サイバー攻撃

フェイクアラートとは?本物との違い・対処法・予防策を解説

CVE-2025-3500

フェイクアラートは、ウイルス感染やシステム故障を装った偽物の警告画面で、ユーザーを不安にさせてお金や情報、端末の操作権限を奪うための仕掛けです。突然大きな警告音や赤い画面が出るため、本物のセキュリティ警告だと思い込んでしまいやすいのが特徴です。

しかし実際には、その多くがブラウザ上の演出や不正アプリによる表示であり、危険なのは「警告が出たこと」そのものではなく、それに従って電話・支払い・インストールをしてしまうことです。

本記事では、フェイクアラートの正体、主な手口と表示される原因、本物との見分け方、見てしまったときの安全な対処、日常的な予防策までを整理して解説します。

\最短3分でお問合せ完了!法人様は即日Web打合せOK/

電話で相談するメールで相談する

フェイクアラートとは

フェイクアラートとは、端末がウイルス感染した、システムが壊れた、サポートへすぐ連絡しないと危険だと装って表示される偽の警告画面です。見た目は本物のセキュリティ通知やOS警告に似せて作られていることが多く、利用者を焦らせるように設計されています。

よくある文言としては、「Windowsセキュリティシステムが破損しています」「ウイルスが検出されました」「サポートに今すぐ電話してください」といったものがあります。これらは本当に端末を守るための通知ではなく、ユーザーに何かをさせるための誘導です。

つまりフェイクアラートは、技術的な警告というより、不安を利用して行動を引き出す詐欺的なインターフェースだと理解するべきです。

フェイクアラートの主な手口と特徴

フェイクアラートは、ただ「危険です」と表示するだけではありません。利用者を強く動揺させ、その場で行動させるための典型的な演出や誘導パターンがあります。

偽の修復ボタン・更新ボタンを押させる

「システムが破損しています」「トロイの木馬を検出しました」などと表示し、修復や更新ボタンを押させるタイプです。押すと、本物の対策ではなく、不正なプログラムやマルウェアのダウンロードにつながることがあります。

利用者は問題解決のつもりで押してしまいますが、実際にはそこから被害が始まります。つまり、警告画面は入口でしかなく、本当の狙いはその次の操作です。

偽アプリ・不要アプリのインストールに誘導する

「ウイルスを除去するにはこのアプリが必要です」「今すぐクリーナーを導入してください」と表示し、偽セキュリティアプリや不要ソフトを入れさせる手口です。これらのアプリは広告表示、情報収集、追加課金、不正通信などを行う場合があります。

見た目は対策ツールでも、実際には端末を守るどころか、新しいリスクを端末に持ち込むことがあります。

電話をかけさせるサポート詐欺

「この番号に今すぐ電話してください」と表示し、サポートセンター風の窓口へ誘導する手口です。電話先では、偽の担当者が遠隔操作ツールの導入やギフトカード決済、高額サポート費用の支払いを求めることがあります。

このタイプは、リンクを押させるだけでなく、人を介して信用させる点が厄介です。つまり、画面上の詐欺が電話口の詐欺へそのまま接続されている構造です。

有名企業のロゴを使って本物らしく見せる

Apple、Google、Microsoft、McAfeeなど、有名企業のロゴや配色を無断で使い、本物の警告画面に見せかけるケースもあります。見慣れたブランドが表示されることで、利用者は警戒心を下げやすくなります。

しかし、見た目が似ていることと、本物であることはまったく別です。フェイクアラートは、ブランドへの信頼を悪用して判断を鈍らせることを狙っています。

フェイクアラートはなぜ表示されるのか

フェイクアラートは、偶然出てくるわけではありません。利用者が特定のサイトや広告を開いたり、不正アプリを入れてしまったりしたことをきっかけに表示されることが多くあります。

不審なサイトや広告へのアクセス

無料動画サイト、海賊版サイト、アダルトサイト、過剰な広告が出るページなどを開いたときに、仕込まれたスクリプトによって偽警告が表示されることがあります。この場合、端末そのものが壊れているのではなく、ブラウザの中で危険そうな画面を見せられているだけです。

つまり、表示の原因は端末内部ではなく、アクセスした先のWebページや広告であることが多いということです。

不正アプリやアドウェア

非公式ストアや怪しいダウンローダー経由で入れたアプリが、バックグラウンドでブラウザを開いたり、広告や偽警告を繰り返し表示したりすることもあります。この場合は、サイトを閉じても何度も警告が出る、広告が増えるなどの症状が現れやすくなります。

単なる一時的な表示ではなく、端末内の不要アプリが原因になっているケースでは、アプリ削除まで含めた対処が必要です。

フェイクアラートの本物と偽物の見分け方

本物のセキュリティアラートとフェイクアラートは、表示場所、文面、要求される行動が大きく違います。この違いを押さえておくと、慌てず見分けやすくなります。

見分けるポイント
  • 本物は通知領域や設定画面、セキュリティソフト内に出る
  • 偽物はブラウザ内の全画面ポップアップで出ることが多い
  • 本物は簡潔な説明と端末内の対処提案が中心
  • 偽物はカウントダウン、大音量、至急対応を強調する
  • 本物は電話・カード入力・外部アプリ導入を強要しない
  • 偽物は電話、支払い、インストールを強く要求する

要するに、「今すぐ電話」「今すぐ支払い」「今すぐインストール」と迫るものは、まず疑うべきです。本物のベンダーやOSが、突然の警告だけでカード決済や電話発信を求めることは基本的にありません。

フェイクアラートを見てしまったときの対処法

対処は、「画面を見ただけ」なのか、「電話やインストール、入力まで進んでしまった」のかで分けて考える必要があります。ここを混同すると、不要に焦ったり、本当に必要な初動が遅れたりします。

画面を見ただけのとき

この段階では、まだ被害が発生していないことが多くあります。大切なのは、画面の指示に従わず、冷静にブラウザや通信を整理することです。

基本対応
  • 画面内のボタンは一切押さない
  • ブラウザのタブを閉じる。難しければブラウザ自体を強制終了する
  • 必要に応じてWi-Fiやモバイル通信を一時的に切る
  • ブラウザの履歴・キャッシュ・Cookieを削除する

ここまで行って端末の挙動に異常がなければ、実害はかなり限定的であることが多いです。

指示に従ってしまった場合

ここからは、何をしてしまったかに応じて対処が変わります。電話、アプリ導入、カード情報入力などは、それぞれ被害の種類が違うため、優先順位をつけて対応する必要があります。

操作別の対処
  • 電話をかけてしまった場合は、すぐに切り、その番号からの着信に応じない
  • 遠隔操作ツールを入れた場合は、通信を遮断してアンインストールする
  • 不審アプリを入れた場合は、アンインストールし、セキュリティソフトでフルスキャンする
  • カード情報を入れた場合は、カード会社に連絡して利用停止・再発行・不正監視を依頼する
  • パスワードなどの認証情報を入れた場合は、正規サイトから即変更し、二要素認証を有効化する

重要なのは、被害の種類ごとに“止血”を最優先で行うことです。入力した情報が曖昧な場合でも、軽く見ずに一段重い想定で動いた方が安全です。

フェイクアラートを防ぐ日常的な予防策

フェイクアラートは、日頃の使い方を少し見直すだけでもかなり防げます。とくに、危険な導線に近づかないことと、端末の基本防御を維持することが重要です。

主な予防策
  • 不審な広告や無料コンテンツサイトを避ける
  • OS・ブラウザ・ソフトを常に最新に保つ
  • 正規のセキュリティソフトを導入する
  • 警告だけで電話や支払いを要求されたらまず疑う

特に大切なのは、「警告=すぐ対応」ではなく、「まず表示元を確認する」という習慣です。この一呼吸だけで、防げる被害はかなり多くなります。

詳しく調べる際はフォレンジック調査会社に相談を

サイバー攻撃、不正アクセス、マルウェア感染のような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。

特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。

>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説

当社では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出、ならびに報告会によって問題の解決を徹底サポートします。

\最短3分でお問合せ完了!法人様は即日Web打合せOK/

電話で相談するメールで相談する

デジタルデータフォレンジックの強み

デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。

累計相談件数47,431件以上のご相談実績

官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積47,431件以上(※1)のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計409件以上(※2)のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~

国内最大規模の最新設備・技術

自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、17年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2023年)

24時間365日スピード対応

緊急性の高いインシデントにもいち早く対応できるよう24時間365日受付しております。

ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せを開催・即日現地駆けつけの対応も可能です。(法人様限定)自社内に調査ラボを持つからこそ提供できる迅速な対応を多数のお客様にご評価いただいています。

デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。

調査の料金・目安について

まずは無料の概算見積もりを。専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
機器を来社お持込み、またはご発送頂ければ、無料で正確な見積りのご提出が可能です。
まずはお気軽にお電話下さい。

【法人様限定】初動対応無料(Web打ち合わせ・電話ヒアリング・現地保全)

❶無料で迅速初動対応

お電話でのご相談、Web打ち合わせ、現地への駆け付け対応を無料で行います(保全は最短2時間で対応可能です。)。

❷いつでも相談できる

365日相談・調査対応しており、危機対応の経験豊富なコンサルタントが常駐しています。

❸お電話一本で駆け付け可能

緊急の現地調査が必要な場合も、調査専門の技術員が迅速に駆け付けます。(駆け付け場所によっては出張費をいただく場合があります)

よくある質問

調査費用を教えてください。

対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。

土日祝も対応してもらえますか?

可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。

匿名相談は可能でしょうか?

もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。

この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数47,431件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

電話で相談するメールで相談する

フォームでのお問い合わせ

下記のフォームに必要事項をご入力の上、
「送信する」ボタンを押してください。
お問合せ内容を確認次第、担当者
(専門アドバイザー)よりご連絡いたします。

ご相談内容を入力してください。

  • 必須
  • 必須
  • 必須

    ※対象機器がわからない・複数の端末がある場合は「その他・不明」を選択の上、ご相談の詳細に記載をお願いいたします。

  • 必須
  • 任意

お客様情報を入力してください。

  • 必須
  • 必須

    ※半角数字・ハイフンなし

  • 任意
  • 任意

    ※匿名でのご相談希望の方は空欄で送信してください。

  • 必須

    ※お問い合わせから24時間以内に、担当者(専門アドバイザー)よりご連絡いたします。