デジタルフォレンジック調査費用の相場や費用を抑えるポイントについて解説

突然のセキュリティ事故で以下のような状況に陥っていませんか？

• 退職者のPC操作ログやUSBの接続記録が消えていた
• サーバに海外IPからの不審なアクセスログがあった
• スマートフォンが勝手に操作されている気がする

このような異常が確認された場合、すでにサイバー攻撃や内部不正の影響を受けている可能性があります。対応を誤ると、証拠が消失したり、法的責任を問われるリスクも高まります。

デジタルフォレンジック調査を活用すれば、専門的な手法で電子データを保全・解析し、真相の解明や責任所在の特定が可能になります。本記事では、調査費用の相場と内訳、コストを抑えるポイント、さらに信頼できる調査会社の選び方まで、実務に即した視点で解説していきます。

＼フォレンジック調査の費用や内容を知りたい方はまず無料ご相談ください／

フォレンジック調査費用の相場

フォレンジック調査の料金は、「調査対象の台数」「調査範囲の広さ」「データ容量」「証拠の解析有無」などによって変動します。特に、以下のような内容が費用を左右する要因となります。

単体機器の簡易調査（10万円前後～）

パソコン1台やスマートフォン1台に対するシンプルな調査の場合、10万円前後から対応可能なケースもあります。たとえば、不正アクセスの有無や特定ファイルの閲覧履歴など、限定的な情報の取得で済む調査が該当します。

複数台・大規模案件（数十万～数百万円）

サーバやNASを含む複数台にわたる調査、あるいは長期間の操作履歴や通信記録などの解析を要する場合は、数十万円〜数百万円に達することも珍しくありません。証拠保全や報告書の作成なども含まれると、より高額になる傾向があります。

費用構成の主な内訳

費用は以下のような項目で構成されるのが一般的です。

• データの保全（ホスティング費・複製費など）
• 技術的なデータ処理・フィルタリング・検索費用
• 証拠の解析およびレビュー（ここが費用の大半を占める）

なお、調査会社によっては「機器台数単位」や「データ容量単位」での料金設定をしているため、依頼前に明確な見積もりを取得し、比較検討することが大切です。

フォレンジック調査費用を抑えるためのポイント

費用を最小限に抑えながら、確実な調査を実施するためには、以下のような点に注意すると効果的です。

相談・見積もりを無料で活用する

多くの専門業者では、初期相談や見積もりが無料で提供されています。自社の状況や懸念点を整理したうえで相談を行うことで、無駄のない調査設計と費用最適化が可能になります。

調査範囲と優先順位を明確にする

調査内容が広範囲になるほど費用も増加します。最初に「どこまで調査が必要か」「何を明らかにしたいか」を明確にすることで、効率的な調査とコスト削減につながります。

実績豊富な会社を選び、無駄な再調査を防ぐ

信頼できる調査会社を選ぶことで、調査精度が向上し、結果的にコストパフォーマンスも高くなります。当社では、「3.9万件以上（期間：2016年9月～）」のご相談実績を活かし、インシデントごとに専門チームが調査を実施しています。

詳しく調べる際はフォレンジック調査の専門家に相談する

自力での調査には限界があり、誤った初動や証拠の消失は後戻りできないリスクを伴います。調査の必要性を感じたら、できるだけ早く専門業者に相談することが望ましいです。

当社では、39,451件（期間：2016年9月～）を超える実績と、国内最大級の解析設備、最新のツールを用いた高精度な調査体制を整えています。警察・官公庁・上場企業からの依頼も多数寄せられており、24時間365日体制で対応しています。