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パソコンのパスワードを初期化せずに強制解除する方法を専門業者が解説【Windows7/8/10/11・Mac】

WindowsやMacのPCを使用するのに必要なログインパスワードを忘れてしまった場合、安易にパスワード入力をするとロックがかかり、一定時間パスワードを入力することができなくなり、最悪の場合はデータが初期化されてしまいます。

本記事ではWindows・MacPCのパスワードを忘れた場合に、パスワードを強制解除する方法を解説します。

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【Windows・Mac】パソコンのパスワード強制解除が必要な場面とは

パソコンを初期化せずにパスワードの強制解除が必要になった場合は、以下のシチュエーションが考えられます。

  • パスワードを忘れてしまった
  • 中古品でパスワードが分からない
  • 退職者のパソコンを初期化せずに再利用したい
  • 勝手にパスワードが変更された
  • 遺品のパソコンのロックを解除して中のデータを取り出したい
  • パソコンのパスワードを解除して、被疑者が事件に関与しているか知りたい

パソコンのパスワードを複数回間違えるリスク

パソコンのパスワードを複数回間違えた際の処理は、以下のようになっています。(ただし、機種やバージョン、機器ごとの設定によって制限回数と機能が異なる場合があります。)

Windows
  • 1回目~9回目 特に制限なし
  • 10回目:アカウントが10分間ロック
Mac
  • 1回目~4回目 特に制限なし
  • 5回目:1分間使用が制限
  • 6回目:5分間の使用が制限
  • 7回目:8回目 15分間使用が制限
  • 9回目:1時間使用が制限
  • 10回目:すべてのコンテンツと設定が削除

参考:learn.microsoft.com/support.apple.com

WindowsもMacも、サイバー攻撃の攻撃手法の一つであるブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)によるパスワードの不正流出を防ぐ目的でパスワードの入力回数に上限を設けています。

Macのパスワードを忘れた場合に複数回間違えると、ストレージに保存されているすべてのデータが初期化・削除されるため、繰り返し試さないようにしてください。

パスワードが解除できないことによる問題は?

パスワードが解除できないことによる一番の問題は、「データが確認できなくなること」です。

  • 古いパソコンのパスワードが開けずデータを見ることができない
  • 会社のパソコンのパスワードが開けず業務ができない
  • 大切なデータを保存しているパソコンのパスワードを初期化以外の方法で解除できない
  • 遺品のパスワード解除ができず、相続に支障が出る など

パスワード自体はパソコンのパスワードが解除できないことで、上記のような二次被害が発生する場合は、速やかにパスワード解除業者に相談して解除してもらいましょう。

デジタルデータフォレンジックでは、高度な解析技術・設備を活用し、保存しているデータを初期化せずにパスワードを解除したいというご相談も多く承っています。24時間365日相談を受け付けているので、お困りの際はご相談ください。
またデジタル遺留品の調査・報告書作成を行い、警視庁や他の捜査機関から多くの依頼を頂いています。デジタル機器の調査が必要な場合、お気軽にご相談ください。

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パソコンのパスワードの種類

パソコンに使用できるパスワードの種類は以下の通りです。パソコンの場合はパスワードやパスフレーズによるログインが一般的ですが、設定を変更すれば、生体認証やセキュリティキーなどでログインすることも可能です。

パソコンで使用できるパスワードの種類には以下のものがあります。

  • パスワード
  • 顔認証
  • 指紋認証
  • パスフレーズ
  • ピクチャパスワード
  • 物理セキュリティキー
  • 二段階認証
  • パターン認証
  • PIN(暗証番号パスコード)

パスワード

WindowsやMacなどのログイン時に利用される英数字を織り交ぜた文字列を「パスワード」といいます。パソコンのロック方法として最も一般的な種類で、アカウントログインなどにも幅広く利用されています。

顔認証

顔認証とは、使用者の輪郭や表情などの顔から得られる情報を読み取って認識する非言語型のパスロック解除方式を指します。スマホで多く利用されています。Windowsでは「Windows Hello」という認証システムで顔認証を設定することが可能です。

指紋認証

指紋認証とは、使用者の指紋情報を認識する非言語型のパスロック解除方式を指します。スマホで使用される機会が多いですが、Windowsでは「Windows Hello」という認証システムで指紋認証を設定することが可能です。そのほかにも、外付けのUSB指紋認証リーダーを設置する方法もあります。

パスフレーズ

パスフレーズとは、複数の単語を組み合わせた長い文字列のパスワードを指します。数十文字以上で構成されるケースが多く、パスワードよりも強固なセキュリティが必要な場面で利用されます。

ピクチャパスワード

ピクチャパスワードとは、設定した画像上でタップ操作で認証するパスワードを指します。設定した画像上で円・直線・曲線などの指定した動作を行うことによって認証される仕組みです。マウスやタッチパッドなどでログインでき、一般的なノートパソコンやデスクトップパソコンで利用されています。

物理セキュリティキー

物理セキュリティキーとは、USB端子のついたキーを物理的にパソコンから抜くことで、ロックできる「パソコン用の鍵」を指します。キーが差し込まれていない限り誰も操作することができないため、セキュリティは強固であるといえます。

しかし、物理的にUSB端子のキーを管理する必要があるため、紛失や盗難のリスクがあります。使用者も容易に解除できなくなる可能性があるため、物理セキュリティキーの管理を徹底することが必須です。

二段階認証

二段階認証とは、パスワードでのログインに加え、SMS上で送信される使い捨てコード(ワンタイムパスワード)で再度認証を行うパスワードを指します。ネットバンキングや社内の情報管理といった高いセキュリティレベルを求める場所で利用されます。近年はSNSアカウントの本人確認などでも利用されるケースが増えています。

パターン認証

パターン認証とは、画面上の9つの点から複数箇所指定し、順番になぞっていくことでパターンが一致した場合に認証されるパスワードを指します。スマホのロック画面などの簡易的なパスワードを設定する際に利用されます。パターンが少ないため、盗み見られると簡単にログインできてしまうため、使用する際は注意が必要です。

PIN(暗証番号パスコード)

PIN(暗証番号パスコード)とは、数字のみのパスワードを指します。Microsoftアカウントのサインインや「Windows Hello」のPIN設定で利用されています。もともとはスマホのSIMカードで本人以外が利用できないためのロック機能で利用されていました。

以上のパスワードのうち、パターン認証、パスワード、PINは忘れてしまうリスクがありますが、機器の初期化を行ってしまうと、内部のデータまで消去されてしまい取り返しがつかなくなります。

パスワードの強制解除・変更方法は使用する機器やアカウントごとに異なりますが、認証情報の入力などが求められる場合があるため、パスワード解析ソフトやパスワード解析専門業者に解除してもらうのが確実です。

デジタルデータフォレンジックでは、パスワードを忘れた・解除できなくなった機器や、暗号化された機器のパスワードの解除・調査することが可能です。お困りの際はすぐにご相談ください。

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【Windows・Mac】パソコンのパスワード強制解除が必要なアカウントの種類

Windows・MacPCで使用されるアカウントのうち、パスワードの強制解除が必要なものは以下の通りです。

  • Microsoftアカウント
  • ローカルアカウント
  • 家族アカウント
  • Macユーザーアカウント
  • Apple ID

Microsoftアカウント

Microsoftのソフトウェアを利用するために必要なのが、「Microsoftアカウント」です。Microsoftアカウントでは以下のようなサービスを利用・管理することが可能です。

  • Outlook
  • Office
  • Skype
  • OneDrive
  • Microsoft Store
  • Windows など

IDとしてメールアドレス、加えてパスワードを利用してアカウントを管理しています。

ローカルアカウント

パソコン毎に設定されるユーザー名と任意のパスワードを登録し、サインインする為のアカウントを指します。パソコン端末ごとにローカルアカウントを設定するため、情報が第三者に渡る可能性が少ないことがメリットであるといえます。

家族アカウント

家族アカウントとは、ファミリーに向けた機能で、保護者がお子様のパソコンの使用時間やWebサイトの閲覧権限などを制限/管理することのできるアカウントを指します。基本的にほかの用途で使用されることはなく、子供用のセキュリティ対策として利用されます。

ユーザーアカウント

MacPCを利用する際のログインに必要なアカウントを「ユーザーアカウント」といいます。基本的にはログインするためのパスワードを指します。

MacPCのユーザーアカウントでログインパスワードを複数回間違えることで、パスワードの入力が一定時間制限されます。これは、ブルートフォース攻撃などのサイバー攻撃の対策で設定されています。11回目の間違いでストレージに保存されているデータはすべて初期化されてしまいます。

AppleID

AppleIDは、AppStoreやiCloudなどのAppleのサービスを利用する時に利用するアカウントを指します。パスワードは8文字以上の大文字、小文字、数字を含む文字列で構成する必要があります。MacPCのユーザーアカウントと同様に、パスワードを間違えることで初期化や使用制限が発生する可能性があります。

パスワードの強制解除に失敗すると、画面がロックされます。デフォルトでロック時間が設定されていますが、Macrosoftアカウントなどは最大で99,999分(約70日)ロックできるように設定できます。

ロック時間を過ぎた後に、パスワードがわからないまま入力しても再びロックがかかるため、自力で解決するのは効率的ではありません。パスワードを忘れてしまった場合は、ロックがかかる前にパスワード解析業者に相談することをおすすめします。

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パソコンのパスワードを解除する際の注意点

パソコンのパスワードを解除する際に、注意点が3つあります。

パソコンのパスワードを解除する際の注意点
  • パソコンの初期化をしない
  • パスワードがわからない状態で無理に入力しない
  • 市販のパスワード解除ソフトを使用しない

パソコンの初期化をしない

パソコンを初期化すると、パスワードやロック画面は解除でき、それ以外の不具合も解消できる場合があります。しかし、初期化すると、パソコンの保存データが全て消去され、工場出荷状態に戻ってしまいます。撮影した写真やダウンロードしたアプリ、登録した連絡先など、大切なデータが保存されている場合は、安易に初期化を行わないでください。

 

パスワードがわからない状態で無理に入力しない

パソコンのパスワードを一定回数間違えると画面がロックされ、パスワードの入力ができなくなります。Windows11の場合は、デフォルトで10回連続で間違えるとアカウントが10分間使用不能となるペナルティを与えることができます。Windows10も規定回数以上間違えるとロックできる機能がありますが、設定を自由に変更することが可能です。

MacPCのように、11回パスワード入力に失敗すると、強制的に初期化できる設定にもできるため、パスワードを規定回数以上間違えると初期化する設定にしている方は、無暗にパスワード入力を行うことは避けましょう。

市販のパスワード解除ソフトを使用しない

検索エンジンで「パスワード解除ソフト」と検索すると、実際にそのようなソフトがヒットします。しかし、これらのパスワード解除ツールはPCやスマホでは原則利用できません。

一般的なパスワード解除ツールは、「ブルートフォース(総当たり)」という技術を応用したものであり、特定の状況下でのみ使用可能です。

たとえば0000~9999の4桁のパスワードが設定されている場合、10,000通りのパスワードを入力することで、いつかはロックを解除することができます。

しかし、パスワード総当たりツールは、一般的にパスワードが分からないzipファイルのロック解除など、PC上で共有されるファイルで使用されることが多く、スマートフォン端末のロック解除などで使用することは原則として出来ません。この点にご注意ください。

【Windows・Mac】パソコンのパスワードを自力で強制解除する方法9選

Windows・MacPCのパソコンのパスワードを自力で強制解除できる方法もあります。ただし、MacPCは10回連続でパスワードを間違えると画面がロックされ、以降は解除することができなくなります。

【Windows・Mac】パソコンのパスワードを自力で強制解除する方法9選
  • パスワードを予測して入力する
  • Microsoftアカウントからパスワードを再設定する
  • ローカルアカウントからパスワードを解除する
  • 市販のパスワード解析ソフトを使用して強制解除する
  • 管理者アカウントからパスワードを変更する
  • コマンドプロンプトでWindowsのパスワードを強制解除する
  • netplwizコマンドでパスワード設定を変更する
  • AppleIDを使用してパスワードを強制解除する
  • 復旧キーを使用して解除する

パスワードを予測して入力する

誕生日や記念日などパスワードに覚えがあるという方は、パスワードを予測して入力するとパスワードの解除ができる場合があります。ただしMacPCはパスワードを7回連続で間違えると、5分間のロックがかかり、10回連続で間違えると画面がロックされ、解除ができなくなります。

Microsoftアカウントからパスワードを再設定する

WindowsPCを使用している場合、PINコードかパスワードを入力することでWindowsPCにログインが可能です。Microsoftアカウントのパスワードを変更する方法は以下の通りです。

Microsoftアカウントからパスワードを再設定する方法
  1.  パスワードログイン画面下の「パスワードを忘れた場合」をクリックする
  2.  Microsoft「本人確認」が表示されたら、任意のメールアドレスにセキュリティコードを送信する
  3.  正しいセキュリティコードを入力すると、「パスワードのリセット」が表示される
  4. 新しいパスワードを2回入力し、「次へ」をクリックする
  5. 「パスワードの変更完了」が表示されたら「サインイン」をクリックし、新しいパスワードを入力してサインインする
  6. 本人確認として登録されたメールアドレスにセキュリティコードが送られる
  7. 「コードの入力」画面で、送られてきたセキュリティコードを入力し、「確認」をクリックすると再設定が完了する。

ローカルアカウントからパスワードを解除する

ローカルアカウント作成時、事前に「セキュリティの質問」を設定しておくと、パスワードを忘れてしまった際に、古いパスワードをリセットして、パソコンにログインできます。ローカルアカウントからパスワードを解除する方法は以下の通りです。

ローカルアカウントからパスワードを解除する方法
  1. パスワード入力欄に文字列を推測して打ち込む
  2. 「パスワードが正しくありません…」と表示されたら「OK」をクリックする
  3.  パスワード入力欄の下にある「パスワードのリセット」をクリックする
  4. セキュリティの質問が3つ表示されたら、ローカルアカウント作成時設定した、質問の答えを入力する
  5. 正しい質問の答えを入力できたら、新しいパスワードの入力が求められる。
  6. 新しいパスワードを2回入力すると、パソコンにログインできる

市販のパスワード解析ソフトを使用して強制解除する

市販のパスワード解析ソフトを使用して、パスワードを強制解除できる場合もあります。無料版でもブラウザに保存されたパスワードを閲覧可能にできるものや、総当たり方式でパスワードを強制解除するソフトなどがあります。

ただし、海外製のパスワード解析ソフトが圧倒的に多いため、操作が困難なものやマルウェア感染が疑われる例もあるため、使用する際は、大切なデータが保存されていない場合にとどめましょう。最悪の場合パソコンを初期化する必要がある恐れがあります。

管理者アカウントからパスワードを変更する

職場などで、一人の管理者が他のパソコンのシステム設定を行っている場合は、管理者のアカウントから別のローカルアカウントのパスワードを変更できます。

管理者がパスワードを変更する方法は以下の通りです。

管理者アカウントからパスワードを変更する方法
  1.  管理者PCのWindowsアイコンをクリックする
  2.  「Windowsシステムツール」のコントロールパネルを選択する
  3. 「ユーザーアカウント」をクリックし、更に別の「ユーザーアカウント」をクリックする
  4. 「別のアカウントの管理」をクリックする
  5.  パスワードを変更するアカウントを選択し、「パスワードの変更」をクリックする
  6. パスワードのヒントと新しいパスワードを入力し、「パスワードの変更」をクリックする

コマンドプロンプトでWindowsのパスワードを強制解除する

WindowsPCであればコマンドプロンプトからでもパスワードを強制解除することが可能です。コマンドプロンプトとは、WindowsPCに命令文を送り、エラーチェックやシステム情報の確認などが行えるシートです。

コマンドプロンプトからWindowsのパスワードを強制解除する方法は以下の通りです。

コマンドプロンプトでWindowsのパスワードを強制解除する方法
  1. Windowsスタートメニューをクリックし、「コマンドプロンプト」と入力する
  2. 「管理者として実行」をクリックし、コマンドプロンプトを開く
  3. net userと入力すると、パソコンのアカウント情報が表示される
  4. 再度net userと入力し、空白を開けてユーザー名、パスワードを入力する
  5. Enterキーを入力するとパスワードリセットが完了する

ただし、コマンドプロンプト上で予期せぬ入力ミスをしてしまい、事態が悪化する場合もあるため、コマンドプロンプトの操作に慣れていない方は控えましょう。

netplwizコマンドでパスワード設定を変更する

netplwizコマンドはWindows10において、毎回のパスワード入力を省略できるコマンドです。netplwizコマンドで設定を変更する方法は以下の通りです。

netplwizコマンドでパスワード設定を変更する
  1.  「Windowsキー」+「Rキー」を同時押しし、ダイアログボックスに「netplwiz」と入力する
  2.  ユーザーアカウントの「…ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックを外す
  3.  「このコンピューターのユーザー」からアカウントを選び、右下の「適用」をクリックする
  4. 自動サインインの「パスワード」を入力すると、次回からパスワードなしでログインできる

ただし、パソコンのセキュリティが脆弱になるリスクがあるため、パソコンに支払い情報や企業秘密などの機密情報が保存されている場合は、実行を控えることをおすすめします。

AppleIDを使用してパスワードを強制解除する

MacPCでログインパスワードを忘れた場合は、AppleIDを利用しましょう。AppleIDでパスワードを強制解除する方法は以下の通りです。

AppleIDを使用してパスワードを強制解除する方法
  1. 「Apple IDを使ってリセット」をクリック
  2. 「再起動してパスワードリセット」をクリックします
  3. Apple IDでサインインして「パスワードをリセットするユーザー」を選択し、「次へ」をクリックする
  4. パスワードを入力し、「次へ」をクリックするとMacPCのログインパスワードがリセットされる

復旧キーを使用して解除する

復旧キーとはMacやiPhoneで使用できる28文字のコードです。AppleIDやログインパスワードがわからなくなった場合に有効です。

ただし、MacPC上で復旧キーを利用するには、事前に暗号化機能であるFileVaultを有効にし、FileVaultの復旧キーを設定する必要があります。

MacPC上で復旧キーを使用して解除する方法は以下の通りです。

復旧キーを使用して解除する方法
  1.  パスワード入力に失敗し、「復旧キーを使ってパスワードをリセット」
  2.  表示されたボックスに復旧キーを正しく入力する
  3.  復旧キーが正しければ、パスワードを設定画面が表示される
  4. 新しいパスワードを入力し、「パスワードリセット」をクリックする

ただし、事前にFileVaultを設定していない場合や、既にパスワード入力に7回以上失敗している場合は、個人で対処すると画面がロックされ、パスワード入力もできなくなります。

確実にパスワードを復旧させたい場合は、パスワード解析専門業者まで相談しましょう。専門家が解析作業を行うため、ロックされずにパスワードを知ることができる場合があります。

WindowsPCで再セットアップを行う(Windows7/8/10/11)

ここでは、どうしてもパスワードを解除できない時に、初期化してでもパソコンを使える状態にしたい方に、WindowsPCで再セットアップを行う方法を紹介します。WindowsPCで再セットアップを行うことで、パスワードも含むすべてのデータを初期化し、パソコンを問題なく使用できるようになります。

ただし、WindowsPCで再セットアップを行うと、保存されているデータが初期化され、復元できなくなってしまいます。バックアップが無い場合には、再セットアップせずにパスワードを解除できる業者に相談しましょう。

WindowsPCで再セットアップを行う方法を、Windowsのバージョンごとに紹介します。

  • Windows11
  • Windows10
  • Windows8
  • Windows7

Windows11

Windows11で再セットアップを行う手順は以下の通りです。

  1. 「スタートボタン」から設定を選択
  2. Windows Updateを選択
  3. 「その他のオプション」から「詳細オプション」を選択する
  4. 「追加オプション」から「回復」を選択
  5. 「回復オプション」から「PCをリセットする」を選択
  6. 「個人用ファイルを保持する」を選択
  7. 「ローカル再インストール」を選択
  8. 「設定の変更」を選択
  9. 「プレインストールされていたアプリを復元しますか?」と表示されたら「はい」を選択
  10. 「追加の設定」と表示されたら「次へ」を選択
  11. 「リセット」を選択
  12. PCが再起動され、「このPCを初期状態に戻しています」と表示される
  13. Windows11のロック画面が表示されたらパスワードを入力する
  14. パソコンが再起動され、セットアップが完了

セットアップが完了すると、機器が初期化された状態で使用することができるようになります。データのバックアップがある場合には、復元することで、初期化前のPCと同様に利用することが可能です。

Windows10

Windows10で再セットアップを行う手順は以下の通りです。

  1. 「スタートボタン」から「設定」を選択
  2. 「更新とセキュリティ」を選択
  3. 「回復」から「開始する」を選択
  4. 「個人用ファイルを保持する」を選択
  5. 「お使いのアプリは削除されます」と表示されたら「次へ」を選択
  6. 「このPCをリセットする準備はできました」と表示されたら「リセット」を選択
  7. 「リセットの準備中」と表示され、再起動する
  8. 「Windows10のロック画面」が表示されたらパスワードを入力する
  9. パソコンが再起動され、セットアップが完了

Windows8

Windows8で再セットアップを行う手順は以下の通りです。

  1. 「設定」を選択
  2. 「PC設定の変更」を選択
  3. 「保守と管理」を選択
  4. 「回復」を選択
  5. 「すべてを削除してWindowsを再インストールする」から「開始する」を選択
  6. 「PCを初期状態に戻す」と表示されたら「次へ」を選択
  7. 「ドライブの選択画面」が表示されたら「Windowsがインストールされているドライブのみ」を選択
  8. 「ドライブを完全にクリーンアップしますか?」と表示されたら「ファイルの削除のみ行う」を選択
  9. 「PCを初期状態に戻す準備ができました」と表示されたら「初期状態に戻す」を選択
  10. リセット後、パソコンが再起動され、セットアップが完了

Windows7

Windows7で再セットアップを行う手順は以下の通りです。

  1. 「スタートボタン」から「コントロールパネル」を選択
  2. 「システムとセキュリティ」を選択
  3. 「バックアップと復元」を選択
  4. 「システム設定またはコンピューターの回復」を選択
  5. 「高度な回復方法」を選択
  6. 「コンピューターを出荷時の状態に戻す」を選択
  7. 「ファイルをバックアップしますか?」と表示されたら「スキップ」を選択
  8. 「コンピュータを再起動して回復処理を続行してください」と表示されたら「再起動」を選択
  9. 「システム回復オプション」と表示されたら「次へ」を選択
  10. 「「Windows 7再セットアップ」実行中の注意」と表示されたら「USB機器の接続を確認しましたにチェックを入れ、「OK」を選択
  11. 「Windows 7再セットアップ」と表示されたら「再セットアップ」を選択
  12. 使用するWindowsをクリックして「次へ」を選択
  13. 「Cドライブのみ再セットアップ」を選択
  14. 「cドライブのみ再セットアップを実行します。よろしいですか?」と表示されたら「はい」を選択
  15. 「パソコンを再起動します。」が表示されたら「再起動」を選択
  16. 再起動が完了すると再セットアップ完了

ただし、これらの方法はすべて初期化する方法ですので、バックアップを取れない状況で実行してしまうと、保存していたデータも完全に削除されてしまいます。保存しているデータが重要な方は、この方法を実行する前に、パスワードの解除が可能な業者に相談してください。

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DDF

パスワード忘れやデジタル遺品のパスワード解除が必要になった場合、初期化する前にパスワード専門解除業者に相談すると、安全にパソコンやスマートフォンのパスワードを強制解除することが可能です。

当社デジタルデータフォレンジック(DDF)では、国内トップクラスのデータ復旧技術を用いてスマートフォンのパスワードを解除し、写真や動画などのデータも復元・抽出することが可能です。

さらに故人のデジタル遺品のロック解除や、事件現場に遺されたデジタル遺留品調査、および報告書作成も行っており、警視庁だけでなく、さまざまな捜査機関からもご依頼を頂いております。デジタル機器の調査が必要な際は、ぜひご相談ください。

なお、インターネット上で流通している「パスワード解除ソフト」は初歩的なソフトウェアであり、ご自身でむやみに試してしまうとロック解除が困難な状態になる可能性があります。また、ロックがかかった機器からデータを取り出そうとすると、解除が不可能になる場合や、データが消えてしまうことがありますので、その点はご注意ください。

またデジタル遺留品の調査・報告書作成を行い、警視庁や他の捜査機関から多くの依頼を頂いています。デジタル機器の調査が必要な場合、お気軽にご相談ください。

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対応機種

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パスワード解除専門会社への相談方法

インシデントが発生した際、フォレンジック調査を行うか決定していない段階でも、今後のプロセス整理のために、まずは実績のある専門会社へ相談することを推奨しています。

取引先や行政に報告する際、自社での調査だけでは、正確な情報は得られません。むしろ意図的にデータ改ざん・削除されている場合は、情報の信頼性が問われることもあります。

インシデント時は、第三者機関に調査を依頼し、情報収集を行うことを検討しましょう。

DDF(デジタルデータフォレンジック)では、フォレンジックの技術を駆使して、法人/個人を問わず、お客様の問題解決をいたします。

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この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数32,377件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

 

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