この記事では、インフォスティーラーの2025年現在に確認されている主な感染経路7選を徹底解説。
さらに、「どのような場面で感染しやすいか」「どんな行動を避けるべきか」を明確にし紹介します。
1つでも当てはまるなら、すでに感染リスクが高まっているかもしれません。今すぐチェックし、被害を未然に防ぎましょう。
目次
インフォスティーラーの主な感染経路
インフォスティーラーは、さまざまな手法で端末に侵入し、情報を窃取します。近年の攻撃は非常に巧妙かつ多様化しており、従来の防御策だけでは防ぎきれない事例も少なくありません。

ここでは、代表的な感染経路を詳しく解説します。
フィッシングメール
最も広く使われている感染手段で、請求書やアカウント警告を装った偽メールの中に、不正リンクやマルウェア付きの添付ファイルが含まれています。
- メールに記載された偽リンクをクリックするとマルウェアがダウンロード。
- PDFやZIPファイルなどの添付を開くと、マクロやスクリプトで感染。
- 一見すると本物に見える差出人アドレスや文面に要注意。
悪意あるWebサイト・広告(マルバタイジング)
改ざんされたWebサイトや広告にアクセスした際、自動的にマルウェアがインストールされる「ドライブバイダウンロード攻撃」が仕掛けられていることがあります。
セキュリティが不十分なWebサイトや無料コンテンツ提供サイト、怪しいアダルトサイトなどがよく利用されます。
偽装ソフトウェアやアプリのインストール
正規のソフトに偽装されたマルウェアが含まれているケースです。特に以下のような形で拡散されます。
- 海賊版ソフトウェア、クラックツール
- ゲームのチートツール
- 偽のブラウザ拡張機能(VPN、翻訳、広告ブロッカーなど)
ファイルを開いた瞬間にバックグラウンドでマルウェアが実行される構造が多く、見破るのが困難です。
USBメモリや外部ストレージ
感染済みのUSBメモリを接続しただけで自動的にマルウェアが実行される「オートラン型感染」に注意が必要です。
公共機関や取引先で配布された記憶媒体でも過去に感染例が報告されており、安全そうに見える媒体も慎重に扱う必要があります。
ソフトウェアやOSの脆弱性悪用
Windowsやブラウザ、Java、Flash Playerなど、パッチ未適用のソフトウェアを狙ったゼロデイ攻撃が存在します。
脆弱性があると、ユーザー操作なしに感染が進むこともあります。
ファイル共有ソフトやクラウドストレージ
P2Pソフト(例:Share、Winny)やクラウドストレージ(例:Google Drive、OneDrive)経由で、不正ファイルが拡散されるケースもあります。
不特定多数と共有されているリンクは不用意に開かないよう注意しましょう。
偽のCAPTCHAやアップデート画面
「あなたはロボットではありません」という偽のCAPTCHAや、「アップデートが必要です」と表示された偽の警告画面を通じて、マルウェアを実行させる手口も登場しています。
これらは正規の通知と酷似しているため、表示内容に違和感があれば即座に離脱してください。
感染経路のまとめ表
感染経路 | 特徴・詳細 |
---|---|
フィッシングメール | 添付やリンクから感染、文面が非常に巧妙 |
悪意あるWebサイト・広告 | ドライブバイダウンロード攻撃が主流 |
偽ソフト・アプリ | 海賊版やクラック、偽VPN拡張機能など |
USBメモリ・外部デバイス | 接続だけで自動感染、見た目では判別困難 |
ソフトやOSの脆弱性 | アップデート未実施の端末が狙われる |
ファイル共有・クラウド経由 | リンクや共有ファイルから感染が拡大 |
偽CAPTCHA・アップデート | クリックで実行、見た目は正規に酷似 |
補足と最新の傾向
近年はIoTデバイス(監視カメラやスマートスピーカー)を狙った攻撃や、企業の仕入れ先を通じたサプライチェーン攻撃、偽QRコードの利用など、より巧妙な手段が用いられています。
感染経路を理解し、複数の層でセキュリティ対策を講じることが被害防止の鍵です。

自力で対応できない場合はフォレンジック調査の専門業者に依頼する

ハッキングや不正アクセス、ウイルス感染、情報漏えいなどの問題が起きた際、自分だけでの対応が難しいと感じたら、迷わずフォレンジック調査の専門業者に相談しましょう。
どこから侵入され、どんな情報が漏れたのかを正しく把握することが重要です。特に、被害が大きい場合や情報が悪用された疑いがある場合は、専門家の対応によって被害を最小限に抑え、証拠となるデータを確実に残すことができます。
信頼できる業者を選び、早めに動くことが、トラブルを最小限に抑えるポイントです。
フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
デジタルデータフォレンジックの強み
デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。
累計相談件数39,451件以上のご相談実績
官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積39,451件以上(※1)のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計395件以上(※2)のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~
国内最大規模の最新設備・技術
自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2017年)
24時間365日スピード対応
緊急性の高いインシデントにもいち早く対応できるよう24時間365日受付しております。
ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せを開催・即日現地駆けつけの対応も可能です。(法人様限定)自社内に調査ラボを持つからこそ提供できる迅速な対応を多数のお客様にご評価いただいています。
デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
よくある質問
対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。
もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。