スマホのパスワードを忘れてしまい、「初期化せずに解除したい」と考える方は非常に多くいらっしゃいます。
ただし、最初に知っておいていただきたいのは、自己判断で操作を続けることが、もっともデータ消失のリスクが高いという点です。
実際に、パスワードを何度も間違えたり、非公式の解除ツールを試したことで、内部データが上書き・破損され、専門業者でも復旧できなくなってしまったケースは少なくありません。
本記事では、スマホのパスワードを初期化せずに解除できる可能性がある5つのケースを整理したうえで、自分で操作を続けるべきか、専門家に相談すべきかの判断基準についても解説します。
目次
スマホのパスワードを初期化せず解除できる5つのケース
スマートフォンのパスワード(PIN・パターン・パスコードなど)を忘れてしまった場合でも、条件によっては初期化せずに解除できる可能性があります。
ただし、OSのバージョンや端末メーカー、事前の設定内容によって対応可否が異なるため、該当するのはごく一部のケースです。
- 古いOSに搭載されていた救済機能
(例:Android 4.4以前/iOS 8〜10のSiriバグ) - 生体認証(指紋・顔認証)が有効で解除できる
- Samsungなどの「リモート解除機能」が事前に設定されている
- サードパーティ製ツールで解除できる場合
(ただし自己責任/データ消失リスクあり) - iOS 17以降の「以前のパスコードでリセット」機能が使える
上記のいずれにも当てはまらない場合、自力で初期化せずに解除するのは非常に困難です。無理に操作を続けることで、データが完全に消去されてしまうリスクも高まります。
もし、「もう自分では難しそう」と感じた場合は、初期化前にバックアップの有無を確認するか、フォレンジック調査会社などの専門業者に相談することが最も安全な選択です。
【Android】パスワードを忘れたときの解除方法
Androidスマホでパスワードを忘れた場合でも、条件によっては初期化せずに解除できる可能性があります。以下の方法を順に試してみましょう。
指紋認証・顔認証が有効なら解除可能
指紋認証や顔認証を登録している場合は、パスワードを忘れても一時的にロック解除が可能です。ただし、再起動後や一定時間が経過するとパスワード入力が求められるため、早めにバックアップを行いましょう。
Googleアカウント連携で解除できるか確認
AndroidではGoogleアカウントと連携している端末であれば、ログイン情報を利用してロック解除できる場合があります。特に旧バージョンではアカウント入力による解除機能が残っているケースもあります。
Find My Device・旧バージョンの救済機能
Googleの「Find My Device」を利用すると、遠隔操作で端末のロック解除や初期化が可能です。またAndroid 4.4以前には、一定回数パスワードを誤入力するとGoogleアカウントで解除できる仕組みもありました。
ロック解除ツールを使用する
市販のロック解除ソフトを使用することで、初期化を回避しながらロックを解除できる可能性があります。これらのツールは、技術的な知識がなくても操作できるよう設計されており、画面の指示に従うだけで簡単に解除できるものもあります。
以下は代表的な解除ツールです。
- iMyFone LockWiper(iOS/Android対応)
- Tenorshare 4uKey for Android
- Dr.Fone – スクリーンロック解除
- パソコンに公式サイトから解除ソフトをダウンロードしてインストールする。
- ロックされたスマホをUSBケーブルでパソコンに接続する。
- 画面の手順に沿って、解除作業を実行する。
注意点:一部ツールではロック解除と同時にデータが消去される場合があります。
また、非正規手段としてメーカー保証が無効になる可能性もあるため、使用は慎重に検討してください。
ショップやサポート窓口へ相談する
自力での解除に不安がある場合は、契約しているキャリアショップまたはスマホメーカーのサポート窓口に相談するのが安全です。正規の対応であれば、データ保護の面でも安心して任せられます。
- 事前に最寄りのキャリアショップ(docomo、au、SoftBankなど)に予約する。
- スマホと本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)を持参する。
- スタッフに状況を説明し、初期化せずに解除可能か確認する。
ショップでは、端末の状態に応じて初期化を伴わない解除が可能な場合もあります。ただし、端末によってはメーカーに送付が必要となる場合もあるため、日数がかかる可能性もあります。
フォレンジック調査会社にパスワード解除を依頼する
大切な写真や業務データを守りたい場合は、フォレンジック業者へ依頼するのが最も安全です。専用設備により、初期化せずに解除・データ抽出が可能なケースもあります。
【iPhone】パスコードを忘れたときの解除方法
iPhoneのパスコードを忘れてしまった場合でも、条件次第では初期化せずに解除できる可能性があります。ここでは、状況に応じた代表的な対処法を整理してご紹介します。
より詳細な手順や注意点については、以下の記事でも解説しています。
Face ID・Touch IDで解除できる場合
生体認証(顔認証や指紋認証)を設定している場合、パスコードを忘れていてもロック解除が可能なケースがあります。この状態であれば、「設定」→「Face IDとパスコード」から新しいパスコードに再設定することができます。
ただし、再起動後や長時間操作していない状態ではパスコードの入力が求められるため、早めの対応とデータのバックアップをおすすめします。
iOS 17以降のパスコードリセット機能
iOS 17以降のiPhoneでは、「以前のパスコード」でリセットできる機能が追加されています。パスコードを変更してから72時間以内であれば、前のパスコードを入力して新しいパスコードに設定し直すことが可能です。
利用条件は以下のとおりです。
- iOS 17以降を搭載している
- 直近でパスコードを変更しており、72時間以内である
- 以前のパスコードを覚えている
この条件に当てはまる場合、ロック画面で「パスコードをお忘れですか?」をタップし、「以前のパスコードを使ってリセット」を選択してください。
Apple IDを使った解除の可能性
「iPhoneを探す」機能がオンになっていれば、iCloudからApple IDでサインインし、iPhoneを遠隔で初期化することができます。この方法ではデータは消去されますが、バックアップがあれば復元も可能です。
Apple公式サポートを利用する方法
Apple Storeや正規サービスプロバイダに相談すれば、本人確認書類の提示によって正式なサポートを受けることができます。不正解除ツールを使うよりも安全かつ確実なため、まずはAppleのサポートに問い合わせるのが安心です。
フォレンジック調査会社にパスコード解除を依頼する
ビジネス利用中の端末や、非常に重要なデータが保存されている場合には、フォレンジック調査会社への相談も選択肢のひとつです。警察や企業の捜査協力実績を持つ専門会社であれば、データ保全や安全性にも配慮した対応が可能です。
パスワード解除はフォレンジック調査の専門業者に依頼する
自力で対応するのが難しい場合には、迷わずフォレンジック調査の専門業者に依頼しましょう。フォレンジック調査の技術の中にはパスワードの解除や、データの復元などがあります。専門家の力を借りることでリスクの軽減と安全性の高い対処が可能です。
適切な業者を選び、迅速に対応することが、トラブルを最小限に抑える鍵となります。
フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
法人所有iPhoneのロック解除・ログ調査にも対応
近年では、退職者や不在社員が使用していた業務用iPhoneにロックがかかったまま返却される、あるいはパスワードが不明なまま放置されているケースが増加しています。
デジタルデータフォレンジックでは、法人所有端末に関して以下のようなケースに対応可能です。
- 退職者がパスワードを設定し、そのまま返却された端末
- 社内不正や情報持ち出しの疑いがある業務用iPhoneの調査
- ログやデータの削除・改ざんが行われていないか確認したい
官公庁・上場企業・捜査機関など幅広い組織への対応実績があり、専門の担当者とエンジニアが迅速かつ正確に調査を実施します。
ご相談・初期診断・お見積りはすべて無料です。お電話またはメールでお気軽にお問い合わせください。状況をヒアリングし、最適な対応方法をご案内いたします。
パスワード解除時に避けるべきNG行動
解除を焦るあまり、誤った操作を行うとデータ消失や端末ロック時間の延長など、かえって状況が悪化する恐れがあります。以下のような行為は避けるようにしてください。
何度もパスコードを入力してロック時間を延長させる
パスコードを複数回誤入力すると、一定時間ロックがかかり、「iPhoneが使用できません」と表示されて操作不能になることがあります。さらに、「10回連続で間違えると自動初期化される」設定が有効な場合は、データがすべて消去される可能性もあるため、入力は慎重に行ってください。
無料解除ツールや非公式アプリを使用する
インターネット上には「パスコードを無料で解除できる」とうたう非公式ツールが存在しますが、マルウェア感染やApple IDの乗っ取り被害のリスクがあります。また、メーカー保証が無効になる可能性もあるため、正規サポートか信頼できる専門業者の利用が推奨されます。
よくある質問
対応内容・期間などにより変動いたします。
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専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。
もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。



