法について解説します。
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目次
危ないサイトとは
危ないサイトとは、個人情報の窃取やウイルス感染、金銭的な損害を与える目的のサイトです。
フィッシング詐欺サイト
フィッシング詐欺サイトは、正規の企業や銀行そっくりの偽のウェブサイトを通じて、ユーザーのログイン情報やクレジットカード情報などの個人情報を不正に取得しようとする詐欺の一種です。
例えば、銀行を装い、不正なリンクを添付したメールを送信します。メール内のリンクをクリックすると見た目が本物そっくりの偽サイトに誘導され、ログイン情報を入力するよう促されます。この情報が詐欺師の手に渡ると、金銭的な被害につながります。
偽のショッピングサイト
偽のショッピングサイトは、実在しない商品や、あり得ないほど安い価格で商品を提供しているサイトのことです。これらのサイトは、ユーザーから金銭を詐取する目的で作られており、「商品を注文しても届かない」「注文したものと異なる商品が届く」などの被害が報告されています。特に、大手ショッピングサイトの偽サイトや、SNS上で広告されている怪しいショップには注意が必要です。
ウイルス感染サイト
サイトを開いただけで、コンピューターウイルスやマルウェア(悪意のあるソフトウェア)がダウンロードされることがあります。これらのソフトウェアは「個人情報の盗難」「不正な広告の表示」「コンピューターの不正使用」など、様々な悪影響を及ぼします。
偽の投資サイト
偽の投資サイトは、非現実的な高収益をうたってユーザーを誘い込むサイトで、「ポンジスキーム」の一種です。ポンジスキームとは「高利回り」や「元本保証」などと嘘をつき、投資家から資金を集め、それを運用せず持ち逃げする詐欺の手口です。
最初は集めた資金の一部が実際に配当として支払われますが、最終的には運営者が姿を消し、出資金が戻ることはありません。特に、仮想通貨を用いた投資詐欺が近年増加しているため、警戒が必要です。
危ないサイトを開いてしまった場合に想定される被害
危ないサイトを開いてしまった場合に想定される被害は以下のとおりです。
ウイルス感染
危ないサイトを開くと、悪意のあるウイルスがユーザーのデバイスに無断でインストールされ、さまざまな問題を引き起こすことがあります。例えば、ランサムウェアはユーザーのファイルを暗号化し、解除のための身代金を要求します。
また、キーロガーは入力されたパスワードやクレジットカード情報などの個人データを盗み出すことがあります。これらのウイルスは、デバイスのパフォーマンスを低下させたり、個人情報の漏洩につながったりするため、非常に危険です。
金銭被害
金銭被害は、特にフィッシングサイトや偽のショッピングサイトを介して発生しやすい被害です。危ないサイトでクレジットカード情報や銀行口座のログイン情報を入力してしまった場合、不正に資金を引き出されるリスクがあります。
例えば、偽のショッピングサイトでは非常に魅力的な価格で商品が提供されているものの、実際には商品は届かず、カード情報だけが盗まれることになります。このような被害は、金銭的な損失だけでなく、信用情報の損害にもつながる可能性があります。
個人情報の漏えい
危ないサイトを通じて個人情報が漏えいする可能性があります。漏えいする情報には、以下のようなものが含まれます。
- 名前
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- アカウント情報
- 社会保障番号
- 銀行口座情報
個人情報が漏洩すると、その情報は身元詐称、不正アクセス、さらには他人の名前での詐欺行為に利用される可能性があります。また、漏洩した個人情報はダークウェブで売買されることがあり、長期にわたって被害者を脅かすことにもなりかねません。
どの情報がどれくらい流出したのかを明確に調査する必要がありますが、セキュリティに関する高度な専門的な知識がない場合、状況を詳細を把握するのは困難です。そのため、個人情報が漏えいした場合は、すぐに専門家に相談し適切な対策を立てる必要があります。
個人情報漏えい・流出時はフォレンジック調査が有効
個人情報の漏えいが発覚した場合、個人情報漏えいの原因や被害の状況を速やかに調査することが求められます。その際、「フォレンジック調査」が役立ちます。
フォレンジック調査とは、主にコンピュータやスマートフォンなどのデジタルデバイスに記録されたデータから、情報漏えいの原因や被害範囲を解明する専門的な手法のことです。
ただ、フォレンジック調査を行うには、コンピューターやネットワークの専門的な知識と技術が必要です。専門的なノウハウを持たない中で、個人や自社のみで調査を行うと、実態を正確に調査できない可能性があります。また取引先や行政等へ報告が必要な場合、 自社調査のみだと信憑性が疑われ、さらなる信用の失墜につながりかねません。
私たちデジタルデータフォレンジック(DDF)には、官公庁、上場企業、捜査機関等を含む幅広いインシデントに対応経験がある専門エンジニアが多数在籍しており、これまで無数のインシデント被害を調査してきました。まずはお気軽にご相談ください。24時間365日体制で相談や見積もりを無料で受け付けております。
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フォレンジック調査の詳細については、下記の記事でも詳しく解説しています。
▶フォレンジック調査とは:必要性・活用事例・業者選定のポイント・費用を解説
危ないサイトを開いてしまったときの対処法
危ないサイトを開いてしまったときの対処法は以下のとおりです。
速やかにサイトを閉じる
危ないc1サイトを開いてしまった場合、速やかにブラウザのタブまたはウィンドウを閉じましょう。すぐに対処すれば、被害を最小限に留められる可能性があります。
ネット接続を切る
サイトを閉じた後、インターネット接続を切断しましょう。これは、データの漏洩や追加のマルウェアがダウンロードされるのを防ぐためです。Wi-Fi接続をオフにするか、有線接続の場合はケーブルを抜くことで、インターネット接続を物理的に切断してください。
パスワードを変更する
もし危ないサイトに個人情報やログイン情報を入力してしまった場合、アカウントへの不正アクセスを防ぐために関連するすべてのアカウントのパスワードを変更しましょう。特に銀行やメールアカウントなど、重要なサービスのパスワードは優先的に変更してください。
ウイルススキャンを行う
インターネット接続を切断した後、信頼できるセキュリティソフトウェアを使用して、デバイスのフルスキャンを実行してください。これにより、マルウェアやウイルスがデバイスにインストールされていないか確認できます。検出された脅威は、指示に従って直ちに削除または隔離してください。
サイバーセキュリティの専門業者に相談する
危ないサイトを開いてしまった場合は、サイバーセキュリティの専門業者に相談しましょう。専門業者では、デバイス内部のデータを詳細に分析し、不正アクセスやマルウェアの侵入経路、漏えいデータなどを調査をすることができます。
しかし、データを解析するには、専門的なツールや知識、技術が必要です。あまり知識のない個人が行うと、手順を誤ってデータを損傷させたり、デバイス内に残っているウイルスを活性化させたりする可能性があります。
そのため、危ないサイトを開いてしまった場合、サイバーセキュリティの専門業者に調査を依頼することが最も確実な方法です。サイバーセキュリティの専門業者は、フィッシングサイトの特徴や攻撃者の手口を熟知しているため、被害を最小限に抑えるためのアドバイスや対策を実施することができます。
危ないサイトを開いてしまった場合、フォレンジック調査の専門業者に相談する
ハッキング、不正アクセス、乗っ取り、情報漏えいのような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。しかし、自力で調査を行うと、調査対象範囲が適切でなかったり、意図しない証拠データの消失が発生しやすく、不完全な結果になる恐れがあります。
このような事態を防ぎ、適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。
フォレンジック調査では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出によって問題の解決を徹底サポートします。
デジタルデータフォレンジックでは、お電話またはメールでお問合せいただくと、状況のヒアリングと対応方法、お見積りを無料でご案内いたします。法人様の場合、ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せも開催しておりますので、お気軽にご相談ください。
官公庁・上場企業・捜査機関等まで幅広い調査対応経験を持つ専門の担当者が対応させていただきます。
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フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
多くのお客様にご利用いただいております
フォレンジック調査会社への相談方法
インシデントが発生した際、フォレンジック調査を行うか決定していない段階でも、今後のプロセス整理のために、まずは実績のある専門会社へ相談することを推奨しています。
取引先や行政に報告する際、自社での調査だけでは、正確な情報は得られません。むしろ意図的にデータ改ざん・削除されている場合は、情報の信頼性が問われることもあります。
インシデント時は、第三者機関に調査を依頼し、情報収集を行うことを検討しましょう。
DDF(デジタルデータフォレンジック)では、フォレンジックの技術を駆使して、法人/個人を問わず、お客様の問題解決をいたします。
当社では作業内容のご提案とお見積りのご提示まで無料でご案内しております。
解析した結果は、調査報告書としてレポートを作成しています。作成した報告書には、調査で行った手順やインシデントの全容などが詳細に記載され、法執行機関にも提出可能です。
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調査の料金・目安について
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
機器を来社お持込み、またはご発送頂ければ、無料で正確な見積りのご提出が可能です。
まずはお気軽にお電話下さい。
【法人様限定】初動対応無料(Web打ち合わせ・電話ヒアリング・現地保全)
❶無料で迅速初動対応
お電話でのご相談、Web打ち合わせ、現地への駆け付け対応を無料で行います(保全は最短2時間で対応可能です。)。
❷いつでも相談できる
365日相談・調査対応しており、危機対応の経験豊富なコンサルタントが常駐しています。
❸お電話一本で駆け付け可能
緊急の現地調査が必要な場合も、調査専門の技術員が迅速に駆け付けます。(駆け付け場所によっては出張費をいただく場合があります)
法人様は最短30分でWeb打ち合せ(無料)を設定
危ないサイトを回避するための対策
危ないサイトを回避するための対策は以下のとおりです。
怪しい広告はクリックしない
インターネット上には、魅力的な広告が数多く存在しますが、中にはユーザーを悪意あるサイトに誘導するものもあります。例えば、「信じられないほど安い商品!」や「今すぐクリックして当たりをゲット!」など、過度に誇張された広告には注意が必要です。これらの広告からは、フィッシングサイトやマルウェアが仕込まれたページに誘導されるリスクがあります。
迷惑メールのURLはクリックしない
迷惑メールに含まれるリンクもまた、危険なサイトへの入り口となり得ます。迷惑メールは、不要な広告メールから、フィッシング詐欺を試みるものまで様々です。特に、「アカウントの確認が必要です」や「賞金が当たりました」など、ユーザーの行動を促す内容のメールには警戒し、リンクをクリックする前に送信元の信頼性を確認することが肝心です。
不自然な日本語やリンクに注意する
フィッシングサイトや詐欺サイトは、しばしば不自然な日本語を使用しています。文法的におかしい表現や、不自然に硬い言い回し、意味不明な文章などが見受けられる場合は、不正なサイトである可能性が高いです。また、リンク先のURLが正規のものと異なる場合も、詐欺の可能性が高いため、クリックは避けましょう。
セキュリティソフトを導入する
信頼できるセキュリティソフトを導入し、常に最新の状態に保つことは、危険なサイトから身を守る上で非常に有効です。セキュリティソフトは、不正なサイトへのアクセスをブロックしたり、マルウェアのダウンロードを防いだりする機能を持っています。また、定期的なウイルススキャンを実行することで、既に感染してしまったマルウェアを検出・除去することも可能です。
最新のOSやブラウザを使用する
オペレーティングシステム(OS)やブラウザは、定期的にセキュリティ更新が行われます。これらの更新は、新たに発見されたセキュリティ脆弱性を修正するためのものであり、最新の状態に保つことで、サイバー攻撃のリスクを減らすことができます。そのため、OSやブラウザのアップデートは迅速に実施し、常に最新版を使用するようにしましょう。
よくある質問
対応内容・期間などにより変動いたします。
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専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。
もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。