スマホやパソコンの画面に「お使いの端末はウイルスに感染しています」と表示されると、誰でも焦ってしまいます。
ただ、この種の表示は、端末そのものの診断結果ではなく、ブラウザ上で不安をあおり、電話やアプリの導入、支払いを迫る“偽警告(サポート詐欺)”であることが少なくありません。
慌てて操作すると被害拡大につながることがあるため、まずは落ち着いて状況を切り分けることが大切です。
そこで本記事では、「お使いの端末はウイルスに感染しています」と表示されたときの見分け方、やってはいけない行動、安全に消す手順、追加で確認したいポイントをわかりやすく解説します。
偽警告の疑いがあるサイン5選
偽警告(サポート詐欺)には、よくある“型”があります。以下に当てはまるほど、偽物の可能性が高いです。
- 画面内に「今すぐ電話」「今すぐインストール」「支払い」など、強い行動要求がある
- 閉じようとしても全画面表示になったり、同じ警告が何度も出たりする
- 警告文の日本語が不自然で、必要以上に大げさな表現が多い
- 電話番号が大きく表示され、通話を強く促してくる
- 通知許可(プッシュ通知)やカレンダー登録などを求めてくる
まずは「ブラウザ内の表示か」「端末の通知やOS・アプリの警告か」を確認してください。ブラウザ内の表示であれば、その画面では何も入力せず、閉じて再アクセスしないことが安全です。慌てて操作すると情報流出につながることがあります。
偽警告が起きる主な手口
偽警告は、広告や不正なリダイレクト(別サイトへの強制転送)をきっかけに表示されることが多いです。代表的なパターンを整理します。
不正広告や検索結果から誘導される
一見すると普通の広告や検索結果から移動した先で、突然「感染しました」と表示されることがあります。広告経由でたどり着いている場合は、同じサイトに戻らないことが大切です。
通知(プッシュ通知)を悪用して繰り返し表示する
「通知を許可」を押してしまうと、ブラウザを閉じたあとも通知として警告が出続けることがあります。これは端末が感染しているというより、通知設定を悪用されている状態です。
電話や遠隔操作ソフトの導入へつなげる
電話をかけさせ、その流れで遠隔操作ソフトを入れさせるケースがあります。ここまで進むと、単なる表示の問題ではなく、端末内の設定変更や情報入力の有無まで確認する必要が出てきます。
手口が分かっても、実際に何が行われたかは状況によって異なります。誤って削除や初期化を進めると、あとから確認に必要な記録が失われる恐れがあります。
放置や誤操作で起こり得る被害
表示を見るだけなら被害が起きない場合もありますが、電話・入力・インストールまで進むとリスクが高まります。想定される影響を整理します。
個人情報や認証情報の入力によるアカウント不正利用
ID・パスワード、カード情報、氏名住所などを入力すると、なりすましや不正利用につながる可能性があります。入力した覚えがある場合は、早めにパスワード変更や利用明細の確認を行うと安心です。
支払い誘導による金銭被害
サブスクリプション更新やサポート料金などの名目で支払いを求められることがあります。支払い後の返金や解約は難しくなることもあるため、まずはカード会社や決済事業者へ連絡し、状況を共有してください。
遠隔操作ソフト導入による端末の不正操作
遠隔操作ソフトを入れてしまうと、画面操作の範囲を超えて、設定変更やデータ閲覧が行われる可能性があります。何が見られたかをあとから正確に判断するのは難しいため、入力した情報や実施した操作をメモしておくことが大切です。
ブラウザ通知の悪用による継続的な表示
通知を許可したことで、警告が繰り返し出続けることがあります。この場合は、端末の感染というより設定の悪用であることが多く、通知設定を正しく戻せば改善するケースも少なくありません。
「表示が出ただけ」と思っていても、通知許可や情報入力が絡むと状況は変わります。少しでも気になる点がある場合は、何が起きたのかを整理しながら対応することが大切です。
フォレンジック調査(デジタルフォレンジック調査)とは、PCやスマホの内部ログを解析し、不正アクセスやマルウェア感染の有無を調べる技術です。警察の捜査でも活用され、情報漏えいの有無や被害範囲の特定に役立ちます。
デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで、24時間365日無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへご相談ください。
今すぐできる安全な対処法
対処の基本は、「操作を最小限にして表示を止める」「同じページに戻らない」「必要に応じて追加確認を行う」の順です。端末別に整理します。
まずやってはいけないことを守る
偽警告で一番危険なのは、誘導に乗ってしまうことです。電話・インストール・入力・支払いは行わないでください。何か操作が必要に見えても、表示元が正規だと確認できない限り、いったん中断することが安全です。
- 画面に表示された電話番号へは連絡しないでください。
- 表示内のボタンからアプリやソフトを入れないでください。
- カード情報やID・パスワードなどを入力しないでください。
ブラウザを閉じて再起動し、再アクセスを避ける
ブラウザ内の偽警告は、タブを閉じるだけで止まることが多いです。閉じられない場合は再起動し、起動後は同じタブや履歴を開かないようにしてください。
- ブラウザのタブをすべて閉じ、アプリ自体も終了してください。
- 閉じられない場合は端末を再起動し、起動後すぐに同じページを開かないでください。
- 当該サイトはブックマークや履歴から削除し、再アクセスを避けてください。
通知許可や不審な拡張機能を見直す
警告が通知として出続ける場合は、通知を許可したサイトを取り消すことで改善することがあります。パソコンでは、拡張機能(アドオン)が原因になるケースもあるため、心当たりのないものは無効化を検討してください。
- ブラウザ設定で「通知を許可したサイト」を確認し、不審なサイトを削除してください。
- パソコンでは拡張機能一覧を確認し、見覚えのないものは無効化してください。
- 設定変更後も再発する場合は、同じ広告経由で戻っている可能性があるため、閲覧経路も見直してください。
入力やインストールをした場合の追加対応
すでにID・パスワードを入力した、アプリを入れた、遠隔操作を許可した場合は、状況に応じた追加対応が必要です。焦って端末を初期化する前に、何をしたかを整理し、可能な範囲で記録を残してください。
- 入力した情報(サービス名、ID、カード、操作日時)をメモし、画面が残っていればスクリーンショットも保存してください。
- 入力した可能性があるサービスのパスワードを変更し、同じパスワードの使い回しがあればまとめて変更してください。
- 遠隔操作や支払いをしてしまった場合は、決済事業者・カード会社・金融機関へ連絡し、状況を共有してください。
サイバーセキュリティの専門業者に相談する
「表示を消せたかどうか」だけでは、端末側で何が起きたか分からない場合があります。特に遠隔操作ソフトの導入や不審なアプリのインストールが絡むと、あとから記録が失われる恐れのある操作を避けながら、証拠となり得るデータを保ったまま状況を確認することが大切です。
サイバーセキュリティの専門業者であれば、端末やログ、通信の記録から、遠隔操作の痕跡や不正な変更の有無を客観的に確認し、必要に応じて再発防止も含めた対応方針を整理できます。
当社では24時間365日、無料相談・診断・お見積りに対応しています。お気軽に専門アドバイザーへご相談ください。
詳しく調べる際はフォレンジック調査会社に相談を
サイバー攻撃、不正アクセス、マルウェア感染のような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。
特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。
>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説
当社では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出、ならびに報告会によって問題の解決を徹底サポートします。
フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
デジタルデータフォレンジックの強み
デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。
累計相談件数47,431件以上のご相談実績
官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積47,431件以上(※1)のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計409件以上(※2)のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~
国内最大規模の最新設備・技術
自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、17年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2023年)
24時間365日スピード対応
緊急性の高いインシデントにもいち早く対応できるよう24時間365日受付しております。
ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せを開催・即日現地駆けつけの対応も可能です。(法人様限定)自社内に調査ラボを持つからこそ提供できる迅速な対応を多数のお客様にご評価いただいています。
デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
よくある質問
対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。
もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。



