サイバー攻撃

LINEの遠隔操作による乗っ取りに注意!遠隔操作された時の対処法を解説

LINE 遠隔操作

近年ではLINEアカウントの乗っ取りや不正アクセスが増加しており、特に遠隔操作による攻撃は深刻な問題となっています。第三者がLINEを遠隔操作できるようになると、個人情報の漏洩や金銭被害、さらには不正なメッセージ送信による友人・知人への被害まで拡大するリスクがあります。

本記事では、LINEが第三者に遠隔操作されているときの兆候や具体的な対策について詳しく解説します。

LINEが遠隔操作されている兆候

まず、LINEが第三者に乗っ取られて遠隔操作されている可能性がある兆候を確認しましょう。次のような症状が見られる場合、アカウントが不正に操作されている可能性があります。

  • LINEで知らない相手にメッセージが勝手に送信されている
  • LINEの設定やプロフィールが変更されている
  • 自分がログインしていない時間に、ログイン通知が届いている
  • 知らないデバイスからのログインが確認される
  • 友人から、自分が送っていないメッセージについて問い合わせがある

これらの兆候が確認された場合、速やかに適切な対策を講じる必要があります。次に、具体的な対応方法について解説します。

LINEが遠隔操作された時の対処法

LINEが第三者によって遠隔操作されている可能性がある場合、まずはLINEの設定を操作して、遠隔操作に対処しましょう。次にLINEを使用している端末本体の設定も変更し、セキュリティを強化しましょう。

1. LINEのログイン許可を確認・解除する

LINEでは、複数のデバイスで同一アカウントにログインできます。第三者が遠隔でアクセスしている場合、この設定を通じて乗っ取りが行われる可能性があります。まずは、不正なログインを確認し、不要なデバイスのログインを解除しましょう。

手順:

  1. LINEアプリを開き、「設定」をタップ。
  2. 「アカウント」を選択し、「ログイン許可」を確認。
  3. 知らないデバイスがログインしている場合は、「他のデバイスからログアウト」を実行。
  4. 「ログイン許可」をオフにすることで、今後の不正なアクセスを防ぎます。

2. LINEのパスワードとPINコードを変更する

LINEが不正に操作されている場合、直ちにパスワードを変更することが重要です。また、PINコードを設定することで、アカウントへのさらなるアクセスを防ぎます。

手順:

  1. LINEの「設定」から「アカウント」を選択。
  2. 「パスワード変更」をタップし、新しいパスワードを設定します。
  3. 併せて、「PINコード」を有効にし、4桁の数字を設定。
  4. このPINコードは、LINE Payなどの重要な操作にも使用されます。

3. 端末のセキュリティ設定を強化する

LINEの乗っ取りを防ぐためには、スマートフォン自体のセキュリティを強化することも重要です。次に、具体的なセキュリティ設定の見直し手順を解説します。

iPhoneの場合:

  1. 「設定」を開き、「Face IDとパスコード」をタップ。
  2. パスコードが設定されていない場合は、新たに設定する。
  3. Face IDまたはTouch IDを有効にし、端末へのアクセスを強化。

Androidの場合:

  1. 「設定」を開き、「セキュリティ」を選択。
  2. パスワード、PIN、または指紋認証を有効にして、スマートフォンへの不正アクセスを防ぐ。

4. LINEのログイン通知機能を有効にする

LINEでは、異なるデバイスからログインされた際に通知を受け取る機能があります。これを有効にしておくことで、第三者が不正にログインした場合にすぐに気づくことができます。

手順:

  1. LINEの「設定」から「アカウント」を選択。
  2. 「ログイン通知」をオンにする。
  3. これにより、新しいデバイスからのログインがあった際に通知を受け取ります。

5. フォレンジック調査を行う

LINEの乗っ取りや遠隔操作が発生し、不正アクセス被害などが続く場合、端末から情報が漏えいしていないか、適切なセキュリティ対策を行うためにフォレンジック調査が必要になることがあります。フォレンジック調査とは、電子端末のデジタルデータを証拠を適切に保全・解析し、サイバー攻撃や不正などの痕跡を追跡する調査です。

フォレンジック調査会社によっては、調査結果をレポートにしてもらえることもあります。このようなレポートは法的手続きや裁判の証拠として利用できることもあります。

詳しく調べる際はハッキング・乗っ取り調査の専門家に相談する

DDFハッキング、不正アクセス、乗っ取り、情報漏えいのような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。しかし、自力で調査を行うと、調査対象範囲が適切でなかったり、意図しない証拠データの消失が発生しやすく、不完全な結果になる恐れがあります。

このような事態を防ぎ、適切な調査によって原因究明を行うためにも、ハッキング調査の専門家に相談することが重要です。

ハッキング調査では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出によって問題の解決を徹底サポートします。

デジタルデータフォレンジックでは、お電話またはメールでお問合せいただくと、状況のヒアリングと対応方法、お見積りを無料でご案内いたします。

法人様の場合、ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せも開催しております。官公庁・上場企業・捜査機関等まで幅広い調査対応経験を持つ専門の担当者が対応させていただきます。

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LINE乗っ取りのリスク

LINEが乗っ取られ、遠隔操作されることで発生するリスクは多岐にわたります。主なリスクを以下に挙げます。

  • 個人情報の流出:乗っ取られたLINEを通じて、個人情報やメッセージの内容が第三者に盗まれる可能性があります。
  • 金銭的被害:LINE Payなどの決済機能が悪用され、金銭的な被害が発生する危険性があります。
  • 友人や知人への被害:不正アクセス者が偽のメッセージを送信し、友人や知人が詐欺に巻き込まれる可能性があります。
  • 社会的信用の失墜:乗っ取られたアカウントを利用して、詐欺や犯罪行為が行われた場合、アカウント所有者の社会的な信用が失われる可能性があります。

まとめ

LINEの遠隔操作による乗っ取りは、個人情報の流出や金銭的な被害、さらには友人・知人への被害をもたらす重大なリスクです。乗っ取りを防ぐためには、ログイン許可やパスワードの変更、セキュリティ設定の強化といった具体的な対策を講じることが重要です。

また、万が一LINEから情報が漏えいして不正アクセスが発生した場合、フォレンジック調査を専門家に依頼し、適切に証拠を保全することが被害拡大を防ぐ鍵となります。

よくある質問

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もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。

 

 

この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数32,377件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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