ハッキング・乗っ取り・不正アクセス

クラウドサービスの情報漏洩とは?ハッキングリスクと原因別の対処法

クラウドの普及により、メールやストレージ、業務アプリが一つの基盤に集約され、便利になった一方で、情報漏洩の「影響範囲」が一気に広がりやすくなっています。とくに外部共有の設定や権限設計は、意図しない公開につながることがあり、気づかないまま閲覧されるケースも起こり得ます。

また、不正ログインや脆弱性悪用が重なると、復旧を急ぐほど操作履歴やログが変化し、痕跡が失われる恐れもあります。被害を小さく抑えるためには、原因を切り分けたうえで「何を残し、何を止めるか」を整理することが大切です。

そこで本記事では、クラウドサービスの情報漏洩につながる代表的な原因と、ハッキングリスクを下げる事前対策、疑いがあるときの具体的な対処法を解説します。

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クラウドサービスの情報漏洩とは

クラウドサービスの情報漏洩とは、クラウド上に保存・共有している顧客情報、機密資料、社内文書などが、意図しない相手に閲覧・取得される状態を指します。オンプレミスと比べて利用範囲が広い分、共有設定やアカウントの管理が少し崩れるだけでも、複数のサービスに横断的な影響が出ることがあります。

「クラウド事業者が守る領域」と「利用者側が設定・運用で守る領域」が分かれているため、利用者側の設定や運用の抜けが、そのまま事故につながる点が特徴です。

クラウドの運用に不安がある場合は、現状の共有設定や権限設計を棚卸ししておくと安心です。

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クラウドサービスで漏洩・ハッキングが起きやすい原因

クラウドの情報漏洩は「設定」「認証」「脆弱性」のいずれか、または複数が重なって起きることが多いです。まずは代表パターンを把握し、自社の運用に当てはまる点がないか確認します。

アクセス権限・共有設定ミス

公開リンクが「誰でも閲覧可」になっていたり、部署や役割に比べて権限が広すぎたりすると、誤操作や第三者の閲覧で大量の情報が一度に露出する可能性があります。とくに外部共有を既定で許可している運用では、共有先の誤りやリンクの転送によって、想定外の範囲に拡散することもあります。

設定ミスは「攻撃」ではなくても、結果として情報漏洩になるため、定期的な棚卸しが重要です。

アカウント情報の窃取・不正ログイン

フィッシングやマルウェアによりID・パスワードが盗まれると、メール、チャット、ストレージ、グループウェアなどに横断的にアクセスされるおそれがあります。管理者アカウントが侵害されると、ユーザー追加や権限変更まで行われ、被害が拡大しやすくなります。

多要素認証(MFA)が未導入、または例外が多い運用は、狙われやすい傾向があります。

脆弱性対策の遅れ・多層防御の不備

クラウド基盤や管理ツール、連携アプリの脆弱性が放置されると、不正アクセスの足がかりになることがあります。更新が遅れた結果、認証情報の窃取や設定変更、データの外部送信が発生し、被害が大きくなるケースもあります。

ベンダーの情報だけに頼らず、自社側で「何をいつ更新するか」の運用ルールを持つことが大切です。

判断が難しいときは、まず「事実」を固定することが大切

原因が設定ミスなのか、不正ログインなのかで、優先すべき対応は変わります。自己判断で設定を大きく変えたり、ログを消してしまうと、後から「いつ・誰が・どこへアクセスしたか」を追いにくくなることがあります。

少しでも不審な点がある場合は、状況を整理しながら進めることが、結果的に被害拡大の防止につながります。

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想定されるリスク

クラウド上の情報は集約度が高いため、侵害が成立すると影響範囲が広がりやすいです。リスクを整理し、社内での優先順位付けに役立てます。

機密情報・個人情報の大量流出

顧客データや契約情報、社内資料がクラウドに集約されている場合、ひとつのアカウント侵害でも被害が広範囲に及ぶ可能性があります。流出した情報が第三者に渡ると、なりすましや詐欺などの二次被害が続くこともあります。

不正な改ざん・サービス停止

データの削除、暗号化(ランサムウェア)、設定改変が起きると、業務停止やサービス障害につながります。復旧のための人員確保、代替運用、再発防止の実装などで、復旧コストが膨らむ点も注意が必要です。

信用失墜と対外対応コストの増加

取引先への説明、顧客対応、監督官庁への報告、公表判断など、対外対応が必要になる場合があります。事実関係が曖昧なまま進むと、説明が二転三転し、かえって信頼に影響することがあります。

社内対応だけで抱え込まないことも選択肢になります

リスクが現実化した場合、技術対応だけでなく、社内外への説明や判断も同時に進みます。焦って復旧を急ぐほど、後から確認に必要な記録が揃わないケースもあります。

不安がある場合は、まず「何が起きたか」を整理できる状態にすることが重要です。

当社では、情報漏えい調査を通じて、外部送信の有無や対象データの範囲、認証情報の不正利用や通信の異常の有無を確認し、被害の実態を客観的に把握できます。24時間365日体制で対応していますので、判断に迷う場合は早い段階で整理することをおすすめします

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事前に取るべき対策

クラウドのセキュリティは、強い基盤だけでは完結しません。設定・運用・監視を最小限でも整えることで、情報漏洩や不正アクセスのリスクを現実的に下げられます。

認証強化とアカウント管理

管理者を含むすべてのクラウドアカウントで多要素認証(MFA)を原則必須にし、例外を減らします。パスワードの使い回しを避け、不要アカウントは棚卸しで停止・削除します。

アクセス制御と権限設計

最小権限の原則で権限を細分化し、部署・役割ごとに必要なデータのみ参照できる状態にします。外部共有リンクは既定で制限し、機密データは原則として外部共有を禁止する運用にすると事故を減らしやすくなります。

データ保護とログ監視

保存データと通信の暗号化を徹底し、監査ログ・アクセスログを取得できる状態を維持します。設定ミスや不審なアクセスを継続監視できる仕組みを整えると、発見が早くなります。

脆弱性対策とベンダー情報の運用

利用中サービスの脆弱性情報やメンテナンス情報を継続的に確認し、更新の優先順位と適用手順をルール化します。責任分界を前提に「自社が守る範囲」を明確にすることが、抜け漏れの防止につながります。

運用ルールは「続けられる形」にすると定着します

理想的な対策でも、運用が回らなければ形骸化しやすくなります。まずはMFA、権限・共有、ログ監視の3点を最低ラインとして整え、定期点検の習慣を作ると進めやすいです。

私たちデジタルデータフォレンジックは、累積47,431件以上のご相談実績(算出期間:2016年9月1日〜)をもとに、官公庁、上場企業、捜査機関等を含む幅広いインシデントに対応経験があります。お電話またはメールでお問合せいただくと、状況のヒアリングと対応方法、お見積りを無料でご案内いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

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漏洩・不正アクセスが疑われるときの対処法

疑いがある段階では、復旧を急ぐよりも「被害の拡大を止めること」と「記録を残すこと」を優先します。環境によって操作は変わるため、ここでは基本の考え方を手順として整理します。

アカウントの封じ込めとセッション制御

不審なアカウントがある場合は、パスワード変更だけでなく、進行中のセッションを止めることが重要です。攻撃者がログイン済みの状態を維持していると、変更後も操作が継続することがあります。

手順
  1. 侵害が疑われるアカウントを特定し、パスワード変更とMFA再設定を行います。
  2. 管理画面から全セッションの強制ログアウトやトークン失効を実施します。
  3. 管理者権限や新規ユーザー追加の有無を確認し、不要な権限を一時的に縮小します。

共有設定の一時制限と影響の抑止

外部共有や公開リンクが関係する場合は、影響を広げないために共有範囲を一時的に絞ります。削除や大きな変更を急ぐより、まずは「外部からアクセスできない状態」に寄せて落ち着いて確認します。

手順
  1. 外部共有リンクや公開設定を洗い出し、優先度の高いものから無効化します。
  2. 機密データが含まれるフォルダは、アクセス権を最小化して再共有を防ぎます。
  3. 変更した設定内容と時刻を記録し、後の調査で差分が追える状態にします。

ログの保全と影響範囲の特定

「いつ・どのIP・どのアカウントから・どのデータにアクセスしたか」を確認するには、監査ログやアクセスログが重要です。ログの保管期間や設定によっては、時間の経過で追えなくなることがあります。

手順
  1. 監査ログ・アクセスログ・管理操作ログをエクスポートし、原本として保管します。
  2. 不審なログイン、権限変更、外部共有、ダウンロードの記録を時系列で整理します。
  3. 流出が疑われるデータの種類と件数、関係者を洗い出し、優先対応を決めます。

報告・通知に向けた整理と再発防止

個人情報が関係する場合は、法令や社内規程に沿って、報告や本人通知の要否を検討します。判断には「流出の有無」「閲覧・取得の可能性」「対象範囲」が関係するため、事実の整理が欠かせません。

手順
  1. 対象データ、対象期間、影響を受けたアカウントやシステムを整理します。
  2. 社内の責任分界(情シス・法務・広報・経営)を確認し、対外説明の方針を揃えます。
  3. 原因に基づき、MFA運用、権限設計、監視、教育まで含めた再発防止策を実装します。

サイバーセキュリティの専門業者に相談する

不審な兆候がある段階では、社内の復旧作業を急ぐほど、確認に必要な操作履歴やログなどの痕跡が失われる恐れがあります。とくにクラウドは対象範囲が広く、端末・ID・共有設定・連携アプリまで横断的に整理する必要があるため、判断が難しくなりがちです。

サイバーセキュリティの専門業者に依頼することで、侵入経路や影響範囲、アクセスされた可能性のあるデータを客観的に整理し、対外説明や再発防止に必要な材料をそろえやすくなります。

私たちデジタルデータフォレンジックは、累積47,431件以上のご相談実績(算出期間:2016年9月以降)をもとに、官公庁・上場企業等に対応してきました。お電話またはメールでお問い合わせいただくと、状況の整理から初期対応の方針、概算見積りまで無料でご案内しています。

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詳しく調べる際はフォレンジック調査会社に相談を

クラウドの情報漏洩は、設定ミスと不正アクセスが重なっているケースもあり、表面的な確認だけでは全体像が見えにくいことがあります。事実を時系列で整理し、原因と影響範囲を明確にすることが、再発防止と対外説明の土台になります。

サイバー攻撃、不正アクセス、マルウェア感染のような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。

特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。

>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説

当社では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出、ならびに報告会によって問題の解決を徹底サポートします。

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デジタルデータフォレンジックの強み

デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。

累計相談件数47,431件以上のご相談実績

官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積47,431件以上(※1)のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計409件以上(※2)のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~

国内最大規模の最新設備・技術

自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、17年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2023年)

24時間365日スピード対応

緊急性の高いインシデントにもいち早く対応できるよう24時間365日受付しております。

ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せを開催・即日現地駆けつけの対応も可能です。(法人様限定)自社内に調査ラボを持つからこそ提供できる迅速な対応を多数のお客様にご評価いただいています。

デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。

調査の料金・目安について

まずは無料の概算見積もりを。専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
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まずはお気軽にお電話下さい。

【法人様限定】初動対応無料(Web打ち合わせ・電話ヒアリング・現地保全)

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緊急の現地調査が必要な場合も、調査専門の技術員が迅速に駆け付けます。(駆け付け場所によっては出張費をいただく場合があります)

よくある質問

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対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。

土日祝も対応してもらえますか?

可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。

匿名相談は可能でしょうか?

もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。

この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数47,431件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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