パソコンの動作が突然重くなったり、覚えのない警告画面が繰り返し表示されたりすると、不安を感じる方は少なくありません。ウイルス感染は初期段階では気づきにくく、誤って操作すると状況が悪化することもあります。
本記事では、パソコンがウイルス感染していると疑われるサインから感染時の主な侵入原因、感染直後に行う初動対応、偽警告の見分け方や再発防止策まで、順を追って紹介します。
目次
パソコンがウイルスに感染していると疑われるサイン
ウイルス感染の可能性を早期に気づくことで、被害内容を最小限に抑えることにつながります。ここでは、代表的なサインを紹介します。
動作が急に重くなる・不安定になる
裏でウイルスが動作している場合、CPUやメモリが常に高負荷となり、起動や動作が極端に遅くなることがあります。ファンが常に回り続けるなどの異常も代表的な兆候です。
予期しないポップアップや警告が表示される
ブラウザ内に「ウイルスに感染しています」「すぐに電話してください」などの警告が繰り返し表示される場合、詐欺画面やマルウェアの可能性があります。
覚えのないソフト・設定変更が生じる
勝手にインストールされたソフトや、ブラウザの検索エンジン・ホーム画面の変更は不正なプログラムによるものかもしれません。
ファイルの異常や外部送信の痕跡がある
ファイルが開けなくなる、暗号化されている、SNSやメールから勝手にメッセージが送られるなどの動作は、感染を強く示すサインです。
不自然なネットワーク通信が続く
何も操作していないのに大量の通信が発生している場合、外部への情報送信や不正アクセスの踏み台として悪用されている可能性があります。
もし、上記のサインが既に現れている場合はパソコンがウイルスに感染している可能性があります。パソコンがウイルスに感染しているか確認する方法の詳細は以下の記事で解説します。
パソコンがウイルスに感染する主な原因
ウイルスは特定の操作をきっかけに侵入することが多く、その多くが日常的な作業と結びついています。ここでは代表的な原因を紹介します。
不審メール・スパム経由の感染
添付ファイルやリンクにマルウェアが仕込まれているケースは昔から多く、実在企業の連絡を装う手口も増えています。開封した時点でウイルスが実行される場合があります。
危険サイト・改ざんサイトの閲覧
閲覧するだけで感染が始まる「ドライブバイダウンロード」という攻撃手法があります。正規に見えるサイトが改ざんされていることも珍しくありません。
不正ソフト・偽ダウンロード
無料ソフトや便利ツールを装うファイルにウイルスが含まれているケースがあります。検索で上位に見えても偽サイトの場合があり注意が必要です。
USBメモリなど外部媒体経由
USBメモリを挿しただけでウイルスが実行されるケースがあります。社内での使い回しにより複数端末が連鎖的に感染することもあります。
ネットワーク攻撃による侵入
VPN装置の脆弱性やOSの更新不足を悪用され、外部から侵入されるケースがあります。共有フォルダから横展開される例も多いです。
上記のようにパソコンは様々な原因でウイルスに感染されるため、パソコンがウイルスに感染した場合は原因に合わせて適切な対処を行うことが重要です。パソコンがウイルス感染した時の対処法の詳細は以下の記事で解説します。
パソコンがウイルス感染した直後に取るべき初動対応
感染が疑われる段階では、被害内容の拡大防止と痕跡保全が最優先です。ここでは安全確保のための初動対応を紹介します。
ネットワークから切り離す
他の端末への感染拡大や外部への通信を防ぐため、Wi-FiやLANを一時的に切断します。
- LANケーブルを物理的に抜く。
- Wi-Fi・VPNをオフにする。
- 共有フォルダやNASへのアクセスを控える。
電源を切らず現状を維持する
強制終了はメモリ上の痕跡が失われる原因になります。操作不能でない限り電源を維持します。
- 不用意な再起動を避ける。
- 異常画面が出た場合は写真で記録する。
- 必要であれば専門家によるメモリ取得を検討する。
状況を記録し痕跡を保全する
画面の内容、エラー、警告、時刻などは後の分析で重要な痕跡になります。
- ポップアップやエラー画面を撮影する。
- 異常が起きた時刻や操作内容をメモする。
- ログが取得できる場合は保存し上書きを防止する。
関係者へ報告し対応方針を決める
企業の場合は情報システム部門やCSIRTへ、個人の場合は同一ネットワークに接続している端末への影響を確認します。
- 状況を簡潔にまとめて共有する。
- 必要に応じネットワーク全体の隔離を検討する。
- 外部への影響が疑われる場合は迅速に連絡体制を整える。
専門業者に相談する
初動で判断を誤ると、適切な対応を行うための痕跡が消失する恐れがあります。専門業者であれば感染経路や被害内容を明らかにし、安全な復旧のための方針を示すことができます。
パソコンの警告画面が本物か見分けるポイント
パソコンの画面に突然「ウイルスに感染しています」などの警告が表示されると驚きますが、実際には偽の警告であるケースが多くあります。
本物か偽物かを冷静に判断できれば、不要なトラブルや追加の感染を防ぐことにつながります。ここでは、判断に必要な代表的なポイントを紹介します。
表示される場所や出現のしかたで判断する
OSやセキュリティソフトが警告を出す場合は、Windowsなら右下の通知領域、macOSなら通知センターに表示されます。一方、ブラウザのタブ内で大きく表示され、音声が流れるようなものは偽警告の可能性が高いです。
メッセージ内容の特徴から判断する
偽警告は「今すぐ電話」「◯分以内に対応しないとデータが消える」など、不安をあおる表現が多い傾向にあります。正規の通知では、具体的なファイル名や実行された動作が表示され、冷静に選択できるボタンが提示されます。
デザインや文面の不自然さを確認する
偽警告はロゴが粗い、日本語が不自然、文法が誤っているなどの特徴があります。また、アドレスバーのURLが正規ドメインでない場合も、詐欺表示の典型です。
安全な方法で真偽を確認する
画面の「OK」や「ダウンロード」などを押さずにブラウザを閉じることで、余計なスクリプトの実行を防げます。その後、自分でセキュリティソフトを開き、警告履歴が残っているかどうかを確認すると真偽を判断できます。
また、警告画面を消す際にも適切な方法で行う必要があります。以下の記事でパソコンのウイルス感染の警告の消し方の詳細を解説します。
パソコンのウイルス感染を防ぐための基本対策
ウイルスは日常のちょっとした操作の隙を突いて侵入します。感染を防ぐには、環境づくりと日々の使い方が大きく影響します。ここでは、個人・法人共通で重要となる基本的な対策を紹介します。
OSやソフトウェアを最新の状態に保つ
Windows/macOS、ブラウザ、Office、PDFリーダーなどを最新に保つことで、攻撃者が悪用する脆弱性を塞ぐことができます。ルーターやNASなど周辺機器の更新確認も安全性を高めます。
セキュリティソフトを適切に利用する
リアルタイム保護をオンにし、定期的にフルスキャンを実施することが重要です。また、定義ファイルが最新であるか確認し、ソフトが無効化されていないかを定期的にチェックします。
メールやWeb利用時の注意点を理解する
心当たりのない送信元のメールを開かない、不自然なURLを確認する、短縮URLの扱いに注意するなどの心がけが感染リスクを下げます。無料ソフトのダウンロードも信頼できるサイトから行うことが大切です。
外部デバイスやネットワークを安全に利用する
初めて使用するUSBメモリは自動実行を無効にし、スキャンしてから利用すると安全です。公衆Wi-Fiを使う場合はVPNを利用し、重要な作業を避けることが推奨されます。
アカウント管理とバックアップを適切に行う
標準ユーザーアカウントの利用や多要素認証(MFA)の設定は、アカウント乗っ取りリスクを大きく下げます。また、バックアップを別媒体やクラウドに定期的に保管しておけば、ランサムウェアによるデータ暗号化にも備えられます。
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