フォレンジック

開発部門における情報持ち出しをフォレンジック調査で確認する方法

設計図、ソースコード、営業資料など、開発現場に集まる情報は企業の中核資産です。
しかし、退職者や開発関係者による情報持ち出しは、セキュリティインシデントとして発生しやすく、被害が深刻化しやすい傾向があります。
本記事では、フォレンジック調査を活用した事実確認や再発防止の考え方を紹介します。

USB接続・ファイル持ち出しの調査に対応

システム開発現場で起こりやすい情報持ち出し

システム開発や研究部門では、以下のような「気づかれにくい持ち出し手段」が悪用されるケースがあります。

  • 退職直前にUSBメモリで設計ファイルをコピー
  • 個人クラウド(Google Drive、Dropboxなど)に送信
  • 業務メールに添付して自分宛に送信
  • ソースコードをコピー&ペーストして別ファイルに保存

これらの行為は、発覚後に削除・初期化されていることも多く、技術的なログ解析がなければ実態解明が困難です。

フォレンジックで調査できる情報持ち出しの証拠

フォレンジック調査では、次のような技術で「持ち出しの痕跡」を解析します。

  • USBメモリなど外部デバイスの接続履歴
  • 業務時間外のファイル閲覧・コピー・削除履歴
  • クラウドサービスへのアクセスログ・同期履歴
  • メール送信・添付ファイルの操作履歴
  • 削除済みファイル・痕跡の復元

特に「誰が・いつ・どのファイルを・どの手段で」持ち出したかを技術的に特定し、証拠として報告書化することが可能です。

情報持ち出しに対する調査の流れ

社内で不正が疑われた場合、調査は以下の流れで進めることが一般的です。

初動対応とヒアリング

まずは疑わしい行動の発生日・人物・端末・操作内容をヒアリングし、関係端末の保全を行います。

手順
  1. インシデント発生日・対象者の特定
  2. 関係端末の隔離・電源OFF・保全
  3. 初期証拠(メール、スクリーンショット等)の収集

証拠データの取得と保全

専用ツールで端末のイメージを作成し、ログ・履歴・削除ファイルなどの痕跡を取得します。

手順
  1. USB/クラウドの接続ログ抽出
  2. ファイル操作・削除履歴の解析
  3. 改ざん・上書きの有無を技術的に判定

解析・報告と再発防止策の提案

結果を報告書にまとめ、内部処分や訴訟に対応できるよう「証拠能力」を持った形で納品します。

手順
  1. 調査報告書の作成(時系列・対象ファイル・操作概要)
  2. 再発防止策の提案(監査ログ、権限見直しなど)
  3. 追加調査の提案や法的対応のアドバイス

企業が実践すべき情報持ち出し対策

不正を「起こさせない仕組み」と「証拠が残る仕組み」の両方を整備することが再発防止の鍵です。

  • USBポート制御や外部記録媒体の接続制限
  • アクセス権限の最小化と定期見直し
  • 業務ファイルのログ監査(コピー・削除等)
  • 個人クラウドへのアクセス制限・制御ソフトの導入
  • 退職者用アカウントの即時停止フローの整備

「持ち出しは見逃されない」という体制を示すことで、抑止効果にもつながります。

詳しく調べたいときはフォレンジックの専門会社に相談を

社内不正や情報持ち出しの調査には、証拠保全の精度・調査の正確性が問われます。
当社デジタルデータフォレンジック(DDF)では、退職者や開発関係者によるファイル持ち出しに対応した専門調査を実施しており、USB接続・メール送信・クラウド同期などの操作痕跡を詳細に解析可能です。
報告書は内部処分・訴訟・第三者委員会提出にも利用可能な形式で作成いたします。
疑わしい行動や兆候が見られた段階で、まずは専門家にご相談ください。

サイバー攻撃、不正アクセス、マルウェア感染のような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。

特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。

>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説

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この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

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