Linuxサーバーは多くのWebサービスや業務システムの基盤として利用されていますが、SSHやWebアプリケーション、各種ミドルウェアの脆弱性、設定不備などを起点として外部攻撃者の標的になりやすい環境でもあります。
特に不正アクセスは、発見が遅れるほど被害が拡大し、ログの上書きなどにより重要な痕跡が消失するおそれがあります。そのため、侵入の可能性を確認した時点で「遮断・保全・調査」を並行して進める体制を速やかに整えることが重要です。
本記事では、Linuxサーバーにおける不正アクセスの確認方法、発覚後の初動対応、再発防止のための具体的な対策について解説いたします。
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目次
不正アクセスの兆候を確認する方法
不正アクセスが疑われる場合、いきなり設定変更や遮断を行うのではなく、まずは現状を正確に把握することが重要です。以下の観点から順に確認を行い、侵入の有無や被害範囲を整理します。
調査時の主な確認ポイントは次のとおりです。
不審なプロセスの確認
ps aux や top、htop などを使用し、現在稼働しているプロセスを確認します。
- 見覚えのない実行ファイル
- /tmp や /dev/shm 配下で動作するプロセス
- 高負荷状態が継続しているプロセス
特に実行ユーザーや起動パスは重要な調査ポイントです。
ネットワーク通信の確認
ss や netstat コマンドを使用し、外部との通信状況を確認します。
- 業務と無関係な海外IPとの通信
- 不審なポート番号へのアウトバウンド通信
- LISTEN状態の見覚えのないポート
バックドア設置やマルウェア感染の有無を見極める材料になります。
ログイン試行元IPアドレスの調査
抽出したIPアドレスに対して whois やIP情報サービスを用い、発信元の国や組織を確認します。匿名プロキシや海外クラウド事業者経由のアクセスである場合、攻撃の可能性が高まります。
不正アクセス発覚後の初動対応
侵入が疑われる、または確定した場合には、被害の拡大防止と原因究明を同時に進める必要があります。対応の優先順位を誤ると、証拠の消失や二次被害につながる可能性があります。
初動対応の基本的な流れは以下のとおりです。
侵入経路の遮断
不正アクセスが確認された場合は、まず被害拡大を防ぐ対応が必要です。ログを保全したうえで、攻撃経路を速やかに遮断します。
具体的な対応は以下のとおりです。
- 攻撃元IPアドレスの特定および遮断
- 不正利用されたポートの閉鎖
- ファイアウォール設定の見直し
- 継続監視の実施
アカウントと認証情報の再管理
侵害が発生した場合、認証情報の漏えいを前提に見直します。管理者権限を含め、全アカウントを対象に再設定を行います。
主な対応は以下のとおりです。
- 全管理者アカウントのパスワード変更
- SSH鍵の再発行
- 不要アカウントの削除
- sudo権限の棚卸し
証拠データの保全
原因調査や法的対応のためには証拠の確保が重要です。復旧作業よりも先に、関連データを保存します。
保全対象の例は以下のとおりです。
- 各種ログファイル
- メモリダンプ
- ディスクイメージ
- 設定ファイル
設定の再構築と脆弱性修正
侵入経路だけを修正する対処では不十分です。サーバー全体の構成を見直し、再発防止を図ります。
主な見直し項目は以下のとおりです。
- 不要サービスの停止
- SSH設定の強化(公開鍵認証限定、rootログイン禁止など)
- OSおよびミドルウェアのアップデート
- ポート制限・アクセス制御の見直し
再発防止のためのセキュリティ対策
復旧後は、同様の攻撃を受けないための恒久対策を講じる必要があります。場当たり的な修正ではなく、構成全体を見直すことが重要です。
アクセス制御の強化
再発防止には公開範囲の最小化が重要です。管理系サービスの公開設定を見直します。
代表的な対策は以下のとおりです。
- 公開ポートの最小化
- VPN経由のみ管理アクセスを許可
- 多要素認証(MFA)の導入
ログ監視体制の構築
ログは取得するだけでなく、監視が必要です。異常を早期に検知できる体制を整えます。
主な取り組みは以下のとおりです。
- ログ集中管理
- アラート設定
- 定期レビュー
定期的な脆弱性診断
安全性は継続的な確認が必要です。定期診断によりリスクを早期に把握します。
実施例は以下のとおりです。
- OSおよびミドルウェアの更新
- 脆弱性スキャンの実施
- 設定ミスの確認
- 外部診断の活用
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- マルウェア感染が疑われる
- データ改ざんや情報漏えいの可能性がある
- 被害範囲が不明確である
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