フォレンジック

デジタルフォレンジックにおける証拠(データ)保全とは?企業インシデントで重要な初動対応と失敗しない対策

企業のサーバで不正アクセスが発覚し証拠保全を行う場面

企業のパソコンやサーバにトラブルが発生した際、次のような状況に直面していませんか?

  • パソコンから不審なデータ送信履歴が見つかった
  • 操作ログやファイル履歴が突然削除されていた
  • ウイルス感染後、復元したデータに違和感がある

こうした事象が起きたとき、すでに内部不正や外部からの不正アクセスが実行された可能性が考えられます。不適切な初動対応によって、証拠となるデータが改ざん・削除されると、調査や法的対応が難航する恐れもあります。

そのため、デジタルフォレンジック調査の第一歩として「証拠保全」が欠かせません。正しく証拠を保全すれば、問題の原因特定や法的対応を有利に進めることが可能です。

本記事では、デジタルフォレンジックにおける証拠保全の目的や基本的な流れ、失敗しないための実務ポイントまで、専門的な視点で解説します。

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フォレンジック調査
フォレンジック調査とは何か?対象範囲・調査の流れ・費用感まで解説フォレンジック調査とはデジタル機器を調査・解析し、「法的証拠」に関わる情報を抽出し、インシデントの全容を解明する調査です。本記事はフォレンジック調査の必要性やメリット、調査対象機器・方法・費用・事例・期間等解説しています。フォレンジック調査を行いたい場合は、デジタルデータフォレンジックにご相談ください。累積39,451件以上のご相談実績をもとに、インシデント原因や被害状況などスピーディーに調査します。...

デジタルフォレンジックによる証拠(データ)保全が必要になるケース

企業において証拠保全が必要となるのは、不正アクセスや情報漏洩、社内不正といった重大インシデントが発覚したときです。こうしたケースでは、デジタルフォレンジックによる適切な調査と保全が求められます。以下のような問題が発生しやすくなります。

操作履歴やログの削除が確認された

PCやサーバ上の履歴ファイル・アクセスログなど、証拠となりうる情報が不自然に消えている場合は、意図的な隠蔽工作の可能性があります。こうした状態では通常のファイルコピーでは証拠性が担保できず、デジタルフォレンジック技術を用いた専用手法での保全が必要です。

保存データが改ざん・消去されていた

文書ファイルの更新日時が操作日時と合致しない、画像データが一部抜けているといった不整合は、改ざんが疑われます。このようなケースでは、原本の状態を変えずに複製・保管するフォレンジック的処置が不可欠です。

訴訟や警察への提出が前提となる

社内処分だけでなく、訴訟や刑事告発まで視野に入るインシデントでは、「証拠能力」のある保全が求められます。裁判所や捜査機関でも通用する形でデジタルデータを取得・保管することが、後の手続きを左右します。

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累計39,451件のご相談実績(※1)があり、他社にはないデータ復旧業者14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※2)フォレンジック技術を駆使してお客様の問題解決をサポートします。

✔不正アクセスの形跡があると報告された
✔退職者がデータを持ち出しているかもしれない
✔社員がデータを改ざんして金銭を横領しているかもしれない

上記のようなご相談から調査項目/作業内容のご提案、お見積りまでは完全無料。安心してご相談ください。

24時間365日 相談受付

※1 データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)

※2 累計ご相談件数39,451件を突破(期間:2016年9月1日~)

デジタルフォレンジックによる証拠(データ)保全の正しい方法

証拠保全は、ただデータをコピーすれば良いというものではありません。デジタルフォレンジックの原則に基づき、法的に有効な証拠とするには、専用ツールや手順に従って適切に実施する必要があります。

①書き込み防止装置を使用してデータを複製する

複製時には「書き込み防止装置(Write Blocker)」を使って、証拠媒体への上書きを物理的に防止する必要があります。デジタルフォレンジックでは、この手順の正確性が重要です。

データ複製の手順
  1. 対象機器の電源を落とし、取り外して安全な場所で保管
  2. 専用の書き込み防止装置を経由して接続
  3. フォレンジックツールでセクタ単位のイメージを取得

②ハッシュ値で複製前後の整合性を証明する

イメージ取得時・取得後には必ずハッシュ値(MD5やSHA-256など)を取得し、改ざんがないことを数値で証明する必要があります。これはデジタルフォレンジックで証拠性を保つための基本です。

ハッシュ管理手順
  1. 取得直後にハッシュ値を記録
  2. データ移動・解析前に再度ハッシュを照合
  3. 一致することで証拠性を維持

③証拠保管と記録管理を徹底する

誰が・いつ・どの媒体を操作したか、解析に使用した機材や環境の記録を残すことも、フォレンジックの視点では極めて重要です。

管理記録の要点
  1. チェーン・オブ・カストディの記録を作成
  2. 取得時の環境や手順を詳細に文書化
  3. 証拠媒体は鍵付きの保管庫などで厳重管理

詳しく調べる際はデジタルフォレンジック専門家に相談する


証拠保全は、単なるデータコピーとは異なり、法的に有効とされる形式で実施する必要があります。一般のIT担当者では正確な手順やツールを扱えない場合も多く、結果として証拠能力が失われてしまう恐れもあります。

当社では、これまでに「累計39,451件以上(2016年9月〜)」のご相談実績があり、上場企業・官公庁・法律事務所・警察などからの調査依頼を多数受けてきました。目的別に最適なフォレンジックツールと解析体制を構築し、証拠保全から報告書作成までワンストップで対応可能です。

スマホ・パソコン・NAS・サーバなど、さまざまなデバイスに対応しており、無料診断・お見積りも24時間365日受付中です。ツールの選定に迷った際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。

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(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2017年)

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調査の料金・目安について

まずは無料の概算見積もりを。専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
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まずはお気軽にお電話下さい。

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よくある質問

調査費用を教えてください。

対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。

土日祝も対応してもらえますか?

可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。

匿名相談は可能でしょうか?

もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。

この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数39,451件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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