セキュリティ対策

深刻な脅威 27のウイルスは偽物か本物かを見分け方と対処法を解説

ネット閲覧中に突然「深刻な脅威」「27のウイルスが検出されました」といった大きな警告が出ると、誰でも不安になります。しかも「今すぐ削除」「スキャン開始」などのボタンが並ぶため、本当に感染したように感じやすい状況です。

ただし、慌ててボタンを押したりアプリを入れたりすると、不要な課金や偽サイトへの入力につながり、被害拡大の恐れが高まります。落ち着いて正体を見極め、端末側の設定と安全な手順で対処することが大切です。

そこで本記事では、「深刻な脅威 27のウイルス」表示が出たときの見分け方と、状況別に安全に対処する方法を解説します。

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「深刻な脅威 27のウイルス」の正体とは

結論から言うと、この種の表示はブラウザ上に出る偽の警告であることが多く、端末が実際にスキャンされた結果ではありません。

典型例としては、閲覧しているページの中で、あらかじめ用意された文言や数字(27、39など)を表示し、不安をあおってアプリの導入や支払いへ誘導します。

AppleやGoogle、端末メーカーの正規機能が、Webページ上で「ウイルスが検出された」と断定し、購入やインストールを迫ることは通常ありません。まずは「端末の通知」ではなく「閲覧中のページの表示」である可能性を疑い、画面の指示に従わないことが重要です。

偽警告が表示される主な手口

同じような表示でも、誘導の目的がいくつかに分かれます。目的が分かると、押してはいけないポイントも見えやすくなります。

不正広告からの遷移

ニュースサイトやまとめサイトなど、広告が多いページで突然遷移して表示されるケースがあります。サイト自体が悪いというより、広告枠に紛れた悪質広告が原因になることがあります。

この場合は「表示されたページを閉じる」ことが最優先です。表示内容に反応してクリックすると、さらに別のページへ遷移しやすくなります。

偽スキャン画面でアプリ導入へ誘導

画面上でスキャンの進行バーや「検出結果」を見せ、もっともらしく見せる手口です。ただし、Webページが端末全体を本当にスキャンすることはできません。目的は、不要なアプリのインストールや、怪しいプロファイル設定、通知許可などを取ることにあります。

サブスクリプション課金や購入へ誘導

「無料スキャン」から始まり、最終的に月額課金の購入画面へ導くパターンがあります。購入ページが公式ストア上であっても、きっかけが偽警告である時点で注意が必要です。心当たりのない定期購読が始まると、解約まで気づきにくく、継続課金の恐れが高まります。

偽サイトでID・パスワードを入力させる

Apple ID、Googleアカウント、SNS、メールなどのログイン画面に似せ、入力させる手口です。入力情報が盗まれると、アカウント乗っ取りや不正利用につながることがあります。正規のサイトや公式アプリ以外で認証情報を入力しないことが基本です。

放置すると起こり得る被害とリスク

偽警告そのものは「表示」ですが、誘導に従うと実害が発生しやすくなります。特に多いのは、課金・情報入力・不要アプリの導入の3パターンです。

不要アプリの導入による広告表示や追跡

偽警告から誘導されたアプリは、セキュリティ目的を装いながら広告表示や通知を多用することがあります。端末の操作性が落ち、別の詐欺ページへ誘導されるきっかけにもなります。

サブスクリプションの継続課金

「無料トライアル」のつもりでも、自動更新で課金が続くケースがあります。気づかないまま支払いが発生すると、解約や返金手続きに時間がかかることがあります。

ID・パスワード流出によるアカウント乗っ取り

入力した認証情報が悪用されると、SNSでのなりすまし投稿、メールからの二次詐欺、クラウド内データの不正閲覧などにつながることがあります。

カード情報の悪用や不正利用の疑い

カード番号や決済情報を入力した場合は、実害がまだ見えていなくても警戒が必要です。利用明細の確認やカード会社への相談を早めに行うことが重要です。

同様の偽警告が繰り返し表示される

ブラウザの履歴・キャッシュ・Cookieが残っていると、同じ広告やページに再度当たりやすくなります。端末が故障しているのではなく、ブラウザ側のデータが原因になることもあります。

表示直後から状況別にできる安全な対処法

偽警告への対応は「押していないなら閉じる」「押したなら元に戻す」「入力したなら被害を止める」が基本です。焦って操作を増やさず、必要最小限の手順で進めてください。

ボタンを押していない場合はページを閉じる

表示された直後は、画面内のボタンやリンクを押さずに、そのページの操作を止めることが重要です。ページを閉じるだけで解消することが多く、追加の遷移も防げます。

手順
  1. 警告画面内のボタンやリンクは押さずに操作を止めます。
  2. ブラウザのタブを閉じ、元のページに戻らないようにします。
  3. 同じサイトを開き直さず、別の安全なページへ移動します。

閉じられない場合はブラウザアプリを終了する

閉じる操作を妨げる表示は、画面固定や連続ポップアップで操作を誘導する意図があることがあります。タブが閉じられない場合は、ブラウザアプリ自体を終了して問題ありません。

手順
  1. スマホはアプリ一覧を開き、ブラウザをスワイプして終了します。
  2. PCはタスクマネージャー等でブラウザを終了します。
  3. 再起動後、同じタブを復元しない設定で起動します。

ボタンを押した場合は不要アプリや権限を確認する

ボタンを押しただけで即感染するとは限りませんが、アプリ導入や権限付与に進んだ場合は注意が必要です。見覚えのないアプリや、不自然に強い権限が付与された設定がないか確認してください。

手順
  1. 直近でインストールされたアプリを確認し、心当たりがなければ削除します。
  2. 通知・アクセシビリティ・プロファイルなどの設定に不審点がないか確認します。
  3. 公式ストア以外の案内に従っていないかを振り返り、同様の操作を止めます。

サブスクリプションの定期課金を確認して停止する

偽警告は「無料」や「保護」を装って購入に誘導し、定期課金へつなげることがあります。心当たりのない購読があれば、早めに停止しておくと安心です。

手順
  1. 端末のサブスクリプション(定期購読)一覧を開きます。
  2. 心当たりのない項目があれば自動更新を停止します。
  3. 購入履歴や請求メールも確認し、必要ならサポートへ連絡します。

ID・パスワードを入力した場合は速やかに変更する

認証情報を入力してしまった場合は、被害が見えていなくても先に止血することが重要です。同じパスワードの使い回しがあると、他サービスへ波及することがあります。

手順
  1. 公式サイトまたは公式アプリからパスワードを変更します。
  2. 同じパスワードを使っている他サービスも変更します。
  3. 可能であれば多要素認証を有効化し、ログイン履歴も確認します。

繰り返し出る場合は履歴・サイトデータを削除する

同じ偽警告が続く場合は、ブラウザの履歴・キャッシュ・Cookieなどのサイトデータが影響していることがあります。削除により再表示を抑えられることがあります。

手順
  1. ブラウザ設定から履歴・キャッシュ・Cookieの削除画面を開きます。
  2. 期間を指定して削除し、ブラウザを再起動します。
  3. 通知許可を見直し、不要なサイト通知はオフにします。

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>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説

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この記事を書いた人

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