サイバー攻撃や情報漏えいなどのリスクが高まる中、企業や公共機関では「デジタル証拠の正しい取り扱い」が重要な課題となっています。初動の遅れや誤った対応は、証拠となるデータ消失する恐れを招き、原因特定や訴訟対応を困難にしてしまうこともあります。
こうした背景のもとで注目されているのが、「デジタルフォレンジック研究会(IDF)」です。IDFは、サイバー犯罪や内部不正への対応力向上を目的に、証拠保全や解析技術、法的論点などに関する研究や標準化、教育活動を行う専門団体です。
本記事では、デジタルフォレンジック研究会の目的や活動内容、参加方法を分かりやすく解説します。
目次
デジタルフォレンジック研究会とは
デジタルフォレンジック研究会とは、不正アクセスやサイバー犯罪、内部不正などの対応に必要な「デジタル証拠の収集・保全・解析」に関する技術と法的知識を普及・研究することを目的とした専門団体です。
正式名称は「特定非営利活動法人 デジタル・フォレンジック研究会(IDF)」で、情報セキュリティや法執行機関、ITベンダー、企業法務など多様な分野の専門家が参加しています。
この研究会は、捜査機関や弁護士、企業のIT・情報セキュリティ担当者などが実務に活かせる技術や手順、法的論点について、教育・研修・ガイドライン策定・技術研究を行っており、国内におけるフォレンジック分野の中核的な存在となっています。
出典:IDF
デジタルフォレンジック研究会の研究範囲
デジタルフォレンジック研究会は、技術面だけでなく、制度・実務・国際動向までを含めた幅広い領域を対象に活動しています。単なる解析技術の研究にとどまらず、社会実装や法制度との整合性を視野に入れた総合的な研究が特徴です。
まず、官公庁および民間企業に対するデジタル・フォレンジックの啓発・普及活動を重要な対象領域としています。サイバーインシデント対応や内部不正調査の現場で、フォレンジックの適切な理解と活用が進むよう、情報発信や知識共有を行っています。
さらに、デジタル・フォレンジックに関わる法学および工学の学術的・国際的研究も研究範囲に含まれます。証拠の真正性や法的証拠能力といった法学的視点と、データ解析技術や保全技術といった工学的視点を横断し、理論と実務の双方から検討を進めています。
海外の動向調査やケーススタディの分析も重要な研究テーマです。国際的なサイバー犯罪対策やデジタル証拠の取り扱い基準などを調査し、日本国内の制度や実務への応用可能性を検討しています。
出典:IDF
デジタルフォレンジック研究会の主な活動内容
デジタルフォレンジック研究会では、技術研究にとどまらず、民間・公共の垣根を越えた実務者の連携や、教育・普及活動に力を入れています。具体的な活動は以下の通りです。
技術研究とガイドライン策定
証拠保全の手順や、デバイス・クラウド・ネットワーク環境に応じた調査方法、改ざん検出の技術などをテーマに、分科会や委員会を通じた研究を実施。成果は「証拠保全ガイドライン」として公表され、実務の標準化に貢献しています。
教育・セミナー・研修の開催
企業担当者・実務者・法執行機関・学生向けに、初心者向けの入門講座から実務研修、ツールの活用法、法的根拠の理解を深めるためのセッションを定期開催。eラーニング形式の講座や公開セミナーも開催されています。
会報誌・報告書・刊行物の発行
定期的に会報誌やレポートを発行し、最新の技術動向や研究成果、関連法令の改正情報などを共有。会員限定の技術資料や事例分析レポートも提供され、組織内の教育や研修資料として活用されています。
他団体・企業との連携イベント
学会、捜査機関、教育機関、民間企業との共催イベント・パネルディスカッションを通じて、分野横断的な課題への理解を深めています。特にクラウドフォレンジックやAI活用など、先進領域での議論が進んでいます。
出典:IDF
デジタルフォレンジック研究会への参加方法
研究会は、個人・法人問わず広く会員を受け入れており、参加のハードルは高くありません。以下の手順に沿って申し込みを行うことで、講座受講や研究参加が可能になります。
- 公式サイトから会員申請を行う(法人・個人・学生枠あり)
- 申請承認後、会費納入と同時に会員として登録完了
- 各種研修・セミナー・勉強会への優待価格での参加が可能
- 希望に応じて分科会や研究テーマへの参加が可能
業務で必要な知識を補完する教育機会としてだけでなく、社内のセキュリティ体制強化や第三者的な知見の導入にも有用です。
出典:IDF
フォレンジック調査を希望する時は調査会社に相談を
サイバー攻撃、不正アクセス、マルウェア感染のような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。
特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。
>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説
当社では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出、ならびに報告会によって問題の解決を徹底サポートします。
フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
デジタルデータフォレンジックの強み
デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。
累計相談件数47,431件以上のご相談実績
官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積47,431件以上(※1)のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計409件以上(※2)のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~
国内最大規模の最新設備・技術
自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、17年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2023年)
24時間365日スピード対応
緊急性の高いインシデントにもいち早く対応できるよう24時間365日受付しております。
ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せを開催・即日現地駆けつけの対応も可能です。(法人様限定)自社内に調査ラボを持つからこそ提供できる迅速な対応を多数のお客様にご評価いただいています。
デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
調査の料金・目安について
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
機器を来社お持込み、またはご発送頂ければ、無料で正確な見積りのご提出が可能です。
まずはお気軽にお電話下さい。
【法人様限定】初動対応無料(Web打ち合わせ・電話ヒアリング・現地保全)
❶無料で迅速初動対応
お電話でのご相談、Web打ち合わせ、現地への駆け付け対応を無料で行います(保全は最短2時間で対応可能です。)。
❷いつでも相談できる
365日相談・調査対応しており、危機対応の経験豊富なコンサルタントが常駐しています。
❸お電話一本で駆け付け可能
緊急の現地調査が必要な場合も、調査専門の技術員が迅速に駆け付けます。(駆け付け場所によっては出張費をいただく場合があります)
よくある質問
対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。
もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。



