LINEは日常的に使われる便利なアプリですが、本人が気づかないうちに「勝手に操作されている」ような被害が発生することがあります。
これは、LINEアカウントへの不正ログインや、スマートフォンのマルウェア感染による遠隔操作などが原因で、結果的にLINEが第三者に操作されるケースです。
放置すれば、なりすましによるメッセージ送信や個人情報の漏えいなど、深刻な被害につながるおそれもあります。
本記事では、LINEが遠隔操作されているかを確認する方法、注意すべき兆候、そして問題が見つかった際の具体的な対処法について解説します。
目次
LINEが遠隔操作されているかを確認する方法4選
LINEが遠隔操作されているかを確認するには、以下の項目をチェックしてみてください。設定や利用履歴から、異常の有無を見極める手がかりになります。
1. LINEのログイン履歴を確認する
LINEでは現在ログインしている端末を確認できます。自分が使っていない端末や、普段と異なる時間帯・地域でのログイン履歴があれば、不正操作の可能性があります。
- LINEアプリで「設定」→「アカウント」を開く
- 「ログイン中の端末」を選択
- 利用していない端末や見覚えのない履歴がないか確認
2. トーク履歴に身に覚えのないメッセージがないか確認する
送信していないメッセージが残っている場合、第三者によってLINEアカウントが操作された可能性があります。特に広告や勧誘、URL付きのメッセージは不正利用のサインです。
- トーク一覧または各トークルームを開く
- 自分が送った覚えのないメッセージがないか確認
- 内容に不自然な文言やリンクが含まれていないかをチェック
3. ログイン通知やセキュリティ通知を見返す
LINEは新しい端末からのログイン時やセキュリティ上の異常があった際に通知を送ります。見逃した通知の中に、不正アクセスを示す情報があるかもしれません。
- 通知履歴を確認
- またはLINEアプリ内「ホーム」→「お知らせ」を開く
- 自分が操作していないのに届いたログイン通知や警告がないか確認
4. 操作履歴や画面録画の記録を確認する
端末の操作履歴や記録に、不正操作の痕跡が残っている場合があります。自分が操作していないタイミングの記録があれば、外部から遠隔で操作されていた可能性があります。
- 使用している端末で操作履歴や最近使ったアプリを確認
- 画面収録や記録用アプリの動作履歴も確認
- 自分が触っていない時間帯の操作がないかチェック
- iPhoneの場合は「写真」アプリで画面収録フォルダを確認
- Androidは「設定」→「バッテリー」や「最近使ったアプリ」などをチェック
LINEが遠隔操作されているように見える2つの原因とサイン
LINEの遠隔操作が行われている場合、端末やアプリにさまざまな異常が現れることがあります。以下のような兆候が見られる場合は、不正操作を疑って慎重に確認しましょう。
LINEアカウントへの不正ログインが疑われるサイン
LINEアカウントが乗っ取られている場合、操作の痕跡がトーク履歴や通知などに現れることがあります。以下のようなサインが見られる場合は、不正ログインの可能性があります。
- 身に覚えのないメッセージが送信されている
自分が送っていない内容が複数の相手に届いている。 - 知らない端末からのログイン通知が届いている
操作していないのに「LINEにログインしました」と通知が来る。 - プロフィールや設定が勝手に変わっている
名前やアイコン、ステータスメッセージが変更されている。
スマホ本体のマルウェア感染が疑われるサイン
端末側にマルウェアが仕込まれている場合、ユーザーが操作していないのにカメラやマイクが勝手に作動することがあります。そうした異常を示す代表的なサインのひとつが、インジケーターの不自然な点灯です。
- LINEを使っていないのにマイク・カメラのランプが点く
何もしていない状態で、録音・録画が行われている可能性があります。 - 通話やトーク中でないのに頻繁に点灯する
裏でアプリが勝手にマイクやカメラを動かしているおそれがあります。 - 点灯が長時間続く・勝手に繰り返す
不正プログラムが常時動作している兆候かもしれません。
LINEが遠隔操作された場合の対処法
遠隔操作や不正アクセスの可能性がある場合は、速やかに対処することが重要です。以下の方法を参考に、被害の拡大を防ぐための対応を進めましょう。
さらに、LINEアカウントが遠隔操作された場合に起こり得るリスクや、早期対応の重要性については下記の記事でも詳しく解説しています。
LINEのパスワードとPINコードを変更する
LINEアカウントへの不正アクセスが疑われる場合は、パスワードとPINコードの変更が最優先です。どちらか一方だけでなく、両方を速やかに変更することで、第三者による継続的な操作を遮断できます。
- 「設定」→「アカウント」→「パスワード変更」から新しいパスワードを設定
- 「設定」→「プライバシー管理」→「PINコード」から新しい暗証番号を登録
パスワードは他サービスと使い回さず、英数字を組み合わせた強固なものにするのが基本です。なお、パスワードが漏えいした場合のリスクや、より安全な設定方法については以下の記事でも詳しく解説しています。
ログイン中の端末を強制ログアウトする
LINEアカウントが他の端末で不正に使用されている可能性がある場合は、ログイン中のすべての端末を即座にログアウトすることで、第三者の操作を遮断できます。この操作は、スマートフォンからでもPCからでも行えます。
- 「設定」→「アカウント」→「ログイン中の端末」を選択
- 一覧に表示されている端末を確認
- 不審な端末、または全端末を選び「ログアウト」を実行
この処理を行うことで、LINEアカウントへのアクセスは自分の端末だけに制限されます。
端末のセキュリティを強化する
LINEアカウントが不正に操作される背景には、端末側のセキュリティの甘さが関係しているケースもあります。アカウントだけでなく、使用しているスマートフォンやパソコン自体の保護も見直す必要があります。
- OSやアプリを常に最新バージョンに更新する
- 不要なアプリや不明なアプリを削除する
- 画面ロックやPINコード、生体認証を必ず設定する
- アンチウイルスソフトを導入し、定期的にスキャンする(PCなどに)
日常的なセキュリティ意識の積み重ねが、アカウント乗っ取りや遠隔操作のリスクを大きく下げます。
LINEのログイン通知機能を有効に設定する
ログイン通知を有効にしておけば、他の端末からアカウントにアクセスがあった際に即座に気づくことができます。万が一の不正ログインをいち早く察知し、被害の拡大を防ぐためにも、あらかじめ通知設定を有効にしておくことが重要です。
- LINEアプリの「設定」→「アカウント」を開く
- 「ログイン許可」の下にある「ログイン通知」をオンにする
- 設定後、他の端末からログインがあると通知が届くようになります
フォレンジック調査を専門業者に依頼する
LINEの乗っ取りや遠隔操作による不正アクセスが継続している場合、自力での対応には限界があります。こうしたケースでは、端末に残された操作履歴や通信の痕跡を解析できるフォレンジック調査の依頼を検討する必要があります。
フォレンジック調査とは、PCやスマートフォンなどの電子端末に残されたデジタルデータを専門技術で解析し、不正アクセスや情報漏えいの証拠を追跡・特定する調査手法です。
調査会社によっては、解析結果を詳細なレポートとして提供してくれる場合もあり、法的手続きや裁判での証拠として利用できることもあります。不正の規模が大きい、または証拠を確実に残したい場合には、早めに専門業者へ相談するのが安全です。
以下に、LINEに特化したフォレンジック調査の内容や、実際にどのような復元・解析が可能かについては、以下の記事で詳しく解説しています。
詳しく調べる際はハッキング・乗っ取り調査の専門家に相談する
ハッキング、不正アクセス、乗っ取り、情報漏えいのような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。しかし、自力で調査を行うと、調査対象範囲が適切でなかったり、意図しない証拠データの消失が発生しやすく、不完全な結果になる恐れがあります。
このような事態を防ぎ、適切な調査によって原因究明を行うためにも、ハッキング調査の専門家に相談することが重要です。
ハッキング調査では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出によって問題の解決を徹底サポートします。
フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
デジタルデータフォレンジックでは、お電話またはメールでお問合せいただくと、状況のヒアリングと対応方法、お見積りを無料でご案内いたします。
法人様の場合、ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せも開催しております。官公庁・上場企業・捜査機関等まで幅広い調査対応経験を持つ専門の担当者が対応させていただきます。
まずは、お気軽にご相談ください。
よくある質問
対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。
もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。
まとめ
LINEの遠隔操作や不正アクセスは、特別な状況だけでなく、誰にでも起こり得る現実的なリスクです。普段からログイン履歴や通知を確認し、アカウントや端末の挙動に少しでも違和感があれば、放置せずに確認・対処することが重要です。
もし自分での対応に不安がある場合や、被害の兆候が続いている場合は、早い段階で専門家に相談することが、被害を最小限に抑えるポイントとなります。「おかしい」と感じた時点で動くことが、LINEアカウントを守る一番の対策です。



