「何から調べればいいか分からない」「証拠を消さずに収集するには?」そんな企業担当者の不安に応えるには、正確かつ迅速な初動対応と、それを支えるツール選定が欠かせません。
特に以下のような状況では、適切なフォレンジックツールの導入が調査成功の鍵を握ります。
- 社内PCの操作履歴やUSB接続ログが消去されている
- スマートフォンに不審なアプリや通信履歴が見つかった
- クラウドからの情報流出やアカウント乗っ取りが疑われる
このような場面では、対応ツールの性能差がそのまま調査精度とスピードの差に直結します。
本記事では、法人のインシデント対応に必要な要素を踏まえつつ、日本語対応・携帯性・デバイス対応力・OSS可否などを軸に主要ツールを比較・解説。どのような場面で何を使うべきか、導入前に押さえておきたい要点を網羅的にご紹介します。
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目次
おすすめのフォレンジックツール7選
企業でフォレンジックツールを選ぶ際、日本語UIの有無や証拠保全力、初動の負荷低減、多端末対応といった観点で検討されます。以下に、日本語対応や携帯性、初動対応に優れた製品から、複数デバイスに強い製品、さらにはコストを抑えられるオープンソースまで、法人向けに導入実績のある代表的なツールを紹介します。
X-Ways Forensics
USBドングル型で携帯性が高く、軽量で高速な動作が特徴です。証拠保全性が高く、35,000以上の組織で導入されています。完全日本語対応で、法人向けに見積対応の有償ライセンス形式です。
AOSファイナルフォレンジック
保存・復元・解析・検索を一元化。直感的な操作と高い日本語サポートがあり、国内業務での即戦力ツールとして重宝されています。国内仕様に最適化された有償製品です。
CDIR
初動対応特化のツールで、調査対象に負荷をかけず証拠収集が可能。CDIR-C(収集)とCDIR-A(解析)の2構成で運用され、日本語対応と初動重視の場面で評価されています。
初動フォレンジックツール
証拠保全時の端末負荷を極小化し、USBなどの幅広いデバイスに対応可能です。緊急対応現場での信頼性が高く、法人向け有償ライセンスで提供されています。
Belkasoft Evidence Center X
PC、モバイル、クラウド、物理メモリなど、広範囲のデータソースに対応。警察・法執行機関での採用実績もあり、日本語化されています。
Magnet AXIOM/IEF
ウェブ、SNS、クラウド証拠の収集に強みを持ち、大量データ処理と直感UIが特徴。日本語対応は一部で、主に海外ベースで導入が進んでいます。
Autopsy
多くのフォーマットに対応し、世界的に人気のある無料のオープンソースツールです。日本語対応は一部ながら、入門用や軽度な検証目的には適しています。
フォレンジックツールは、状況に応じた選定が不可欠です。調査の目的やスピード、証拠力を重視する法人様には、専門業者による調査支援が大きな安心につながります。
当社では、これまでに「累計3.9万件以上(算出期間:2016年9月以降)」の調査相談実績があり、警察・官公庁・上場企業からの依頼も多数。最新鋭の調査設備と専任チームで、あらゆるインシデントに対応可能です。
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フォレンジックツール選定のポイント
ツール選定にあたっては、以下のような観点から比較検討することが重要です。
- 証拠保全要件(改ざん防止や完全性保持)が満たされているか
- 対応可能なデバイス・OS・ファイル形式
- 日本語UIや国内サポートの有無
- 報告書自動生成やクラウド証拠対応などの機能
なお、ネットワーク経由の証拠収集が必要な場合は、NetEvidence Ax Ver.4.0などの専門製品の利用も検討されます。
フォレンジックツール選定に迷ったら専門家へ相談を
ツールの特性を正しく理解し、目的や事案に応じて適切に使い分けることが重要です。とくに法人の不正調査や訴訟対応で使用する場合、証拠能力を担保するためにも、専門業者の監修・支援が望まれます。
そのためには、クラウド特有の構造やサービス仕様を熟知し、各種ログを正しく解析できる専門的な知識が必要です。自社での対応に不安がある場合は、早期にフォレンジック調査会社へ相談することが推奨されます。
当社では、累計3.9万件以上のご相談実績(算出期間:2016年9月以降)をもとに、クラウド環境における不正アクセスや情報漏洩インシデントに対応してきました。クラウドサービスごとの仕様に合わせたログ解析やデータ保全に対応可能で、証拠性を保った調査報告書の作成まで一貫してご提供しています。
フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
デジタルデータフォレンジックの強み
デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。
累計相談件数39,451件以上のご相談実績
官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積39,451件以上(※1)のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計395件以上(※2)のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~
国内最大規模の最新設備・技術
自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2017年)
24時間365日スピード対応
緊急性の高いインシデントにもいち早く対応できるよう24時間365日受付しております。
ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せを開催・即日現地駆けつけの対応も可能です。(法人様限定)自社内に調査ラボを持つからこそ提供できる迅速な対応を多数のお客様にご評価いただいています。
デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
調査の料金・目安について
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
機器を来社お持込み、またはご発送頂ければ、無料で正確な見積りのご提出が可能です。
まずはお気軽にお電話下さい。
【法人様限定】初動対応無料(Web打ち合わせ・電話ヒアリング・現地保全)
❶無料で迅速初動対応
お電話でのご相談、Web打ち合わせ、現地への駆け付け対応を無料で行います(保全は最短2時間で対応可能です。)。
❷いつでも相談できる
365日相談・調査対応しており、危機対応の経験豊富なコンサルタントが常駐しています。
❸お電話一本で駆け付け可能
緊急の現地調査が必要な場合も、調査専門の技術員が迅速に駆け付けます。(駆け付け場所によっては出張費をいただく場合があります)
まとめ
本記事では、フォレンジック調査において法人現場で重視される「日本語対応」「初動対応」「多端末対応」「コスト効率」に基づき、主要な7製品を比較紹介しました。用途に応じて適切なツールを選ぶことで、証拠保全の正確性や調査スピードが大きく向上します。
自社対応だけで判断が難しい場合や、証拠力が求められる場面では、フォレンジック専門業者への相談が最善の選択です。まずは無料相談で、最適な対応方針をご確認ください。
よくある質問
対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。
もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。