「「スマホのパスワードを忘れてしまった」「スマホを初期化せずにパスワードを解除したい」
このような状況では、多くの場合でスマートフォンを初期化することで再び使用することができるようになります。
データのバックアップなどがあれば解決するのですが、スマートフォンに保存されているデータが必要な場合、初期化をしたくない/できないということになります。
本記事ではiPhone/Androidなどのスマートフォンのパスワードを忘れてしまった場合の対処法を紹介しています。
スマートフォンを初期化せずにパスワードを解除する方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
スマホのロックの種類
スマートフォンのロックはパスワードだけではありません。
現在のスマートフォンには以下のようなロックの種類があります。
PIN | スマホのSIMカードにかけるロックで、本人以外が利用できないように保護するための番号 |
パターン | 9つの点に対して、あらかじめ順番を指定し、順番に点を繋ぐことで解除するパスワード |
パスワード | 4~16桁の英語・数字・記号によって構成される文字列 |
指紋認証 | あらかじめ指紋情報を認証しておき、センサーにかざすことでロックを解除するパスワード |
顔認証 | あらかじめ顔情報を認証しておき、カメラに表情をかざすことでロックを解除するパスワード |
アクティベーションロック | iPhoneで使用できるパスワードで、紛失時に第三者に利用されないようにするためのパスワード |
これらのパスワードを忘れてしまった場合、通常は初期化を実行して画面ロック解除を行います。しかし、初期化することによって、保存されているデータもすべて削除されてしまいます。
大切なデータを保存していてスマホを初期化したくない場合は、GoogleアカウントやPINコードを利用してパスワードを変更するか、専門業者に依頼してパスワードを解除する方法があります。また、アカウントとスマホが連携していない場合や、パスワードを一定回数以上間違えた場合は、専門業者に依頼して、確実に復旧させることをおすすめします。
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【iPhone/Android共通】スマホのパスワードを忘れたときの対処法
スマホがiPhoneかAndroidかによってパスワードを忘れたときに取れる対処法は異なります。その一方で、どの種類のスマホでも共通する対処法が3種類ありますので、一度試してみましょう。
パスワードを推測して入力する
自身が入れそうなパスワードを推測して入力すると、解除できる場合があります。
ただしiPhoneの場合、事前に初期化設定を行うと、パスワードを10回間違えた時点でiPhoneが初期化されます。
iPhoneの場合、6回誤ったパスワードを入れてから一時的に使用できなくなる時間が発生します。しかし9回までなら誤ったパスワードでも初期化されません。思い当たるパスワードがあったら試しに入れてみましょう。
パスワード以外の画面ロックを試す
パスワードを入力する以外にも、認証方法を設定している場合には、パスワード以外の認証方法でログインできないか試してみてください。指紋認証や顔認証など、スマホでできる画面ロックを解除するためのパスワード以外の認証を事前に登録しておくと、パスワードを忘れたとしてもログインすることはできるでしょう。
しかし、パスコードを解除できないことに変わりはないです。指紋認証や顔認証を複数回間違えたり、一度再起動してしまうとパスワードでしかログインできない状況になります。ログインできるうちにデータのバックアップを作成するか、パスワードの解除業者に相談して解除してもらう必要があります。
リカバリーモードで設定し直す
リカバリーモードとは、スマートフォンのシステムを修復・再設定する機能です。ユーザーデータやアプリ、設定を初期化することが可能です。
- 最新バージョンのiTunesをパソコンにインストールする
- iPhoneをパソコンに接続し、電源を切る
- 電源を入れる
- iPhoneの画面に「iTunesに接続する」画面が表示されたらスマホの電源から指を離す
- 「復元」をクリックするとデータが復元される
iPhoneの場合はパソコンが必要ですが、Androidの場合はスマホ1台で操作が完了します。
- Androidスマホの電源を切る
- ボリュームアップボタンと電源ボタンを同時に長押しする
- ボタンの長押し中に、スマートフォンのロゴが表示されたら、ボリュームアップボタンと電源ボタンを離す
- リカバリーメニューが表示されたら、ボリュームボタンを使用して「初期化 / ファクトリーリセット」を選択
- 電源ボタンを押し、「はい」を選択して、初期化する
リカバリーモードは操作を誤るとデータが消えてしまう場合もあるので、注意が必要です。
別の端末から初期化する
タブレットやパソコンを用意し、Googleアカウントの機能でロック解除することも可能です。
別の端末から初期化を行う方法は以下の通りです。
- 別のスマートフォン、タブレット、またはパソコンを使用して、Googleアカウントにログインします
- ログイン後、検索バーに「Google デバイスマネージャー」と入力し、検索します
- Google デバイスマネージャーからデバイスを選択する
- 「削除」をクリックして、デバイスをリセットします
- リセット後、新しいパスワードを設定します
ただしこの方法は工場出荷時の設定に戻ってしまいます。保存データを失いたくない方は、パスワード解析業者に相談すると、安全にデータの復旧が可能です。
パスワード解除業者に相談
パスワードを忘れて解除が必要になった場合、初期化する前にパスワード専門解除業者に相談すると、安全にパソコンやスマートフォンのパスワードを強制解除することが可能です。
当社デジタルデータフォレンジック(DDF)では、国内トップクラスのデータ復旧技術を用いてスマートフォンのパスワードを解除し、写真や動画などのデータも復元・抽出することが可能です。
さらに故人のデジタル遺品のロック解除や、事件現場に遺されたデジタル遺留品調査、および報告書作成も行っており、警視庁などのさまざまな捜査機関からもご依頼を頂いております。パスワードの調査が必要な際は、ぜひご相談ください。
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※2 データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
スマホのパスワードを忘れたときの注意点
どの種類のスマホでもパスワードを忘れた場合は、初期化してロックを解除する必要があります。
なぜならスマホには多くの個人情報が格納されているからです。万が一盗難・紛失した際に情報漏洩を防ぐために初期化が必要です。
ただし、バックアップを取っていれば、スマホを初期化してもデータの復元が可能です。
これはロック解除に初期化する前にあらためてリスクを確認しておきましょう。
- やみくもにパスワードの入力を試さない
- 初期化はデータが失われる
- 十分な充電が必要になる
- ソフトやツールはセキュリティリスクが高い
やみくもにパスワードの入力を試さない
パスワードに検討がつかない場合、やみくもにパスワードの入力を試してはいけません。
iPhoneの場合、パスワードの入力を10回間違えると一切の操作ができなくなります。
また設定によっては、一定回数入力を間違えると自動的に初期化するように設定できます。パスワードを間違えた回数は必ず数えておきましょう。
初期化はデータが失われる
初期化をすると端末に入っていたデータはすべて消されてしまいます。特に写真や動画はバックアップをしておかなければ、初期化後に見ることができません。(一方でSNSやゲームアプリは消えてしまうもののアカウントは残るため、再度インストールして利用できるケースが多いです。)
「機器自体が再び使用できるようになればよい」「データのバックアップが存在する」のような場合は初期化を行うことで解決します。しかし、スマートフォンの中に保存されているデータが必要な場合は、初期化をしないでください。
端末に入っているデータはトラブルに備えて、日頃からバックアップを取っておくと安心です。自動または手動でバックアップを取り、SDカードやパソコンに、データのコピーを保存しておきましょう。
「他のアカウントからログインできないか試す」、「専門業者に相談してみる」など初期化の操作を行う前に試してみましょう。
十分な充電が必要になる
初期化には1時間以上かかる場合もあるため、事前に充電をしておきましょう。初期化のやり直しが発生する場合があります。
経年劣化によりバッテリーが劣化している場合でも、フル充電にしておき、充電をつないだまま初期化もできますが、端末本体に十分な充電があることを確認してから行います。
次に初期化が必要になったときのために、日ごろから充電を長持ちさせる使い方を心がけましょう。画面の輝度を下げておく・電池を多く使うアプリを消しておくといった工夫が有効です。
ソフトやツールはセキュリティリスクが高い
スマホ用のパスワード解除ソフトを使用すると、画面ロックを解除できる場合もあります。
しかしパスワード解除を実行後、自動的に初期化も実行されるものや、ソフトでは解決できない障害によってパスワード解除に失敗する場合もあります。中には悪質なウイルスを含む解除ツールも存在するようで、パスワードが解除できないだけでなく、情報漏えいや不正アクセスなどの被害まで拡大する可能性があります。
無料・有料にかかわらず市販のパスワード解除ソフトには注意が必要です。確実にパスワード解除したい方は、パスワード解析ができる専門業者に相談しましょう。
デジタルデータフォレンジックでは、エンジニアの技術とノウハウを活かしたiPhoneのパスワード解除も行っています。市販のパスワード解除ソフトでも解除できないパスワードも含めて解析・データの取り出しのご相談を受け付けていますので是非ご相談ください。
iPhoneスマホのパスワードを忘れたときの対処法
ここからはiPoneスマホのみできる対処法を掲載します。iPhoneスマホをお持ちの場合は以下の方法によって初期化・復元を行いましょう。
iCloudから初期化・復元
iPhoneの場合はiCloudを利用することで、初期化したスマホにデータを復元することができます。iCloudから初期化・復元する方法は以下の通りです。
- iCloudにApple IDとパスワードでログインする
- 「すべてのデバイス」をクリックする
- 初期化・復元したいiPhoneをクリックする
- 「iPhoneを探す」をクリックする
- 「デバイスを消去」をクリックする
- デバイスを消去する旨の警告が表示されますので、「続ける」をクリックします。
- パスワードを入力して、再度「続ける」をクリックすると、初期化・復元が開始される
またiPhoneはiTunesからも初期化・復元が可能です。
iTunesから初期化・復元
iTunesから初期化・復元する方法は以下の通りです。パソコン・ケーブルが必要になるため、事前に準備しておきましょう。
- パソコンに最新バージョンのiTunesをインストールする
- USBケーブルを使用して、初期化したいiPhoneをパソコンに接続する
- iTunesが起動したら、初期化・復元したいiPhoneを選択
- 「iPhoneを復元」をクリックし、「バックアップを作成しない」または「このコンピュータにバックアップを保存する」を選択
- iPhoneが初期化されるので、設定画面が表示されるまで待つ
- 設定画面に従って、iPhoneを再設定する
- バックアップを復元する場合は、「復元」を選択し、バックアップを選択して復元を開始する
ただし、iPhoneを初期化してしまうと、保存しているデータも初期化されてしまいます。大切なデータを残したままパスワードを解除したい方は、初期化せずにパスワード解除の専門業者に相談しましょう。
デジタルデータフォレンジックでは、24時間365日電話での相談を受け付けていますので、気軽にご相談ください。
Androidスマホのパスワードを忘れたときの3つの対処法
Androidスマホのパスワードを忘れたときの対処法以下の3つです。
Find My Deviceで初期化
「Find My Device」とは、Androidに備え付けられている紛失したスマホを探すための機能です。iPhoneの「探す」アプリに相当します。
このアプリをパソコンで起動させ、遠隔操作で初期化を行うことが可能です。
Find My Deviceで初期化する方法は以下の通りです。
- ブラウザーを開き、Googleアカウントにログインします
- 検索バーに「Find my device」と入力します
- 「Find my device – Google」のウェブサイトにアクセス
- Googleアカウントにログインします
- 「失われた端末を探す」をクリックします
- 初期化したいAndroidスマホを選択し、「消去」をクリックします
- メッセージが表示されたら、「消去」をクリックすると、Androidが初期化されます
Androidデバイスマネージャーで初期化する
パスワードを忘れてしまった際に、そのままではロック解除ができずにスマホを復旧させることができません。
パソコンからGoogleアカウントにログインして操作しましょう。
- ブラウザーを開き、Googleアカウントにログインします
- 検索バーに「Androidデバイスマネージャー」と入力します
- 「Androidデバイスマネージャー – Google」のウェブサイトにアクセスします
- Googleアカウントにログインします
- デバイス一覧から初期化したいAndroidスマホを選択したら「消去」をクリックします
- メッセージが表示されたら、「消去」をクリックします
- Androidスマホが初期化されたら、初期設定を行います
ここまで初期化してパスワードのロックを解除する方法を紹介してきました。しかし、初期化してしまうと、保存していたデータも削除されてしまいます。大切なデータを残した状態でパスワードを解除するためには、パスワード解除業者に相談して解除してもらうことをおすすめします。
デジタルデータフォレンジックなら初期化せずに、パスワード解析に加えて、データ復旧の技術をもとに、スマホからデータを保存することが可能です。スマホに大事なデータがある方はぜひご相談ください。
初期化せずにロック画面を解除する方法
スマホの中に大切なデータが入っている場合は、初期化せずにロック画面を解除する方法を試しましょう。
PINコードやGoogleアカウントを使う
PINコードとは第三者によるスマホ、USIMカードの無断使用を防ぐための4~8桁の暗証番号です。こちらもGoogleアカウントと同様に、初期化せずにロック解除ができます。
- ロック画面でパスワードの入力欄が表示されたら、画面下の「その他の方法でアンロック」をタップします。
- 「PINコードを入力してください」と表示されたら、デバイスに設定されている4桁のPINコードを入力します。
- 正しいPINコードを入力すると、スマートフォンがロック解除されます。
PINコードを忘れてしまったり、PINコードが設定されていないスマホを利用している場合は、Googleアカウントでロック解除しましょう。
GoogleのアカウントでAndroidのパスワードを解除する
Googleのアカウントを使用するとAndroidのパスワードを解除することが可能です。
この方法ではパスワードの変更が行えます。つまりスマホを初期化せずにロック解除が可能です。
- Androidスマホでパスワードを何度か間違えると、「パスワードをお忘れですか?」というメッセージが表示されます。
- メッセージをタップします
- Googleアカウントのメールアドレスとパスワードを入力します。
- 新しいパスワードの設定を求められるので、新しいパスワードを入力します
- パスワードがリセットされたら、Androidスマホのロック画面に戻り、新しいパスワードでロックを解除ができます
Googleのアカウントを利用するとスマホを初期化せずにロック画面を解除できますが、アカウントを持っていなかったり、忘れてしまった場合はパスワード解析業者に依頼しましょう。
ロック解除アプリを使用する
スマートフォンのパスワードやパターンロックを解除することができるアプリが「ロック解除アプリ」です。
インターネットの公式サイトから、ロック解除アプリをパソコンなどにダウンロードしましょう。スマホをパソコンに接続し、アプリの指示に従うとパスワードが解除できます。
ただし、ロック解除を実行した後にデータが消去されてしまうアプリもあるため、確実にパスワードを解除したい方は、パスワード解析業者に依頼しましょう。
ショップやサポート窓口へ相談する
iPhoneの場合はアップルサポートセンター、Androidスマホの場合はGoogleのAndroidヘルプコミュニティやスマホを購入したキャリアショップなどに相談しましょう。
ただしスマホの初期化を薦められる場合もあるため、データを消したくない方はパスワード解除専門業者に依頼することをお勧めします。
自力で対応できない場合はフォレンジック調査の専門業者に依頼する
自力で対応するのが難しい場合には、迷わずフォレンジック調査の専門業者に依頼しましょう。フォレンジック調査の技術の中にはパスワードの解除や、データの復元などがあります。専門家の力を借りることでリスクの軽減と安全性の高い対処が可能です。
適切な業者を選び、迅速に対応することが、トラブルを最小限に抑える鍵となります。
フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
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スマホのパスワード忘れの予防策
スマホのパスワードを忘れると、多くの場合は初期化することを勧められてしまいます。
初期化してしまうとスマホの保存データが全て消去されてしまうため、パスワードを忘れないように工夫しましょう。
スマホのパスワード忘れの予防策は以下の通りです。
パスワード管理ノートの利用
近年はパスワード管理用のノートが販売されています。このようなノートにまとめてパスワードを記入しておくことをお勧めします。紙やメモ帳に記入するほうが楽ですが、紛失するリスクが高いです。
自分だけが覚えやすいパスワードの設定
狙われやすいパスワードとして、生年月日や連続した数字、キーボードの配列通りのパスワードがあります。これらはよく使われるため、サイバー犯罪者が総当たり攻撃を行った場合、突破される可能性が非常に高いです。
覚えやすい文字列に工夫を加えて、推測されにくいパスワードを設定しましょう。
定期的なバックアップ
スマホのパスワードを突然思い出せなくなったり、水没などでスマホが故障した場合に備えて、定期的にバックアップを取ることが必要です。バックアップを取ることで、初期化してもバックアップ時点のデータを取り戻すことが可能です。
バックアップを取る方法は以下の通りです。
- iCloudにログインして、[設定]アプリを開きます。
- [iCloud] から[iCloudバックアップ]に移動します。
- [iCloudバックアップを有効にする]をタップします
- [今すぐバックアップを作成する]をタップすると、バックアップが開始されます
一方でAndroidの場合はGoogleアカウントからバックアップを取ることが可能です。
- Googleアカウントにログインし、[設定]アプリを開きます
- [システム] から[バックアップ]に移動します
- [バックアップを有効にする]をタップします
- [アプリデータ、通話履歴、デバイス設定などをバックアップする]を選択します。
- [今すぐバックアップを作成する]をタップすると、バックアップが作成されます
Smart Lockを利用
「Smart Lock」とは、特定の状況でスマホのロックを自動解除できる機能です。この機能を利用すれば、万が一パスワードを忘れてしまっても、ロック解除が可能です。
Smart Lockを利用する方法は以下の通りです。
- スマートフォンの[設定]アプリを開きます
- [セキュリティ]または[ロック画面とセキュリティ]を選択します
- [Smart Lock]をタップします
- デバイスのパスワードなどを入力します
- 認証されたら利用したいSmart Lockの設定を選択します
- 設定が完了したら、[Smart Lock]を有効にします
「デバイスを探す」が利用できる設定にする
「デバイスを探す」とはGoogleのサービスの一つです。スマホが盗難や紛失に遭った際に遠隔操作でスマホを初期化することができます。
ただし「デバイスを探す」を利用するにあたり、以上の条件を満たす必要があります。
- 「スマホの電源が入っている」
- 「スマホが通信できる状態にある」
- 「スマホの位置情報がオンになっている」
- 「GoogleアカウントのIDとパスワードが分かる」
特にスマホの位置情報はバッテリー消費が大きいため、オフにする方も多いです。
「設定」から位置情報をオンにしておきましょう。
パスワード関連の設定を変更する
パスワードが簡単なものしか思いつかない場合は、定期的にパスワードを変更することで、安全性を高めることも可能です。
iPhone・Androidでバックアップを取る方法
ここでは、iPhone・Androidでバックアップを取る方法を紹介します。パスワードを忘れてしまったときは、事前にバックアップを取っていると、機器を初期化してデータを復元するだけで以前の状態に戻すことが可能です。
インシデントの発生を見越して、事前にバックアップを取っておくようにしましょう。スマホでバックアップを取る方法は以下です。
- iPhoneでバックアップを取る方法
- Androidでバックアップを取る方法
iPhoneでバックアップを取る方法
iPhoneのバックアップは、iCloud を利用してバックアップを取っておくのが一般的です。まずは、手動でバックアップを取る方法を紹介します。
- iPhoneを「Wi-Fi・ネットワーク」に接続
- ホーム画面の「設定」から「ユーザー名」を選択
- 「iCloud」から「iCloud バックアップ」を選択
- 「今すぐバックアップを作成」を選択すると、バックアップの作成が開始
- 「今すぐバックアップ」最後のバックアップの作成日時が表示される(作成日時が更新されていることを確認)
- バックアップ作成完了
ただ、手動でバックアップを取るのは定期的に作業する必要があるため、バックアップを取り忘れる・うまくバックアップが取れていなかったなどのトラブルが発生する可能性があります。そこで、バックアップを自動的に取る方法も紹介します。
- ホーム画面の「設定」から「ユーザー名」を選択
- 「iCloud」から「iCloud バックアップ」を選択
- 「この [デバイス] をバックアップ」がオンになっていることを確認
- iPhoneを電源に接続
- iPhoneを「Wi-Fi・ネットワーク」に接続
- iPhoneの画面がロックされていることを確認
- Wi-Fiに接続されたタイミングでバックアップを取得
Androidでバックアップを取る方法
Androidでバックアップを取る方法は主に以下の2種類があります。
- スマホだけでクラウドを利用してバックアップを作成する
- PCなどの外部記憶装置にバックアップを作成する
スマホだけでクラウドを利用してバックアップを作成する
Googleアカウントで利用できるバックアップ作成用のクラウドを利用して、Androidスマホのデータのバックアップを作成することができます。バックアップを作成する手順は以下の通りです。
- Androidの「設定アプリ」を選択
- 「Google」を選択
- 「バックアップ」を選択
- 「今すぐバックアップ」を選択
- バックアップを作成完了
バックアップを作成しておくことで、パスワードを忘れてしまった時であっても、Googleアカウントからデータを復元できるようになります。
PCなどの外部記憶装置にバックアップを作成する
スマホをUSBケーブルを用いてパソコンなどの外部記憶装置に接続して、スマホのデータのバックアップとして利用することができます。手順は以下の通りです。
- Androidの場合はスマートフォンを接続する
- 「USBの使用」「USB設定の選択」「USB接続の用途」などと表示されたら「ファイルを転送する」を選択
- データをパソコンにコピー&ペースト
- バックアップ完了
外部機器へのデータ移行は、オフライン環境であってもデータ移行が可能です。しかし、パソコンが故障した時には、内蔵されているHDDやSSDのデータを修復する必要があります。
よくある質問
対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。
もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。