サイバー攻撃

パソコンが遠隔操作された時の対処法9つ|兆候と今すぐ取るべき対応を専門家が解説

パソコンが遠隔操作されたら?症状から対処法まで解説

「マウスが勝手に動いた」「操作していないのにファイルが開いた」などの不審な挙動は、パソコンが外部から遠隔操作されている可能性があります。

そのまま放置すると、個人情報の流出やアカウントの乗っ取りといった深刻な被害につながる恐れがあります。

ただし、操作ミスや一時的な不具合との区別も難しいため、まずは典型的なサインや確認手順を知っておくことが重要です。

そこで本記事では、パソコンが遠隔操作されている可能性があると感じたときのサインや確認ポイント、今すぐできる対処法、安全な相談の目安について、実際の調査現場の知見をもとに詳しく解説します。

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パソコンが遠隔操作された時の5つの兆候

以下のような挙動が複数同時に見られる場合は、遠隔操作やマルウェア感染の可能性を強く疑うべきです。

マウスやカーソルが滑らかに勝手に動く

あきらかに自分の手を離れた動きでカーソルが動き、クリックや文字入力まで行われる場合は、遠隔操作による可能性が高いです。単なるマウス不調やタッチパッド誤動作との区別が難しいこともあるため、まずは物理的な入力機器(USB/無線)を外して動作を確認してください。

アプリやブラウザが勝手に開く・閉じる

何もしていないのにタブが次々に開いたり閉じたりする、アプリが勝手に起動する、という現象は、外部からの命令によって動いている可能性があります。特に連続的な操作が見られる場合は注意が必要です。

勝手にファイルが削除・移動・変更される

保存していたデータが突然消えたり、フォルダ構成が変わっていたり、設定が書き換えられているといった状況があれば、遠隔から操作された可能性を否定できません。操作履歴やログの確認を急ぎましょう。

ファンが常にフル稼働/動作が異常に重い

何もしていないのにCPU使用率が高騰していたり、PCが異常に重くなる場合、バックグラウンドで遠隔操作系のツールやマルウェアが動作していることがあります。セキュリティソフトでのスキャンやタスクマネージャーで確認をおすすめします。

覚えのないリモートツールがインストールされている

TeamViewer、AnyDesk、Chrome Remote Desktopなどのリモート接続ソフトが勝手にインストールされていた場合は非常に危険です。起動中であれば通信が行われている可能性があるため、ネットワーク遮断を優先してください。

パソコン遠隔操作されたか調べる
【今すぐ確認】パソコンが遠隔操作されている兆候と対処法|チェックリスト付き社内PCが遠隔操作されている可能性がある場合、まずは症状を確認し、証拠を保全することが重要です。異常のチェック方法からイベントログ・ポート・プロセスの調べ方、調査会社への相談までをわかりやすく解説します。 ...

これらの兆候が1つでも当てはまる場合は、遠隔操作されている可能性があります。まずはネットワークを遮断し、被害の拡大を防ぐことが重要です。

その上で、状況の確認やログの解析が必要な場合は、専門のフォレンジック調査会社に相談することで、安全かつ確実な対応が可能になります。

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パソコンが遠隔操作で乗っ取られた状態を放置する危険性

パソコンが遠隔操作されている疑いがあるにもかかわらず、何も対処せずに放置してしまうと、状況は短時間で深刻化します。

攻撃者はすでに自由に操作できる状態にあり、保存データの盗難や改ざん、さらなる不正アクセスといった二次被害の連鎖が発生するおそれがあります。

遠隔操作を放置することで広がるリスク
  • 保存されている個人情報や業務データが外部に送信される
  • ネットバンキングやクレジットカード情報が悪用される
  • メールアカウントやSNSが乗っ取られ、なりすまし被害が発生する
  • 盗まれた情報がダークウェブで売買される
  • 自分のパソコンがサイバー攻撃の踏み台として利用される
  • OSやシステムの不安定化
  • 刑事事件への発展の可能性

遠隔操作された端末は、単なる「被害者側のツール」ではなく、攻撃者にとっての拠点になります。他人への加害行為にも悪用されるリスクがあるため、放置は極めて危険です。

ネットワークの遮断やセキュリティスキャン、パスワードの変更など、基本的な初期対応を速やかに行い、必要に応じてフォレンジック調査会社への相談も検討してください。

遠隔操作された状態で使用を続けることは、情報漏えい・金銭的損失にとどまらず、刑事事件への関与といった法的リスクも招く可能性があります。

特に法人や組織の場合、被害が公になることで信用失墜や損害賠償に発展するケースもあります。その場しのぎの初期化や放置はせず、事実確認を含めた調査対応が推奨されます。

違和感を感じた段階ですぐに行動に移すことが、被害拡大を防ぐ最も効果的な手段です。対応が難しいと感じた場合には、信頼できるセキュリティ専門家へ相談することが最善の対策となります。

ランサム
パソコンの乗っ取り・遠隔操作とは?手口から対策まで解説パソコンが乗っ取られたり遠隔操作された場合、個人情報の流出や不正利用のリスクがあります。本記事では、よくある手口や被害の特徴、防止策をわかりやすく解説。対応が難しい場合の相談先も紹介します。...

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パソコンが遠隔操作された時の対処法9つ

「パソコンが勝手に動く」「見覚えのないソフトが起動する」など、不審な挙動が見られた場合、多くの方は「遠隔操作されたのではないか」と不安になるはずです。実際、遠隔操作は、情報漏えいや金銭被害につながる深刻なインシデントへ発展する可能性があります

まず大切なのは、パニックにならず冷静に対応することです。状況によっては、セキュリティソフトだけでは対処しきれないケースもあるため、適切な手順を踏んで早期に対応することが、被害を最小限に抑える鍵となります。

① ネットワークを切断する

外部からの操作を遮断するには、まずインターネット接続をオフにするのが基本です。接続を維持したままだと、情報の流出や不正操作が続く恐れがあります。

切断方法
  1. Wi-Fi接続:タスクバーまたは設定画面からWi-Fiをオフにする
  2. 有線接続:LANケーブルを物理的に抜く
  3. ルーター利用:ルーター本体の電源をオフにする

通信を切断することで、被害の拡大を防ぐ第一歩となります。

② セキュリティソフトでスキャンする

ネットワークを遮断した後は、セキュリティソフトを使ってパソコン全体をフルスキャンしてください。不正プログラムやマルウェアが潜伏している可能性があります。

スキャンで「何も検出されなかった」場合でも安心は禁物です。近年では、高度に偽装されたマルウェアやリモート操作ツール(RAT)が、セキュリティソフトの検出をすり抜けるケースも増えています。

遠隔操作がセキュリティソフトで検出されにくい理由

  • コードの難読化や暗号化によって、定義ファイルに一致しない
  • 正規のアプリやシステムプロセスを装って動作する
  • 自己削除機能により、スキャン時に痕跡を残さない

スキャン後も不審な挙動が続く場合は、すでにログ解析レベルの調査が必要な段階かもしれません。

③ パスワードをすべて変更する

遠隔操作の可能性がある場合は、できるだけ早く、あらゆる主要アカウントのパスワードを変更してください。外部に情報が漏れている恐れがあります。

  • Google / Microsoft アカウント
  • LINE、Facebook、Instagram、X(旧Twitter)などのSNS
  • オンラインバンキング・証券・決済系アプリ(PayPay、楽天銀行など)
  • Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECサイト
  • 社内システム・VPN・業務メールなどの業務アカウント

さらに、すべてのアカウントで二段階認証(2FA)を有効化することで、今後の不正アクセスを強力に防げます。

④ 遠隔操作ソフトや不審なアプリをアンインストールする

見覚えのないリモート操作ツールや、不審なアプリケーションがインストールされている場合は、速やかに削除してください。遠隔操作型マルウェアや不正アクセスの原因になっている可能性があります。

確認・削除方法
  1. Windows:「設定」→「アプリ」から不要なプログラムを確認・削除
  2. 不明なアプリはインストール日時や開発元を確認して判断
  3. 必要に応じて「システムの復元」で以前の状態に戻す

⑤ 金融機関や関係各所に連絡する

アカウント情報やカード情報が流出している可能性がある場合は、ただちに関係するサービスへ連絡しましょう。個人・法人を問わず、金銭的な被害の拡大を防ぐために、迅速な対応が重要です。

  • 銀行・カード会社:口座の利用停止、カード再発行の手続き
  • オンラインサービス:不正ログインの通報、履歴の確認
  • 携帯キャリア・プロバイダ:契約情報や通信履歴の確認

通報内容が記録されていれば、補償や調査協力の対象となる場合があります。

⑥ 会社・関係者への報告(法人・業務利用の場合)

業務用パソコンや社内アカウントが関与している場合は、社内規定に沿った報告と対応が求められます。対応を怠ると、情報漏えいとして企業責任を問われる可能性があります。

  • 速やかに上長や情報システム部門へ報告
  • 顧客情報の漏えいが疑われる場合は、関係先へ通知と謝罪
  • 事故報告書や内部対応記録の作成

従業員による内部不正の可能性がある場合や、調査・証拠保全が必要なケースでは、初動対応が極めて重要です。専門家との連携がリスク最小化につながります。

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⑦ 必要に応じてシステムの復元や初期化を検討する

すべての対応を試みても状況が改善しない場合は、「システムの復元」や「初期化(初期状態へのリセット)」を検討しましょう。

復元・初期化の手順
  1. 復元ポイントがある場合は、被害発生前の状態に復元
  2. 復元が不可能または無効な場合は、初期化(リカバリ)を実行
  3. 初期化前には、必ず重要なデータのバックアップを取得

ただし、法人端末や複数台が関与するケースでは、自己判断での初期化は推奨されません。
証拠保全や再発防止のために、専門業者の助言を得ることが安全です。

⑧ OSやソフトウェアを更新して安全性を確保する

すべてのソフトウェアを最新版に保つことは、再発防止の基本です。古いOSやソフトは脆弱性が多く、マルウェアの標的になりやすいため、必ず更新を実施してください。

アップデートの基本手順
  1. OSの自動更新機能をオンにする
  2. 主要アプリは公式サイトまたはアプリ内から「更新」操作
  3. 不要・旧バージョンのソフトはアンインストール

すでにOSサポートが終了している場合は、新しい端末への移行も視野に入れましょう。

⑨ 専門の調査会社に相談する

遠隔操作の被害が広範囲に及んでいる、または「何が漏れたのか」「どこから侵入されたのか」を明確に知る必要がある場合は、フォレンジック調査が有効です。

フォレンジック調査では、使用履歴・アクセスログ・削除済みファイルなどを専用ツールで解析し、情報漏えいの有無や被害範囲を可視化します。企業にとっては、報告資料や法的対処の判断材料としても不可欠です。

法人端末の場合は特に、以下のような状況では初期化ではなく専門調査が必要です。

  • 内部不正・従業員の関与が疑われる
  • 顧客や取引先情報が含まれている
  • 被害の範囲や発生日を明確に報告する必要がある

自己判断での操作は、証拠データを失い調査を難航させるリスクもあります。早い段階で専門のデジタル調査会社に相談することが、最も確実で安全な対処法です。

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自力で対応できない場合はフォレンジック調査の専門業者に依頼する

ハッキングや不正アクセス、ウイルス感染、情報漏えいなどの問題が起きた際、自分だけでの対応が難しいと感じたら、迷わずフォレンジック調査の専門業者に相談しましょう

どこから侵入され、どんな情報が漏れたのかを正しく把握することが重要です。特に、被害が大きい場合や情報が悪用された疑いがある場合は、専門家によるフォレンジック調査を実施することで、被害の拡大を未然に防ぐ有効な対策につながります。

信頼できる業者を選び、早めに動くことが、トラブルを最小限に抑えるポイントです。

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デジタルデータフォレンジックの強み

デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。

累計相談件数47,431件以上のご相談実績

官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積47,431件以上(※1)のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計409件以上(※2)のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~

国内最大規模の最新設備・技術

自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、17年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2023年)

24時間365日スピード対応

緊急性の高いインシデントにもいち早く対応できるよう24時間365日受付しております。

ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せを開催・即日現地駆けつけの対応も可能です。(法人様限定)自社内に調査ラボを持つからこそ提供できる迅速な対応を多数のお客様にご評価いただいています。

デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。

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パソコンが遠隔操作されたリスクを防ぐための再発防止策

遠隔操作の被害を一度でも受けた場合、同じリスクを繰り返さないために、日頃のセキュリティ対策を根本から見直すことが必要です。

以下の再発防止策を定期的に実行し、環境の安全性を保ちましょう。

パソコンが遠隔操作されたリスクを防ぐための再発防止策
  • OS・ソフトウェアの常時アップデート
  • セキュリティソフトの導入・最新化
  • アカウント・認証の強化
  • 不審なメール・サイト・アプリの排除
  • リモート操作ソフト・不要なサービスの無効化
  • ネットワーク・通信の安全確保
  • 定期的なバックアップと証拠保全
  • 権限管理と運用ルールの徹底
  • セキュリティ教育・最新情報の共有

再発を防ぐためには、次のようなセキュリティ対策を見直すことが重要です。

操作できるうちに、大切なファイルや業務データは別媒体にバックアップしておきましょう。データ損失を未然に防ぐための対応として有効です。

まとめ

遠隔操作されたら、特に企業や組織で使用している端末では、情報漏えい・内部不正・業務データの流出といった影響が、信頼や損失に直結する重大リスクとなります。

近年の攻撃手法は巧妙化しており、セキュリティソフトの検出をすり抜けるケースも少なくありません。そのため、専門のフォレンジック調査会社による客観的で技術的な解析が、最も信頼できる対策手段となります。

「少しでも不審な挙動がある」「被害の範囲がつかめない」という場合は、自己判断に頼らず、専門家の力を借りることが、被害の最小化と再発防止への第一歩となります。

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もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。

この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数47,431件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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