- 「どのフォレンジックツールが自社の目的に適しているのかわからない」
- 「内部不正の証拠を残さずに調べたいが、専門的すぎて選べない」
- 「無償ツールと有償ツールの違いを把握して、費用対効果の高い選択をしたい」
こうした悩みを抱えている企業担当者様にとって、ツールの選定ミスは調査の信頼性や法的効力に大きく影響する問題です。実際、フォレンジック調査では「証拠能力の確保」や「端末への負荷を最小限にする処理」が求められるため、ツールの選定には慎重さが必要です。
本記事では、主要なフォレンジックツールを価格・機能・対応範囲ごとに比較し、目的に合った選定ポイントをわかりやすく解説します。ただし、自社内のみのツール導入だけでは、調査精度や法的効力が不十分な可能性があります。自社内のみの調査で不安な方は、に専門業者による調査支援のご活用もご検討ください。
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代表的なフォレンジックツールの特徴と比較ポイント
フォレンジックツールは、調査対象のデバイス種別、調査の目的、証拠の保存形式、使用者のスキルレベルなどによって最適な選択が異なります。以下に代表的な10種類のツールを比較表で整理しました。
ツール名 | 主な特徴 | 対応範囲・用途 | 価格帯 | 備考 |
---|---|---|---|---|
EnCase Forensic | AI/OCR搭載で自動化されたワークフロー。法廷提出可能な詳細レポート生成機能あり | PC、モバイル、クラウド、SNS、IoTなど多様なデバイス・サービス | 高額(ライセンス費用は数千ドル以上。要見積) | 法執行機関・大企業に広く導入され、証拠能力が非常に高い :contentReference[oaicite:1]{index=1} |
FTK (Forensic Toolkit) | 高速インデックス検索、パスワード復号・ファイル復元機能を統合したスケーラブルな解析環境 | PC、モバイル、クラウド、メール、チャットアプリの解析など | 高額(基本価格は要見積。ライセンス単位の価格例あり) | 法務部門・弁護士・企業調査チーム向けで多様なデータソースに対応 :contentReference[oaicite:2]{index=2} |
X‑Ways Forensics | 軽量かつ高速でポータブル。ディスクイメージング、ファイル削除・復元、タイムライン解析など豊富な機能 | PCフォレンジック中心(ハードディスク、SSD、USBなど) | 中価格〜(年間ライセンス約1,500〜3,900 USD、永久ライセンスは約3,900 USD〜) | Windows環境でUSB起動可。中小からエンタープライズまで対応 :contentReference[oaicite:3]{index=3} |
Autopsy / SleuthKit | 無料でGUI対応。ディスク・ファイル解析用のオープンソースツールキット | PCフォレンジック/教育・研究目的、小規模事業者向け | 無償 | 導入コストなしで基本機能が利用可能。商用導入は制限あり(拡張モジュールにより有償機能も可能) |
Volatility Framework | メモリダンプ解析に特化。マルウェアや侵入の痕跡調査に強い | RAMメモリ解析/マルウェア調査、侵入調査 | 無償(オープンソース) | SOCやCSIRTが利用。CLI主体だが豊富なプラグインあり |
Cellebrite UFED | スマホおよびタブレットからのデータ抽出に特化。多彩なOS対応と暗号解除機能 | モバイルデバイス調査(iOS、Androidなど) | 非常に高額(数千~万ドル規模) | 法執行機関・大手企業向け。法人向けの実績多数 |
Magnet AXIOM | PC・モバイル・クラウドなど複数ソースを統合解析。ビジュアルレポートとケース管理対応 | 総合調査(PC、モバイル、クラウド、SNS) | 高額(要見積) | 法執行機関・企業に広く導入。多言語対応・AI支援あり |
AOS ファイナルフォレンジック | 日本語対応で操作ログ・メール・ウェブ履歴解析に強み | 初動調査および詳細解析(主に日本国内中小企業向け) | 中価格(日本国内向け) | 日本警察や企業での実績あり。導入しやすく初心者にも比較的扱いやすい |
目的別に見るおすすめのフォレンジックツール
目的別のおすすめフォレンジックツールは下記になります。ツールを選ぶ際の参考にしてください。
- 裁判証拠や法的対応向けツール:EnCase、Magnet AXIOM
- 中小企業の社内調査向けツール:X-Ways、AOSファイナルフォレンジック
- メモリ調査・マルウェア解析向けツール:Volatility Framework
- スマホ調査向けツール:Cellebrite UFED
- 費用をかけずに学びたい人向けツール:Autopsy / Sleuth Kit
また、初動対応に特化したCDIRのようなツールも、企業でのインシデント初期対応に役立つため、導入検討の価値があります。
詳しく調べる際はフォレンジックの専門家に相談する
調査対象や目的に適したツールを選ぶことは、調査の信頼性や効率性に直結します。とはいえ、証拠能力・対応デバイス・解析深度など多角的な比較が必要となるため、初めて選定される方には判断が難しいのも事実です。
当社では、これまでに「累計39,451件以上(2016年9月〜)」のご相談実績があり、上場企業・官公庁・法律事務所・警察などからの調査依頼を多数受けてきました。目的別に最適なフォレンジックツールと解析体制を構築し、証拠保全から報告書作成までワンストップで対応可能です。
スマホ・パソコン・NAS・サーバなど、さまざまなデバイスに対応しており、無料診断・お見積りも24時間365日受付中です。ツールの選定に迷った際は、ぜひお気軽にご相談ください。
フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
デジタルデータフォレンジックの強み
デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。
累計相談件数39,451件以上のご相談実績
官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積39,451件以上(※1)のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計395件以上(※2)のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~
国内最大規模の最新設備・技術
自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2017年)
24時間365日スピード対応
緊急性の高いインシデントにもいち早く対応できるよう24時間365日受付しております。
ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せを開催・即日現地駆けつけの対応も可能です。(法人様限定)自社内に調査ラボを持つからこそ提供できる迅速な対応を多数のお客様にご評価いただいています。
デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
調査の料金・目安について
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
機器を来社お持込み、またはご発送頂ければ、無料で正確な見積りのご提出が可能です。
まずはお気軽にお電話下さい。
【法人様限定】初動対応無料(Web打ち合わせ・電話ヒアリング・現地保全)
❶無料で迅速初動対応
お電話でのご相談、Web打ち合わせ、現地への駆け付け対応を無料で行います(保全は最短2時間で対応可能です。)。
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365日相談・調査対応しており、危機対応の経験豊富なコンサルタントが常駐しています。
❸お電話一本で駆け付け可能
緊急の現地調査が必要な場合も、調査専門の技術員が迅速に駆け付けます。(駆け付け場所によっては出張費をいただく場合があります)
よくある質問
対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。
もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。