サイバー攻撃

画像ダウンロードでウイルスに感染するリスクと対処法を徹底解説

インターネット上の画像の中にはウイルスが仕組まれているものがあり、ダウンロードによって、ウイルスに感染する可能性があります。

この記事では、ウイルス感染のリスクがある行動とは何か、万が一感染してしまった際の対処法を詳しく説明します。また、感染を防ぐための具体的な手順についても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ウイルス感染の主な経路とリスク

画像をダウンロードしたり、サイトを閲覧しただけでウイルスに感染するリスクは、一般的に次の3つの要因に依存します。

1. ドライブバイダウンロード攻撃

ドライブバイダウンロード攻撃とは、ユーザーが特定のウェブサイトを閲覧するだけで、悪意のあるソフトウェアが自動的にダウンロードされ、コンピュータに感染してしまう攻撃手法です。通常は、ウェブサイト自体に埋め込まれたスクリプトが背後で動作し、ユーザーの許可なくマルウェアがダウンロードされます。

この攻撃が成功する要因は、主に以下のような点です:

  • ブラウザやプラグインの脆弱性:古いバージョンのブラウザや、更新されていないプラグインがターゲットになります。
  • 悪意のある広告(マルバタイジング):広告に見せかけた悪意のあるスクリプトが埋め込まれていることがあります。
  • 不正なウェブサイトの利用:違法なダウンロードサイトや信頼できないサイトは、この種の攻撃の温床です。

2. 悪意のある画像ファイル

通常の画像ファイル(.jpgや.pngなど)は安全に見えますが、実際には悪意のあるコードが埋め込まれている可能性があります。特に、改ざんされた画像ファイルや、信頼できないソースからのファイルは注意が必要です。悪意のある画像ファイルを開くことで、システム内にマルウェアが拡散する可能性があります。

3. フィッシング攻撃による感染

URLクリックによるウイルス感染でよくあるのが、フィッシング攻撃です。偽装されたウェブサイトに誘導され、ユーザーの機密情報を盗むだけでなく、マルウェアをインストールさせることも目的としています。この種の攻撃は、電子メールやメッセージアプリ、SNSのリンクなどからも行われるため、リンクをクリックする際は常に注意が必要です。

画像ダウンロード後にウイルス感染した場合の対処法

万が一、画像のダウンロードやサイト閲覧後にウイルスに感染してしまった場合、早急な対応が求められます。ここでは、具体的な対処法について説明します。

ステップ1:感染の兆候を確認する

まず、コンピュータやデバイスに以下のような兆候がないか確認しましょう。

  • パフォーマンスの急激な低下(動作が遅くなる)
  • 不審なポップアップ広告の増加
  • 設定していないアプリやファイルの出現
  • ブラウザのホームページや検索エンジンが勝手に変更されている

これらの兆候は、ウイルス感染やハッキングのサインである可能性が高いです。

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ステップ2:ネットワークからの隔離

感染の疑いがある場合、すぐにインターネット接続を切断しましょう。これにより、ウイルスが外部と通信してデータを送信するのを防ぎます。

ステップ3:セーフモードでの再起動

ウイルスがシステムに深刻な影響を与えている場合、通常の起動では駆除が難しいことがあります。そこで、セーフモードでコンピュータを起動し、最低限のシステム環境で問題を診断します。

  • Windowsの場合:「F8」キーを押しながらPCを再起動し、「セーフモード」を選択します。
  • Macの場合:「Shift」キーを押しながら再起動し、セーフモードに入ります。

ステップ4:ウイルススキャンを実行

信頼できるウイルス対策ソフトを使用して、システム全体のスキャンを実行します。ここでは、最新のウイルス定義がインストールされていることを確認し、必要に応じて更新しましょう。

ステップ5:不審なファイルやプログラムを削除

ウイルススキャンによって検出された不審なファイルやプログラムは、速やかに削除します。削除後、システム全体を再度スキャンし、他の感染がないか確認します。

詳しく調べる際はウイルス感染調査の専門家に相談する

DDFウイルス感染、ハッキング、不正アクセス、情報漏えいのような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。しかし、自力で調査を行うと、調査対象範囲が適切でなかったり、意図しない証拠データの消失が発生しやすく、不完全な結果になる恐れがあります。

このような事態を防ぎ、適切な調査によって原因究明を行うためにも、ウイルス感染調査の専門家に相談することが重要です。

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ウイルス感染防止のためにできること

ウイルスに感染しないためには、日頃からの予防が非常に重要です。以下の具体的な対策を講じることで、感染リスクを大幅に低減させることが可能です。

1. ウイルス対策ソフトの導入と定期的な更新

ウイルス対策ソフトは、システムをリアルタイムで監視し、悪意のあるプログラムを即座に検出してくれます。ただし、ソフトをインストールするだけでは不十分です。定期的に更新を行い、最新のウイルス定義を適用することが不可欠です。

2. ブラウザとプラグインの最新化

ドライブバイダウンロード攻撃やフィッシング攻撃の多くは、ブラウザやプラグインの脆弱性を悪用します。したがって、常に最新の状態に更新し、脆弱性を突かれないようにしましょう。

以下の手順でブラウザの更新を行います:

  • Chrome:設定メニューから「Google Chromeについて」を選択し、自動更新を確認。
  • Firefox:メニューの「ヘルプ」→「Firefoxについて」から更新を確認。
  • Microsoft Edge:設定メニューから「Microsoft Edgeについて」を確認し、自動更新を実施。

3. 信頼できるウェブサイトのみを利用する

インターネットでの活動は慎重に行い、信頼できるサイトやサービスのみを利用することが重要です。違法なダウンロードサイトや不審なリンクは避け、公式のウェブサイトからコンテンツを取得するようにしましょう。

4. 定期的なバックアップの実施

万が一ウイルスに感染し、データが損失した場合に備えて、定期的なバックアップを取ることは極めて重要です。クラウドストレージや外付けハードドライブを使用して、重要なデータを定期的に保存しておきましょう。

よくある質問

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対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。

土日祝も対応してもらえますか?

可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。

匿名相談は可能でしょうか?

もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。

 

 

この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数32,377件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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