ペネトレーションテストとは、実際の攻撃手法を模倣し、ネットワークやシステムの脆弱性を突いて安全性を検証する方法です。NmapやMetasploitなどの専門ツールを使って、表面的な棚卸しでは見つからない「実際に侵入され得るポイント」を明らかにすることができます。
とはいえ、社内で実施するには手順や制約も多く、判断を誤ると業務への影響や証拠の消失につながる可能性があります。
特に次のような疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
- 無料ツールでどこまでできるのか?
- 自社実施と専門業者に依頼する違いとは?
- 診断の対象や範囲はどう決めればいいか?
そこで本記事では、ペネトレーションテストで使われる代表的なツールの種類と用途、自社で実施する際のリスク、そして専門業者に依頼するメリットまでをわかりやすく解説します。
ペネトレーションテスト(侵入テスト)とは
ペネトレーションテスト(侵入テスト)とは、NmapやMetasploitなどの専門ツールを使い、攻撃者と同様の手法でネットワークやシステムに対して疑似攻撃を行い、実際に侵入が可能かどうかを検証するセキュリティ診断です。
ペネトレーションテストの考え方や脆弱性診断との違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
ペネトレーションテストで使われる代表的なツール6選
ペネトレーションテストでは、攻撃のフェーズや診断対象に応じて使うツールが異なります。ここでは、代表的な6つのツールを役割ごとに紹介します。
Nmap:ポートスキャン・情報収集
- ネットワーク上のホストや開放ポートの検出
- OSやサービスの種類を特定して攻撃対象を選定
Metasploit:脆弱性エクスプロイトの自動化
- 既知の脆弱性を使った疑似攻撃の自動化
- 成功後の挙動や影響範囲の確認
Wireshark:通信内容の可視化
- ネットワーク上のパケットをリアルタイムで解析
- 不審な通信や漏えいリスクの検出
Burp Suite:Webアプリケーション診断
- フォームやセッションの動作確認
- SQLインジェクションやXSSなどの脆弱性チェック
John the Ripper:パスワード強度テスト
- 辞書攻撃や総当たり攻撃による認証強度の評価
Aircrack-ng:無線LANセキュリティ検査
- WEP/WPAなどの暗号化方式を解析し、鍵を割り出す
これらのツールはそれぞれ得意分野があり、単体では検出に限界があるため、目的に応じて複数を組み合わせて使用するのが一般的です。
ただし、自社でペネトレーションテストを実施する場合、ツールの誤用や設定ミスによって業務に支障が出る恐れもあります。効果的かつ安全に診断を進めたい場合は、専門のフォレンジック調査会社へ依頼することをおすすめします。
無料ツールでの実施と専門業者に依頼する違い
無料ツールを使えば、初期費用をかけずにセキュリティ診断を始めることができます。ただし、設定や運用を誤ると誤検出・過検出により判断を誤るリスクもあります。また、複雑な攻撃シナリオや最新の脅威には対応できないこともあり、限界があるのが実情です。
一方で、専門業者に依頼する場合は、技術的な裏付けやリスク評価を踏まえて、システムの構成に即した診断が受けられます。検証後は、経営層や顧客への説明にも活用できるレポートが提供されるのも大きな利点です。
こんな場合は専門業者への依頼がおすすめ
- 社内にセキュリティの専門人材や実施経験がない
- 侵入経路や被害想定を深掘りして可視化したい
- 稟議・報告用に使えるレポートや第三者性が必要
DDFのペネトレーションテスト(侵入テスト)
ペネトレーションテストは、専門的な技術力と実務経験が求められる検証手法です。DDFでは、国際的に評価の高いOSCP資格保持者が在籍しており、豊富な実績を持つホワイトハッカーによる侵入テストを提供しています。
ネットワーク構成や業務システムの利用状況に応じて、想定される攻撃シナリオを設計。実際に擬似攻撃を行うことで、システムの防御力や潜在的な脆弱性を、現実に即した形式で検証します。
OSCP(Offensive Security Certified Professional)とは、Offensive Security社が提供するペネトレーションテスト技術の認定資格です。攻撃対象への侵入や権限昇格の技術力が国際的に認められるもので、特に海外では実務の必須条件とされることもある難関資格です。
想定される主な攻撃シナリオ
DDFでは、実際の攻撃手法に基づいたシナリオを柔軟に設計します。よくある検証パターンとして、以下のようなシナリオに対応することが可能です。
- VPN機器の脆弱性を突いた外部侵入
- 社内LAN侵入後のファイルサーバアクセス
- 機密データへのアクセスと漏えいリスクの検証
- Webサーバへの侵入など
ご報告内容(報告書構成)
経営層と技術担当の双方に伝わるよう、要点と技術情報を分けて記載します。
- エグゼクティブサマリ: 全体の概要と結論を簡潔に整理
- 技術詳細: 攻撃ログ、再現スクリーンショット、取得権限など
- 優先課題と対策: 改善策を優先度付きで提案
- 再発防止提案: ポリシーや構成の見直しを含む具体案を提示
「自社の防御体制が本当に通用するのか不安」「報告資料として経営に提出できる調査結果がほしい」といった場合には、まずはお気軽にご相談ください。
よくある質問
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もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。



