フォレンジック

Macフォレンジックとは?操作履歴・削除データの復元技術と調査の注意点を解説

スパイウェア対策

近年、企業のBYOD利用や業務用端末においてMacの導入が拡大する中で、サイバー攻撃・情報漏洩・内部不正などへの対応としてMac専用のフォレンジック調査が注目されています。

本記事では、Macフォレンジックの技術的特徴、対応可能な調査範囲、活用事例、そして最新端末・OSにおける技術的限界と対策まで、現場で求められる知識をわかりやすく整理します。

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Macフォレンジックとは

MacフォレンジックとはmacOS端末、iMac・MacBook等から証拠性のあるデジタルデータを抽出・復元し、不正アクセス・社内不正・情報漏洩などの調査に活用する技術分野です。

調査対象となるのは、APFSやHFS+といったAppleのファイルシステムで構成された内部ストレージやTime Machineバックアップ、外付けディスク、iCloud連携データなど多岐にあたります。

主な技術と使用される調査ツール

以下は、調査ツールで主に使用される技術構成となります。

Macフォレンジックの技術構成と対応領域
  • APFS・HFS+ファイル構造解析:削除ファイル・ディレクトリ構造の復元
  • Time Machineバックアップの分析:過去の状態や操作履歴の追跡
  • アプリログ解析:Safari・ChromeのWeb履歴、メール送受信、写真閲覧、アプリ使用記録
  • 暗号化ボリュームの復号支援:FileVault 2・APFS暗号化の解析
  • 使用ツール例:MacForensicsLab、R-Studio、UNIX標準コマンド

Macフォレンジックで取得できる主なデータ

以下は、Macフォレンジックで主に取得できるデータの一覧です。

Macフォレンジックで主に取得できるデータ
  • 削除済みファイル・メール・添付ファイル
  • USB接続履歴・ファイルコピー・印刷履歴
  • 使用者のアカウント別ログオン・ログオフ履歴
  • Safari・Chrome・Firefoxなどのブラウザ履歴
  • アプリ使用・起動時間・位置情報
  • Time Machineによる過去状態の比較・復元

Macのフォレンジックが活用される主な調査場面

以下は、Macのフォレンジック調査が活用される場面の一覧となります。

調査で主に活用される場面
  • 情報漏洩・業務データの不正持ち出し調査
  • 削除された機密資料やメールの復元
  • 不正アクセス・なりすましの経路調査
  • 社内トラブル(横領・内部犯行など)の証拠調査
  • ランサムウェア感染後の被害調査・ファイル復元

Macフォレンジックで注意すべき点

Macは高度なセキュリティ機構を備えているため、正しい保全手順と専門技術の導入が不可欠です。

注意すべきポイント
  • T2セキュリティチップ:内部ストレージが常時暗号化されており、通常の復元ツールでは対応不可なケースも
  • FileVault 2暗号化:復号には使用者認証情報が必要
  • 初動保全が極めて重要:書き込み防止・ミラーイメージ作成・ハッシュ値担保が必須
  • 解析ツールの対応OS確認:macOSのバージョンによって解析可否が異なる

証拠能力を維持するための初動対応

Macをフォレンジック調査する場合は以下のような初動対応が重要です。

初動の対応
  • ネットワーク遮断(遠隔操作や同期による証拠消失防止)
  • 書き込み禁止アダプタを使ったディスクコピー
  • ハッシュ値による証拠ファイルの同一性担保

詳しく調べる際はフォレンジック調査会社に相談を

サイバー攻撃、不正アクセス、マルウェア感染のような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。

特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。

>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説

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この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

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