スマートフォンが業務や私生活の中枢を担う現代において、iPhone端末に残された情報は、サイバー犯罪や社内不正、情報漏洩調査など多くの場面で“証拠”として重視されています。
特に、削除されたメッセージや写真などを復元・解析できる「iPhoneフォレンジック」は、警察・民間を問わず調査手法として注目されています。
本記事では、iPhoneフォレンジックで取得できるデータの種類、技術的手法、使用ツール、対応可能なiOSの範囲、注意すべき証拠保全の方法までを整理して解説します。
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目次
iPhoneフォレンジックとは
iPhoneフォレンジックとは、Apple製スマートフォンのiPhone内部に保存されたデータを、削除済みを含めて復元・解析する調査手法です。通話履歴・メッセージ・写真・位置情報・アプリの使用履歴など多くの情報を取得でき、主に以下のような目的で活用されます。
- 犯罪捜査(証拠としての通話・位置・LINE履歴など)
- 企業内不正・情報漏洩調査(データ持ち出しや外部連絡の証拠)
- ハラスメント・労務紛争など民事訴訟
使用される主な解析ツール
以下は、iPhoneフォレンジックがスマートフォンを解析する際に、使用される主なツールとなります。
- UFED(Cellebrite): 法執行機関でも使用される業界標準の解析ツール。物理・論理両方に対応。
- Elcomsoft iOS Forensic Toolkit: 物理抽出・ファイルシステム抽出に対応したCLIツール
- Magnet AXIOM: 複数端末・クラウド連携データを横断的に分析可能。
取得できる主なデータ一覧
以下は、iPhoneフォレンジックで解析した際に取得できる情報となります。
- 通話履歴・連絡先・SMS
- LINE・iMessage・メール本文・添付ファイル
- 写真・動画・スクリーンショット
- 位置情報(GPSログ・マップ履歴)
- アプリの使用履歴・インストールログ
- iTunesバックアップ・iCloud連携データ
※ なお各データの取得可否は、iOSのバージョン、端末のロック状態、バックアップ設定により異なりますので注意しましょう。
証拠保全の際に注意すべきこと
スマートフォンは使用するだけでログが変化するため、証拠能力を保つための正しい保全措置が不可欠です。主に、以下のポイントに注意する必要があります。
- 電源を切る: OSやアプリによる自動処理を防ぐために電源をオフにします。
- SIMカードは抜かない: ログの連携先や通話履歴が欠損する恐れがあるため、抜かずにそのままにしておきましょう。
- Faradayバッグ(電波遮断バッグ)を使用する: 外部通信を遮断し、リモート操作やデータ改変のリスクを防ぎます。
最新iOSと解析対応の限界
Appleは毎年セキュリティを強化しており、2024年以降はiOS 17.4以降のモデルではCellebriteですら解析できない機種が急増しています。
- iPhone X以降のFace IDモデルでは解析できる範囲が限られる場合あり
- 暗号化キーの取得不可は一部データのみのiTunesバックアップで対応
- iOS 13から15の旧モデルのみ解析可能な手法も存在
調査可能かどうかは「機種 × iOSバージョン」によるため、端末情報の把握が重要です。
クラウド連携とバックアップの重要性
近年ではiCloudをはじめとしたクラウドへの自動バックアップが行われており、端末ロックが解析困難な場合でも、クラウドデータの解析で一部証拠が取得可能です。
iCloudログイン情報がわかっている場合や、事前にバックアップ設定が有効であった端末では、以下のようなデータ収集が可能です。
- 写真・動画のiCloud同期分
- メール・iCloud Driveのファイル
- メモ・リマインダー・カレンダー情報
詳しく調べる際はフォレンジック調査会社に相談を
サイバー攻撃、不正アクセス、マルウェア感染のような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。
特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。
>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説
当社では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出、ならびに報告会によって問題の解決を徹底サポートします。
フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
デジタルデータフォレンジックの強み
デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。
累計相談件数39,451件以上のご相談実績
官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積39,451件以上(※1)のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計395件以上(※2)のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~
国内最大規模の最新設備・技術
自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2017年)
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専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
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