- 突然Thunderbirdのメールが大量に削除された
- 特定の送信履歴だけが見つからない
- 退職者のThunderbirdプロファイルで不審な削除操作があった
このようなケースでは、マルウェア感染や内部不正の可能性を含めて検証する必要があります。本記事では、Thunderbirdのメール削除・消失トラブルの代表的な原因と、復元や調査の方法を解説します。
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Thunderbirdのメールが削除・消失する原因
Thunderbirdのメールが削除・消失する原因は以下の通りです。
サイバー攻撃(マルウェア感染、ランサムウェア等)
マルウェアに感染すると、メールファイルを含むPC内のデータが暗号化されたり、破壊されたりすることがあります。特にランサムウェアは、システム全体のファイルや添付資料などを暗号化して身代金を要求する手口が多く、結果的にThunderbirdのメールデータ(MBOXファイル)がアクセス不能になる場合があります。また、破壊活動を行う「ワイパー型」マルウェアでは、メールデータ自体が削除されることもあります。
ただし、メールデータそのものを狙い撃ちするケースは限定的で、多くはPC全体や特定フォルダを対象にした攻撃の一環として影響を受けます。被害が疑われる場合は、直ちに感染端末をネットワークから隔離し、原本データの保全とマルウェア解析を専門家に依頼することが重要です。
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退職者・内部犯行等によるメール削除や情報持ち出し
退職者が在職中にメールを削除していた、USBメモリでプロファイルフォルダをコピーしていたといったケースでは、内部不正の証拠がフォレンジックで明らかになることがあります。アクセスログや操作履歴から、削除時刻・手口を特定できます。
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問題が発覚した時点で、該当PCをネットワークから遮断し、プロファイルフォルダ・アカウント設定ファイル・ログファイルをイメージバックアップなどで保全します。これにより、後のフォレンジック解析や法的対応において証拠能力を維持できます。
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Thunderbirdのメールの復元方法
Thunderbirdのメール復元では、元データの上書きや改変に注意が必要です。作業は必ずコピー環境で行い、原本は保全状態を維持します。自力復元で失敗すると証拠能力が失われる可能性もあるため、初動での対応判断が鍵となります。
なお、ThunderbirdのアカウントがIMAP方式で設定されていた場合、サーバー側のメールが反映されているため、サーバーログやクラウド側の履歴から復元できる可能性もあります。一方、POP3設定であれば、ローカルのMBOXファイルに依存する場合があり、削除後の復元難易度は高くなることがあります。
ゴミ箱やアーカイブフォルダからの復元
Thunderbirdでは、削除メールが一時的に「ゴミ箱」や「アーカイブ」に移動している場合があります。これらのフォルダを開き、「元に戻す」操作で簡単に復元できるケースもあります。
サーバーログやバックアップからの抽出
Thunderbirdのメールデータはプロファイルフォルダに格納されており、ここには削除済みメールが残っていることがあります。
MBOXファイルを直接解析することで、削除済みや不可視状態になっている過去のメールデータを復元できる場合があります。
ただし、MBOXの構造を理解しないまま編集すると、さらなるデータ破損を招く可能性があるため注意が必要です。
フォレンジック調査会社に復元してもらう
復元難度が高い場合、専用ツールや解析ノウハウを持つフォレンジック調査会社に依頼することで、削除メールや操作ログの抽出精度が大幅に向上します。
フォレンジック調査とは、削除・改ざん・送受信履歴などを技術的かつ法的に証拠として通用する形で特定・解析する調査手法です。
メールの削除日時や操作端末、ログインIP、転送設定などの情報が取得できれば、内部不正や外部アクセスの証拠となります。フォレンジック調査では、これらのログの整合性・改ざん有無も評価します。
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詳しく調べる際はフォレンジック調査会社に相談する

適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。
当社では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出、ならびに報告会によって問題の解決を徹底サポートします。
フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
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